776: ナイ神父Mk-2 :2017/09/10(日) 00:01:17
大陸SEED 外伝 

とある技術者の日誌

CE77年 2月 8日

我々603技術試験隊を乗せた最上型24番艦チャオプラヤーは無事にガニメデ付近に有る衛星基地へと到達した。最新の巡洋艦で旧式の物より中継基地に寄る回数が少ないとは言え、やはり此処まで来るには時間が掛かる。我が国は良くもまあ此処まで開発できた物だと感心する。

CE77年 2月 14日

実機を用いた試験は来週の20日より開始らしい、我々は其れまでに期待の情報を把握する様に指示が来ている。しかし、地球圏や
艦内では資料すら渡されず此処に来て漸くと言うことは恐らく機密とされる機体と成るだろう。木星圏で機体試験は始めてでは無いが此処まで徹底した開発は始めてだ。■■■■-■■、一体如何言った機体なのか・・・

CE77年 2月 15日

前日のページを確認すると機体部分に関する部分が検閲されていた。上に確認するとどうやら基地内含むPCに機密維持の為に検閲用の機能を入れているらしい、まさか此処までして機密を守るとは・・・噂では機密を守る為に試験隊一つを全て始末して機密を守ったとさえ噂されている所なだけは有る。

CE77年 2月 19日

今回の機体の試験のアグレッサーを担当するアムロ・レイ少佐と合流した。プラント独立戦争で名を馳せたエースと合えた事は幸運だった。聞く所によると少佐は既に新型機を確認し、その前型機も受領していると言う、テストパイロットを務めるローラン少佐も若年で有るが優秀なパイロット聞いている。だが、この異様な程の警備機体の多さは何なのだろう?木星圏艦隊の元旗艦である土佐と新設された第六特務艦隊まで動員しているのである。たった数機の機体に此れだけの機体を投入するとははっきり言えば予想外でも有る。

CE77年 2月 20日

機体試験はトラブルが有った物の犠牲者や負傷者を出す事無く無事に終了した。しかし、あの機体ははっきり言えば恐ろしい・・・
あの時、■■■■■が暴走状態に陥った際、先に止めに行ったザクⅢ4機が一瞬で四肢を切り裂かれて無力化され第6特務の部隊も機動性に追いつけず良い様に翻弄されていた。PCが補正と追跡を行うMSで其れなのだ、我々の様な艦から様子を見る人間からはスラスター以外は見取る事は出来ずまるで瞬間移動をしているのでは無いかと思うほどの運動性を示していた。あの時アムロ少佐が動いてくれなければ我々も落とされていた可能性もある。

CE77年 2月 22日

昨日の暴走で軽い意識の低下は有った物のパイロットで有ったローラン少佐も無事だった様だ。少佐からの話しでは暴走中は意識が吸い込まれるよな感覚と自動防衛システムが起動していたらしい。技術部の報告では防衛システムがサイコミュによって過剰に反応したのでは無いか?と言うことで有るがあれは本当にそうなので有ろうか・・・僕自身の感想ではまるで機体が意思を持って動いて居る様に感じた。非科学的な事で有るのは解っているがそう思えて成らない・・・何はともあれ此れで我々が行う様に指令を受けた試験は終了である。

CE77年 10月 14日

あの試験の後、数ヶ月が経過後に聞いた情報では例の機体は3号機までで製造を終了したという話だ、その代りとして新型機として同じく量産検討の段階に入っていたシナンジュがアムロ少佐の使用していたタイプから外装に改良を加えて少数が製造された。軍の広報を見るとあの時試験に参加していたローラン少佐にも、シナンジュが与えられるらしい・・・何はともあれ噂の様に消されることも無く無事に生活できている事を喜びたいと思う。

RXUC-02に関する試験評価報告(一部抜粋)

RXUC-02 通称ユニコーンガンダムは試験に置いてその高い性能を発揮し、実戦経験豊富なエースと経験の無い兵士と言うハンデを物ともせず互角に戦闘を進めた。しかし、サイコミュの暴走の危険性や全身だけでなく装備の一部にもサイコフレームを使用する関係上、量産には適さない事から欠陥を改善し、此れまでの特機と同様少数或いは単機の生産のみに留める事が望ましいと考える。又、暴走時にシナンジュとの白兵戦で発生した不可視のフィールドの様な現象に関しても今後研究を進めていく必要が有ると具申する次第である。

                                      CE77年 2月 21日 オリヴァー・マイ 技術大尉

777: ナイ神父Mk-2 :2017/09/10(日) 00:02:19
以上ですWIKIへの転載は自由です。思ったより
筆が進まなかった・・・

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最終更新:2024年03月07日 00:28