462: 弥次郎 :2017/09/14(木) 23:50:02
大陸SEED支援ネタ 各国のMS及びMS用兵装群





RGX-01D ヴィクターD (ヴィクター ドラグーン運用装備)
全高:18.2m
基本重量:47.42t
全備重量:62.4t
動力炉:NJC付き核分裂炉
装甲材:PS装甲

固定武装:
75mm対空自動バルカン砲塔システム イーゲルシュテルン×2
MA-M01ラケルタビームサーベル×2

武装:
試作76.6mmビームライフル(グレネードランチャー付き)
複合型コンバットシールド(ビームガン兼ビームサーベル内蔵)
ドラグーンストライカー(大型ドラグーン×8)
MMI-M15 クスィフィアスレール砲×2

オプション:
大型推進剤タンク

概要:
大西洋連邦がザフトの兵器の技術検証用に製造した核動力「RGX-01 ヴィクター」を戦闘においてドラグーンの運用に適した状態へと組み替えたモデル。

ザフトのトップエース「ラウ・ル・クルーゼ」が搭乗し大きな被害を大西洋連邦へともたらしたプロヴィデンスは、その危険性と量子通信によるNJ影響下での誘導兵器という新技術から大いに注目を集めることとなった。
大西洋連邦ではプロヴィデンスの製造工廠を抑えるとともに、自軍にも類似の装備(ガンバレル)があったことも手伝い、少なくはない予算が投じられることとなった。残念ながらヴィクターのテストパイロットの中に空間認識能力者がいなかったため、母体となったプロヴィデンスとの戦闘経験のあるムウ・ラ・フラガ少佐が招聘されて短い期間ながらも運用された。

このMSではガンバレルストライカーを参考に大型のドラグーンユニットをヴィクターのバックパックとして採用している。
通常状態で6基、最大で10基もの大型ドラグーンを装備できる。パイロットの負担や搭載できる推進剤の量を鑑みれば多すぎると思われるが、これは展開したドラグーンの子機が破壊された場合には戦闘能力が大幅に落ちてしまうことを懸念してのものである。
事実、アークエンジェル級アークエンジェルのMS隊とプロヴィデンスとの戦闘においては当初こそ圧倒されたものの、本体を叩く前にドラグーンを積極的に狙い、それによって攻撃力を奪って徐々に追い詰めていったという戦闘詳報がもたらされ、これの増設が認められることとなった(※1)。母艦が近くにいる場合には子機と推進剤タンクを迅速に補給することもでき、継戦能力は元々のプロヴィデンスよりも向上していると結論付けられている。

また、大量のビーム攪乱膜が展開された場合あるいはドラグーンの全損に備え実弾兵器も搭載すべきとの声からザフトがフリーダムにおいて採用していたレールガンをテストも兼ねて腰部に搭載している。

このMSでの運用データはドラグーン系武装を用いる後継のMSたちに大きな影響を与えることとなった。

463: 弥次郎 :2017/09/14(木) 23:51:23

トルーパーType-099 / D-ソルジャー / ガンティ・マー



全高:18.87m
重量:82.24t
装甲材:TPS装甲
動力:NJC付き核分裂炉

固定武装:
MMI-GAU2ピクウス 76mm近接防御機関砲×2(トルーパーType-099時)
75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」×1(D-ソルジャー/ガンティ・マー時)

武装(トルーパーType-099時):
ドリルランスMA-SX628フォーディオ
MMI-M7S 76mm重突撃機銃
M68キャットゥス 500mm無反動砲
MA-XM4 バトルアックス
他、ザフト系MS武装を使用可能

武装(D-ソルジャー/ガンティ・マー時):
大型対ビームシールド
57mmビームライフル
試作型バズーカ
他、連合系MS武装を使用可能


概要:
ホバー走行MSの検証用MS。
元々はザフトにおいて、アフリカ戦線においてトラウマをザフトへと植え付けた大洋連合のホバー走行MS「ドム」の対抗馬の研究で開発され、その後大西洋連邦に接収され、さらに東アジア共和国にまで流れ着いたという数奇な運命をたどったMSである。

プラント争乱後半、ドムの情報がまとまってプラントに届けられたとき、既にザフト軍は北アフリカからは叩き出されていた。
その敗北は単なる物量さによるものではなく、配備されていたMSの質・数および戦略と戦術のいずれの面でも敗北したためであった。
その原動力的な役割を果たしたのが大洋連合の開発していたMSであり、特にホバー走行が可能なドムは高い評価を受けた。

しかしザフトは全く諦めておらず(※2)再度の地球降下と、地球の再度の占拠を行うプランが真面目に検討されていたとされ、その際に先兵として活躍できるMSをと計画されたのがこのMSの量産型であった。本機--コード名「トルーパーType-099」では、まずホバーエンジンの開発を行い、ついでミラージュコロイドによるステルスの装備、NJC付きの核動力の採用による機体の出力の向上、高い強度の大洋連合のMSを撃破できるドリルランスの実装。さらにはPS装甲と大型シールドの採用による防御の改善などが検討されていた。

実際には、ザフトはアフリカへの再侵攻はおろか、南米戦線への物資供給や制宙権の維持さえおぼつかなくなっている有様であり、最終的にはプラント本土へと逆侵攻を受け、他のMS開発が優先されることでこのType-099は研究が途中の状態で放置されることとなった。
終戦後、アフリカ戦線において活躍していたMSの情報が大西洋連邦と東アジア共和国に伝わるに従い、両国は仮想敵筆頭たる大洋のMSに対する研究資料を欲し、Type-099の開発チーム及び研究資料の確保に成功した。

機体形状は概ね大洋連合のドムのそれを踏襲したものとなっている。これは後述の理由から開発期間を短くすることが求められ、尚且つホバー走行MSというものをザフトが余り研究する余力がなかったことに由来している。
とは言え、丸みを帯びたボディーは実弾兵器の被弾に対して高い防御性を発揮でき、尚且つ空気力学的にも悪くないと検証されていた。
大西洋連邦及び東アジア共和国でもこれらは確認がとられ、防御面でも優れる装甲を有するドムに有効な攻撃を与えるにはやはりビーム兵器が必要なのだと結論付けられた。

464: 弥次郎 :2017/09/14(木) 23:52:28

武装はどの所属の時代においても一般的なMSの兵装を使用可能となっている。
元々、ホバーエンジンの検証用であり、新規の武装を専用に設計するよりも優先されるとみなされたためである(※3)。
その後、所属する陣営が変わったが、あくまで本命はホバーエンジンとみなされていた事もあり、あまり追加はされていない。
精々コネクターと武装ラックの追加などにとどまっている。

その後、ティエレンなどが完成したのちに、このMSは技術的資料として保存されることが決定され、東アジア共和国においてモスボール化がなされた。
また、大西洋連邦においてもプラントが試作していたパーツを元に組み立てて資料として保存されている。

このMSの影響を受けたMSはかなり多い。
東アジア共和国においては「ガンティ・マー」として実証実験を行いファントンそしてアンフ ティエレンへと繋がっていき、大西洋連邦においても「D-ソルジャー」として運用がなされ、新型のストライカーパックや通常のMSへの短距離ホバーの実用化およびカラミティ系MSのホバー走行システムの改良などに及んでいる。




RXZ-10TB ZZガンダム(サンダーボルト師団配備型)
全高:22.11m
装甲材:ガンダリウムγ
全装備重量:76.4kw
出力:7500kw
パイロット:イオ・フレミング少尉

武装:
頭部60mmバルカン×4
ハイ・メガ・キャノン
ハイパー・ビーム・サーベル(ビームキャノン兼用)×2
21連装ミサイルランチャー
2連装メガ・ビーム・ライフル
ニークラッシャー

オプション:
大型シールド
大型ビームガトリングガン
プロペラントタンク
追加ブースター
腰部6連装ミサイルポッド

概要:
大洋連合が開発した究極の可変MSを目標に開発したZZガンダムのサンダーボルト師団配備型。
本機が配備されたとき、すでにザフトは戦線を大幅に収縮させており、サンダーボルト師団は通商破壊から特殊な任務へと、機密指定がなされた合成麻薬「ライトニングロット」の開発・製造工場発見及び一切の資料の破棄へ回されることとなった。
それに伴い、サンダーボルト師団では配備MSの更新を実施した。その中で同師団のエース イオ・フレミング少尉にはフルアーマーガンダムに代わる新たなMSとしてZZが割り当てられることとなった。

本機はそのZZをフレミング少尉の要望に合わせてマイナーチェンジを行ったバージョンとなる。
マイナーチェンジと言っても武装の追加や一部装甲の形状や可変機構の変更などにとどまっている。
元々の性能でフレミング少尉の要求に応え得るポテンシャルを持っていたためとされる。

465: 弥次郎 :2017/09/14(木) 23:53:39

〇MEL PBL-01 プラズマビームランチャー

S-ARM傘下の企業「マラウイ・エレクトロニクス」が大洋連合の技術供与の元でプラント争乱終結後に開発したビーム兵器。
ガザ用に開発されていたプラズマビーム兵器を地上圏でも安定運用できるように改良したものである。
基本的な構造はガザのそれと同じであるが、アフリカでの運用を考慮し耐環境および砲身冷却用のカバージャケットがかぶせられている。
一応ビーム兵器としての体裁は整っているものの、やはりというべきか大気による減衰は大きくなっており、天候によってはミドルレンジでの威力が大幅に落ちるという欠点があり、天候や環境が良い事を祈るしかない。
とはいえ、有効射程に入ればバズーカなどよりも回避がしにくく確実にMSを破壊できるため一定評価を受けた。


〇MEL PBR-101 試作型ビームライフル

S-ARM傘下の「マラウイ・エレクトロニクス」がザフトの技術を元に独自開発したビームライフル。
CE式のビームライフルで、直接的な系譜としてはゲイツのMA-M21G ビームライフルの後継にあたる。
しかし、技術不足と環境への適応力が低いのが響いたのか故障や誤作動が頻発。また、高温にさらされた際には高い確率で銃身とビーム発生機構の冷却装置による冷却が追いつかなくなるという欠陥を抱えていた。

そこで不具合が発生した際に、機能を停止させつつ付随するタンクにためてある冷却ガスによる冷却を行う強制冷却装置と、銃身へ冷却フィンを兼ねた保護カバーを装着。さらに本体とケーブルによって接続することによって電力供給を確実なものとし、万が一の紛失などを防止できるようになった。……と、ここまでなんとか自力で改良を続けた結果、MSが携行し主兵装と用いるビームライフルとしてはあるまじき重量と取り回しの悪さと携行性の悪さを抱え込んでしまった。
ビームライフル本体よりもそれ以外の方が大きくなっていた。これに懲りたS-ARMは独自開発という方針を転換し、大人しくユーラシアおよび大洋に技術供与を依頼。後に完成度の高いビームライフルの開発に成功することとなる。



〇マラウイ・エレクトロニクス

旧マラウイおよび旧タンザニアに跨ってに本社を置く企業。コンピューター関連の技術を持っており、後にMS関連へと進出した。
アフリカの企業の中では比較的後発で、マラウイ湖から水路によって水を引くことで建設した工業団地を抱えている。

ヴィクトリア湖を中心とする工業地帯にはやや遅れをとっていたが、プラント争乱時にザフト地上軍がターゲットとした
マスドライバーから離れた後方であったことから戦災を逃れ、尚且つ安全な地域にある工業地帯の需要が高まり躍進した。
NJの投下によってインフラがガタついていたものの、救援に現れた大洋連合とユーラシアの支援の下で立て直した経緯を持つ。

戦後はプラントの技術者たちを少ないながらも引き抜き、自社の技術力を向上させ、S-ARMの傘下に納まった。
MSのセンサー系あるいは電装系を担当しており、ビーム兵器開発にも力を注いでいる。
やや独自技術にこだわりすぎるきらいがあり、S-ARMでは問題視する声も上がっている。



※1:ただし大量のドラグーンを搭載すれば重量がかさんでバランスが微妙に崩れるため、過剰な搭載は良し悪しとの評価を受けた

※2:懲りていないとも言う

※3:しかしザフトらしいというべきか、独自に「ドリルランスMA-SX628フォーディオ」を開発していた。

466: 弥次郎 :2017/09/14(木) 23:54:12
以上、wiki転載はご自由に。
SSを書くのもいいけれど、こうして妄想を形にするのもまた良いものですね。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年09月16日 10:48