422: 弥次郎 :2017/11/24(金) 20:57:16
【ネタ】日仏ゲート世界---日仏世界の品々様々
〇大身陣笠
フランスに派遣されるようになった人員に配られるようになった笠の一種。
元々は足軽や軽装の兵が着用する陣笠であったが、それを史実に存在したものより大きくしてつば広帽のように仕立てたもの。
窓から捨てられる汚物を防ぐために作られたもので、体をほぼ守れる傘を得にくい、もしくは役職上憚られる人に愛用された。
主な材質は革若しくは鉄を使用している。より安価なものではイグサや竹を編んだものもあり、総じて柿渋や漆を塗るなどして防水処置をしてある。当初は護身用という意味合いも強かったが、交流が続くにつれてフランス側の習慣も改められて行ったため、徐々に汚物除けという役目から純粋な笠としての役目に変化。
デザインや意匠をこらしたものが作られるようになった。
〇南蛮下駄
フランスに派遣された人員に提供された履物。
道や地面がお世辞にも綺麗とは言えないことから、そういった汚れを避け、快適に過ごせるようにと作られている。
革若しくはイグサや竹で水などを防ぐ外皮と、足を保護する内皮の二重構造を持つ。要するに和製洋靴。
靴底は特に厚めに作られており、蹄鉄のように金具若しくは木製の歯を装着することで汚れがつきにくくなるようになっている。
こちらも衛生環境等の改善によって徐々に歯の装着が廃れていき、純粋な革靴として使われるようになる。
〇藤島樽
フランスに水が輸出される際に使われる幕府指定の容器。
採寸・容量・材質は全て規定されており、幕臣の藤島家の封が使われることから藤島樽と呼ばれる。
江戸時代においてこの手の指定の奉書が使われたのは小判をまとめた後藤包などで、その重要度が窺える。
どちらかと言えばフランスが不利益をこうむらないようにするための幕府側のサービスといったところである。
サイズ自体は一斗樽を基準に作られており、専売においてはこれを基本的に最小単位としている。
これは、大きさを持たせることで密輸や強奪などをしにくくするための工夫である。
フランスに到着後には既定の手順で封が切られ、封をしていた封書の半分が幕府側へと変換される。
後にセンチメートル法およびリットル単位の導入によって採寸が改訂された。
423: 弥次郎 :2017/11/24(金) 20:57:48
以上、wiki転載はご自由に。
少しばかり妄想を走らせました。
さて、風呂入って寝る準備しますか…
最終更新:2017年11月25日 10:13