801: 弥次郎 :2017/11/28(火) 18:25:41
大陸SEED支援ネタ 各国のMS装備品



〇コンバットシールド

大西洋連邦のMSが配備していた防御用兵装。
外見イメージはジムストライカーの使用していたシールド。
サイズとしてはストライクをはじめとした本式生産のMSのシールドよりも小ぶりで、これ自体が格闘兵装としての使用を前提としている。

大西洋連邦は、MSのOS及びパイロットの技量的な面だけでなく、その製造ノウハウやどのような兵装が必要かについての知見が乏しかった。
その為黎明期には様々な兵装が開発され、鹵獲したMSや先行量産されたMSに装備させて積極的に前線で運用を行っていた。
本シールドはその中で開発された装備の一つである。

OS面での不安から、そしてバッテリー駆動のMSの性として大型のシールドというのは、その有効な防御範囲という利点を除けばあまり歓迎できるとはいえなかった。
重量があれば運動量が増大してバッテリー消費を増大させ、大型の武装を振り回すということは複雑なバランス計算が必須となり、レスポンス能力や反応性に劣っていたOSには重い仕事であった。確かにストライクなどではそれを実現していたのであるが、それは結局のところ初期においてはパイロットの反応性に合わせた、一般兵からみればじゃじゃ馬というべきOSであった。

そこで開発されたのが、この小ぶりなシールドである。
防御範囲こそ狭く耐久性は劣るものの、未熟なOSでも簡単に防御が出来、取り回しがよく、さらに言えば製造コストも本式のシールドよりも安く済んでいた。咄嗟の防御という意味では優れており、大型の火器を搭載したMSや機動力を優先したMSでも最低限の防御が担保できた。
OS等の完成後は徐々に出番を譲っていったが、プラント争乱を通じて大西洋連邦の一定の技量のあるパイロットやMSを保有する傭兵たちがその低い調達コストに注目して愛用し続けた。


〇大型コンバットシールド

上記のコンバットシールドの上位版。
コンバットシールドを二つつなげたような形状をしており、両端にはストライク若しくはバスターの兵装として開発されていた実体剣「グランドスラム」のブレードが装備されている、一種の攻防一体の兵装である。

実際の戦闘において、ジンやシグーを相手にビームサーベルをシールドで受け止めさせて拘束し、もう一つの兵装で殴りつけて機体を破壊もしくはバランスを失わせるという使い方がなされた。
これは技量のあるパイロットではできても一般の兵士にはなかなか難しいことであったが、ビームサーベルに回す電力が乏しい状態で咄嗟の武器として使うこともできるため、前線兵士からはある程度評価された。

初期こそ使われていたものの、MSの数が揃うことで当初のドクトリンの通り集団射撃戦が可能となったことで、この大型コンバットシールドは徐々に姿を消していくこととなった。


〇プロトフォルテストラ

ロングダガーなどで運用された外装モジュールであるフォルテストラのプロトタイプ。
制式量産に至る前の実践テストということで主に陸戦型ダガーを擁するMS隊に配備された。
主にバイタルパートと被弾しやすい箇所を中心に装甲をかぶせており、追加のスラスターなども備えている。
機動兵器としては運動性を奪うためにデッドウェイトとなる装備だが、機動戦闘の経験が乏しい大西洋連邦軍ではMSに一定以上の耐久性を持たせることには賛成であった。仮想兵装をジンおよびシグーの用いる実弾兵装とし、MS本体とパイロットを保護する役目を負わせている。また肩部にはレールガン及びミサイルポッドの搭載スペースがあり、火力の面でも底上げがなされている。機動戦が苦手なパイロットの生存性向上に大きく寄与した。

プラント争乱時では完成後に南米戦線に投入され、一部では制式仕様へのバージョンアップを行って宇宙での戦闘でも用いられた。ただし、遅れながらもザフトが配備し始めたビーム兵器に対しての防御性はあまり優れているとはいえず、実弾でも集中砲火を浴びれば流石に守り切れないというケースがいくらか確認されている。



〇試作76.6mmビームライフル

大西洋連邦軍において戦後に試作されたビームライフル。
戦時中の配備モデルと基本のフレーム構造は同じだが、内部のビーム発生機構の改良と口径の増大が行われ、ライフルとしてのバランスを保つために全長の延長と給電機構の見直しも行われている。
反面重量の増大と製造コストの高騰を招いたが、プラント争乱の後にザフトから回収したデータではそれまでのビーム兵器では大洋連合のMSに対して有効打を与えることが難しいと判断されて開発された。
このビームライフルのデータなどは後の核動力型ストライクなどに反映されることとなる。

802: 弥次郎 :2017/11/28(火) 18:27:06

〇MA-XM4 バトルアックス

ザフト地上軍において運用がされたMS用格闘兵装。
アックスの名の通り、大洋連合のMSが運用していたヒートホークと同じく斧をモデルとしている。
主に南米戦線のジャングルで重斬刀に代わって使われていた。

初期状態こそ短いものの、折り畳み式もしくは伸縮式の柄を持っているため、必要に応じて長さを調整することができる。また、超高振動機能を有しており、高い切断能力を発揮することができる。
対MS戦闘はもちろんのこと、邪魔になる樹木や藪を切り払うには十分な能力を持っており、現地ザフト軍では重宝された。
同戦線では大洋連合と同じくヒート機能の付いたヒートアックスも運用されていたが、加熱される刃の部分を使い捨てにすることや消費電力の問題からあまり普及しなかった。



〇MA-M4A マチェット

同じくザフト地上軍において運用された格闘兵装。
アーマーシュナイダーの亜種とも呼べる兵装で、重斬刀よりも短いながらも高い携行性と汎用性を備えている。
単純な耐久性でも優れており、質量による破壊は難しいが、その分急所や装甲の薄いポイントを狙うことができる。
また、短くバトルアックスと異なって単純な構造であるために作業用としても扱いやすかった。こちらも超高振動機能を搭載したモデルが存在した。

一説によれば、これの配備が進んだのはザフト地上軍、特に南米戦線において資材の不足や現地の生産ラインの限界が近づいたためとされる。
南米戦線においてはある程度の生産能力が用意され、少ないながらもMSの兵装やパーツの製造が何とか実行されていたが、その生産ラインは積極的な通商破壊や積み重なる損害によって麻痺同然の状態に追いやられたことが、このような生産の楽な兵装への生産切替につながったのではないかと後の大西洋連邦の調査は結論している。
実際、リーチの短いマチェットでの戦闘は間合いを詰める必要があるが、集団での射撃戦に徹するドクトリンの大西洋連邦軍は勿論、性能差及びパイロットの平均技量においてかなりの優位を保たれた大洋連合軍に対しては、悪手といえた。


〇MMI-M7A76mmカービン

MMI-M7S 76mm重突撃機銃から誕生したカービン銃。
元々ブルパップ方式を採用していた重突撃機銃だが、どちらかといえば対艦対MA用装備であったために、プラント争乱後半においては威力不足や取り回しの悪さが指摘されるようになった。
対MS戦闘ではリロードの一瞬の時間さえも惜しく、またシールドを標準装備する連合のMSに対しては従来のブルパップ方式ではパワーロスが大きく必要な威力を発揮できないのではという懸念の声がった。
さりとて標準的なアサルトライフルの構造を採用すると、今度は南米戦線での主戦場であるジャングルでの取り回しに響くとの意見から、妥協の結果としてカービンモデルへと落ち着くこととなった。銃身長自体は重突撃機銃よりも少し長めにとられており、ストックの長さ調整機能が盛り込まれるなど各種機能が充実。ブルパップ方式を捨てたことによってアンダーバレルショットガンなど
オプションの兵装を装着しやすくなり、総合火力は向上した。

803: 弥次郎 :2017/11/28(火) 18:28:22
〇サブアームユニット

主に大洋連合軍のMSにおいて運用された作業用アーム。
MSは元々人間と同じく二本の腕を有していたが、その大きさゆえに不得手な作業も存在していた。
それを補うのが、このバックパックに装着されるサブアームである。
デブリ帯の強行突破を行うサンダーボルト師団のMSではシールドを携行するために使い、掃海やMSの収容・改修を行う作業MSで手数を補うために運用されるなど、各所で活躍していた。
艦隊直掩のMSの一部ではサブアームと合わせて合計四丁もの銃火器を展開している姿も目撃されている。



〇ガトリングスマッシャー

大洋連合のMSの中でも主に高級MSであったペイルライダーが使用した試作兵装。
モチーフとなっているのはGラインが装備可能な同名の装備品。

四銃身のガトリング砲を二門とその弾倉がセットになっており、バックパックに装着される。
ザクキャノンで運用された対空ガトリング砲とは異なり、対MS戦闘を第一義として設計されているのが特徴で、使用される銃弾は対MS徹甲弾でPS装甲を有するMSが相手でも集中して浴びせることで容易くPSダウンを狙える。
反面、搭載したMSの機動性を維持するため、短い銃身を採用し重量を低減させたため、射程は少々劣り、射撃時の反動が大きいことから射撃精度は優れているとは言えない。
実戦においては中距離及び近距離における牽制射撃及び弾幕形成に利用された。



〇ライフル型操縦桿システム

大洋連合のMSの中でも狙撃戦向きの機体に試験配備された新型の操縦システム。
モデルとなっているのはガンダム00のデュナメス系列に配備された操縦桿。

実際のライフルと同じ形状・構造・寸法のトリガーとスコープがひとまとめになっており、
より生身での狙撃に近い感覚でのMSの射撃が可能となっている。スコープ部には狙撃に必要なデータが集約して表示されるため、スポッターなしでの精密射撃が可能となっている。反面、狙撃態勢から通常の操縦に戻るまでのタイムラグが通常の引き出し式のスコープと異なって大きくなるという欠点もあった。護衛MSとの合同での運用を行うことで発生する隙のカバーは可能とされたが、肝心のパイロットとの相性だけはどうにもならなかったため、配備数は限られた。

804: 弥次郎 :2017/11/28(火) 18:29:12
以上、wiki転載はご自由に。
ネタで登場させて説明が不足していた武装などの解説ですね

次は何を書きましょうか…リメイクするか短編の話を膨らませるか、ですな。

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最終更新:2017年11月30日 20:35