687: 弥次郎 :2017/11/27(月) 18:31:26
【ネタ】日仏ゲート世界---写本 死斑解報抄





写本 死斑解報抄

15世紀ごろ明から日本大陸へと伝わったとされる書籍「写本 死斑解報」の一部を、
当時の医師が加筆修正して理解しやすい日本語へと翻訳したもの。言わば、写本の写本を改訂した書籍である。

元々の「死斑解報」は、14世紀において大流行した死斑病(おそらくペスト)について当時の医師が症状・発症段階・推測される感染経路などを記録したものをまとめたものである。
また、何処でどの程度の使者が出たのかのデータを断片的に掲載しており、加筆にあたってはそれを統計的に分析にかけているのが特徴。
「死斑解報」が写本となって日本大陸へと伝来、いくらかの散逸や一部損失などを経て織田家へと伝わったとされる。

加筆・改訂にあたっては随所に解説や織田幕府の統治下において集められた資料同士の比較、別々の分野を専門とする複数の医師による議論や、当時の夢幻衆が有していた疫病対策についての紹介も合わせて行っている。
具体的にはノミ シラミ ネズミの駆除、焼酎や日本酒を薄めた液による殺菌、過熱若しくは熱湯による除菌、さらに衣類の洗浄や体の徹底した洗浄などである。その方法ありきではなく、どのような手順でやるべきかや必要な道具も絵やイラストも合わせて書かれている。また、シルクロードを経由して伝わったのか中東においてある種の植物が虫よけや殺虫剤として使われていることを紹介している。総じて具体性を持っており、抽象論ではなく具体的な対策を求めている。
結論段階でも「天子の徳が優れていないからこのような病が流行ったのだ」という諦観を語る原本に対し、「適切な対応を行えば拡大を阻止することが出来たのではないか」と述べられている。

ゲート開通後、この書籍はフランス語訳およびラテン語訳されてフランスへと輸出され、衝撃を与えることとなる。
現代においては先進的な医学書として広く認知されており、現在は原本が大日本帝国の国会図書館に寄贈されている。








嘘を言うなッ!









本書は夢幻衆が用意したでっち上げ本、あるいはつじつま合わせのための偽書である。
一応14世紀に中国で黒死病が流行したのは事実であるし、載っている対策方法は間違っていない。
中東や当時のオスマン帝国領であるセルビア原産の除虫菊(Tanacetum cinerariifolium)が伝染病のキャリアーとなるノミや虱に対して効果を発揮し、殺虫剤となることも間違っていない。

この書籍が用意されたのは、ひとえにフランスから日本大陸へとペストをはじめとした感染症がなだれ込むのを阻止するためである。
本来の歴史において日本に持ち込まれるのはだいぶ後の時代になってのことであり、それが早くに流入することによるパンデミックを警戒していた。
その為、何とかフランス側を説得し、有効な対策を打ってもらうために作り上げた。

結果的にはフランスの医学界およびフランス全体に衝撃を与えることができて、
ついでに実物の除虫菊を種や実物ごと手に入れることにもつながったので日本の利益ともなった。

688: 弥次郎 :2017/11/27(月) 18:31:57
以上、wiki転載はご自由に。
速攻で書いてみました。
速さは正義ですからね、仕方ありませんね。

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最終更新:2017年11月30日 20:50