258: トゥ!ヘァ! :2017/12/10(日) 21:52:19
大陸種×SRWOG 設定 その2



  • ACとAMS
ACは主に二つのタイプに分けられる。通常の量産品とそれらをカスタマイズしたノーマル。
テスラドライブやEフィールド、AMSなど高度な技術が使用されているワンオフモデルのネクスト。この二つである。

主に軍やPMC、一般傭兵などが採用し、大量運用しているのは基本ノーマルとなる。
ネクストはランカー入りするような凄腕や、国の誇るエース用として専用に組み立てられる(場合によってはフレーム規模から新規開発)専用機のことを指す。
また一部の企業では傘下の傭兵や契約した傭兵に広告と試験運用を目的としてネクストを与える場合も多々ある。
一般的には量産品がノーマルであり、高度な技術を使った専用機がネクストだと思ってもらって構わない。

動力はノーマルで超電導バッテリー。ネクストは核分裂炉。軍が採用しているノーマルやネクストでは小型核融合炉を搭載している場合もある。
またカラードに所属している傭兵ならば幾つもの審査をクリアし、資格を得れば自機へ核融合炉を搭載可能である。

ノーマルでは一般的な操縦方式(座席に座り操縦桿を始めとする各装置を操作する方法)を取っており、MSやMAなどとそう変わりはない。
ネクストでは主にAMS式操縦が一般的であるが、一部ではそれを用いない通常操縦を行っている人物もいる。

AMS式操縦は専用の手術を受け、機体と繋がるコネクタを脊髄に埋め込み、操縦する際には機体とダイレクトで繋がる方法。
基本操縦は一般の操縦桿式と変らないが、脊髄を通して脳と機体の動作がリンクしているため一般機と比べ反応速度と情報処理能力、精密性などが桁違いに上がっている。
また近年のモデルでは簡易的な脳波思考制御も取り入れているため思考による機体制御の補助も入っており、咄嗟の回避能力や迎撃能力、反射能力が向上している。
このため軍隊においても一部の部隊では本人の承諾のもとでAMS手術を行った精鋭部隊なども存在している(例:大洋連合の首領蜂隊などが有名)

かつては特殊な才能が必要であり、手術そのものにも高い危険性が伴う技術であったが、技術の発達と共に安定していき現在では義肢装着と同じような安価な普及技術の一つとなった。
傭兵やPMCの間で普及しているのは手軽な戦力強化に繋がるためである。最も相応に稼ぎのある傭兵やPMCでなければ手術費用と維持費用を用意できないため、AMS手術を受けている人物というのは稼げるだけの凄腕か何らかのパトロンがいるか、もしくはその両方ということの証明となっている。

傭兵ギルド「カラード」におけるランカーは基本このAMS手術を受けた人物で埋め尽くされているが上位陣では生身でこれに食い込んでいる人物も存在する(円卓の鬼神。メビウス1など)



  • イェーガー
大西洋連邦と東アジア共和国において開発されている特機群の呼称である。
その多くは約70~80mほどの大きさを持つ。

動力は専用の大型核融合炉。操縦はAMS接合とモーションセンサー装備のハイブリッド式。後にモーションセンサーはそのままにAMSは脳波制御に変えられた。
原作と違い一人乗り。

基本的にワンオフ式の機体ばかりであり、強力だがその分建造費と維持費用が掛かる。正に特機らしい特機。

軍用の量産タイプも存在するが、性能はワンオフタイプに大きく劣る。
異星人のバリアを突き破ること前提に開発されているため格闘戦装備や攻撃が多い。

新西暦世界がグルンガストを開発したことに触発され建造が開始された。70mから80mサイズなのは同じ50mクラス代の兵器では性能が劣ってしまうため、より大型化してパワーと性能を補おうとしたためである。
初期の機体では自前の技術のみで建造したため機動はしたが動きがぎこちないものであった。
そのため新西暦世界との技術バーター取引によって手に入れたTCGジョイント技術を用いて関節の負担を和らげスムーズな動きを可能とした。
またDC戦争以降はDCとの技術交流または亡命DC技術者からもたらされた小型テスラドライブや大型プラズマジェネレーター、全球体型Eフィールドなどの技術を採用した機体も増えており、以前よりも更に頑丈でパワフルかつ軽快な動きを可能としている。

ワンオフタイプイェーガーのみで構成された精鋭部隊が幾つか存在しており、大西洋方面を防衛するアヴェンジャーズ。太平洋方面を防衛するパシフィック・イェーガーズ、統合参謀本部直属のスパルタンズなどが有名。

一部の機体がDC戦争に義勇軍扱いとして参加。またL5戦役時には多数の機体がエアロゲイターへの迎撃に当たった。ゲート奪還戦とホワイトスター攻撃戦に参加し、大きな戦果を挙げている。

なおL5戦役中に撃破され、放置または廃棄された中には秘密結社「財団」により秘密裏に回収された機体も存在しており、修復された幾つかの機体が擬装を施されWLFへと横流しされている。

259: トゥ!ヘァ! :2017/12/10(日) 21:53:02
  • 亡命DC兵またはコロニー統合軍兵
DC戦争後にゲートを通りCE世界へと亡命してきたDCやコロニー統合軍の関係者達。
戦争後の彼らは現地にて潜伏するか、連邦軍に合流するかの選択を迫られ、何らかの理由でそのどちらにも付くことができない人物たちが中心となり亡命してきた。

彼等は自前の戦力以外にもまだ研究中の技術や設計構想のみの新型機など多くをCE世界へもたらした。
彼等の殆どはその後CE世界のどこかの国へ腰を落ち着けることとなったがL5戦役では自前の戦力を用いて反抗作戦へ参加したものも多い。
またノイエDC結成後はそれに合流するために再び新西暦世界へ戻っていった者も少なくなく、バン大佐が戦死した後には改めてCE世界へ亡命してきたノイエDC関係者も多い。
CE世界へ腰を落ち着けた者たちの多くはL5戦役で被害を被った各国軍隊の穴埋めとして正式に任官することとなった。
一部では技術職に進む者やそのまま現地の人間と結婚し、寿退職する者もいた。
亡命を希望した技術者達はそれぞれの要望した国家や企業へと引き取られていき、その後のCE世界各国における技術発展に貢献した。

彼等の取り扱いについては各国共に新西暦世界の地球連邦政府との交渉が揉めたがEOT審議会の仕出かしたこととを持ちだされ、これと相殺される形で決着がついた。



  • アンドロイドまたはAI技術
CE世界においてはゲートが出現する前からこの手の技術の研究が進められていた。特に大洋連合においては世界の最先端を未だに突き進んでいる。
ゲート出現後は新西暦世界との交流により、また新しい技術が盛り込まれることとなる。
この結果各国…特に大洋連合において大規模なブレイクスルーが多発。高性能AI開発及びアンドロイド開発に関しては一部では新西暦世界以上の技術を生み出すこととなる。
このため完全自立思考対話型AIとそれを搭載したアンドロイドの製造に関しては大洋連合が現状最も進んだ技術を保有している。

実際大洋連合では一部の特殊部隊においてパイロットの補助用アンドロイドが採用されており、多数就役についている(例:首領蜂隊)
このため法整備などについても急激に整えられている真っ最中であり、現状は一般器物以上、人間以下の存在として法的に確立している。
なお大洋連合に次いでこの手の完全自立思考対話型AIの開発が進んでいるのは意外にも東アジア共和国である。



  • クロスゲート
太平洋、大西洋、L5宙域、L1宙域の計四つ存在する謎の人工物。
新西暦世界とCE世界を繋ぐ唯一の手段である。

出現直後は両世界観やCE諸国間で取り扱いや所有権の問題で揉めたが現在はそれぞれ地球連合と地球連邦の管轄として中立地帯となっている。
CE世界側は各国から派遣されてきた戦力による連合軍部隊が管理し、新西暦側は地球連邦軍部隊が管理している。
それぞれのゲートには人工島や宇宙ステーションが近場へと設置され、各国の駐留部隊が日夜警備と監視を行っている。

260: トゥ!ヘァ! :2017/12/10(日) 21:53:39
  • 経済
この世界ではゲート出現まで大洋・ユーラシアの枢軸陣営と大西洋・東アジアの連合陣営による冷戦が継続されていた。このためそれぞれの陣営ごとのブロック経済となっていた。
しかし、ゲート出現後は新西暦世界との邂逅、統一政権である地球連邦政府の存在など様々な要因により結果的に枢軸、連合の冷戦は終結。
緩やかな交易から徐々に世界規模のグローバル経済へとシフトしていった。

この初めの時期にはそれぞれの陣営においてありとあらゆるものが商品となった。娯楽から食べ物。ファッションから思想までありとあらゆるものが世界規模で飛び交い巨大なバブル経済へと発展していった。
このため各国はこれまで以上の国力を蓄えることに成功している。反面どこかで何かがこけた場合は世界規模で被害が連鎖するため、ある程度国家による自制の縛りがかけられることとなった。
このバブルは60年代半ばまで続いたが以降は各国の努力もあり緩やかな減少傾向を辿ることにより軟着陸の様子を見せていた。
しかし、69年に起きたDC戦争により俄かに軍事関係の株式が高騰。それ以外の業界ではゲート越しの戦争という状況によりある程度の安定を保っていたため限定的な軍事バブルが巻き起こることとなった。
この動きはDC戦争終結まで続くが、その後はエアロゲイターに備えるための各国の軍備整備熱に乗りかかる形で上昇傾向が続いていくこととなる。

そしれL5戦役の勃発によりCE世界各地においてもエアロゲイターによる襲撃が頻発した結果、世界規模の経済混乱が巻き起こることとなる。
この時点では事前に組んでいた各国の対策などほぼ無意味に等しく、各国は戦時特例による統制経済を行い危機を凌いだ。

L5戦役後は各地の復興特需に乗る形で世界規模での建築・運搬関係バブルが発生。各国はこれを奇貨とする形で損耗した軍備の再建や国土の復興を促した。
それ以降も軍の新型機受注や新西暦世界との交流により世界経済は緩やかな上昇傾向を続けており、何らかの大規模な軍事衝突が起こるたびに一時期経済が混乱しながらも、その後の復興特需や軍備再建特需に乗る形で各国の経済規模は回復と上昇を繰り返している。

なお幾度もの宇宙人や怪物、異世界人の襲来によりエイリアン保険やモンスター保険、はたまた異世界保険やクロスゲート保険など変わった形の保険業が生み出されている。

261: トゥ!ヘァ! :2017/12/10(日) 21:54:35
投下終了
用語あれこれの説明や経済についてつらつらと。

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最終更新:2017年12月14日 13:35