402: ナハト :2017/12/13(水) 00:10:44
今日はマルセイユの誕生日という事で戴いた
- マルセイユのお気に入り銃器解説
- キミとつながる空でのシャッキーニとの絡み
- アフリカ部隊メンバーとの交流を書いた何も起きない平和な一日で。
このお題を使って書いてみた
539: ナハト :2017/12/17(日) 22:07:20
私、シャーロット・E・イェーガー501部隊解散後、扶桑に来て倉崎会社に就職した
何でも、宮藤博士が気に入ってくれたこと、そして開発する機材のテストパイロットとしてうてつけだったそうだ
私は軍を辞めても問題はなかったのだが、軍がちょっと待ってくれと!文字通りしがみついてきて
なんやかんやの事があって、結局、出向と一定の成果を共有するということで倉崎へ就職が決まった。
それからは技術者として毎日、研究をしたり、機材を組み立てたり、テストパイロットをしたり、他の技術者と喧嘩をしたりと
忙しくも、充実した毎日を送っていた。
そんなある日の事だった。
アフリカに行った部隊が倉崎製の新型ストライカーユニットの飛燕Ⅳ型の機材が集団で不調を訴えたので
修理に向かってくれと出張をお願いされたが、私はそれを受け入れ飛行機を乗り継いでアフリカに来たのであった。
途中地中海に寄った時にはルッキーニがやってきて、そのまま一緒になってアフリカへ連れてきた。
こうして、アフリカに到着した私はまず部隊長の加東に挨拶することになった
ミーナよりも年上と聞いていたが扶桑人は皆若く見えるもんだな。
ここは多国籍軍で陸空の綺羅星揃いだと実感するよ。
続いて、故障が頻出したというストライカーユニットを見せてもらったが
原因はすぐにわかった。整備士が見えにくい部品が壊れていて、恐らく数か月前に材料を変更したのが原因だろう。
このケースは他の部隊にもあるかもしれないから、しっかりとレポートと製造番号を纏めないとな
とレポートでカリカリと纏めていたら、哨戒任務に行ってたハンナ・ユスティーナ・マルセイユが帰って来た。
謎の多いライトニングフォックスメンバーの中で最も露出が多いとされるマルセイユであるが
噂だけでもJG52に居た頃には既に人類初の100機撃墜スコアを達成しただの、一度の出撃で10機も撃墜しただの
ルーデルと撃墜競争をしただの、刀だけで12機連続斬りを達成しただの色々ある聞いたことある
私も501部隊と言う魔境にいたと少なくとも自負はしていたが、マルセイユと正対したときはその自負すらも吹き飛んだよ
なんというか自然体であるのに隙が全く見えず、何よりマルセイユは笑っているのに蛇に睨まれた蛙のように体が動けなかった。
「やあ、私はハンナ・ユスティーナ・マルセイユだ。よろしくな」
「ああ・・・・私はシャーロット・E・イェーガーだ。アフリカの星にお会いできて光栄です」
「こちらこそ、非公式ながらも音速突破し、音速の女王と会えて嬉しいよ」
これが本物の修羅を体験したウィッチなのかと私は思った。
「お前、作業で汗をかいただろ?なら水を飲め、ここで脱水症は死につながるぞ」
「おお、ありがとう。一杯ほしかったところだ」
「なんなら、牛乳もいいぞ。師匠が選んでくれた牛から搾った牛乳は絶品だぞ」
と、ニカッというマルセイユの背後にルッキーニが忍び寄り
「あたしは牛乳よりもこっちの方が好みかなー!」
「あっ!こら!ルッキーニ!!」
ルッキーニの手がマルセイユの胸の方に伸びようとしてたが
スカッと外される
「あり?」
つんのめるルッキーニの背後からマルセイユが刀の柄でコツンとルッキーニの頭に小突く
「こら。いきなり揉もうとするな」
「えー、じゃあ、揉んでいい?」
「揉まさん。この胸は私が心に決めた者しか揉まさないと決めてるんだ」
「うじゅじゅー、ざんねーん」
などと漫才染みたことをやっていたが、側にいた私はマルセイユがどのように回避ししたのかが
一切見えなかったのだ。側にいたにも関わらずだ。
540: ナハト :2017/12/17(日) 22:08:33
整備を終えて、ご飯となったが、マルセイユと近くの席となって色々と会話をする機会を得た
MG34を使い続けるのは、MG42と比べて命中精度がよく、指切りがしやすいからだそうだ。
MG151/20を使ってみたいそうだがナイトウィッチに優先的に回されてコチラには回らないそうだって
過去に、補給に来たMG151/15を使う機会があったが、なかなか良かったが試作品だったので今は回収されてとても残念そうだった。
私が、エリコンの20ミリはどうだ?と聞けば軽いのは評価するが弾速が遅いのが困難だって
弾道予測ができるからってタイムラグがデカいと当たるもんがあたらなくなると
次にストライカーユニットの事も尋ねた。
マルセイユは扶桑の飛燕を使っているが何か理由があるのか?と聞けば
私は、ネウロイに急速に接近し、ネウロイの懐に入り込んで戦う戦法を得意としてるが
その際に重要なのは機動性と加速と速度の3つであるという
で、カールスラント製のFw190は横の旋回性が駄目だという。急速に旋回したらガタガタになると。D型で幾分か改良されてるがまだまだだという
Me109はF型は旋回性は良いのだが、速度と加速がまだまだ足りないという。G型は重たすぎて論外だという。後、死にかけたらイランらしい
その点、扶桑の飛燕は加速性能、機動性、最高速度の3要素どれをとっても最高だという。
だから、今回飛燕Ⅳ型を楽しみにしてたのに不調騒ぎにとても残念だったという
私はそれを聞いて、必ず直してやるから任しておけ!と言ったら横に新たな人が座って来た
その人はマイルズ中佐でアフリカ軍団の陸戦ウィッチを纏めており、マルセイユと同じくライトニングフォックスメンバーである。
マルセイユとマイルズ中佐は名コンビであり、彼女二人でアフリカを支えていると言っても過言ではない
マイルズ中佐とマルセイユと交えながらストライカーユニットや武器の話し合いをしてみたが
陸戦ウィッチには倉崎からもたらす新兵器の評判が一番よく、それでも細々とした不満があるようで
それも改良のメモに加える
その晩から徹夜で整備を行いついでに好みも聞いておいたので改造をして
翌日試運転してもらったマルセイユが使いやすくなったストライカーユニットに大変喜び
ウチの専門整備部隊にこないか?と誘われたが、私は倉崎でまだまだやることがあるからって断った
542: ナハト :2017/12/17(日) 22:09:13
それからしばらく数日間整備と報告書のまとめおえ、アフリカのメンバーと観光しに行った
観光に行くバザールという市場はスエズ運河死守当時に切り捨て命令を出されたカイロなどの民で構成されていて
マルセイユが来た当時はかなり恨まれていたが、マルセイユが私は決して見捨てることはない!と言い
バザールに大規模なネウロイが侵攻してきた時に、たった一人で向かい、撤退命令を無視し、数日間守り通したという
勿論、ネウロイ撃退後は処罰を受けたが、町の人の嘆願により軽くなり、ウィッチに対する感情も逆転したのであった。
案内してくれるのはマルセイユの相棒であるライーサと扶桑から来た西絹代で
道中、ライーサにマルセイユの相棒を務めるのつらくないか?と聞けば
高機動で動くティナについていくのは大変ですが
ティナの相棒を務めるのは大変名誉なことだと思ってます
なにせ多くいたウィッチの中から私を選んでくれたのですからと
私はなるほどと思い、西絹代には私は元バイクレーサーで陸のスピード記録保持者なんだが
陸戦ストライカーユニットで速い物はあるか?と聞けば、彼女は畏まった態度で
他の部隊と歩調を合わせる関係で速度はそれほど大きな差は出ることはないが
ブリタニアのクルセイダーはリミッターをカットすると時速80km以上でたこともありました
と言ってきたので、私は扶桑に帰ったら陸戦ストライカーユニットで世界最速の記録を作るのも面白いかもなと思ったものだ
それと、アフリカに来る際に便乗したお下げの新人ウィッチの様子はどうだ?と聞けば
鬼と形容するのも優しいマイルズ中佐に毎日しごかれており、早速泣いております。
それを慰めるのが私の役目ですとのこと。
私はそれを聞いて南無南無ーと心の中で思いながらバザールにたどり着いた。
バザールは小さいながらも活気のある町で、私達が来たら大いに歓迎された。
色んな珍しい物が沢山あり、倉崎へのお土産、私用の土産、留守番中のルッキーニにあげるお菓子と買う
買い物を終えて昼食となり、ケバブが出されて
ライーサはチリソースを進めてきたが、アロハシャツを着たおっさんがいやいやケバブはヨーグルトソースだろ!
と横やりが入り、食べ物で戦争をしている間に、西絹代がおススメられたケチャップを賭けて食べる。
うん、美味い!!
帰ってみれば、ルッキーニが泣きながら正座していた。
どうも、マイルズ中佐の胸をもんでうっかり垂れた乳もいいねと言ってしまったのが原因のようだ。
私が許してやれよと言い、ルッキーニにお菓子をあげて慰めたのであった。
こうして、アフリカで観光と買い物を終え、仕事をサクサクと片付け
ネウロイの襲撃もなく帰っていったのであった・・・・
543: ナハト :2017/12/17(日) 22:09:43
改訂終わり
548: ナハト :2017/12/17(日) 22:22:17
405の後書き改訂
終わり
シャーリー視点で書いてみました
マルセイユ誕生日おめでとう
それと、本文のマルセイユによるバザール防衛戦は
原作同人誌にもありますが、それよりも前で
アフリカにまだ四人いた頃の時期です。
最終更新:2018年01月08日 16:01