718: トゥ!ヘァ! :2018/01/13(土) 21:20:05
大陸seed本家支援 ユーラシア連邦量産機 ゼクアイン



  • ゼクアイン
全長:19.2m 本体重量:37.6t
装甲材:ルナチタニウム
武装:ビームライフル ビームサーベル 120mm大型マシンガン ミサイルポッド クレイバズーカ ビームスマートガン 対艦刀 肩部バルカン
防御機構:携行式光波シールド 肩部実体シールド
動力:ミノフスキー式核融合炉
出力:2400kw


大陸世界側のユーラシア連邦が開発した新型汎用機。ロールアウトはCE76年半ば。
ハイ・ローのロー機として開発が進められたMSである。

プラント(大陸世界)との戦後においてユーラシアは様々な機体を開発していたが基本は大戦中の機体の再設計機か、性能を求めて極端な機体ばかりであった。
現在主力として運用しているリゲルグ(ナイ神父氏版)はゲルググの再設計機であり、出力こそ核融合炉(輸入品)を搭載しているため高いが基礎的な設計は古い機体であった。
新規設計であるリックディアスにしても重要な分では大洋産技術にその多くを頼っており、ガルバルディにしても基本設計が大戦中の機体の折衷案のため陳腐化の速さが懸念されていた。

この折り合いの悪さと大洋技術への依存率の高さ、軍事的に重要な汎用機へのノウハウ不足を懸念した軍部が改めて発注した完全自国産汎用機…の予定であった。
なおそれとは別に軍部は大洋技術を含めた最新技術を多く採用したハイに当たる新型機設計を同時並行で進めていく体制を取っており、その結果開発されたのがガーベラシリーズ(ゴブ推し氏)とハイペリオンの後継機シリーズ(霧の咆哮氏)である。

話を戻す。とにかく新規設計の汎用機にユーラシア軍部は飢えていたのだ。出来れば自国の技術のみで完結できた使い勝手が良く、生産性や整備性も高く、汎用性もある機体を。
これに対してほぼほぼダメもとで設計局へと命令を出したところなんと「いやぁ。無理っす」との返答が帰って来た。
彼等設計局言わく現在の基礎技術だけでは軍の求めるような機体の開発は不可能ということであった。
このため軍部の人間は自分達が想像していた以上に自国の基礎技術が遅れていることを再認識することとなる。

それはさておき新型機の設計である。
打ちひしがれる軍人達を横目に既に自国の状況などとっくの昔に心得ていた技術者たちは大洋からもたらされた技術も含めて妥当な機体の設計を提出した。
それがこのゼクアインである。

719: トゥ!ヘァ! :2018/01/13(土) 21:20:43
装甲材には自国で精製可能となったルナチタニウムを使用。大洋連合製のガンダリウムにはまだまだ届かないレベルながらも十分な強度を獲得することに成功した。
また精製レベルをハイの機体よりも落とした代物を使用しているためコストも多少なりとも改善された。
これによる強度の低下はコックピット部分や関節部などの重要部分の重装甲化により賄われた。
いざという時の脱出機構も完備しているため生存性は高い。
リニアシート、全天周モニターなどリックディアスで培われた技術の多くもより洗練された形で引き継がれており、ムーバブルフレームの全面導入など新規技術の採用も行われている。

動力においてはミノフスキー式核融合炉を使用。出力は2400kwとリゲルグ(ナイ神父氏版)やリックディアス、ガルバルディを超えるものとなっている。
これは単純に大洋の主力機も大戦中より融合炉の出力が上がっていったため、相対的に輸出を許可される融合炉の出力基準も上がっているためである。

採用しているスラスターに燃焼効率に優れたものを採用しており、高い出力で長時間の戦闘が可能となっている。
このためローの機体ながらも結果的に高い運動性の獲得に成功している。
反面代償として長時間使用するためにスラスターの寿命が短くなっているため、戦闘後には小まめなチェックや交換が求められている。

機体の駆動システムに関してはフィールドモーターとマグネットコーティングによる現在一般的な合わせ技を使い、機体の俊敏性と反応性を向上させた。
このためスラスターと合わせ、見た目からは想像もできない軽やかな動きを可能としている。

武装は肩部に装備ラックを備え付けており、様々なオプション装備の使用が可能となっている。
通常兵装としてビームライフルとビームサーベルを完備。ライフルには銃身の下部にグレネードランチャーが装備されている。
肩部へドラムマガジンを装備するタイプの120mm大型マシンガンや同じく肩部へ装備する形となるミサイルポッド。手持ち式のクレイバズーカなど安定性を求め実弾兵器も多く採用されている。
肩部ディスクレドームを装備して扱うビームスマートガンは高い出力と射程を誇りながらもレドームによる索敵能力も合わさり命中率に関しても改善されている。
またミサイルポッド同様肩部へ装備するタイプの短砲身バルカン、接近戦用の対艦刀など近接装備も充実。
このようなに様々なオプションが用意されているため近接戦から遠距離狙撃。対艦攻撃までこなすマルチファイターとなっている。

シールドは肩部に装備する形の通常実体シールドと腕部に装着する形の陽電子リフレクターやアルミューレ・リュミエールを応用したビームシールド(光波シールド)の二通りが用意されている。
前者は手元が空くため細かな対応が行いやすく、後者はより安全に敵の攻撃を防ぐことが可能となる。
なお機体のエネルギーをより消耗する形とはなるが肩部へ光波シールドを装備することも可能である。

欠点としてはそれぞれに特化された機体には及ばないことが挙げられるが、この点は汎用機故の命題なので仕方のないことである。
汎用機に求められるのはいかなる状況でも一定のパフォーマンスを発揮することであるため、そこまで問題視されなかったという点も大きい。


総じてとにかく無難な仕上がりを見せたゼクアインであるが、その中身はこれからの要望にも答えられるようできる限りの発展性を持たせており、後に大型化されたゼクツヴァイ、原点回帰を行い汎用MSとして再設計されたゼクドライなどが誕生してくこととなる。

新規設計機ということで初期の生産と配備にはまごついたが、そこは生産ラインの転換が進むつれ解決していきCE79年代までにはユーラシアにおけるロー機の全体の5割ほどがゼクアインへと代替えされていった。

720: トゥ!ヘァ! :2018/01/13(土) 21:21:30
投下終了

取りあえず無難オブ無難にまとめた。
リックディアスよりも使いやすく、リゲルグよりも新しく、尚且つローなんで数を揃えやすくまとめたのがこの機体。

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最終更新:2024年03月05日 21:15