516: トゥ!ヘァ! :2018/01/30(火) 21:27:10
  • シャイニングガンダム
全長:17.0m
重量:28.8t
装甲材:ガンダリウム合金セラミック複合材
動力:プラズマジェネレーター
特殊:ダイレクトモーションリンクシステム(DMLS) 人工気力増幅装置 スーパーモード
武装:頭部バルカン 肩部マシンキャノン ビームソード 腕部内蔵式ビームショット
技:シャイニングフィンガー シャイニングフィンガーソード

大洋連合が開発した特殊なMS。大洋連合における特機開発の権威カッシュ博士とミカムラ博士に二人の手により設計された機体。
開発コンセプトは特機クラスの戦闘力をコンパクトに収めたMSである。

一種の実験機的な側面も多分に含まれており、様々な新技術が使用されている。

オカルト系技術を用いて開発された人工気力増幅装置。不活性マグネタイト貯蔵タンク。それらによってもたらされる気力を操るためのマルチエネルギープライヤー。上記二つを用いて発動させるスーパーモード。
その気力を機体へ反映するためのナノマシン加工。機体動作をスムーズに行うための人工筋肉の採用。
テスラ研とDCからもたらされたダイレクトモーションリンクシステム(DMLS)の搭載。
などなど。

一つ一つ説明していこう。
人工気力増幅装置はこの機体の要の装置の一つである。大洋連合独自のオカルト技術を基幹に搭乗者の気(プラーナ)の増幅装置として開発されたのがこれである。
プラーナ、またはマグネタイトなど様々な呼称が存在する、いわゆる生命エネルギーと呼べるものを増幅するための装置がこれである。
大洋では以前からこの手の装置の開発が進んでいたため、それをMS用に手直しして開発されたのがこの人工気力増幅装置である。
搭乗者の発する気を人工的に増幅させる装置であり、これを介することで機体の様々な機能や武装を強化が可能である。

マルチエネルギープライヤーとはこの人工気力増幅装置により増加した気を効率的に操作し、機体へ循環または武装へ供給するための操作装置である。
この装置のおかげで有り余る気力を効率的に使用することが可能となった。

新式性マグネタイト貯蔵タンクとは文字通り不活性化されたマグネタイト(生体エネルギー)を貯蔵しておくタンクである。
旧暦の時代からこの手の不活性マグネタイトの貯蔵に関する技術は研究されており、小型の携帯やスマートフォンといった小型携帯端末などでも神霊クラスの分霊を召喚、維持するだけの量を蓄えておくことが可能である。
シャイニングに搭載されている不活性マグネタイト貯蔵タンクは既存の技術を流用しながらもより多くの不活性マグネタイトを貯蔵し、それを機体や武装へ流すことが可能な軍用仕様である。
主に軍の対怪異対策部隊やヤタガラス直轄の機甲部隊などでも使用されている。
MSに搭載する物のため小型携帯端末が貯蔵できる量とはけた違いの不活性マグネタイトを貯蔵できる。
主に人工気力増幅装置の補助として搭載されているタンクであり、スーパーモードなどの気の消費が激しい場面において搭乗者の消耗を軽減する目的で使用される。

ナノマシン加工は機体各所へ気を伝わせるための補助となっており、これを通して各装甲版から人工筋肉、武装へと気が流れていく。

人工筋肉はDMLSによるパイロットの動きをより柔軟に機体が再現できるようにするために採用された。
ナノマシン加工と合わせ、軽い筋の断裂などは自己修復が行われている。
これはあくまで人工筋肉の動きを補助するための措置のため、機体への直接的なダメージを回復させるほどではない。

DMLSはダイゼンガーやヴァルシオーネなどに搭載されているものと同様のシステムをMSに適応するように手直しした代物。
これにより人工筋肉と合わせて、非常に滑らかな機体動作を可能としている。

517: トゥ!ヘァ! :2018/01/30(火) 21:27:44
この機体の特徴であるスーパーモードについて説明する。
これは人工気力増幅装置により増加された気とジェネレーターから生み出されたエネルギーを爆発的に機体全体へ行き渡らせ、機体の出力を1.5倍まで引き上げる一種のブースト機能である。
人工気力増幅装置とマルチエネルギープライヤー、そしてプラズマジェネレーターを最大稼働させることによりエネルギーの過剰供給をもたらした後にナノマシンを介して機体の全体へエネルギーを張り巡らすという仕組み。
この際エネルギーを介しているナノマシンが発光し、機体全体が黄金色に輝く現象が報告されている。
またスーパーモードによる搭乗者の過剰な気の消耗を防ぐために機体に搭載されている不活性マグネタイト貯蔵タンク内のマグネタイトをマルチエネルギープライヤーに通し、搭乗者の気の代わりとして消費している。
このため搭乗者の気の消耗を抑えられており、急速な消耗による継戦能力の損耗を防いでいる。
しかし、この予備の貯蔵タンク内のマグネタイトを合わせても最大で10分の稼働時間しか得られず、スーパーモード終了後は極端に機体性能が下がってします。また使用戦闘後は機体のオーバーホール整備が必要となるなど欠点も多い。
このため本来はリミッターが設けられており、通常時には発動しないようになっている。
だがパイロットが強い感情に支配された場合はDMLSを通して人工気力増幅装置が過剰作動するという現象が報告されている。
このためパイロットには出来る限り安定した精神状態を続けられる人物が求められる。
最もこの状態は悪い事ばかりではなく、本来1.5倍ほどの出力向上のはずが、この一種の怒りの暴走状態と呼べるスーパーモードでは2倍近い出力数値を叩き出している。
しかし総合的に言えば機体やパイロットの消耗も激しくなるため推奨されていない状態である。

これらスーパーモードの状態では機体の各種性能のみならずビームソードやビームショットなどのエネルギー兵器の出力も向上している。
またシャイニングフィンガーの出力も向上し、シャイニングフィンガーソードの使用が可能となる。
これはシャイニングガンダム最大の技である。

518: トゥ!ヘァ! :2018/01/30(火) 21:28:21
ここからは武装の紹介を行う。

武装は頭部のバルカンと肩部のマシンキャノン。二本のビームソード(サーベルよりも出力と収束率が高い)、腕部籠手内蔵式のビームショット(通称シャイニングショット)。
射撃武器に関しては音声認識での稼働となる。

必殺技はシャイニングフィンガー。これは腕部のマニピュレーターを液体金属で覆い、そこへエネルギーを供給し超白熱化。掴んだ物体へエネルギーを注ぎこみ、マニピュレーターの熱量と合わせた内と外から粉砕する技である。

シャイニングフィンガーソードは後に説明するスーパーモードにおいて使用が可能となる技。
シャイニングフィンガーに用いたエネルギーを全て一点へと集中させて剣状に固定した物であり、スーパーモードによる出力向上と合わせ高い熱量と収束率を誇る。
このため疑似的な斬艦刀として扱うことが可能。
シャイニングガンダム最大の必殺技である。

これらのような新技術、新武装を多数盛り込むことにより17mというサイズながらもカタログスペック上は特機に張り合える機体に仕上がった。
しかし、操縦者の動きをそのままトレースするDMLSを始め、人工気力増幅装置とそれを使ったスーパーモード。柔軟すぎる動きを実現する人工筋肉やそれを支えるナノマシン加工など様々な要因が合わさり非常にピーキーな機体になってしまっている。
このため非常にパイロットを選ぶ機体となってしまったためテストパイロットの選考に苦労する羽目となる。

条件としては実戦に通用するクラスの武術を習得しており、機体システムへの最低限の理解が行える知識を有しており、更に気力の操作も可能な人物。そしてスーパーモードを暴走させないために精神統一が出来る者であれば好ましい。などなど。
更にただでさえピーキーで扱いにくい機体であることも合わさり、軍内にはろくに扱える人物が存在しなかった。
一時は練武館かヤタガラスからパイロットを選考する話もあったが、カッシュ博士とミカムラ博士の推薦によりカッシュ博士の息子であるドモン・カッシュで一度テストを行うことが暫定的ながらも決定された。

その後機体はダイレクトモーションリンクシステムの最終調整を行うために新西暦世界の北米テスラ研へと移送された。
これは元々DMLSが新西暦世界側からもたらされた技術だったため、それに詳しいテスラ研へと調整が託されたのである(裏ではバルトール事件と修羅の乱の勃発を見越した夢幻会が手をまわした結果)
外部機関のテスラ研へ機体の調整を依頼する際には人工気力増幅装置などの一部重要装置はブラックボックス化が行われた後に引き渡された。

丁度良くテストパイロット候補であったドモン・カッシュ氏も新西暦世界へと渡航していたため、現地でのテストも行う予定であった。
しかしテスラ研へ機体が運び込まれたのと前後し、バルトール事件が発生。更に続いて修羅の乱も勃発し、機体の調整に遅れが出てしまった。
このため機体の最終調整が終了したのはバルトール事件が集結し、修羅の乱が勃発した後の半ばほどである。

調整が完了した際に近場まで来ていたドモン・カッシュ氏が民間人を守るため修羅の襲撃に晒されているという状況から、機体の護衛として共にやって来たCE世界の人物にシャイニングガンダムを託し、ドモンの元へと届けさせることとなる。
結果としてドモンは無事シャイニングガンダムを受け取り、これを扱いこなすことに成功する。

その後はクロガネ部隊へ合流した後にハガネやヒリュウと共に戦い続け、ソーディアン突入にも参加。
ラスボスラッシュを切り抜けていくこととなる。
アナザークライシス時にも相変わらずドモンの愛機として活用され続けており、この時期ではドモンの成長も合わさり暴走スーパーモードになることはなくなり、代わりに明鏡止水スーパーモードを習得している。

第二次OGの封印戦争では中盤の終わりごろに後継機であるゴッドガンダムに乗り換えるイベントが発生するため、シャイニングガンダムはそれでお役御免となる。

519: トゥ!ヘァ! :2018/01/30(火) 21:28:56
投下終了
大まかな設定はそのままで人工気力発生装置を増幅装置に変更し、そこらに関わる設計をざっくりと変更しました。

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最終更新:2018年02月03日 11:05