903: トゥ!ヘァ! :2018/02/11(日) 21:16:05
大陸種本編支援 大陸大西洋連邦迎撃機
- TS-MA5 スターファルコン (フライングパンケーキ)
全長:20.7m 重量:45.3t
防御機構:ビームコート
動力:高性能バッテリー
武装:大型ビームキャノン ミサイルポッド 150mmガンポッド 大型対艦ミサイル
大陸世界の大西洋連邦が開発した迎撃用MA。大洋連合が保有する大型飛行母艦への対抗手段として開発された。
当時の大西洋連邦はプラントの戦争後、大洋連合の大型飛行母艦兼爆撃機に対して強い警戒心を抱いていた。
大型故に搭載ペイロードも必然多くなり、大量の爆弾もしくは数機のMSすら運ぶことが可能。更にその長大な航続距離は太平洋の壁などを容易に乗り越えて来れるものであった。
また大柄な見た目によらない速度を出せることが判明しており、装備そのものも重装備なため生半可な兵器ではまともに迎撃すらできないものであった。
無論つい最近まで大洋連合と冷戦構造を構築していた大西洋連邦としてはこのような空飛ぶ要塞を無視することはできなかった。
戦前ならば大型の対空ミサイルなどで対処は可能であっただろうが、NJを始めとする新ECMの台頭により従来型ミサイルの使用が大きく制限されている中ではこの飛行母艦を撃墜する有効な手段を有していなかったのである。
一応は後期G
シリーズのうちの一機であるレイダーガンダムが存在しているが、高価な機体のため大量生産には向かなかった。
スカイグラスパーなども存在しているが、基本火力不足とされており、アグニを装備した際には機動性が低下するため飛行母艦の火線に絡めとられることが懸念されていた。
流石にこれに焦った大西洋連邦軍はこれらの大型飛行母艦を撃墜可能な迎撃の開発を計画。
その末に設計されたのがこのスターファルコンである。
外見は丸みを帯びた円盤状の形状となっており、その中央から機首部分が、両端に内蔵式の武装ポッドが突き出している形となる。
この中央部分は一見キャノピーに見えるが複合センサーポッドであり、コックピットは機体内部に格納されている。
このような機体の形状となったのは機体の設計において大洋連合のアッシマーのデザインが大きな影響を与えたとされている。
丸みを帯びたそのデザインは耐弾能力に優れ、リフティングボディにもなっているため空力的に優れており、高い滞空性能と飛行性能を両立している。
NJなどのECM効果により近づかなければ効果的な攻撃ができない現状では、重武装な大洋連合の飛行母艦へと接近せざるおえず、その強力な火器によって激しい迎撃が予想された。
そのため迎撃機そのものにも一定以上の頑強性が求められたのだ。
空力的に優れたデザインでありながら耐久性にも優れたこの形状は非の打ちどころがなく、結局大西洋連邦においても同様の形状デザインを採用することとなった。
推進はレイダー正式仕様にも採用されているターボジェットエンジンをチューンアップした高度迎撃仕様。
加速性が良く、基地から発進した後に数秒とかからず最高速度へと到達が可能。
しかし反面急激な加速はパイロットへのG負担も大きいため余裕があれば緩やかな加速による上昇が推奨されている。
904: トゥ!ヘァ! :2018/02/11(日) 21:16:52
生産性を考慮した結果フェイズシフトの類の装甲は採用されておらず、代わりに円盤型形状による耐弾性と、それにより可能となった分厚い装甲幅を活かした重装甲。
そして装甲表面に耐ビームコーティングを行うことにより賄った。
ラミネート装甲としなかったのは、この機体の大きさでは効果的な熱の分散が行えなかったためである。
動力は生産性を考慮し、高性能バッテリーが主だったものとなる。
当初は核動力の採用も検討されたが、そちらはレイダー正式仕様の高高度迎撃モデルの方へと優先して回されることとなったため計画のみで終わった。
メインの武装として大型飛行母艦を撃墜するためにアグニを基に開発された大型ビームキャノンを機体下部へと搭載。
アグニと比べ一回りほど大型化し、燃費も悪化したが従来のアグニ以上の高火力を実現している。
このため、この機体の切り札的武装。上記の通り燃費が悪いため迂闊な連射は控えることが通達されている。
またこの大型ビームキャノンと二択の形になるが大型対艦ミサイルを装備することが可能。
これはメビウスが搭載している大型対艦ミサイル(原作で核ミサイルとして運用していた物と核マークを除き同じデザイン)を基に開発されたもので大気圏内仕様前提の対艦ミサイルとなっている。
ミサイルのため撃ちきり式となっているが加速力と爆発力に優れており、文字通り対艦攻撃のための兵器である。
機体両端には内蔵式の150mmガンポッドが搭載されている。150mmという大口径の機関砲であり、どちらかというと戦車砲を連射しているに近い。
反動も大きいため機体の運用上急激な連射は出来ない(艦艇が搭載している大型の速射砲と同程度の連射力)
しかし、高い火力は保証されており、エネルギーも消費しないため使い勝手はいい。
また同両端の下部には追加装備式のミサイルポッドも用意されている。このポッドはどちらかと言えば対MS・MA・航空機を前提とした武装。
このように多数の高火力な武装を搭載しているが、反面小回りの効く武装が追加搭載式のミサイルポッドしかないため対MS・MA・航空機戦などは不得意となっている。
この欠点は護衛にエールストライカー装備のスカイグラスパーやレイダーを同伴させることで解決させている。
総評すると生産性が考慮されたローコストな高高度重迎撃機。
高速を維持したまま高い火力をぶつけることが可能であり、相応の頑強性も持っているため無茶な運用にも応えることが可能な機体となっている。
欠点は対MS戦や対航空機戦が苦手なことと性能がピーキーなため高高度迎撃以外に転用がしにくい事。
CE73年半ばに初期生産ロットがロールアウト。
以降は正式レイダーの穴埋めとして生産され、順次各地に配備されていくこととなる。
その独特な見た目から兵士たちからはフライングパンケーキの名称で呼ばれ親しまれている。
ゲート解放戦争(別名ゲート戦役)時には流石に旧式化していたため、大西洋連邦では核動力の可変系MSへと代替えが進んでいたが南米や東アジアなどの友好国の間では未だ少なくない数が現役であった。
905: トゥ!ヘァ! :2018/02/11(日) 21:19:01
投下終了
これ書いてる時にはソ連の要撃機思い出しました。
MiG25とか31とか…あれ好きなんですよ。
頑丈な機体とは書きましたがまあ相手が火力オバケな大洋だからね…実際にはビームコート含めて気休めみたいなものです。
とは言えここらの想定ってのは戦闘してみないと実際の火力ってのはわからんので、予想しながら頑張るしかない大陸大西洋の厳しいところですね。
907: 名無しさん :2018/02/11(日) 21:41:45
乙です
フライングパンケーキの方で120mmとかかれてる部分あってちょっと混乱しました
919: トゥ!ヘァ! :2018/02/11(日) 22:22:10
907
ああ、すいません。そこらはタイプミスです(汗
正しくは150mmですね。
最終更新:2024年03月05日 21:15