209: トゥ!ヘァ! :2018/03/21(水) 20:01:14
OGクロス シャドウミラー残党


  • シャドウミラー残党
インスペクター事件の際に工作の一環として亡命ノイエDC兵に紛れてCE世界へと潜入したシャドウミラー所属の工作員たちのことである。

彼等の任務はCE世界において繋ぎを作り、橋頭保を確保すること。これはいざという時の本隊の避難先を確保することでもあった。
また新西暦世界へCE世界の地球連合軍が本格的な介入をしてきた場合に諸々の遅延工作を行うことも任務の一つである。

それらの任務の一環として偽名を使いながら自分達が持ってきた技術や機材などを手土産とし各地の反動勢力とのパイプ作りを進めていった。
しかし、あろうことか肝心の本隊が鋼龍戦隊に敗北してしまい壊滅。
想定していなかった事態に混乱し、これからの道先を決めかねていた彼等に接触してきたのが当時まだ水面下で活動していた灰色の男たちであった。

灰色の男たちは彼等の兵士としての腕前と複数の反動勢力と繋がるパイプを欲し、スカウトしにきたのである。
接触した段階では灰色の男たちも彼らがシャドウミラーの工作員だとは知らず、そのことが判明したのは工作員たちが灰色の男たちのスカウトを承諾してからであった。
スカウトに際し灰色の男たちは工作員たちに自分達の目的を話し、またシャドウミラーの再興を提案してきた。
工作員たちも現状では先細るばかりと考え、灰色の男たちの提案に乗ることとした。
灰色の男たちが話す現状の腐敗を是正し、異星人に負けない統一政権を目指すという目的に少なからず共感もした。
これはシャドウミラーの構成員が多かれ少なかれ人々の腐敗というものに反発している者達であったことも少なからず影響しているが、彼らは無意識的に心の拠り所を求めていたことも大きかった。

無論本来彼らが掲げていた理想とはずれるものの、元より異世界であるためこれといった大規模なコネクションを持たない彼等は今を生きるためにもこの話を断ることはできなかったというのが真相である。
何より本隊が壊滅した今となってはその志を継ぐのは自分達しかいない、ならばここで自分達が潰えては元も子もないだろうという思いも大きかったからだ。

こうして新たなパートナーを得たシャドウミラー工作隊はまず灰色の男たちの協力の下でCE世界各国の軍へと潜入。偽の軍籍を手に入れ、アグレッサー部隊として潜伏。灰色の男たち直属の秘密部隊となった。


総勢30名にも満たない彼らは大凡三つの部隊へと別れた。
一つは大西洋連邦にてアグレッサー部隊を務める8492飛行隊(通称グラーバク隊)。
もう一つはユーラシア連邦において同じくアグレッサー部隊を務めるオヴニル航空部隊。
最後にこれらを支援するための秘密工作隊エニグマである。

灰色の男たちが国境無き世界を率いて世界同時多発クーデター(統一事変)を起こした際には彼らに従い蜂起。
グラーバク隊はホワイトハウスへ駆けつけようとした大西洋連邦部隊を撃退し、オヴニル隊は機上の人であったユーラシア連邦首相の拉致を行った。
その後も多くの正規軍部隊を瞬く間に撃破した。元よりパイロットとしても一流である彼らからしてみればクーデター部隊による電撃的な攻撃により混乱している正規軍を蹴散らすなど造作でもないことであった。

しかし、各地の政府軍の予想外の奮闘と当初は静観していた鋼龍戦隊の突然の参戦などにより徐々に押し込まれていくことになる。
最後には南米ジャブロー要塞に籠る彼らの前に現れた鋼龍戦隊やCE諸国の連合艦隊相手に工作部隊であるエニグマ隊すら全動員した戦いを挑んだが武運及ばず敗北。
全人員揃って戦死し、ここにシャドウミラー最後の残滓は地上から消え去ることとなった。

210: トゥ!ヘァ! :2018/03/21(水) 20:01:47
〇人員

  • アシュレイ・ベルニッツ
工作部隊の総責任者であった人物。階級は大尉。元々はシャドウミラー隊における秘密工作の類を引き受けていた人物である。50近い壮年の男。

シャドウミラー隊の中でも一際存在が秘匿されていた工作部隊の隊長であり、彼のプロフィールを正確に把握していたのは総隊長であるヴィンデルの他はアクセルとレモンのみである。
実質シャドウミラー隊のナンバー4と言える男であった。

シャドウミラー参加前は向こうの世界の地球連邦において諜報部員として活躍していた経歴の持ち主。
工作員としての腕前だけではなく、機動兵器操縦の腕前も達者な人物で、PTからAM、戦車や戦闘機すら難なく操縦するベテランである。

ヴィンデルの信用も厚く、このためCE世界における橋頭保の確保という重要に任務を任され派遣されていた。
だが本隊敗北からの全滅の報告を受けた際には流石に動揺を隠しきれなかった。

灰色の男たちに協力後はグラーバク隊を率い、大西洋連邦にてアグレッサー部隊を務めていた。
蜂起する際に首都であるワシントンDCにおいて蜂起に同調しなかった近隣の防衛隊を彼と彼が率いるグラーバク隊の四機のみで排除してみせた。

放棄後は幾度も鋼龍戦隊の前に現れては戦いを挑んでいる。本隊が敗れたことに関してはシャドウミラーの理想に殉じたものだとしてこれといった恨みはもっていない。
ラミアからアクセルの生存を聞かされた際にもこれと言って慌てず、互いに違う道を歩むようになっただけだと彼女からの説得を一蹴した。

最後はジャブローにおける戦いにおいて撃墜され戦死。死ぬ間際にはシャドウミラーにおいてのかつての上司や戦友の姿を思い浮かべていた。


特殊技能
指揮官レベル3 底力レベル8 見切り ガンファイトレベル7 気力限界突破

211: トゥ!ヘァ! :2018/03/21(水) 20:03:00
  • ミヒャエル・ハイメロート
工作部隊において破壊工作実行班を率いていた男性。階級は中尉。年齢は三十半ば。

若いころから天才的な操縦技術を見せており、向こう側の世界においてはDC戦争や異星人との戦い、ベーオウルブズとの決戦など数々の戦いで大きな戦果を挙げている。

元々は正義感の強かった人物であったが、それが災いし、DC戦争からの政府の無能と怠惰に絶望。
軍で燻っていた時期にヴィンデルに拾われることになる。
それ以降はシャドウミラーの腐敗のない闘争世界という理想に心酔している。

CE世界に赴く際にはヴィンデルから直々にアシュレイの護衛として任命されていた。
本隊敗北の報告に最も取り乱していたのも彼である。

灰色の男たちへ協力を決めた際にはオヴニル隊を率いてユーラシア連邦においてアグレッサー部隊の一つとして活動していた。

蜂起する際には専用旅客機に乗り移動中であったユーラシア連邦首相セリョージャ・ヴィクトロヴィッチ・ニカノール氏の拉致を担当し、旅客機の護衛を一瞬で排除。拉致に成功している。

熱烈なシャドウミラーシンパであったため、鋼龍戦隊を憎んでおり、特にラミア・ラヴレルことW17をシャドウミラー壊滅の要員となった裏切者と恨んでいる。
ラミアからアクセル生存の報告を聞いても裏切者の卑劣な嘘だと一顧だにしなかった。

最後にはジャブローの戦いにおいては執着していたラミアに敗れ、敗死。
最後まで彼女への恨み言を叫びながら死んでいった。


特殊技能
指揮官レベル2 天才 見切り ガンファイト8 気力限界突破




  • アルバン・アドラー
通称AA(エーツー)。 工作活動におけるアシュレイの懐刀。階級は軍曹。
連邦諜報部時代からのアシュレイの部下であり、友人。年齢五十過ぎ。

工作部隊では情報収集班の責任者であった。灰色の男たちへの協力後は支援部隊エニグマを率いている。
他の人員同様パイロットとしても一級の腕前を誇っており、時には自らPTやAMを駆り戦うことも出来る人物。

一斉蜂起前はWLFと国境無き世界の繋ぎ役として活動しており、数多くの兵器や情報をWLFへ流したのは彼と彼が率いるエニグマ隊である。

蜂起の際には部下を使い政府側の重要施設へ多数の破壊工作を行っており、政府軍の動きを麻痺させる一助をしていた。
当初は工作活動のみであったが、戦況が悪くなった際には部下たちと共に向こう側の世界から持ってきたゲシュペンストMarkⅡへ乗り込みグラーバク隊やオヴニル隊と共に直接戦闘へ参加していくようになった。

最後は他の人員同様ジャブロー戦にて敗死。死ぬ間際にまで動揺を見せず、味方の勝利へ繋げようとした。


特殊技能
指揮官レベル1 底力9 ガード 気力限界突破

212: トゥ!ヘァ! :2018/03/21(水) 20:04:02
投下終了

キャラの元ネタ? エスコンじゃよ。

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最終更新:2018年04月15日 11:41