823 :名無しさん:2011/05/15(日) 04:17:19
2148年日本は幾多の危機を乗り越えながら宇宙開発を主導し、月面基地の建設やコロニーの建造、
火星開発などの事業を成功させ確固たる地位を築いていた。
しかしまだ問題も多く、人口増大による食糧事情の悪化や居住空間の不足、さらに人口増加による地球環境
の破壊などの問題が浮き彫りとなり、新たな居住スペースの開発が急務となった。
だが日本のさらなる成長を嫌う他の国による対立や妨害によって計画は遅延していた。
こうした事態に
夢幻会はとある計画を立案し、実効に移そうとしていた・・・
宇宙某研究所兼建造ドック
「ついに計画を実行するときが来た!!私が実現させた時間跳躍技術を使ってこの日本という国を
さらにより良い国へと進化せてみせる!頼んだぞ、夕凪。」
「はい、お任せ下さいマイマスター。」
多くの機械が作業する中、一人の男が熱弁をふるいそばにいる美女に対して命令をしている。
ココは日本が保有する資源衛星を回収して作られた秘密ドックであり、船の建造ととある研究が行われていた。
ココで建造されている船舶はおおよそ宇宙空間における活動に適するとは思えない水上艦艇の形をした2隻の
船舶が鎮座している。2隻とも最新技術を投入された巨大な船であり一隻は戦艦と空母を足して二で割ったような
形をしており航空戦艦と言った感じを受ける。もう一隻は戦闘艦というよりも工作艦を思わせるような形をしている。
この2隻は計画のために研究と並行して建造が進められてきたもので先日完成したばかりであった。
この船の建造と研究の完成は計画の最重要であったため双方の完成は関係者を安堵させた。
824 :養豚場にて出荷待ち:2011/05/15(日) 04:19:04
もう一つの重要項目である研究というのが「時間跳躍」すなわちタイムトラベルの研究であった。
この研究の第一人者と言われているのが先ほど熱弁をふるっていたのが「孤高の萌えの探求者であり世紀の
マッドサイエンティスト」嶋田直人博士である。
博士によって提唱された時間跳躍理論は一般には公開されず、夢幻会の中だけの秘密とされ研究が進められついに
完成したのである。
用するに計画というのは未来知識を持った者を技術と一緒に過去の日本に送り、それらの知識や技術を元に
さらなるチート行為によって日本の国力を向上させ来るべき未来に備えるというものであった。
しかしこの計画には一つの欠点があった。
それは人体は跳躍できないという致命的なものであった。どうやっても人体だけは時間跳躍出来なかったのだ。
そこでその解決として「人間が行けないのなら人間そっくりのアンドロイドが行けばいいじゃない!!」
という案のもとコンタクト用ヒューマノイドインターフェイスが過去に行き日本を影から支援する事と
なったのである。そしてその一体であり中心的な存在が先ほど博士のそばにいた「夕凪」である。
ほかにも近くで作業しているアンドロイドが多数居り、そのすべてが美女もしくは美少女(幼女も含む)
といった容姿をしている。これは完全に博士の趣味である。
「わが祖先は日本を勝利へと導き世界有数の大国にした。さらに萌えの元祖を作った偉大な人物だ。
いかなる時も彼をマスターとし日本と萌えの発展に尽くすのだ!!」
「マイマスターの願いのままに」
ちなみにこの口調も博士の趣味である。
そしてついに計画が発動の時となった。
「航空戦艦『大和』、工廠艦『雲雀』両艦とも全艦異常なし」
「時間跳躍システムとのリンク異常なし」
「『夢幻計画』認証きました。」
「核融合反応炉始動、全艦発進準備よし」
「計画発動までの残り5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・0」
「『大和』、『雲雀』発進せよ。」
825 :養豚場にて出荷待ち:2011/05/15(日) 04:19:46
1905年日本某料亭
「8時に軍令部長が一介の佐官に過ぎない私を料亭に呼び出すとは・・・はたして何がでるやら。」
軍令部長である伏見宮博恭王から呼び出しを受けた嶋田繁太郎は様々な憶測をしながら料亭の廊下を
歩いていた。そして仲居に案内された座敷を前に決意を決めて麩を開けた。
するとそこには驚くことに伊藤博文や大久保利通などの元老、軍神といわれる東郷平八郎などの日本を
代表する歴史上の人物がおり、さらには呼び出した本人である伏見宮博恭王や加藤寛治、大角岑生、
南雲忠一、近藤信竹、福留繁などのある意味そうそうたるメンバーが座っていた。
そんな中この場で明らかに浮いている女性が一人だけぽつんと座っていた。
いろいろなことが重なりすぎて完全にパニックでフリーズしている嶋田に対してその女性が立ち上がり
過ぎ近くまで歩いていきその場に跪くとこう言った。
「嶋田繁太郎様ですね。」
「あ、ああ。」
「博士よりあなた様につかえよとの使命を頂きました『夕凪』と申します。どうかお見知りおきを
マイマスター。」
こうして子孫からの贈り物によって勝手に日本を背負って立つことと、激務とMMJからの嫉妬を浴びせられる
ことを運命づけられた嶋田繁太郎の闘いは始まった。
続かないwwwww
最終更新:2012年01月23日 20:52