521: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:26:16

大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」5

Main Staring:
<Federation Atlantic Forces,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer>
William・"Old”・Hunter (Captain:Mobile Suit Comnder,23th Special Unit)

<Federation Atlantic Space Corps,Federation Atlantic,O.M.N.I.Enforcer>
Gerard・H・Eckert(Lieutenant:76th Mobile Armor Squadron“Thunder Bird”Comnder,23th Special Unit)

<Staring Mobile Suit & Mobile Armor>
GAT-X105EX EX Strike L
FXet-565 Cosmo Grasper


ブリーフィングファイル:「第23特務隊へ」


「ドレイク級バンクーバーを母艦とする、第76MA隊『サンダーバード』の隊長を務めてるジェラード・H・エッカートだ。よろしく頼むぜ」

「第23特務隊のMS隊隊長を任されたウィリアム・ハンター大尉。こちらこそよろしく頼む」

「あんたの噂は色々と聞いているぜ、オールド・ハンター」

「オールド…仇名をよく知っているものだな」

「俺の元の所属は宇宙軍のアルザッヘル基地なんだが、地上戦線の情報は色々と届いているんだ。
 アンタ、結構な腕前のMSパイロットだってな?」

「一介のパイロットを随分と買ってくれるもんだな」

「謙遜すんなって。俺達から見れば最前線で戦っていた奴ってのは尊敬に値するもんさ。
 宇宙で持久していたが、攻勢に出るわけでもなくひたすらに準備を整えているだけ。
 元はといえば、俺達が宇宙で負けちまったからこそあんたらが苦労したわけなんだしな…」

「いや、だがこうして宇宙で問題なく艦隊を動かせるのは貴官ら宇宙軍が持久してくれたおかげだ」

「違いないな」

「今回は非公式な場ではあるが、まあよろしく頼む」

「こっちもだ」



ブリーフィングファイル:「宇宙」


「で、どうだい宇宙は?」

「何とか慣れてはいる。訓練はきついが、

「そいつは良かったぜ。俺もアンタらの訓練内容に目を通したが、あれはスパルタでちっと心配になった」

「…それほどか?」

「ああ。軍人としての振る舞いは一通り叩き込まれているからある程度カリキュラムは飛ばせているんだが、地上とはいろいろ違うもんだからな。それはあんたも知っての通りさ。特に陸軍出身は大変だろう?」

「上下が無い、という感覚に一番戸惑っている。それに、狭い空間にずっといるのもつらいと」

「そりゃ当然さ。宇宙軍の新兵だってそうなんだからな。
 だからこそ、低重力の月での訓練を挟んでいるんだろう。ずっと無重力は心理的にもきついだろうし」

「心理的に?」

「宇宙だと、重力による正のストレスが突然消えるんだ。
 新しい負荷がかかることには耐えられることもあるが、負荷が突然消えるってのも体に悪い。
 それが原因で体に不調をきたすってのが、宇宙に初めて出たっていう新兵がよく陥るもんでな」

「そんなものもあるのか…」

「逆に俺らは地上に降りると重力酔いをしちまうんだ。ま、職業病って奴さ」

「お互い苦労するものだな」

522: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:27:34
ブリーフィングファイル:「指揮系統について」


「ハンター大尉には、第23特務隊のMS隊隊長として、同時に全体の指揮にも噛んでもらうそうだ」

「MS運用についてだけじゃなく、機動兵器全体の指揮を任されるのか?」

「そうさな……全体の指揮官をやれってわけじゃねぇし、命令権があるわけじゃない。
 あんたもまだ大尉だろう?部隊の指揮をやれって言われても無理だろうしな。
 ただ、MS運用上では戦術レベルでの意見を述べる権利があるって話さ」

「…これまた曖昧だな、意見を述べる権利か」

「これも厄介な事情があるらしいぜ。なんでも、宇宙軍の将官の一人が余計な一言を言ってしまって、一時期MSの指揮系統に関して致命傷を入れかけたらしい。そこはなんとか解決したらしいが…一応、作戦内容などに関してはヒアリングやディスカッションをきっちりやることが義務付けられたんだ。
 俺達もMSとの連携しての対MS戦闘には不安があるし、経験者からアドバイスがもらえるなら願ったりかなったりなんだがな…」

「統合軍といえば聞こえはいいが、内情としては完全に一致ともいかないわけだな?」

「だな。結局、どの軍もMSパイロットが惜しい。けど、戦果も挙げたい。
 出来ればおいしいところは自分達がとりたい…表立っては対立していないし、暗闘なんざしている暇はない。
 無意識に抵抗感を持ってしまう。だからこそ、少なくとも一般兵レベルでは連携をとれるようにしたいってことだろうな」

「なるほど…」

「一応、意見の調整役はいるしそういう仕組みもある。
 よほどのことがなけりゃ、トラブルにはならんだろう…と思う」

「そこを含めての試金石になりそうだな、L1をめぐる戦いは」

「そういうことさ。宇宙軍でも他軍との合流を前にやばい奴らをある程度弾いているらしいんだが、どこで何が起こるかわかったもんじゃない。問題が見つかれば今後直して、問題が無ければそれでよし。
 トラブルが起こるかもしれないから、こういうのはありがたいんだろうな」



ブリーフィングファイル:「第23特務隊の艦載機」

「新型の宇宙戦闘機としてコスモグラスパーが配備されていてな、俺達MA隊は全部そいつで構成されている。
 スクィッドも要望は出したんだが、引っ張りだこでな…そういえば、あんた、実機に乗ったことがあるんだってな?」

「ああ。アルザッヘル基地の所属のスクィッドに乗らせてもらった。
 強力な対艦攻撃機だったな…加速性能も良好であれは良いMAだった」

「羨ましいねぇ。俺らは未だにシミュレーター止まりだ。
 で、あんたらのMSは?」

「XナンバーのEXストライクが2機とストライカーパック対応のロングダガーと・・・あとは105ダガーだな。
 実機を見たことは?」

「あるぜ。宇宙軍でも少数だが検証していたしな。しかし、あんたらのMS、だいぶごちゃごちゃとくっつけてあるんだな…」

「ストライカーパックにコンボウェポンポッドにライトニングユニットとプロペラントタンクと…まあ、これもしょうがない。
 素体だけでも十分なんだが、長時間戦闘になると推進剤・バッテリー・弾薬のどれかが切れれば死を意味するからな。
 これが地上ならば友軍を気長に待てるんだがな」

「ガス交換ができ無くなれば窒息死が待っているから、装備はあるに越したことはないのか」

「実際、何度も注意を受けた。宇宙に空気はない。当たり前だが、案外忘れたりするらしい」

「ああ…俺達はしみついているが、宇宙新兵は特に多い。アンタも気を付けてくれ。
 MAなら最悪慣性航行で帰投できるが、MSはそうもいかない…人型ってのは面倒なんだ」

「俺にレクチャーしてくれた教官が言っていたが、『ブレーキが出来てしまう』からこそ、慣性を失って殆ど身動きできずに静止状態になりやすいと。
 大気圏内で例えるなら、航空機は最悪燃料無しでも着陸できるが、飛ぶ形状に適していない人間はそのまま落ちて行って死んでしまうようにな。
 これが宇宙ならば…」

「止まったまま動けずに死を待つ、か…宇宙に放り出されて救助を待つ訓練もあるが、あれは正直気休めにしかならん。
 なるほど、MSパイロットを守るためなわけか…MAにもほしいもんだぜ」

「少ないのか?」

「勿論、多少なりとも装備は更新されているさ。だが、今はMS開発の方が主体だからな。
 MS用の銃火器をガンポッドにしたり、コスモグラスパーみたいにMS並の火力を持たせたりはしている。
 だが、パイロットの単価は比べるまでもないから、MSの方に優先される傾向にある」

「そうか…すまんな」

「あんたがわるいわけじゃねぇさ」

523: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:28:29

ブリーフィングファイル:「東アジア共和国宇宙軍」


「東アジア共和国宇宙軍も、あんたらと同じく宇宙でのMS運用に力を注ぎ始めているってのは知っているか?」

「一応は…」

「生憎と宇宙軍だけでザフトを叩けるかっていうと微妙でね。
 それに、戦後のことを考えて東アジアの連中も噛ませようって話だ」

「政治がらみか…」

「上には上の事情があるって奴さ。俺も顔を合わせたこともあるけど、まともな奴が選ばれたって感じだな。
 腕は悪くないし、やる気もある連中だから、トラブルは起こってないらしい。
 あちらさんの上層部も相当も鼻息が荒いって話だ」

「で、その腕前はどうなんだ?」

「あんたらの隊なら倍の数を相手にしても勝てるだろうな。
 まあ、それでもMSがいるだけでも相当な効果が望めるし、腕自体が悪いわけじゃない。
 戦力として動かせるレベルでMSになれている時点で十分すぎるからな」

「序盤戦での被害が大きかったらしいが…よく立て直したな?」

「相当に頑張ったんじゃないか?戦力についてはMSの供与が行われたって話だしな」

「ストライクダガーだったか…オーブ攻略戦でもいたと聞いているな」



ブリーフィングファイル:「宇宙軍」


「しかし、よくもまあ鹵獲して動かしているもんだな」

「プトレマイオス基地やアルザッヘル基地で改装されたと聞く。そちらでも?」

「ああ。研究の一環としてザフト艦艇の残骸を回収して、MSのテストに使っていた。
 間に合わん時はMAの格納庫に無理やり押し込んでいたらしいぜ?」

「…大丈夫なのか?」

「露天駐機よりはまし、と評価された。
 その危険を冒してくれたからこそ、MSの格納庫をどう作ればいいか分かったんだからな」

「まさに命がけだな」

「宇宙軍も暇だったわけじゃないからな。
 MSの回収に成功してからは研究をかなり進めていた。だが……鹵獲品だけじゃどうしても勝負にならん」

「以前戦闘があったのか?」

「ああ。鹵獲されたMSとストライクダガーを主体に、な。だが、勝つには勝ったんだが、被害が大きすぎた。
 総合的に見れば負けだな。犠牲が、あまりにも大きすぎた」

「それでも攻勢に出たということは…それだけ宇宙軍も焦っていたんだな」

「なさけねぇ話だぜ。一回痛い目に遭って、巻き返せると踏んでMSを揃えて挑んで、また負けた。
 ま、ガス抜きにはなったし、戦訓は得られたから負けは負けでもマシな部類だ。
 地上の軍とも連携しようって空気も生まれたしな」

「宇宙軍だけでは戦争は出来んだろう…いや、それを考える余裕をなくしただけか」

「まあ、トラブルが無いってわけじゃねぇだろうな。俺らはともかく、人がたくさんあつまりゃ諍いも起きる。
 くれぐれも注意してくれよ?」

「勿論だ」

524: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:29:07
【解説】


  • 宇宙に空気はない

当たり前ですよね?(煽り顔


  • 航空機の燃料無しでの着陸

危険は伴うが、コンディションが整えばやろうと思えばできる。
翼があれば滑空は出来るので着陸に適した状態に持っていけないこともない。
本当に起こったケースは「ギムリー・グライダー」で検索。リアルやべぇ(小並


  • 宇宙で静止状態

何かにぶつかるか何かしないと永遠にそのまま。
なお、都合の良い大きさで適度な速度を持つ物体に適切な角度でぶつからないと死ぬ(直球

  • 重力酔い

重力が無いと思って行動してしまうし陸酔いと同じような病気があるかも?


  • 宇宙に放り出されて救助を待つ訓練

回収されるまで宇宙空間で正気を保ちつつ、ある種のサバイバルを行う訓練。
コクピット内部というずっと狭い空間に閉じ込められるわけで閉所恐怖症になる可能性もあるし、宇宙の広さをずっと認識し続けることになるために開所恐怖症になるかもしれない。
でもやっとかないと死ぬ。


  • MSパイロット保護

大洋連合「MSや宇宙艦艇を動かす人員をどんどん育成して送り出すよ!頑丈な機体とOSで新兵でも安心安全!」

大西洋連邦他「でも、(コストが)お高いんでしょう?」

ザフト「」(死戦期呼吸)

宇宙のモンゴル帝国とその他の国ではパイロットの単価が違い過ぎます。だから大事にしなくては…



  • 余計な一言

「そのMS、俺らのじゃね?」

「は?」×3

分かりやすく言えば、史実ドイツにおける空母グラーフ・ツェッペリンの艦載機の所属と指揮系統の問題を生んだ発言。
宇宙軍が役目的にはドイツ海軍ポジだけれども発言内容としてはドイツ空軍ポジ。


  • 宇宙軍の攻勢

大西洋連邦宇宙軍は鹵獲したMSやストライクダガーを揃えて月面付近を通過していたザフトの輸送部隊を何度か襲撃した。
しかし、いずれも予想以上の抵抗にあい、おまけに引き際を見誤り敗北が多かった。
宇宙軍単独での攻勢に疑問符をつけるものとなり、地上戦線が落ち着くまで大人しくすることに。

525: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:29:58
【第23特務隊“スライト・エッジ”編成表(現段階・一部省略)】


◎特務隊本隊
  • 特務隊指揮官(大佐か准将、艦隊指揮官兼務)
  • 参謀(MS隊総指揮官およびMA隊総指揮官など中佐・少佐クラス合計3,4名)
  • 事務方

〇第23特務隊機動戦力
〇MS隊前線指揮官:ウィリアム・“オールド”・ハンター上級大尉(少佐相当権限、戦闘アドバイザーと機動兵器を兼務)
【麾下MS隊】
  • イングランド級グリーンランドMS隊:4機1個小隊+補用MS2機
  • ロンドン級グラスゴーMS隊:4機1個小隊
  • ロンドン級グロースターMS隊:4機1個小隊

〇MA隊前線指揮官:ジェラード・H・エッカート大尉(ハンターと特務隊指揮官からMA隊指揮を任される、という扱い)
【麾下MA隊】
  • ドレイク級フォスターMA隊 第77MA隊“サンダーバード”:MA4機1個小隊
  • ドレイク級バンクーバーMA隊 第76MA隊“レッドバード”:MA4機1個小隊+偵察用MA1機

〇メカニック班

〇医療班

〇宇宙陸戦隊

〇宇宙作業工作隊

〇第23特務隊直属輸送・兵站管理隊
【麾下戦力】
  • コーネリアス級補給艦×2
  • 作業用MSおよびMA×4

〇MP

〇大西洋連邦宇宙軍MS教練隊
【麾下戦力】
  • ネルソン級パーカー
  • 同艦艦載機:MS4機1個小隊


登場人物紹介】

ジェラード・H・エッカー
年齢:32歳
人種:ナチュラル
性別:男性
所属:大西洋連邦宇宙軍 アルザッヘル基地MA隊 → 第23特務隊MA隊
階級:大尉
搭乗機:コスモグラスパー

概要:
大西洋連邦宇宙軍に属するMAパイロット。
第23特務隊編成に伴って転属となり、ハンターと共に戦うことになる。
序盤戦での被害をくぐり抜けているパイロットで、MS適性は低いのだが操縦技能は高いレベル。
フランクな性格で、少しだらしないところもあるが、それでも補って有り余る能力がある。

526: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:30:39
【メカニック紹介+α】


ストライクダガーA2型
形式番号:GAT-01A2
全長等:概ねストライクダガーに準じる
武装:
40mm口径近接防御機関砲「イーゲルシュテルンⅡ」
MX703Gビームライフル/M703kビームカービン
M6XF-SB1 ビームライフルショーティー×1
ES-01ビームサーベル×2
ハンドグレネード×4
対ビームシールド

概要:
大西洋連邦が大々的に量産・配備した初のMSであるストライクダガーを、パナマ攻防戦以降に急遽改装を施したもの。

ストライクダガーは比較対象が同時期に存在していた他国のMS、ザク ハイザック ドムなどと比較すれば低い性能だが、ザフトのMSと比較するとゲイツやジン・ハイマニューバなどの派生型、ガンダム目、次世代の試作MSを除けば、殆どのMSを凌駕していた。
また純粋な数の観点から見ても多対一に持ち込むことで多少の性能差は埋められると判断されており、事実南米戦線においての
キルレートは十分に大西洋連邦が有利であると示していた。その為、国力的に見ても順当に勝てる状態であり、楽観的だった軍部にはストライクダガーを大量生産し、残りのリソースで105ダガー、そしてバスターダガーなどを配備するだけでもよいという意見もあった。
あくまでもこれは一番の楽観論であり、実際には105ダガーをはじめとして、数多くのMSが開発・配備されていた。

しかし、パナマ攻防においてザフトのEMP攻撃を受けて機能停止という事態にはMSの配備を急がせた急進派も流石に焦った。
窮鼠猫を噛むということわざの如く、追いつめられつつあったザフトは起死回生の手段を模索し、そのいくつかが効果を発揮したのである。
これによって、MSに対して過度な慎重さ、あるいは忌避感を覚える派閥は鳴りを潜め、MS開発はもはや止まることもなく推進された。
そして、当然ながらもこのストライクダガーも性能向上と対策の実施が急務となった。軍部はメーカー側に対して急遽耐電磁性の強化を要求。
さらに量産化を急いだためにおざなりだった間接防御や電子戦兵装の強化をあわせて求めた。
パナマ攻防の直後の北米攻防戦には上記のようなEMPへの備えを優先して対策を打ったA1型の配備で何とか間に合わせたのだが、それでもなお、かなりの数のストライクダガーがA1型のままではザフトとの戦闘に投入するには不安を抱えた状態であった。

そこで、大西洋連邦のMS関連のメーカーは、オーブへザフト残党軍が集合する期間に、既存のストライクダガーに対するアップグレードプランを提示。
他のMSで投じられていた技術をスピンオフして、またデチューンにあたって削減していた改装を元に戻し、可能な限りの強化を行えると軍に対してアピールをした。
メーカーとしては量産を急がされ、さらに軍にも許可をもらったうえでのデチューンモデルとしてのストライクダガーであったので、ある意味では八つ当たりを喰らったというべき状態であった。だが、そんな状態を甘んじて受け入れるほどメーカーも大人しくはなかったのである。

基本構造や武器についてはストライクダガーがベースではあるが、前述のように間接防御や耐電磁性・電子的防御手段・各種反応・駆動系に施されていた多数のデチューンをほぼすべて解除して制式品へ交換。装甲についてもグレードを向上させることによって、全体としての性能向上に成功した。
さらに、他のMSで実証がなされたオプション兵装であるグレネードやビームライフルショーティーを追加し、ビームサーベルの配置を変更し、頭部の機銃も105ダガー系と同じものに交換するなど、言ってみれば105ダガー化を図ったのである。
これはあくまでもストライクダガーを105ダガーに準ずる性能に押し上げる程度であるので劇的な性能向上とは言えない。
戦後にムルタ・アズラエルが指摘したように、積み重ねが10年以上どころか半世紀にも及ぶ大洋連合と異なり、大西洋連邦には根本的なMSの進化をホイホイと行うことはできなかったのである。

このA2型は北米侵攻が終わるころから素のストライクダガーやA1型からの改装が始まり、オーブ攻略作戦において多数投入された。
その後は最終型となるA3型まで改良がすすめられたのだが、やはり設計の旧式化が進んでしまったためなのか、105ダガーやダガーL等の配備に伴って急速に二線級や訓練用、作業用へと転用されることとなる。

527: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:31:18

ストライクダガーA2型(東アジア共和国仕様)
全高など:基本的にストライクダガーA2型に準ずる
武装:
75mm対空自動迎撃バルカンシステム「イーゲルシュテルン」×2
MX703Gビームライフル/M703kビームカービン/鹵獲型76mm重突撃機銃
鹵獲型500mm無反動砲「キャットゥス」
ES-01ビームサーベル×2/柳葉刀
ハンドグレネード×4
対ビームシールド
プロペラントタンク

概要:
東アジア共和国に対して大西洋連邦が供与し、独自の調整と改修が行われたストライクダガーA2型。
戦力的にかなり削られていた東アジア共和国であったが、大西洋連邦は戦後の利権なども鑑みた上で、量産された105ダガーなどへの機種転換によって数に余裕が出始めていたストライクダガーを供与することを決定した。

主な変更点はインターフェイス面とOS面で低難易度のものを採用して操縦難易度を下げたことで、促成パイロットでもある程度動かせるようになっている。機体の発揮できる出力も若干抑えられており、操縦のしやすさに重点が置かれていることが窺える。

武装もストライクダガーからの流用が多く、鹵獲されたザフト製の銃火器や実体剣である柳葉刀なども装備。
操縦技術の未熟さを補うためにシールドや追加装甲などで多少の被弾にも耐久出来るようにしているのも特徴。
オプション兵装などが限定されているのも、複雑な装備を十全に使いこなせるパイロットが少なく、また整備の面でも固定武装が多すぎると負担が大きくなりすぎるとの懸念があったとされる。

全体の配備数としては多くはなかったらしく、宇宙戦線に投入されたのは合計でも30機から60機ほどとされる。
それらにしても、性能面はともかくとしてもパイロットの錬度の問題から被撃墜が多く、さらにヤキンにおいてはジェネシスの第一射で帰投するべき母艦共々喪失した機体が多かったため、バッテリー切れなどせずに稼働状態で終戦を迎えた機体は多くなかったとされる。

戦後には、ストライクダガーの最終生産型であるA3型ベースの機体が配備され、グウ、カイエ、そして戦後に接収されたジンやゲイツなど共に自国産MSの配備までの穴を埋めた。


ネルソン級宇宙戦艦パーカー
全長など:ネルソン級に準ずる

概要:
第23特務隊“スライト・エッジ”に合流しているアルザッヘル基地所属のMS搭載型の戦艦。
原作に登場したMS搭載型のネルソン級そのもので、原作同様にMA搭載型よりも格納庫などが拡張されている。
地上上がりのMSパイロット達を訓練相手となる宇宙軍MSパイロット達の母艦として、第23特務隊に合流している。
ストライカーパックに対応した換装設備とカタパルトを搭載しているため、MS運用能力は結構高いのが特徴。


【武装設定】

〇M703k ビームカービン
開発:大西洋連邦
使用勢力:大西洋連邦 東アジア共和国
方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型
概要:
大西洋連邦がMS向けのビーム射撃兵器として開発したビームを発射するカービン銃。
本来ならばこのビームカービンの誕生は種死の頃まで待たねばならないのだが、大西洋連邦が余力があったことで先行して開発・配備された。

同時期に開発された原作標準のビームライフルよりもよりコンパクトにまとめられているのが特徴で、クリップ部やストックなどの再設計と余裕のある形状を持たせることで扱いやすさを増している。
威力と射程に関しては若干劣っているのだが、バッテリーに対する負荷は小さくなっており、継戦能力では上回っている。
その為、長時間作戦や機動戦闘を得意とするパイロットなどに状況に応じて配備されている。

戦後はその概念のみを後継となるカービンへと引き継いでおり、一線級からの退役がすすめられた。
製造されたものに関しては若干のマイナーチェンジを経て、訓練用MSが扱う装備やPMCへの供与、また核動力MSではコストや施設の設置が難しいなど条件が合わない地域に配備された通常動力MSが使用を続けている。

528: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:31:57
〇57mmビームライフルMod.2
開発:大西洋連邦
使用勢力:大西洋連邦
方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型
概要:
ストライクに標準装備されていた57mmビームライフルを試験的に改良したモデル。
銃身とビーム収束技術の更新が行われているため、距離やアンチビーム爆雷などの影響で減衰しにくい。
唯一といっていいネックはやはりコスト。単価でもMod.1の1.3倍ほどのコストがかかり、ランニングコストもかさむ。


〇M3B76 ビームマシンガン
開発:大西洋連邦
使用勢力(プラント争乱時):大西洋連邦
方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結/バッテリーパック複合方式
概要:
MS向けに開発されたマシンガン。
元々はメビウスなどのMAに搭載する簡易なビーム兵器として開発されていたものであるが、そのコンパクトさからMSの武装としても使えるのではと流用されたものである。
一発当たりの威力はビームカービンよりさらに劣るのだが、弾幕の形成において最も真価を発揮できるようにしている。
また、備え付けのバッテリーを携行することで高い継戦能力を発揮できるため、とにかくばら撒くことで戦う練度の低い兵士向け。

ハンターはこれをシールドに備え付けることでサブウェポンとして利用し、射角があまり広くはない120mmガトリング砲と合わせて牽制や弾幕形成などに利用しているほか、メインウェポンの喪失時には取り外して使えるようにしている。
戦後には一部パイロットに対してオプション兵装として核動力出力に対応したモデルが配備され続けられているほか、PMCの持つMSに対しても、ライフルよりも低コストかつバッテリーに対して低負荷な武装として需要が残り続けている。


〇M6XF-SB1S アーマーシュナイダー付きビームライフルショーティー
開発:大西洋連邦
使用勢力:大西洋連邦 東アジア共和国
方式:C.E.方式ビーム バッテリー直結型
概要:
既存のビームライフルショーティーにアンチビームコーティングを施したアーマーシュナイダーの刃を付けたもの。
技術的な問題からか、原作ストライクノワールの用いていたものよりサイズは肥大化している。
肥大化した理由としては技術的な問題から耐久性に優れているとは言えないビーム発生機構を補うためというのもあったが、その為なのか、外装及びフレームは頑丈で荒い取り回しでもトラブルが起こりにくい。。
イメージとしてはケルディムなどの用いていたGNピストル。高機動のMSで手練れのパイロットならばスウェンのようにこれで十分戦闘できるのだが、
一般兵に対してはセカンドウェポン的な意味合いが強く、メインウェポンのロストに備えてそこそこ普及。

529: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:32:31
以上、wiki転載ご自由に。

やっとかけた(赤疲労
大洋連合サイドも書きたいですね

色々と整理しつつ、宇宙編でのイントロ的な話を。
陣営を3つも書いて新キャラが増えまくるから辛い…
暫くは設定メインのお話となりそうです。

東アジア共和国もちょっとはL1に出てきます。
そうじゃなきゃ、まともに宇宙でMS動かすのも難しいですしね…
ただ、文字通りの後方部隊。とりあえず仕事はあるから宇宙でも動かす練習しとけ、みたいなかんじで。

というか、さっきからドシンドシンと音が響いているんですが、なんなんですかね!?
騒いでいるっぽいんですが、めっちゃ腹が立ちますわ…
閑静な住宅地とは何だったのか…(白目

530: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:41:38
一応誤字報告

523
×一介痛い目に

〇一回痛い目に


527
こちらは以下の文章に差し替えお願いします

ネルソン級宇宙戦艦パーカー
全長など:ネルソン級に準ずる

概要:
第23特務隊“スライト・エッジ”に合流しているアルザッヘル基地所属のMS搭載型の戦艦。
原作に登場したMS搭載型のネルソン級そのもので、原作同様にMA搭載型よりも格納庫などが拡張されている。
地上上がりのMSパイロット達を訓練相手となる宇宙軍MSパイロット達の母艦として、第23特務隊に合流している。
ストライカーパックに対応した換装設備とカタパルトを搭載しているため、MS運用能力は結構高いのが特徴。

533: 弥次郎 :2018/04/14(土) 22:53:31
あっと、>>530の文章はネルソン級パーカーに関する部分にだけ差し替えお願いします…orz

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最終更新:2018年04月16日 13:40