961: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19:30:59
大陸ガンダムSEED支援ネタ 「ブリーフィングファイル」6
Main Staring:
<Pacific Union>
夢幻会
Extra String:
<Nikaya,2th Special Squadron,Pasific Union>
Miyako shiiba(Captain:co-medical Staff)
<Special Squadron“Thunder Bolt”,Pacific Union>
Cornelius Qaqa
Chiba
Original:Mobile Suit Gundam SEED
Arranged by:ナイ神父Mk-2氏
Special Thanks:時風氏
Written by:弥次郎
ブリーフィング:「L1奪還に向けて」
「次の議題は…L1宙域の奪還作戦についてですが、どれほどだします?」
「ボアズとヤキンに備えて戦力は温存しておきたい。
せめて、宇宙艦隊の主力は消耗を抑えておくべきだが…」
「そうなると主力艦隊の留守番となる月面艦隊は派遣が難しいな…ムンゾや新因幡を空っぽにし過ぎるのもマズイ」
「程よい戦力…大規模戦というより、局地戦。あるいは短時間での決戦で決めますか」
「じわじわとL1の消耗を待ってもいいんだが、うかうかし過ぎるとこちらも消耗する。
要するにL1での活動能力と活動戦力を撃破すればいいんだからな、ある程度のところで一気に押し潰そう」
「なら、サンダーボルト師団と第二特務艦隊を送りましょう。
宇宙での活動歴の長い彼等ならば、L1宙域という立地においても活躍できるでしょうから」
「L1は丁度サンダーボルト宙域、ムーアのあった宙域そのものだからな」
「そこに乗り込む戦力を見ると皮肉としか言えないけどな!」
「ははは…」
「委細は任せるとしましょう。戦後までのタイムラインは概ね定まっていますので、程よく戦果を挙げて、大西洋連邦と東アジアにも花を持たせる感じで」
「勝ちすぎも良くないからな」
「あとの始末はゆっくりやればいいでしょう」
「ではその方向で各所に声がけしましょうか」
ブリーフィング:「大西洋連邦のMSと戦術」
「オーブ戦でも判明しましたが、大西洋連邦はかなりMS開発を進めていたようですね」
「ああ、ストライクダガーだけじゃなく、ロングダガー、ストライク、105ダガー、バスターダガーなどが見受けられた。
それに、スカイグラスパーも戦闘だけじゃなく、輸送や偵察に使っているのも不確かではあるが確認されている」
「NJによるエネルギー不足が早期に解決されたことの影響かな?」
「十中八九そうかと。原作でさえもストライクダガーの他にいくつものMSを開発していたのだからな」
「基本スペックに関しては原作の通りだろう。未だに核動力でもないわけであるし、まだまだ優位はある」
「でも油断は禁物では?絶対に安全というわけではないのですからね」
「同意。核動力についても、核融合炉ではなくても核分裂炉なら実現しているわけだし、レーザー核融合パルス推進方式があるからそっちの方面から完成するかもしれない」
「じゃあなんでNJでエネルギー不足になってんだとかいうツッコミはNGだな」
「それ以上はいけない(真顔」
「せやな」
「では戦術の方はどうなんです?」
「現代の歩兵の延長、といったところだな。
大型にしろ小型にしろMAがない以上、地上ではMSを主体にして、他の兵科でそれをサポートする方式と思われる」
「宇宙ではそれがどうなるか…大艦巨砲主義は一度はすたれているから、そこがどうなるやら」
「ウチ(大洋)だとMSに大砲持たせていますけどね」
「ともあれ、散兵戦術気味にあることが分かれば、こちらとしても対MS戦術の研究や対策の普及を進めねばなりませんね」
「今後は大西洋連邦も大型MAの方面へも開発を進めることになるだろうな…」
「正直、大西洋連邦も遅くはあるが確実に進歩を続けている。その事実を見直しておかねばならんな」
962: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19:32:49
ブリーフィング:「戦後始末」
「東京裁判再び、とはやりたくはないところだが…生憎とプラントは崩壊寸前だし、文官や司法がなぁ…」
「自称国家でありますし、非常事態故にと念を入れた特例の裁判所の設置が必要になりますね。
これが前例となって侵略戦争の手段になるなどまっぴらごめんです」
「捜査と検証と裁判…あとは刑罰の基準も定めにゃならん。警察と裁判所と検察が全部一緒くたとかやばいな」
「ついでに国会…というかかつての国連のごとく行政や立法の能力まで一緒になっていますよ。
まったく、どうしてこんな厄い組織を一時的にとは言え作らなくてはならないのか…」
「幸いにして見張る目はたくさんあるぞ」
「見る目が多いからと言って、嘗ての国連の如く腐敗や混乱が起こらないとは限らん。多いからこそ死角も多い」
「それに、プラント側の弁護役をどうするかや裁判をどこでどう行うかの問題もある…弁護人無しは気分も良くないしな」
「そこはスカンジナビアに任せるしかあるまい。理事国で用意するにはあまりにも公平性に欠ける」
「ザフト兵の扱いとしては、テロリストか?」
「基本の扱いは労働者がストライキとテロ行為を行ったというレベルですね。
大西洋連邦や東アジアとの協議も必要でしょうが、プラントの再稼働などを行うには責任は上層部に、プラント最高評議会に背負ってもらうしかありません」
「現地でザフト兵が行っていた個別犯罪に関しては追及していけばきりがありませんしね。
補償などは現地の政府に何とかしてもらうしか…」
「無罪放免にはしないが、プラント最高評議会が凡その責任を取ってもらうことで一般人は減免する…まあ、無難だな。
その一般人がほとんどいないのは内緒だが」
「それだけじゃありません。自称中立の、黒に限りなく近い灰色のコペルニクスも問題があります」
「ああ、アイツらね…」
「証拠に関しては期待しない方がいいでしょう。証拠隠滅を行うだけの時間もありますし、自称とはいえ中立都市ですから過剰な介入にはお題目がいります。
ザフト側に残っている証拠だけでどこまでいけるかは不明ですし、当面は身動きが出来ないように封じ込めてやるのがベターかと」
「経済封鎖を行えば、色々とボロも出るでしょうからね。
これまで通り自由に振る舞うなど許さないというのは各国も一致していることでしょうし」
「そこは各国とすり合わせておかねばな」
「ええ」
ブリーフィング:「戦後の軍縮」
「何時までも軍事に投じるわけにもいきませんから、戦後は軍縮ですね」
「作った分は維持費用が掛かる…やはり備えあれば患いなしというが、備えは非常時だからこそ役立つからな」
「ええ。在庫整理で南アフリカや必要な場合はユーラシアへ供与して、質的な意味でも向上を図りましょう」
「コロニーレーザーも?」
「見せ札としておきましょう。戦後には解体を強いられるでしょうが、逆に言えばその分だけ他に余裕が得られますし」
「そうだな。MSやMAではその分だけ自由を得させてもらおう。幸い、戦術兵器だけでも十分であるしな」
「本当は戦略兵器なんかおちおち作っている暇はないんですけどねぇ…」
「俯瞰的に見て正しいが、主観的に見ると無ければ困るからな」
「戦後は冷戦のようににらみ合いをしつつ、外宇宙へ…ま、半世紀以上をかけてまいりましょうか」
「さりとて、何時までも平穏なわけがない。木星圏の監視は強くしておかねばならん」
「そうするとしよう」
963: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19:33:41
ブリーフィングレコード:「ニカーヤの一室での通信記録」
「んふっ、お久しぶりだわぁ。そちらには報告書を送るばかりで申し訳ないわね」
「ニカーヤの状況?おおよそ報告書の通りよ。暫く忙しかったけど、補給とか色々と気を使ってくれて助かったわ」
「笹原君?ちょっと落ち込んでいた時期もあったけど、概ね元気ね。
やっぱり、レイチェルちゃんと引き合わせたのは正解だったみたいよ」
「NT同士は惹かれ合う、なんてのもあながち間違いじゃないのかもね」
「新人類なんて言い方はしたくないけど、やっぱり違うところがあるのね」
「ん?レイチェルちゃんに何か言われていないか?」
「うんうん、彼女、やっぱり私の波長が違うのを感じているみたいね」
「笹原君は波長としてはやはりNTらしいわ。主観年齢的にも笹原君は私より年下なのだし…」
「どうしてもねぇ…ごまかすのは心苦しいけど、迂闊に私たちのことを漏らしたくはないわね」
「あら、ごめんなさい。世間話だけじゃないわね」
「……ふんふん、L1宙域。あそこはザフトが占拠しているって聞いたわね」
「あそこを奪還する、と」
「ザフトの戦力は少数、だからこそ各国が宇宙に慣れるためにも攻略する…しかもわかりやすく決戦」
「あとで正式に沙汰が降りるのね?分かったわ」
「…船員たちの状態?そうねぇ。すこし危うい感じのクルーは降ろした方がいいと思うわ。
地球に降ろせとまでは言わないけど、新因幡での休養が必須ね」
「宇宙もだいぶ騒がしいって、笹原君もレイチェルちゃんも言っていたわ。たぶん、明確でなくても感じているのでしょうね」
「そうそう。人間が季節を感じるような、そんなささやかな感応波を受け取っているはずね」
「…影響は、大きくはないわよ。ただ、ついぽろっと漏らして他の人の不安を助長しているかもしれないわ」
「そういうこと。波長の合う合わないって、大きいみたいよ」
「じゃ、残りは報告書にまとめておくわね。新因幡には連絡員を置いて頂戴」
「それじゃあねぇー」
ブリーフィングレコード:「超重量級MS」
「だいぶ酷使したな、FAガンダムも…」
「ですね、チバ大尉…フレームが頑丈なガンダムでも、ここまでガタついています」
「今のところは何とかなっているが、イオ少尉曰く気を使っている操縦でこれだからな」
「次の作戦は何とかなるかもしれませんけど、このままだと追いつけなくなりますね」
「そこは何とかなるそうだぞ。バロウズ艦長曰く、イオ少尉には新しいMSが割り当てられるらしい」
「新型ですか?」
「ああ」
「でもFAガンダムを超えるような、イオの好みに合うMSなんてあるんです?」
「それが、あるんだとさ」
「あのバカみたいな火力と推力と装甲のお化け以上に?」
「だが、まだお化けだ。もっと上がいるのが相場だ」
「そう、ですか…?」
「分かりやすく言えば…うん、あれだ。『ぼくのかんがえたさいきょうの重MS』、だそうだ」
「?重MSってドーベンウルフや先行配備されているドライセンとか、ですか?」
「まあ、来ればわかるさ。メカニック班としてはふざけんなと叫びたくなるだろうけどな!ははは!」
964: 弥次郎 :2018/04/19(木) 19:34:27
以上、wiki転載はご自由に。
少しでも物語を進めておきたいので、こんな感じに
事後承諾と言いますか、ちょっとばかり時風氏の笹原君たちを登場させましたのであしからず…
972: 弥次郎 :2018/04/19(木) 21:17:26
文が途中で途切れてるので修正
963
×「新人類なんて言い方はしたくないけど、
〇「新人類なんて言い方はしたくないけど、やっぱり違うところがあるのね」
修正お願いします
最終更新:2018年04月21日 14:41