507: リラックス :2018/06/16(土) 15:25:09
久しぶりにやるか

スピリットオブマザーウィル
全高・600m
全長・2.4km
移動手段・6脚歩行型
武装・長射程大口径実体弾砲×6
  ・多連装ミサイルランチャー×24
  ・近接防御用機関砲×33
  ・中近距離砲×16

その他、人型機動兵器やヘリ等を搭載することが可能で、それ用のカタパルトや滑走路が有る。

6脚歩行のメリットとしては、常に水平を維持することが可能である点と走破性能の高さが挙げられる。

主砲の射程は100km~200kmに及ぶとされ、100km以内は完全な守備範囲にあると語っている。

この兵器の外観を簡単に説明すると、並の装甲目標なら質量で踏み潰せるような足のついた巨大な脚6本と脚に似た形状の長い2本の腕を備えている、さながら超巨大な金属の蜘蛛。正確には多脚戦車と言うべきか。

また、重量も並大抵のそれに収まらず、踏みつけられた場合は大概の兵器は一瞬で大破する。

長い二本の腕には、それ自体が大型のブレードにも変形する機能があり、巨大な鉈と化した腕を敵目掛けて振り下ろし、横薙ぎに切り払うことが可能。

動作としては非常にシンプルながら、それ故に地味に強力であり、シミュレータにおいて大型兵器なんぞとっつけばイチコロとホイホイと近寄って来た人型機動兵器乗り達を次々と返り討ちにしたという。

更に、機体で最も強力な武器は脚だろう。

岸壁からこの巨体が落ちようとも壁をよじ登って見せる強靭な出力を誇る足による踏みつけは、並の兵器なぞ比較にならない強度を持つルナチタリウム合金製機動兵器でも真面目に死ねる質量攻撃となってしまうため、飛行型以外の機動兵器にとっては非常に脅威。

全高はまだともかく、 外に投げ出すような複数の脚部と、そのバランスをとる為と思われる頭部や後方に伸びた腹部が二足歩行戦車とは一線を画す。

この形状の影響で投影面積は極めて広くなっており、かつての陸上艦艇など比較にならない程の巨大兵器となっている。

動きは緩慢にも見えるが、何しろ脚が凄まじい長さであることから移動速度も高く、熱核ホバーでない機動兵器では平地・山岳地帯・密林の何れでも追いつけないほど。

そのサイズに反して高度なオートメーション化がなされており、搭乗員の多くは搭載した機動兵器の搭乗員や整備要員などが過半と言われる。

対空火器に関しては当然航空攻撃が一番厄介であることを想定しており、ビーム砲をポッド状に束ねた新型対空兵装ゲートキーパーを搭載して死角を潰しており、その他兵装の弾幕を合わせると飛行型機動兵器であっても突破して攻撃位置に就くことは困難を極め、とあるエースパイロットをして、あの弾幕を突破出来るのはルナシューターを超える人間だけだと言わしめたと噂される。

これに加えて搭載機の護衛がある為、接近するのは非常に困難を極める。

仮にとっつけたとしてもビームソードでも容易には切断出来ず、胴体部は従来の大型機動兵器の搭載する対艦兵装程度なら直撃したところでダメージにもならない。驚異的な防御力を秘めている。

508: リラックス :2018/06/16(土) 15:26:08
  • 運用コンセプト

ここまで読んだところで、多くの人は「こんなデカブツ、現代を舞台にした作品で運用する余地があるのか」 「一体どんな相手にどんな使い方をする気で設計したんだ」という疑問を抱くかもしれない。

一つずつ説明すると、そもそもこの兵器は、

誘導兵器が無効化され、高機動と高火力、更には市街地でも自由に動ける小型の筐体を持つ人型機動兵器相手では、従来型の艦艇では太刀打ち出来ない、という非常に特殊な戦場が当たり前な環境で開発されている。

そうした環境で既存の陸上艦艇が力を失ったならば、それに合わせた物を作れば良い。

そこでまず課題として立ち塞がったのが高い火力を持つ機動兵器による取っ付きなのだが、例えば、高速で移動する自動車に人間が近づくのはそれだけでも危険である。

走り回る象や馬に近づく、これもまた危険だ。

空飛ぶツバメだって走ってる新幹線に向かって行けば並行世界から質量を持って来られる必要もなく御陀仏だ。

向こうにとってはちょっとした接触であっても、此方にとっては質量差がそのままダメージへと繋がる。

また、機動兵器と艦艇の大きさの比は相対的なものなので、機動兵器から見ても馬鹿でかい艦艇を作れば機動兵器の搭載兵器でもおいそれと撃破することは不可能になる。

そうした発想を元に、たどり着いた答えは非常にシンプル、ひたすらにデカさと質量を肥大化させることだった。

それがMSの火力でもおいそれと沈められない巨体に加えて、安易な接近が命取りになるほどの質量攻撃も出来る、超大型艦艇爆誕の経緯である。

そしてミサイルが使えない、電子の目も頼りにならない、というならそれに変わる大規模な光学的を含む複数の計測装置と演算装置、FCSにより高い命中精度を実現した超長距離砲を搭載すれば良い、それでも精度が足りないなら直撃せずとも掠ったり近弾になっただけで大破させられるような大口径大威力な砲にすれば良い。

艦体が大型化すればそうした兵装とFCSを構築する為のシステムだって搭載する余地が出来る!……といった、逆転の発想を通り越した大艦巨砲主義とか脳筋とかそんなちゃちな話ではない、もっと狂気に満ちた悍ましく冒涜的な発想によって考案されたのが、この兵器である。

当然ながら 「市街地が戦場となるケースが多い現代戦で民間人や民間施設を巻き込むどころかインフラを根こそぎ破壊しちまうような兵器が運用出来る訳ないだろ!一体何と戦うつもりなんだ!」 という結論に至る。

モビルタンクとかモビルフォートレスと呼ばれたザメルやヒルドルブですらインフラブレイカーのあだ名がつく以上、普通はそこで止まる。

そう、普通なら誰だってそう考える。


が、マッドに常識は通用しない。これがどんな相手にどう使うつもりで、という疑問への返答にもなるのだが、この疑問に対し、

「そもそもにして敵が理性的に民間人に被害を出さないようにしてくれるという保証が何処にあるのか。
この兵器はそちらがその気なら此方はこの札を切るということを示すことでそのような逝かれた発想の連中の脳髄にぶっとい釘をぶっ刺し、テロリスト及びそれに準ずる組織による民間人を隠れ蓑にしての活動への抑止力とする戦略機動兵器である。
故に、動くだけで破壊しか齎さないことこそがこの兵器の最大の長所にして必要とされる能力、核兵器に変わる抑止力なのだ。
そもそも兵器が実際にその意図を以って使用された場合、破壊を起こすのは異常でもなんでもない訳で、意図しない破壊を副産物で起こすというなら分かるが、この兵器はそうした物を破壊することも目的として作られている以上、『破壊を撒き散らす』から、というのを欠点とするのはそもそも間違っている」

と堂々と言い放ち、あろうことか最大の問題点を正当化するという真似をやってのけたのである。他にも

「顧客(国家の想定する敵)が財産を不動産以外で固め(決まった根拠地を持たず)、従来の取立て(核による抑止力)が通用せず夜逃げが容易になった問題への対策、それは持ち逃げしやすい財産を抱えて逃げる顧客をどこまでも追いかけて確実に取立てを行う術を持つことにある」

という発言と、核兵器そのものを機能不全にさせる兵器についての情報などでBC兵器の制限緩和が叫ばれていた時期であることから、この兵器はBC兵器の搭載を前提にしてるんじゃないのかと実しやかに囁かれたとされるが真偽は定かではない。

509: リラックス :2018/06/16(土) 15:31:03
ようこそバーボンハウスへ。
このテキーラは私のオゴリだ。
まず飲んで落ち着いて欲しい。

シュッ
     ∧_∧
    (´・ω・)
    (つ と彡 /
      /  /
     /   /
    /   /
   /    /
  /    /
 | ̄ ̄ ̄ ̄|
 | _   | ガシャン
 |(_();o。|
    ゚*・:.。 コロコロ

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、この投稿者名を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「察し」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、このネタを考えたんだ。

じゃあ、お決まりになって来たけど解説しようか。

戦後、シリーズ屈指の問題作と言われるリアルメカウォーズ・ライジング~答の為に~という謎の創作作品に登場するオリジナル大型機動兵器だよ。

誘導兵器や核兵器が無力化される中、人型機動兵器(必ずしもMSとは限らない)の闊歩しまくる戦場が当たり前となった世界でとある覇権国家が紛争地帯への対応能力不足とそれによる影響力低下を懸念したことから誕生したというストーリーだよ。

序盤で敵中に孤立して危機に陥った主人公の部隊を豪快に色々と()蹂躙しながら現れるという鮮烈なデビューを皮切りに、一時は主人公が部隊共々お世話になったり、一部のミッションでは護衛を行ったり、重要人物を匿ったりと出番や活躍でも優遇されているよ。

ただし、物語中盤も終わりに近づいてくると『テロリストの潜む都市をスピリットオブマザーウィルが攻撃するので、その支援を行え』とか、『民間人が人質に取られている。テロリストが声明を出すなど行動を起こす前に速やかに処理しろ、手段は問わない』などと、明らかにヤバそうな指示が増えて来るよ。

最終的に反政府組織の制圧する都市の水源施設を破壊するミッションが引き返せなくなるライン、最終フラグとなり、これに従うか逃げるか反旗を翻すか、幾つかの選択肢を選べるようになるんだ。

まあ、建物をその自慢の足で踏み潰しながら都市を破壊して行く雄姿に「お前の何処がリアルなんだ?」というツッコミが入るのはご愛嬌だ。

リアリティなんて所詮は個人の物差しだからね、

クロスチェックって何?

二度手間じゃんwそんなことリアルでやる奴いるのwwwもっとリアリティある方法考えろってのwwwwww

なんてこと言う奴だってリアルにいるもんだし、そもそもプレイヤーとして感想を述べる側として複数人の意見を取りまとめるなどの行為をせずに直接物を言える以上、どこまで行ってもどんなことを言っても、所詮は一個人の意見でしかない。

編集部やマネージャーなどによって意見書にフィルターをかけることを問題視する意見はあるが、プレイヤーや読者代表として、そういう意見があたかも総意であるかのように語るのも問題ではないかな?

まず、この辺り理解することから始めないとね。

話が飛んでしまって悪かったね、この作品の問題点はそういう所じゃないんだ。

他のシリーズがファミコン○ォーズだとすると、何故かこの作品だけアーマー○コアかエー○コンバットって感じなのもそうだけど、最たる物はグッドエンドが『命令に従ってそのままミッションをクリアした結果、国に帰った主人公が老後に自伝を書く為に日記を書き貯めたり後進の育成をしながら日常へと戻る』という内容なことだ。

件の水源施設破壊ミッションだが、この水源施設は周囲の幾つもの都市に水を供給する重要施設で、ここを破壊すると間違いなく複数の都市で大きな被害が出るというのが力の入ったムービーで説明される。

部下も消極的な物を含めると半数以上が反対意見を述べる中、リーダーである主人公が命令に従うことを選ぶと幾つかのミッションの後、上記のエンディングへと一直線だ。

510: リラックス :2018/06/16(土) 15:32:12
逆に命令を断ると、部隊共々脱走するというある種王道な展開になるも、それまでの選択次第では脱走に失敗して部下に撃ち殺されるエンド、現地勢力に受け入れられず部下共々皆殺しにされるエンド、砂嵐に巻き込まれて装備などを失い、そのまま立ち往生になり干からびるエンドと、簡単には反抗ルートへ入らせてもらえない。

そして、無事に現地勢力に接触し、受け入れられてそれまで味方だった部隊と戦うルートに入っても、そこから難易度が跳ね上がる。

補給?修復?先進国のバリバリの現役兵器を万全な状態に保てる能力が反政府組織にあったらリアルじゃないでしょ?と此処で無駄にリアリティをぶち込んで来る為、自慢の愛機を存分に使うことすら不可能だ。

プレイヤーはこれまで自分がバカスカ落としていた反政府組織の頼りない兵器(ミッション開始時には一応万全の状態にはなる)で今までは心強い味方だったユニットに挑むか、次回ミッションが更に厳しくなることを覚悟で乗り逃げして来た愛機を使うかを常に選ばされることになる。

また、このルートに入ると一度撃墜された部下は二度と再出撃出来なくなる(死亡してはいないが、十分な手当を受けられないことにより即座の復帰は不可能という扱い)。

勿論主人公が撃破されたり条件未達成で負ければ即戦場で戦死するバッドエンドに突入し、コンティニューは効かず、最後のセーブポイントからやり直すしかない。

特定のNPCユニットが死亡してもバッドエンドに突入するステージがいくつもあり、半ば運ゲーすら強いられる理不尽な難易度こそ少ないものの、ちょっとした注意不足で容赦なく無駄にバリエーション豊かなバッドエンド突入だ。

このルートの一応の最終ミッションは水源施設防衛ミッションで一定時間を耐え忍ぶという内容。

このミッションをクリアすると反政府組織のトップがスピリットオブマザーウィルとその傘下の部隊により捕らえられ、降伏勧告が行われる。

エンディングは主人公は部下の命の安全の保証を条件に投降後、軍に身柄を拘束され、裁判で終身刑を言い渡された後、独房で『それでも、自分の出した「答」を後悔してはいない』と呟きながら膝を抱えて天井を見上げるカットで終わり。これがノーマルエンド。

なお、愛機の状態を良好に保ち、部隊の脱落率も低く抑えた状態で水源施設防衛ミッションをクリアすると真の最終ミッションとしてスピリットオブマザーウィルと戦うことが出来る。

その後のエンディングはどんなだって?……アナタ ノ クリアランス デハ コノ ジョウホウ ノ エツラン ハ キョカ サレテイマセン。

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最終更新:2023年10月11日 19:45