73: トゥ!ヘァ! :2018/06/26(火) 18:40:31
OGクロス イェーガー
大西洋連邦が開発した大型特機イェーガー
シリーズの一つ。全長85m。
初期に建造されたイェーガーの一つであり、ロールアウトはグルンガスト零式の約半年後という比較的古い部類の兵器。
この時期に建造されたイェーガーは俗に第一世代と言われている。
一応捕捉していると原作機と違いちゃんと脱出装備は完備されている。
運用思想は至極単純であり重装甲でごり押しして接近。その後有り余るパワーを肉弾戦にて相手にぶつけるだけである。
しかし、その重装甲重パワーの設計・運用思想は単純故に陳腐化しにくく、DC戦争、L5戦役の二つの戦争を最前線にて戦い抜いている。
当初はチタン合金セラミック複合材と超硬スチール合金の複合型であったが、PS装甲が完成したことにより、そちらに変更された。
動力には戦艦用の大型核融合炉を採用。莫大なマシンパワーをもたらすエネルギー源を獲得している。
操作は初期型イェーガーのためAMS接続方式。また開発当時は技術力不足から余りに巨大な機体を動かすに当たり既存のAMSではパイロットに負担が大きかったため、負担を軽減させる目的で機体操縦と火器管制の二人乗りとなっている。
このため第一世代イェーガーは専ら二人乗りが基本となった。
この初期型イェーガーの運用データを基に操縦系が改良され、後の第二世代イェーガーからはAMS操縦に関しても一人乗りで対応できるようになった。
武装に関してはその重装甲とパワーを活かした近接戦系がメインとなっている。
巨大な両腕部には高圧電流発生装置と大型ピストンが内蔵されており、電流を纏った拳を釘打ち機の用量で叩きつける「テスラ・フィスト」が必殺技。
質量とピストンパワーと電流の合わせ技で通常の三倍だ!わかるかこの理屈が!?とは開発者の言葉。
他装備には両肩部に高出力熱線フレイムスロワー(直訳で火炎放射器)を搭載。
また機体周辺に高圧電流を無差別で流すサンダーブリッツなど(英語とドイツ語の合わせ技。無差別式MAP兵器)
これらの装備により近中距離と近接広範囲に攻撃能力を得ている特機に仕上がっている。
このため初期型の特機としては完成度が高く、近代化改修措置を受けながらも怪獣戦争時まで一線で戦う機体となった。
パイロットはサーシャ・カイダノフスキーとアレクシス・カイダノフスキーのロシア系米国人夫婦。因みに家の住所はアラスカ。
なおサーシャの方が夫でアレクシスの方が妻である。
夫婦ならではの息の合ったコンビネーションで抜群の戦果を挙げる。
DC戦争においては義勇軍ではなく、連合のヒリュウ部隊に派遣され、コロニー統合軍と戦った。この際本来地上運用前提のイェーガーが宇宙に送られたのは宇宙空間におけるイェーガーの実戦データを収集するためでもあった。
その運用思想から度々ジガンスクードと比べられることが多い。
ジガンは宇宙戦闘における適性が高く、チェルノは水中戦も想定されているなど、宇宙か地上のどちらに比重を置くかの運用思想に差が出ている。
L5戦役後は亡命DCからもたらされた各種技術を用いて近代化改修がなされた。
プラズマジェネレーターへの換装、機体安定のためにテスラドライブを搭載。機体動作をスムーズにするためTCGジョイントの採用。エネルギーを食うPS装甲を撤廃し、ガンダリウム合金への装甲差し替えとその装甲を強化する目的での電磁フィールドの搭載など(Eフィールド搭載案もあったが、格闘戦の邪魔になると見送られた)
胸部への大型機関砲を二門追加し、腕部には高圧電流を流せるヒートワイヤーが搭載された。
このため改修後は機体スペックが7割程向上している。
改修後は当時最新鋭だった第三世代相当の性能を得ており、AMSの進歩により一人乗りも可能となったが、夫婦は乗り慣れた二人乗りのまま乗り続けている。
統一事変、怪獣戦争においては太平洋方面独立特機部隊パシフィック・イェーガーズに配備されており、二つの戦争で活躍した。しかし戦後は流石に旧式のため後継機へと切り替えられた。
なおイェーガーの開発及び武装命名は通称ネビルスクールと呼ばれる技術者一派が行っている。
74: トゥ!ヘァ! :2018/06/26(火) 18:41:21
チェルノ・アルファと同じ大西洋連邦が開発した第一世代イェーガーの一つ。全長85m。
チェルノが近接パワーファイターであったが、こちらは中・遠距離戦を想定した軽量高機動機。
動力は大型核融合炉。装甲にはチェルノと同じくPS装甲を採用。これにより軽量化され削れた防御力を補おうとした。
武装は背部に搭載された二門のモーターキャノン(連射可能な大型の速射ビーム砲)と両腕の指先が砲身となっているエネジーキャスター(いわゆる巨大なビームマシンガン)
また指先の方向からビームを束ねて大型のビームサーベルとすることが可能。
このため一応は近接戦闘にも対応できる。
脚部に逆間接機構(通称グラスホッパー)を採用しており、まるでバッタのように飛び回ることが可能。
このため不規則な三次元機動を行い、距離を保ちながら射撃戦を行う引き撃ち専門機と言える。
特機特有のパワーをビーム兵器につぎ込んだため高い火力を誇る機体となった。
しかし、その余りにも特異な戦闘スタイルはチェルノ・アルファ以上に扱うパイロットを限定することとなっており、決して使い勝手の良い機体ではなかった。
またL5戦役においてはバリア持ちのエアロゲイター機と相性が悪く、特に出力の関係から戦艦クラスであるフーレや大型機であるヴァイクルとの相性は最悪であった。
だが武装そのものは使いにくいわけではなく、背部に搭載したモーターキャノンなどは別兵装として他のイェーガーやAFの武装として発展型が搭載されていくこととなる。
パイロットはスタッカー・ペントコストとタムシン・セビアの戦友コンビ。
チェルノのカイダノフスキー夫婦と共にコロニー統合軍と戦うヒリュウへと派遣された。
なおチェルノ同様本来は地上で戦うことを前提に設計されていた機体のため宇宙に派遣されることに愚痴っていた模様。
だがいざ戦闘となった場合は二人の息の合った操縦とチェルノ同様宇宙戦仕様にチューンアップされていたためコヨーテの高い火力と合わさりコロニー統合軍相手に高い戦果を叩き上げた。
L5戦役においても引き続き参戦。
しかしバリアが標準搭載されているためビーム兵器ばかりのコヨーテ・タンゴでは分が悪かったが後半に背部武装を実弾仕様のガトリングキャノンへ換装し、厳しい戦争を戦い抜いた。
インスペクター事件の際はペントコスト氏が太平洋方面イェーガー部隊の司令官へと出世したため、一人乗り可能な準第二世代機へと改装されセビア氏が引き続き搭乗。
テスラドライブの搭載やプラズマジェネレーターへの換装によりビーム兵器主体のコヨーテ・タンゴは純巣に火力が強化されることとなる。
またL5戦役での反省を活かし、肩部へ内蔵式のミサイルポッドを、胸部へ大型機関砲内蔵など実弾兵器の搭載を行っている。
だが統一事変の際に大西洋方面イェーガー部隊アトランタ・アヴェンジャーズに配属されていたところクーデター部隊に襲われ大破。
パイロットのセビア氏は重傷を負いながらも生還したが、その後機体は修理不能と判断され破棄。
当人は復帰後量産型イェーガーパイロットを育てる教官職へと転職している。
75: トゥ!ヘァ! :2018/06/26(火) 18:41:58
東アジア共和国が開発したイェーガー。全長72mと大西洋製と比べ少々小型。
モノアイ頭と両肩の武装が特徴的な機体。
両肩の武装が目立つが、以外にも機動性と俊敏性に富んでいる高機動機。
特徴的な両肩の装備は熱線砲ならぬ冷却砲ことクリオキャノン。強力な収束冷却ビームを浴びせ、相手の兵器を凍らせる変わった兵装である。
この冷却砲による瞬間冷凍(フラッシュフリーズ)した相手をそのまま殴り倒すサブゼロ・サッカーパンチが必殺技。
動力は大型核融合炉。PS装甲も完備。
腕部にはナックルガードが装備されており、殴る際はこれが自動で装着される。
俊敏でパワーもあり、操縦にも癖のない理想的な機体であったが、どうして冷却砲という色物が搭載されているのか疑問に尽きない。
一応の理由としては熱線砲が研究されているのだから逆の冷却砲を研究した結果開発された兵装であり、ホライゾン・ブレイブはその実戦データを集めるための実験機という側面もあったためである。
しかし実際にはパイロットも運用側も共々普通にビーム搭載した方がいいのではと思っているのは公然の秘密であった。
DC戦争ではハガネやヒリュウには派遣されずにDC協力義勇軍として地球連邦軍と戦った。
主にアフリカ戦線において活躍したが、当のアフリカではその戦果よりも冷凍砲の出力を調整した冷房替わりとして兵士達に評判だったようだ。
パイロットはロー・ヒン・シェン、ズイチイ・ポー。豪快さと冷静さを両立させる稀有な軍人コンビ。
L5戦役では流石に両肩の兵装をビーム砲に換装し、戦い抜いたが力及ばず撃破される。
パイロット二名は脱出に成功。その後は東アジアにおいて量産型イェーガーに乗るパイロットのための教官職をしている。
また色物武装が目立ち、L5戦役では結果撃破されたとはいえ、使い勝手が良い機体という点は東アジア軍に大いに評価され、両肩の武装をビーム砲や大型実弾砲に換装した量産試作型イェーガーであるネガティブ・ホライゾンと正式量産型であるレッド・グラディエーターが開発される。
また同国初のイェーガーだったため、様々な運用データを提供している点が考慮されたのか後継機としてクリムゾン・タイフーンという機体が開発されている。
こちらは三人乗りの三本腕というまた奇怪な機体である。
なおL5戦役後に破壊され遺棄されていたこの機体を財団が秘密裏に回収しており、修復と近代化改修を行った後にWLFへと供与されている。
76: トゥ!ヘァ! :2018/06/26(火) 18:42:32
大西洋連邦の開発した第一世代イェーガーの一機。全長78m。
チェルノ・アルファ同様重装甲ヘビーパワー低機動力の三拍子そろったガチガチのパワーファイター。
チェルノに勝るとも劣らない近接格闘機であるが、胸部に大型ガトリング砲が、肩部にはマイクロミサイルが搭載されているなど遠距離戦も想定した武装をしている。
腕部の手甲の部分には丸鋸型チェーンソーが搭載されており、更にチェルノと同様ピストン機構となっているため単純なパンチにおいても強力な打撃力を誇る。
単純な設計思想故に陳腐化しにくく、こちらも近代化改修を得ながらも統一事変まで第一線で運用され続けていた。
パイロットはブルース・マッケンジー・ゲイジとトレビン・ジュールス・ゲイジのゲイジ兄弟。
正規軍人出のとてもよくできた人物であり、兄弟そろって人格者として有名。
初期のイェーガーチームの指揮官をしていた。
DC戦争ではアフリカ戦線に参戦。他のイェーガーを率いた大西洋連邦特機部隊の隊長機を務めていた。
その後もL5戦役に参加しては決戦の際にフーレを撃破するなど大きな戦果を挙げている。
近代化改修後も第一線で活躍しており、一人乗りになった際には兄のブルースが大西洋方面特機部隊司令官に就任。弟のトレビンが大西洋方面特機部隊の部隊指揮官となった。
だが統一事変の際に大西洋側を防衛しているアトランティック・アヴェンジャーズにおいて隊長機として所属していたが、クーデター部隊による奇襲と味方の裏切りに合い部隊は壊滅。
その際兄ブルースが務めていた指令所が真っ先に狙われ他の司令要員と共に死亡。部隊長を務めていた弟トレビンもその際裏切者による不意打ちにより真っ先に戦死した。
大西洋連邦製第一世代イェーガーの一機。77m。
胸部に大型のビーム砲を内蔵。両肩に大型実弾砲。両腕には内蔵式のガトリングを搭載。
脚部にマイクロミサイル、腕部にガトリングと併設される形のグレネードランチャーと全身火薬庫というレベルの高火力支援機。
重装甲重火力をコンセプトに開発された機体であり、当時のイェーガーの中では最も高い火力を有していた機体。
必殺技は保有火力を全て打ち込むデストロイフルバースト。
高い火力を活かしDC戦争でもアフリカ戦線において活躍。続いてL5戦役でも戦果を挙げたが、その高火力ぶりがヘイトを稼いだのかホワイトスター決戦の際に集中攻撃を受けて撃破されてしまった。パイロット二名のその際戦死。
しかし胸部へのエネルギー砲の搭載や、両肩に装備していた実弾砲など後のイェーガーの武装へその設計思想が受け継がれたものも多い。
なお御多分に埋もれず財団に残骸が回収され、修復。それをWLFへと横流しされている。
77: トゥ!ヘァ! :2018/06/26(火) 18:43:09
大西洋連邦の建造した第一世代イェーガーの一機。全長74m。
基本的に第一世代イェーガーはそのどれもが多かれ少なかれ実験敵的な側面を持っている。
これは特機の開発自体が未だ確率していない時期であったためである。
このため第一世代イェーガーは特異なコンセプトや武装を持った機体が多い。
タシッド・ローニンもそういった機体の一つである。
武装は両腕部に搭載された大型高周波ブレード「ファングブレード」のみである。
…そう両腕の刃物のみで飛び道具は一切搭載されていない。
この余りにも潔すぎる設計はある種の特別な戦闘を考慮された結果であった。
それは一対一でグルンガスト零式に打ち勝つという、この時期の機体としては挑戦的過ぎるものであった。
設計チームは地球連邦のグルンガスト零式に対し、タイマンで勝つためにはどうすればいいかと突き詰めた結果「とにかく格闘戦能力に重きを置く。それ以外の武装はむしろデッドウェイトになりえるため排除」という潔すぎる設計プランであった。
出機の関係上純粋なパワーでは敵わないと見越した設計チームは、向こうが剛の剣ならこちらは柔の剣だ!と機体動作における反応速度と柔軟性を突き詰めた機体となった。
このため第一世代イェーガーとしては破格の機動性や運動性を持っており、随一反応性により高い近接格闘能力を誇る。
装甲に関する剛性の低さはPS装甲を採用することにより補った。
このため腕の立つパイロットが扱えばミサイルを切り落とすことすら理論上可能である。
対グルンガスト零式戦では相手の豪快すぎる戦法を逆手に取り、斬艦刀を振り下ろされてからのカウンターという曲芸を行うことのみを念頭としている。
そしてこの機体はそれを十二分に再現することが可能なスペックを持った機体であった。
なおブーストナックルは切り払い、ハイパーブラスターはその機動性で避けきることが求められていたことを記す。
だがしかし。その後の調査によりグルンガスト零式の正式モデルであるグルンガスト(初代)は三形態に変形し、遠距離戦にも対応しているという情報を得て、タシッド・ローニンの運用計画は無意味と化した。
この結果格闘オンリーでは流石に軍用兵器としてはやっていけないという軍部からの注文により(設計班としては嫌々)肩部へと牽制用兼迎撃用の機関砲を、腰部に中距離用のマイクロミサイルポッドを追加している。
なお機動性について譲れないことがあったためか、上記の機関砲とマイクロミサイルポッドに関しても内蔵式ではなく、設置式となっており撃ち切った後にはパージが可能となっている。
パイロットはダック・コヤマダとカオリ・コヤマダのコヤマダ夫婦。カオリ・コヤマダ女子は日系である。
なお本来のパイロットは剣術へ造詣に深い人物を当てる予定だったが、対グルンガスト用兵器構想がおしゃかとなったため、通常特機として扱うこととなりパイロットに関しても別段普通の人物が割り当てられることとなった。
その結果上記のコヤマダ夫婦へ白羽の矢が立ち、彼等にパイロットを任せることとなる。
DC戦争ではゲイジ兄弟の下でアフリカ戦線において活躍。L5戦役も戦い抜き、その後は近代化改修を受けてインスペクター事件へ臨んだ。
しかし、同事件においては大きな戦果を挙げるもインスペクター四天王と言われる人物の一人に機体を大破させられてしまう。パイロット夫婦は無事脱出。
戦後は夫婦揃ってイェーガー開発に携わっている。
しかし、機体は回収困難とされそのまま遺棄された。その後財団が秘密裏に残骸を改修し、修復。同機をWLFへと提供した。
WLFにおいてもその尖った性能を見初められたのか、改良型が量産されている。
78: トゥ!ヘァ! :2018/06/26(火) 18:45:12
投下終了
ホライゾンブレイブの量産型であるレッドグラディエーターは当作品オリジナルイェーガー。設定はまだない。
タンゴ・タスマニアに関しては原作の設定が殆どなかったため、内容はほぼオリジナル化。
DC戦争やL5戦役には他にも第二世代イェーガーが何機か投入されている予定ですが、そっちの設定はまだ考えていません。
全部設定作っても大変なので有名どころ以外は簡単な説明だけの一覧表みたいな形になるかも。
最終更新:2018年07月01日 09:03