172: リラックス :2018/08/20(月) 21:20:21
久しぶりにやるか。何時ものことだが今回は特にスベりっぷりが凄まじい
上手い方々は本当に凄いよなぁ、と……
ヴァルブレイブとは?
太平洋の海底にできた次元の裂け目から突如現れた巨大生物、通称kaijuに対抗する為に作成された対kaiju用兵器。
元々、兵器というのはどういう相手に使うか想定して設計される。
戦車並の装甲を持ち生命体故の有機的な動きをする相手を想定した兵器など、kaijuが現れた時点では世界中、どこにも存在しなかった。
故に、人類はこれまでにない新たな兵器を作り出すことになった。
モデルになったのは人間、それも武器を持った狩人というべき存在。
獣を狩るのは人間の狩人、その信念と妄執こそが人類を『霊長』足らしめた、と言えるのか、その試みはカタチになった。
勿論、問題は山積みだった。
怪獣を相手にするのに必要な火力を考慮すると、動きに対応する為に全高は10メートル強が現実的なラインだった。
しかし、このサイズだと反動と火器の大きさに関してはともかく、機体と火器を全力稼働させる為の動力、機体強度、重量、姿勢制御がネックとなった。
動力に関しては自動車の動力としても使用可能な程に小型化した核融合炉が完成し、機体強度も安価かつ求められる項目のほぼ全てで高レベルにまとまった超硬スチールの完成により、基礎骨格と外骨格にこれらを用いることで必要な水準をクリアした。
重量と姿勢制御に関しても、反重力リアクターの応用と半自動AIの補佐によって実用レベルにまで昇華することに成功した。
最後に立ち塞がった問題は操縦系統。
人の姿を模した機体であるが故に、両手両足を駆使した従来型の操縦では到底必要とされる操作に入力が追いつかなかった。
そこで考案されたのが、ゆっくりを用いた操縦方法。
ゆっくりの神経系と機体で信号を送受信する中継基地となるナノマシンをゆっくりに注入することで、文字通りゆっくりと機体を人機一体とする。
これにより、パイロットは機体の見聞きする情報を己の目や耳で感じるかのように理解することが可能になり、手足を動かす感覚で機体を操縦可能になる。
ゆっくりと機体が一つのユニットとなる。
後に、量産効率を高めるべく操縦系統にパイロットの手に装着された電極等を通じて、間接的に機体の制御系とパイロットの神経網を接続する事で、搭乗者の思考による航空機の直感的な機体制御を可能とするコックピットシステム「コネクション・フォー・フライト・インターフェース・システム(Connection For Flight Interface System)」略称コフィンシステム(注1)を搭載した量産型ヴァルヴレイブも登場するが、
書類上で量産型ヴァルヴレイブはブレイドヴァミルス、フォーミバル、ジュノヴァルドなどと記されており、ヴァルヴレイブの文字は何処にも冠しておらず、開発元・運用側共にヴァルヴレイブシリーズとは明確に別物と区別している模様。
ちょっと待て、ゆっくりって何だよ!!
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'r ´ ヽ、ン、
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レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
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レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
ゆっくりとは?
元ネタである東方キャラクターのデフォルメと言う枠を超えこれ単体がキャラクターまたはカテゴリとして成立し、また東方以外のキャラクターもいわゆる「ゆっくり化」したものが作成されるなどして今日に至っている。
名前の由来は、そのままAAが叫んでいたセリフ「ゆっくりしていってね!!!」から。
ではなくぅ……
ゆっくりとは、リアルメカウォーズ・レボリューション Last dancer.に登場する人型ロボット・ヴァルブレイブを操縦する謎の生物である。
173: リラックス :2018/08/20(月) 21:22:34
ようこそバーボンハウスへ。
このテキーラは私のオゴリだ。
まず飲んで落ち着いて欲しい。
シュッ
∧_∧
(´・ω・)
(つ と彡 /
/ /
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| ̄ ̄ ̄ ̄|
| _ | ガシャン
|(_();o。|
゚*・:.。 コロコロ
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、この投稿者名を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない「察し」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、このネタを考えたんだ。
じゃあ、説明の前にこちらにサインしてくれ。
VALVRAVEの説明を受けるためには、以下の質問に答える必要があります。
[ニンゲンヤメマスカ?]
Do you resign as a human being?
YES NO
はい いいえ
↓(ピッ
YES NO
はい
「ヴァルヴレイヴ」の詳細閲覧を行う者は、以下の免責事項に同意したとみなします。よくご確認ください。
【1】項目「ヴァルヴレイヴ(機体)」(以下、本項目とします)の閲覧行為に際し、ヴァルヴレイヴ本編を未視聴、かつネタバレを避けたい者の身体の安全は保障しません。
【2】本項目の閲覧行為はすべて読者の判断によって行われるものとします。想定外のネタバレによって身体の変調・不調が生じても、企業はそれらに関する一切の責任は負いません。
【3】本項目の閲覧認証を完了した者は企業より発令されるすべての任務に対して拒否権を行使できません。
【4】任務によって得られた情報は、ネタバレも含め、企業に提供するものとします。
【5】原則として、閲覧認証を完了した本項目の閲覧者に関する生殺与奪の権利は企業に帰属します。
ふ、冗談だよ。では説明して行こうか。
ヴァルヴレイブとはkaijuに対抗すべく統合企業連合と人民軍によって開発された「霊長兵器」。
「kaijuに打ち勝ち、頂点に立つ霊長類的な存在」という意味を込め、霊長兵器と名付けられている。
VVV(スリーブイ)計画に基づき統合企業連合(単に企業とも)傘下の“機関”なる組織が開発したとされており、八雲 紫という謎の女性が築いた基礎理論を元に時縞ソウイチ主導の下で開発された。
174: リラックス :2018/08/20(月) 21:23:43
機体の仕様
準レギュラーである主人公一行付きのメカニックである河城にとりや技術アドバイザーの八意永琳をして「人類の科学レベルを遙かに超えている」と言わしめる圧倒的な性能を誇り、対kaiju兵器と銘打ちながら現行の兵器とは一線を画する。
分かりやすく言うと戦車より硬く、航空機より速く、戦艦以上の火力を実現する。
とあるシーンのムービーでは300メートル級と推定される超巨大kaijuを内蔵火器と手持ち武器の一斉射撃により撃破(注2)しており、一機で世界を動かす戦略兵器と呼んで差し支えない代物であることが伺える。
それだけの火力をその程度の機体の何処に仕込むんだ。そしてどうやって反動に耐えるのかというと、その秘密は後者は応用型反重力リアクターと半自動AIにある。前者はこれを齎した文明にある。
詳細は作中でも詳しく語られないのだが、作中のパワーアップイベントで核融合炉は実は補助動力でしかなく、オリジナルのヴァルヴレイブは「レイヴ」と呼ばれるメイン動力を有することが判明する(前述のムービーはこのイベントの直後)。
「レイヴ」は機体を半永久的に稼働させるパワーを持ち、強力なエネルギー兵器の連続使用を可能とするほどの高い出力を持つ。
オリジナルのヴァルヴレイブとは、とある古代文明の遺跡から発見された設計図とコアとなるレイヴを元に作成された兵器であり、遺跡から発見されたレイヴの現品と同数、六機しか存在しない。
応用型反重力リアクターと半自動AIなどもこの遺跡にある技術を参考にしたことで早期に実用化に成功した模様。
また、量産型のヴァルヴレイブは「レイヴ」の量産が困難だった為に最初から核融合炉のみを搭載しており、後述の硬質残光も搭載されていない(ゲーム上ではともかく、ムービーでやたら量産型がやられてるのはこうした事情から、らしい)(注3)。
燃料は情報原子「RUNE(ルーン)」。ルーンは「物質が原子で構成されるように、情報を構成する最小単位」と言われており、星の記憶やDNAなどの情報を構成しているとされる。
問題はここからで、ルーンはパイロットであるゆっくりから供給される。
つまり、レイヴを起動させオリジナルのヴァルヴレイブの性能を全て引き出すにはゆっくりが必須。
固定武装は頭部に搭載されたバルカン「バリアブル・バルカン」、手甲部分にレーザー砲「ハンド・レイ」、両脇に収納されている折り畳み式の小型鎌「フォルド・シックル」、そして各種ミッションパックが存在する(注4)。
また最大の特徴として全ての機体が「硬質残光」を発生させることが可能で、機体の移動や手足の挙動などの動作に伴って生ずる燐光を硬質化させる特性を持っている。
この硬質残光は汎用性に富み、パイロットの判断によって様々な行動に応用することが可能である。また武装にこの硬質残光を応用している機体も存在する。
劇中では、
残光を相手に飛ばし、飛び道具として使用する
残光を盾のように展開し、射撃を防ぐ
機体の手足や武器に残光を纏わせ格闘戦での破壊力をアップさせる
残光を重ねて、敵の攻撃からの遮蔽物として利用する
特能装備「マルチレッグ・スパイン」で発生させた硬質残光の足場を蹴りつけ、自由自在に移動する
欠損した四肢を硬質残光で再現、さらに攻撃に使用する
など、機体・パイロットによって様々な用途で使用された。
ヴァルヴレイヴ最大の特徴が、機体を操縦するためにパイロットの改造と所有者である企業及び軍との契約が必要な点である。
175: リラックス :2018/08/20(月) 21:26:31
「ロボットアニメでは珍しくもない設定では?」と思うかもしれないが、この機体の場合その認証登録がかなり特殊なものとなっている。
パイロット希望者はまず「ニンゲンヤメマスカ?」という質問を受ける。
これに「YES」と答えることでパイロットに登録されるのだが、その後、パイロットは脳のみを取り出され、人間の頭部をデフォルメしたような生命維持・機体との接続中継装置を兼ねた特殊な外皮を被せられ、パイロットとして完成する。
これが ゆっくり の正体である(注5)。
ちなみに先述の質問に答えて人間をやめさせられた後、ようやく質問に対する免責事項が説明される。
もちろんクーリングオフは効かない
…免責事項って契約の前に確認するものなのでは?
その免責事項の内容も極悪で、
ヴァルヴレイヴの搭乗者登録に際し、“企業”及び“軍”の定めた課程を全て修了していない者、かつ非適性者の身体の安全は保証しない。
搭乗者登録は搭乗者の意思によって行うものとし、それに伴う想定外の身体の不調や変調に対し、“企業”及び“軍”は一切の責任を負わない。
登録認証の完了後、搭乗者は“企業”及び“軍”の命令に対する拒否権を持たない。
ヴァルヴレイヴの運用によって得られた情報は、搭乗者の生体情報も含め、全て“企業”及び“軍”に提供される。
原則として、登録認証を完了した搭乗者の生殺与奪権は“企業”及び“軍”に帰属する。
と、“企業”及び“軍”の奴隷と言わんばかりの人権無視も甚だしき内容になっている。
他にもこの免責事項についてや企業の任務、機体情報についての守秘義務などがあるようで、それに触れる発言をパイロットがしようとするとワードプロテクトがかかり、ゆっくりの呼び名の元になった「ゆっくりしていってね!!!」というフレーズに変換されてしまう。
前述した通りゆっくりはヴァルヴレイヴを駆動させるためのルーンの供給源であり、ヴァルヴレイヴを動かす度に自身のルーンを消費する。
その結果搭乗者は徐々に記憶を失い、最終的には命その物を吸い取られ、パイロットは廃人のようになって死亡する。
ルーンを急速に消費しないようゆっくりにはリミッター、というか緊急停止させる安全装置のようなものが存在する模様(注6)。
さて、ここまでご静聴ありがとう。
さあ、君も企業と契約してヴァルヴレイブのパイロットになってよ
176: リラックス :2018/08/20(月) 21:27:02
注1、それぞれの単語の頭文字と、パイロットが密閉された狭いコックピットに横たわり操縦を行う様が、まるで棺桶(コフィン)の様である事から「コフィンシステム(Coffin System)」と略称される。
注2、このkaijuは核兵器(と思しき『戦略兵器』)の直撃を食らってピンピンしていたことが作中で語られている。
注3、量産型の書類上での扱いと合わせて、開発側はレイヴ搭載型のオリジナルのみをヴァルヴレイブと定義していたと思われる。
注4、前述のムービーには何故かゲーム中に明らかに存在しないミッションパックが使用されている。ファンの考察ではレイヴ発動状態用の試作型ミッションパックであり、この一戦で不具合が出て廃棄された説が有力。
注5、何故生首モドキにする必要があるのかは不明だが、パイロットの脱走防止及び、レイヴを搭載することによりコクピットがパイロットが乗り込むスペースがない程に圧迫されたことが大きかった模様。
機体自体を大型化するという方法も、レイヴの出力制御の観点から古代文明ですら大幅に暴走の危険が上昇すると分析しており、更にkaijuに対抗する為に必要以上の大型化は逆に不利になると判断された為、却下となった。
ふざけた生首モドキにしたのは、こんなふざけたナマモノにまさかそんな背景があると思わないだろうという心理的カムフラージュを狙ったのと、比較的不思議な生物やナマモノが珍しくない世界観であることも無関係ではないと思われる。
注6、ただし、戦闘中に強制停止した場合、そのままkaijuにやられるのがオチだと思われるので、小さな親切大きなお世話でないか?もしくは、それ根本的な解決になりませんよね?と作中でもツッコまれている。
177: リラックス :2018/08/20(月) 21:29:18
以上、我ながら何をやっているんだろうと見返して思った。
反省と後悔はそれなりに
最終更新:2023年10月11日 19:45