532: トゥ!ヘァ! :2018/08/26(日) 19:03:10
OGクロス 新型カタフラクト

  • ヒポグリフ
全長:13m
武装:90mmマシンガン 90mmハンドガン ライフル装着式グレネード 電磁力ライフル 大口径電磁狙撃銃 CE式ビームライフル CE式ビームサーベル 高周波ナイフ マイクロミサイルポッド フランメファウスト 
防御機構:エネルギー転換装甲 ビームシールド ウェポンラック兼用実体盾

CE世界へ転移してきた西暦日本(アルドノア)が開発した次期主力カタフラクトの試作タイプ。
開発には共同開発機構とメガロード船団の協力を仰いだ。

動力には初期型の熱核反応炉(融合炉)を採用。また同時期に転移してきたメガロード01船団により提供された重力制御システムを搭載し、自重の軽減とパイロットへのGを和らげている。


OTM式融合炉である熱核反応炉を採用したのは単純にそちらの方が技術的に再現し易かったためである。
最もこの反応炉も現状の西暦日本で再生産可能なレベルの代物であり、現状メガロード01船団にて運用されているものよりも数段レベルは下がる。

重力制御システムについても同様。自力でテスラドライブのライセンス生産が不可能な現状では、効果が限定的尚且つテスラドライブに劣る物であるが、それ故に自力での習得が可能なOTM系の重力制御システムを採用するに至った。
こちらも現状再現できているのは初期的な重力制御のため現在メガロード01船団にて主流のものには大きく劣る。


熱核タービンエンジンを採用したことにより重力制御システムによる自重軽減と合わせて、その機動性はスレイプニールやアレイオンとは一線を画すレベルへと到達している。
最も初期型に類する代物のため出力に関しては既存のジェットエンジンよりは多少高い程度であるが、陸戦兵器に搭載する代物としては破格であった。
戦闘中における常時ホバー機動や宇宙空間における高速機動などがその最たるものである。
なお宇宙空間内では燃焼剤の問題から追加の増槽として外部プロペラントタンクが装備される(中身は水素のため空気のない宇宙空間では破損しても爆発の危険低い)

これらの動力と慣性制御系については将来的にはCE世界での普及式融合炉やテスラドライブへの互換も視野に入れている。


装甲に関しては超硬スチール合金製に代えており既存機と比べ頑強性が跳ね上がっている。
またそこへOTMのエネルギー転換装甲を採用。装甲の頑強性に磨きをかけている。

防御兵装としてはビームシールドとウェポンラック兼用の実体盾の二通りが用意されている。
ビームシールドは陽電子リフレクターとアルミューレ・リュミエールの技術からなるCE式ビームバリアの延長線上に類する兵装であり、EフィールドやGNフィールドほどの出力はないが実弾・ビーム両方を防げ、発生器も小型なため取り回しやすい一品となっている。
弱点としてはエネルギー密度の問題からEフィールドやGNフィールドほど広範囲に展開させることができないことと、出力の関係から貫通力の高い武装や大出力・大質量の攻撃は防げないこと。
またビーム攪乱膜などが展開された場合著しく防御能力が低下することである。
(Eフィールドや全球体型GNフィールドは基本動力炉直結の高出力であるためビーム攪乱膜の影響を力づくで克服している)
機体出力がまだそれほど高くない西暦日本製カタフラクトや出力に限界のあるノーマルACなどで好まれて使われている。

実体盾はエネルギー転換装甲と同じ処置が施されており、機体が装備することにより電力が供給され材質強度が跳ね上がる仕組みとなっている。
また盾の裏面へは予備マガジンや対装甲ナイフ、グレネード発射機が仕込まれているなどウェポンラックとしても兼用されている。


武装に関しては既存の火薬燃焼系の実弾兵器から電磁力系実弾兵器とビーム兵器への転換が図られている。
またそれと同時に安定性の高さから既存の実弾系を大口径化したものも多数新規開発されており、火力の高い新兵装と安定性の高い既存兵器の強化タイプの二つに分かれる。

90mmマシンガンや90mハンドガンはアレイオンやスレイプニールで使用されている75mmマシンガンやハンドガンの発展型。単純に口径を大型化しているだけだが、使用されている材質を超硬スチール製へ変更している。また火薬系兵器は使用している火薬も電子励起爆薬に変更されている。このため既存の物よりも威力や頑丈性が向上している。

533: トゥ!ヘァ! :2018/08/26(日) 19:03:42
電磁力ライフルと大口径電磁狙撃銃はいわゆるレールガンの類となっている。どちらも単射式。
代わりに既存の実弾兵器以上の貫通力を持つため装甲の硬い相手やバリア持ちの相手に活躍してくれる。

CE式ビームライフルとビームサーベルは低出力だが低燃費でそこそこの威力を誇る初期型のエネルギー兵器である。ビームと名がついているが実際には荷電粒子砲の類。
使用する重粒子に関しても消費は激しくないため射撃回数や連続持続可能時間が長い。
この類のビーム兵器はこのCE世界においてはMS開発の初期頃に作られたものであり、現在ではより出力と粒子密度の高い新式ビームが主流となっている。

ミサイルポッドの類は両肩部に装備するタイプで、パージ可能。撃ち切った際には軽量化のためパージすることが推奨されている。
数を撃つマイクロミサイルタイプが主流となっている。

マシンガン、電磁力ライフル、ビームライフルは銃身下部に装着可能な単発式のグレネードランチャーが装備可能。弾種も榴弾、煙幕、ナパーム、硫酸弾、捕獲用ネットと幅広く用意されている。
またシュツルムファウストをAC用に小型化した使い捨て式ロケットランチャーであるフランメファウストも運用可能。
通常は腰部後方のウェポンラックに引っ付けておくが、実体盾を装備する際には内側のウェポンラック内に合わせて四基搭載可能。
そのまま盾として使用するには誘爆の危険性があるため、敵と接触した際には先んじて撃ち切ることが推奨されている。
因みにフランメとはドイツ語で炎の意味。

高周波ナイフは予備武装の一つ。通常は腕部手首内に収納されており、使用時には柄のみが出てくるためそれを使い引き抜く。

またこれらの基本装備以外にもスレイプニールやアレイオンで見られた各種オプションパックが存在している。
重武装をまとめた強襲パックでは各種追加装甲とマイクロミサイルポッド。四発一基でまとめられた対艦ミサイルポッドに大口径バズーカが標準装備となっている。

宇宙戦仕様パックでは空間機動を考え追加のスラスターとブースターを装備。また追加燃焼用の水素プロペラントタンクも搭載しており、戦闘可能時間が延長されている。
また武装は反動の少ない磁力兵器とビーム兵器で統一されている。

封印戦争後(第二次OG)になり開発が進められており、地球圏防衛戦争(デュアルインベーダーズ)には一個小隊分がロールアウトされ、試験運用が始まったばかりであった。
なおテストパイロットをしていたのは貝塚イナホ少尉含め5名である。
ヒポグリフは伝説に歌われた半鷲半馬の怪物の名前から。

この戦争における活躍により正式採用が決定。
戦時中に集められた稼働データにより性能を下げずに安定性を改善することに成功。
MD(ムーンデュエラーズ)以降には正式量産型であるバイコーンとして生産が開始された。

534: トゥ!ヘァ! :2018/08/26(日) 19:05:23
投下終了

デュアルインベーダーズの時になぁ。イナホ君に乗ってもらうための丁度いい機体が欲しかったんじゃぁ。

本当はブリタニアの新型KMFと一緒に投稿しようと思ったが、そちらは間に合わなかったのでまた今度。

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最終更新:2018年08月29日 13:30