872: 弥次郎 :2018/09/04(火) 22:30:55
【ネタ】日仏ゲート世界---~またはフランスは如何にして心配するのを止めてポナパルト家を酷使するようになったか




〇ナポレオン・ポナパルト

フランスにおけるポナパルト家を興した軍人、あるいは軍政家。ナポレオン1世。

日本においてはナポレオン戦争(フランス報復戦争)での活躍が有名であるが、どちらかといえば戦争指導というかプランニング能力に秀でている。

史実同様にルイ=ニコラ・ダヴーらを酷使して勝利を重ねていた。

軍人から成り上がり、ナポレオン戦争後に爵位をもらい、その後は政治家として活動した。

御膝元であるフランスでは、政治家として大成したあとの方がより評価されている。
以下に功績を簡単にだが列挙する。 

  • ナポレオン法典の制定:

正式には市民権利諸法典。フランス国民が有する権利と義務を整理したもの。

立憲君主制への移行期はフランス改革の後から仮の制度を重ねながら国家運営がなされていたが、ナポレオンの時代に入り、漸く議会が軌道に乗り、限定的ながらも選挙が行われるようになったのでこれまでの知見や経験を分析・反映して整理したのがこの法典。この法典は植民地にも及んでおり、各植民地でばらつきがあって不便さがあったものがひとまず終息した。



  • 植民地現地軍の設立:

現地軍の育成を開始し始めた。

当時の植民地軍は派遣された軍という形が多かったが、この植民地現地軍では現地採用の兵士を育成し、高級階級の軍人まで育成するという取り組みが行われた。現地の地理や気候などを把握した指揮官をフランスが欲したこともその発端となった。



  • 教育令:

上記の植民地現地軍の設立に先駆け、大きな変革を迎えたフランスについて各植民地に伝達・教育するとともに、各地における教育内容を刷新している。現地の言葉と並行してフランス語の普及を進めて意思疎通の利便性を向上させた。

識字率の向上は統治を容易くさせ、兵士の質的な向上に大きく貢献した。


  • 植民地の本国化:

上記に加え、工業化、インフラ整備、医療体制の充実、民間療法の否定などを実施。

産業革命も実施して近代的な生産体制の構築に尽力した。 



  • ナポレオン戦争での戦益獲得:

上記の功績の元手となったともされるのが、ナポレオン戦争時における膨大な賠償と戦益の獲得である。

オランダ、イギリス、ドイツ、オーストリア、スペイン、イタリアと欧州のほとんどの国から勝利による賠償金を獲得し、また関税やその他権益を多く獲得し、一説には当時の1年分の国家予算に相当する利益をもたらしたとされる。

事実この賠償の負担によって欧州各国は軍事的なアクションを暫く取れない状態を強いられ、暫しの
停滞をせざるを得なかった。 



〇シャルル・ルイ=ナポレオン・ボナパルト (ナポレオン2世) 

史実におけるナポレオン三世。

日仏世界においては別にナポレオンは没落せず、順調に出世したため特に波乱もなく成長。ナポレオンの身内であり、仕事が増えて信頼のおける人手を欲したナポレオン1世によってフランスに呼び寄せられて英才教育を受ける。

政治・軍の双方で国内と植民地両方で才を発揮した1世と異なり、フランス本土での内政向きの政治家として大成する。

史実同様にパリをはじめとした主要都市の大改装計画を立てたり、1世のような派手さこそ乏しいが色々と頑張った。

1世の酷使されぶりを見て、あくまでもナポレオン3世の後援者という立場で大人しくしていた模様。

873: 弥次郎 :2018/09/04(火) 22:33:50


〇ナポレオン・フランソワ・シャルル・ジョゼフ (ナポレオン3世)



史実におけるナポレオン2世。

日仏世界においては誕生が少し遅れており、ナポレオンの甥であるシャルルの方が先に2世として認識されているため、血筋的には2世だけど時系列的には3世として認識されているというややこしい事態になった御人。

取り立てて派手な功績こそないが、先代たちのプランを整理し、着実に実行したという意味ではとても有能。

また、日本に続いて始まった産業革命の効果とその対価(公害等)にいち早く着目し、爆発的に進化する技術に合わせた制度改革を実施した。

またクリミア戦争期においては有力な指導者として事態の対処にあたるなど、平時の施政能力だけでなく、戦時の指導能力にも優れていた。





〇ナポレオン・ウジェーヌ・ルイ・ボナパルト

史実のナポレオン4世。

父親であるナポレオン2世(史実における3世)がさっさと分家としての地位を確立させたために、カウントするのは正しくないのだが、出てきた順番として4人目であることからナポレオン4世とは呼ばれている。

「ヌォーヴォ・ポナパルト」の異名を持つ寡黙な性格。功績等については別紙を参考されたし。


(略)


以上のような華麗なる功績を以て、ポナパルトという血筋は歴史こそ浅めながらも「青い血」の一角とみなされ、ボナパルティストとも呼ばれる一定の支持層を形成することになるのであった。この層はフランスも無視しえないものであり、各代のポナパルト家当主は彼らの期待を一身に背負い、ついでにフランスという国家を背負うことになったのであった。

874: 弥次郎 :2018/09/04(火) 22:34:55
以上、wiki転載はご自由に。
ちょっと現段階でのナポレオン一族の功績をば。
4世についてはまだ議論したいのでフェルマーのようにしてみました。
まあ、何というかリハビリ的に書いてみました、ハイ…

書くべきネタが山ほどあってちょっと敬遠しがちです
大陸SEEDが落ち着いたら取り掛かりたいですね、本当に…

880: 弥次郎 :2018/09/04(火) 22:52:02
誤字修正

873
×あ冷めながらも 〇浅めながらも

17: 弥次郎 :2018/09/08(土) 12:40:59
15
これは失礼を…

×事実この賠償の負担によって欧州各国は軍事的なアクションを暫く取れない状態を強いられ、

〇事実この賠償の負担によって欧州各国は軍事的なアクションを暫く取れない状態を強いられ、暫しの
停滞をせざるを得なかった。

修正のほどよろしくお願いします

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最終更新:2018年09月08日 14:13