42: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23:10:09 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

大陸SEED支援ネタ(?) メタメタブリーフィングファイル2

(注意!:これは真面目なところもありますが、割と茶番です。ダメな人は至急リニアカタパルトで射出されてください)


  • ご挨拶

「皆さまおはようございます、こんにちわ、こんばんわ。
 今回も始まりましたメタメタブリーフィングファイル、作者の弥次郎です」

    • 質問役の名無しです。今回もよろしくお願いします。

「まさかの二回目ということで、私自身驚いています」

    • ええ、まったくです。こういうのを晒せる作者さんにもびっくりです。

「毒舌度が上がってませんか!?」

    • 二度ネタですけど、自分にしゃべらせてるキャラに何言わせてんです?

「それは言わないお約束だ…!」


  • 「キャラの命名」

「今シリーズ、『B-Day』シリーズでは登場人物の名前とか作戦名に共通項を設けていました」

    • いつもは割とフリーダムに決めていたんですね?

「はい。いつもは直感とか聞いたことのある名前を使っていましたが、今回は別です。
 ずばり、シェイクスピアの『マクベス』から名前をとっていました。対応は以下の通り」

ウォルティ → ウォルター バンクォーの孫 彼の子孫がスチュアート朝を開く
レノックス、メンティス、アンガス →マクベスに登場する貴族たち 
シーワード →ノーサンバランド伯で将軍。
マクダフ →マクベスを殺す人物。
マックス エリザベス → マックス+ベス=マクベス
ダンカン →スコットランド王。マクベスに殺される。

「また、直接ではありませんが命名にマクベスの登場人物の影響を受けたキャラもいました」

トリウィア →古代ローマにおいてはヘカテーに付けられる形容詞として使われた。

「トリウィアが3人の女性の部下を連れていたのも、マクベスに予言を与える魔女をイメージしています。
 ヘカテーは魔女たちの庇護者、あるいは保護者であるともされています」

    • 意外と元ネタというかネーミングの元があったんですね

「その通りです。オペレーション・バーナムというのも、『バーナムの森が動かない限り安泰である』という予言からとりました。
 作中の表現でもデブリ帯がまるで森のようであると表現したりもしましたしね」


  • 「今作の苦労点」


「今作はとにかくキャラの多さ、メインカメラの多さに苦労しましたね」

    • ザフトサイド、大西洋連邦サイド、大洋連合サイドと忙しく切り替わっていましたね

「連合理事国から艦隊が集まり、さらに現地のザフト軍、さらに本国でのザフトとメインカメラ役がたくさんいました。
 それぞれから見た、この『B-Day』という日を、一大軍事作戦を表現してみたく挑戦しましたが、やはり大変でした」

    • ひっきりなしに変わっていましたね、メインカメラ

「本当はもっともっと描写をしたかったのですが、収まりがつかないと言いますか、区切りの良いところで分かりやすくしたいと考えて、
 バッサリとカットする羽目になりました。挿話的なものを2つも投下できたのも、ナイ神父Mk-2氏が機体ネタを投下してくれたことに加えて、
 書きはしたけれども扱いに困る断片がいくつか出来てしまったことに由来します」

    • 本来ならお蔵入りのところを、SSとしてまとめて投下したんですね

「もったいなかったですし、力を入れて書いた分、没にするのが悔しかったんですよね。
 ですので、せめて形として投下しました」

43: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23:10:40 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

  • 「今作の苦労点 その2」



「SSにおいて作者より頭の良いキャラおよび作戦は存在しない…!」

    • つまり自分の脳味噌のレベルぶちまけたってわけですかw

「つまり、ちゃんと合理的な軍事作戦を描けているか?と不安だったわけですねー。
 ま、実際の戦争においては常に合理的あるいは理論的な行動がとられているわけではないのですが、
 それならそれで不確定要素もきちんと盛り込んだうえで描写しているか?と不安でありました」

    • でも結局そこまで踏み込んでは書きませんでしたね。

「まあ、双方ともに目的がはっきりしていますし、それに従わないのは不条理すぎるし意味不となりかねないので、
 そういう『戦場特有の混乱』とか『情報の錯そう』みたいのはちょびっとしか入れておりません。
 読者の皆さんに分かりやすいSSを書くのも重要ですからね。まあ、歴戦のスコッパーや架空戦記などを読み込んだ皆様にとって、
 満足にたるものが出来たかと言われると正直不安なところもありまして…」

    • 要約すれば、話の面白さと作者の技量・労力のつり合いに苦しんだ、ってことですか?

「その通りですね。まあ、正直『これはこのまま書いたら収まりがつかない』と思ったことは書いている最中に何度もありました。
 だからこそ、今作は斯くの如く完結しました」




  • 「月の涙作戦」


「この作戦は作中においてはL1駐留のザフト防衛部隊の切り札として密かに実行されかけましたが、
 これについては実は元ネタ的なものが存在しています」

    • え、あったんですか?

「まず一つは、宇宙デブリを扱ったアニメ『プラネテス』において行われたデブリシンドロームを意図的に起こすテロ。
 もう一つが、上記を元にあれこれと調べるうちにたどり着いたウェスト・フォード計画というものですね」

    • ちょっとググってみますか…

「ザフト側の思考に立って色々と考えを巡らせて思いつきましたね。
 残っている宙域はL1くらいなもので、自軍の消耗は激しい。月面の制圧や月面基地の破壊なんてのはもってのほか。
 じゃあどうするか?と考えた時、『じゃあ、近寄れないようにすればいいのか』とひらめきました」

    • その結果が、月の涙作戦、と。

「月にも重力がありますし、月面へのコロニー落とし(実際には加速のための経由)も0083でありましたからね。
 そこから発想を膨らませて、L1にあるデブリを大量に月面軌道にばら撒けば連合も困るだろうと考えついて、
 作中では実行寸前まで進めさせました」

    • 報復されることは考えてなかったんですかね?

「そこについては敢えて目をつむりました。
 ザフトにしてみれば、ジェネシスの完成を以て連合を恫喝すればギリギリ引き分けに持ち込めますしね。
 某二次創作ではそれを利用した冷戦構造というネタを何年か前に見たことがあります」

    • でも、大陸種世界では通用せず、ソーラー・レイでドカン、ですからね

「ま、神の視点を持っているからしょうがないですね」

44: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23:12:14 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

  • 「第二特務艦隊」


「本作では時風氏に許可を頂きまして、第二特務艦隊の面々を登場させました。
 許可を頂きまして、本当にありがとうございます!」

    • 以前から度々話題になっていましたし、「Zの咆哮」でもサンダーボルト師団が少し出ていましたね

「いつかは形にしたいと思い続けて、今作でようやく機会を得まして、クロスオーバーさせてみました。
 他の作者様のキャラを如何に違和感なく動かすか?というのがなかなか難しく、登場が少し少な目になってしまったのが心残りです。
 ですが、本家には劣ってしまいますが、Zと明人君を派手に活躍させることが出来て、非常に満足できました!」

    • こればかりはホント時風氏に感謝ですね。

「はい、本当にお陰様です。
 サンダーボルト師団だけで突破するのも、通常戦力だけで突破するのも、面白みが徐々に抜けてしまいますからね。
 だからこそ、相反するようでどこか似ている二人のエースの登場が華を添えてくれました。
 この場を借りて、もう一度になりますが、お礼申し上げます!」



  • 「実は優しい世界」


「ホントはキャラにボンボン死んでもらうつもりでした」

    • えぇー…

「マックスさんはトリウィアさんに反撃されて瀕死の重傷、後に死亡。
 トリウィアさんは計画が漏れることを恐れて毒薬を飲んで意識を失う、アンガスはトリウィアさんの計画実行を知って反対して、
 これまた殺されてしまうという末路を当初は考えていました」

    • ザフト側の指揮系統が自壊とか言うレベルじゃないですね…

「まあ、ある意味ザフトらしいじゃないですか、〇カってこういうもんでしょ(偏見)」

    • 仲間割れというか内輪もめは十八番でしょうけど、こんな時にまでやりますかね?

「そこでリアリティが云々と問題になるんですよ。いくらなんでもこんなことをやるか?って。
 だからこそ、マックスさんに事前に察知されて証拠ごと隠滅される、という末路を迎えることになりました。
 ちなみに内輪もめになった場合、ウォルティさんは生き残って指揮を執ってもらうことになっていました」

    • なんでまた、ウォルティさんが?

「ウォルティさんが生き残るのは、マクベスにおいては、子孫が王になると予言されたバンクォーの孫がウォルターだったから、というのに由来します。ウォルティというのはウォルターの短縮形でもありますからね」

    • なるほど…

「というわけで、今回のメタメタブリーフィングファイルはここまでとなります。
 お付き合いいただきありがとうございました」

    • それではさようなら!

「おまけとして、ネタバレアリのキャラ紹介も投下しておきますので、よろしければそちらもお楽しみください」

    • あの、アンガス君の項目が無いんですが…

「特に変更点が無かったですからね!」

    • 臆面もなく言い切ったよこの作者…

45: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23:14:12 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

【ネタバレアリの人物紹介】

〇マックス・ペッリーニ
人種:ハーフコーディネーター(母方が第一世代)
年齢:26歳
制服:白服
役職:L1宙域守備隊司令

L1守備隊の司令官。
一つの基地の司令官というよりも、L1宙域全体の司令官。
各基地と拠点の指揮官を束ね、統括する役目である。
これはL1宙域がそこそこ広い宙域であり、遠距離からの誘導兵器を警戒してNJを高い強度で張り巡らせた弊害のためで、基本的に連絡を定期的に取り合いつつも独自裁量を認める方針でいかならければならないためである。

…なのだが、人材枯渇のためと、どう考えても不利なL1宙域に優秀な人材を置くことを嫌ったザフトは、
半ば左遷のような形で勤務態度に問題ありとされたマックスを派遣している。一応、副官や参謀にはそこそこの人材がいるので、お飾りでもよいから、というザフトの意図がうかがえる。

実際には切れ者どころか相当なメンタルの持ち主。
精神系の病気を複数患いながらも白服を着ている実力者。
L1防衛については当初はやる気があったが、トリウィアが何か企んでいることを一発で見破り、それを調べて元々低かったモチベーションを完全に失い、それの阻止のために暗躍した


セリーナ・トリウィア(SelenaTrivia)
人種:第一世代コーディネーター
年齢:19歳
制服:黒服
役職:L1宙域守備隊副司令

副司令官。
マックスの補佐役兼お目付け役。
多くの仕事をエリザベスと共に分担して行っており、実質的なブレインであり敏腕副司令官。
指揮官養成課程にいたが、どうにも状況的に厳しくなり、繰り上げ卒業した。
元々副指令官は別でいたのだが、本国に呼び戻されてしまい、なし崩し的に就任している。

実は超過激派。ユニウス7の遺族。両親がナチュラルであり、ユニウス7で死亡している。
弟もいたのだが、ナチュラルであったことや両親の死が原因で心を病んで自殺している。

その為、ナチュラル、コーディネーター双方を憎んでいると言ってもよい。
L1の残骸をいくつも加速させて月面軌道へのデブリ密集化を目論むも、マックスに阻止される。
また「L1失陥」のシナリオでの主役。
シナリオを描いた人間にとって、どう転がろうがが上手い方向にしかならない模様。
そして、それを分かったうえで、セリーナは役目を引き受けた。


エリザベス・ウォルティ(Elizabeth Walti)
人種:第二世代コーディネーター
年齢:20歳
制服:黒服
役職:L1宙域守備隊参謀

マックスの部下。セメント系美女。
トリウィアと同じく黒服の養成課程にいた。こちらは繰り上げせずに卒業しており、短いながらも経験を持っている。

この年齢でもザフトでは貴重な20代で、実戦経験者。
これまでの情報や戦訓からトリウィアや副官のアンガスと共にL1防衛のための手を着々と打っている。

実際のところはマックスの腹心。
セクハラの被害者に見えてそうではなかったりする。
家族は妹を残して父母ともに戦死しており、天涯孤独一直線。


〇月の涙作戦

L1守備隊すべてで派遣されてくる艦隊を消耗させ、大質量であるデブリをフレア・モーターで加速させ、月面軌道上にばらまく。ウェスト・フォード計画の月面版と言ってもよい。

月面基地を制圧も殲滅も占拠もできなくとも、連合の戦力の月面への入港が遅れることとなり、時間を稼ぐことができる。
何より、少数戦力のザフトでも実行可能という意味で最適であった。

消耗している連合の艦隊では追撃しながらコロニーの残骸を破壊しきることは不可能との判断して決行された。
具体的にはボアズ輸送を成功したことを根拠としている。
MSや生半可な艦艇では加速した大質量物体を破壊しきれず、止めることもできない。
まして、地上から宇宙に上がったばかりで戦力がまだ万全ではない連合では厳しいとの予測もあった。

結果としては、事前にトリウィアの目論見を察知したマックスおよびウォルティによって阻止され、
プラントを守るために証拠も隠滅させられ、不発に終わった。

46: 弥次郎 :2018/10/22(月) 23:15:14 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
以上wiki転載はご自由に。
これで大体元ネタ解説的なのも終わり、B-Dayシリーズはおしまいですかねー
ちょっと寂しいですけど…

次は何を書きましょうかねー?スパロボの方はあまり詳しくないので難しいですし・・・
まあ、ゆっくり考えます

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最終更新:2018年10月27日 10:45