902: 弥次郎 :2018/11/25(日) 20:48:18 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
大陸SRW IF GATE 自衛隊(ry編 元リンクスたちのお茶会2
「将来的にASおよびパラジウムリアクターの供与が検討されているらしいが、これ戦争の火種になるよなぁ」
「やはりそうなるだろうな」
「? 確かにパラジウムリアクターは画期的な期間ですけど…そこまでですか?」
「桜子ちゃんに分かりやすく言えば、コジマ技術と同じようなものだ。競争になるし、持つ者と持たざる者の差が出てくる。
レイレナード陣営とGA…正確にはレイレナード陣営とオーメル陣営はコジマ技術の開発で競い合っていた。
まして、コジマ粒子と異なってパラジウムという一種の資源に依存し、片方の陣営だけに供与されている技術だ。
どうあがいても争いになる」
「あー…なるほど。パラジウム。希少金属を確保できるか否か、その技術持っているかどうかで国力に圧倒的な差が…」
「常温核融合炉だからな。同時に供与される大容量バッテリー技術とあわせれば、何の比喩もなく脱石油が可能になる。
これだけで中東経済はパニックだ。言い値で買うしかないお客がいきなり買わなくなれば、当然困るし、株価にも影響する」
「加えて、海底資源採掘技術やバイオ燃料の供与まで行われるようになると、資源輸入国であり加工品の輸出国であった日本が、実質、資源的にスタンドアロンになれる。資源を算出する国々はそれはもう阿鼻叫喚の地獄絵となるな」
「なるほど、だからこそ戦争の火種なんですね」
「この技術を受け取れる日米を中心とした軸と、それ以外の軸。これで新しい冷戦構造ができるのも時間の問題になる」
「ちょうど私がデビューしたころに始まった、オーメル陣営と日企連陣営のような図式になるんですね」
「この程度で戦争になる筈が、と思う人もいるのかもしれませんが、事実は小説より奇なり、ですからね」
「流星の言う通りだ。パラジウムリアクターの存在で新たなエネルギー革命が起こり、月、そして木星への進出も進むだろうな。
そうすればUC式の核融合炉の時代も、00のような太陽炉の時代も遠くはない…おいてかれる国にとっては、たまったものではないがな」
「そうして格差が広がれば、過去の怨恨とあわせてドカン!ですかー…」
「まあ、俺達には関係の無いことだな。よほどのことが無い限り、あっちの世界の問題はあっちの世界に任せる。
こっちの世界にまで影響が及ぶなら、やぶさかではないけどな」
903: 弥次郎 :2018/11/25(日) 20:48:59 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
「そういえば、融合惑星の香月博士が面白いことを言っていたな」
「なんでしょう、一目連さん?」
「所謂イレギュラー、黒い鳥の候補者というのは、優れた未来への因果の保有者だ、とな」
「イレギュラーの事、教えたんですか?」
「私ではないさ。別口で知ったらしい。ただ、悠陽殿下を『鳥』の候補者として注目していることと、自身の因果論から導いた仮説だそうだ」
「なるほど、確かにイレギュラーというのは管理者にとっては敵だが、場合によっては状況を打破する能力、あるいは運命を背負っていると、そう表現できなくもないか」
「LRやSLや3系では、特にその傾向が見られてましたか…そういう見方もできますか」
「タンクで人類種の天敵になったこともある私としては、暴走すれば取り返しがつかなくなると思いますけどねー」
「いや、むしろイレギュラーを無理に縛ろうとする方が間違っている。
無理に制御しようとするから、反発するんだ。繊細なんだから察してくれよと言いたいな」
「繊細…?」
「繊細という言葉、辞書で調べた方がいいと思います、タケミさん」
「失敬な、ちゃんと意味くらい分かっている」
)
「順調に人外の道を進んでいると聞きましたが、どうなのでしょうか一目連さん?」
「殿下は恐ろしい勢いで成長なさっている。多分だが、ガンダムファイターの因子の影響もあるのだろうが、紛れもないご本人のお力を伸ばされている」
「一目連さんにそういわせるとは、私たちも油断できませんね。
前世よりも強くなっているという自負はありますが、かと言ってこれ以上成長が望めないわけではないでしょうし、今後私たちも訓練せねばなりませんね」
「ああ、私は悠陽殿下の指南役という役目があるが、君達はフリーな人も多いだろう。
今のうちに訓練をしておいて損はないと思うぞ」
「またタダノを引っ張り出して訓練するかなー…でもアイツ、さぼりたがりのくせに偉く教導とか訓練で忙しいみたいだし」
「アムロさんでもいいと思いますよ。あの人、タダノさん並に先読みが上手いですから」
「いずれにしても、まだまだ負けていられないな…」
904: 弥次郎 :2018/11/25(日) 20:50:17 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
「ズバリ言うと伊丹耀司陸尉だと思う」
「虎鶫さんがそう断言しますか…」
「何しろ、主人公であるし、これまでの彼の活動っぷりを窺うかぎりほぼ確定だと思う」
「身内だからってわけじゃないですよね?」
「勿論さ。壁にぶち当たるたび、それをぎりぎり超える力を発揮すると言われていたからな。
実際、炎龍と生身で対峙した時も、偶然もあったとはいえ状況を打破して、犠牲者を最小限にしていた」
「うーん、なるほどな」
「上はもう彼に着目している。多分だが、すでに監視体制を作っていると思うぞ」
「早いですねぇ」
「企業や大洋連合としては進出先と考えてはいるが、現地の神がうんと言わない限り何ともならないのが面倒だな…」
「まったくです。まあ、彼らにとっての箱庭である以上、彼らの許可をとらなければならないのも確かです。
よほどの事態、外部からの接触程度では簡単には揺らぐことはないでしょうね」
「そういえば、ちらりとロゥリィを見かけたんだが、偉くこっちのことを警戒していたな…」
「え、まさか転生者だってばれました?」
「いや、どちらかというと恐怖の方が強かったな…」
「一体どうして…?」
「そういえば、虎鶫さんもそうですが、私たち一応神や精霊の分類に入る存在と戦ったことがありますよね?」
「ああ、割とあるな。ヴォルクルス、バラル、ダークブレイン、アインストもそれに該当するかもしれん」
「だとするならば、一応説明はつきます。恐らく、神の使徒や眷属である以上、そういった神殺しをなした存在を強く感じ取るのでしょう。
特地の神や使徒とて、殺せないわけではありません。上位のサマナーなども同じように恐怖の対象として見てくるかもしれませんね」
「カンピオーネとまつろわぬ神のような関係か…そんなことがあるとはな。
正直、予想外だな…まあ、別に困りはしないか」
905: 弥次郎 :2018/11/25(日) 20:51:00 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
以上、wiki転載はご自由に。
お茶会の様子をもう一つ書いてみました。
最終更新:2018年12月02日 11:02