12: 名無しさん :2018/11/13(火) 23:10:07 HOST:p413239-ipbf305imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
【ネタ】OGクロス会話集・GATE交流編【時系列デタラメ】
「62式の後継としてFN MAGが採用されたこと、そして特地派遣部隊に配備されたことを祝して――乾杯!!」
「「「乾杯!!」」」
(気持ちはわかるなぁ……)
酒場で特別予算が組まれてついに例の『アレ』の後継が採用されたことを喜ぶ自衛官たちと、それを見ながら何とも言えない気分になる元自衛官の転生者。
「すっげえリアルっすね、このヴァーチャルトレーナーってやつ」
「ああ、敵が吹っ飛ぶ姿だけじゃなく、自分がやられたときの傷やその時の軽い幻通とか
こっちの世界じゃまだ無理だな」
「しかしなんで敵がゾンビとゾンビ犬なんですか?」
「向こうの一部の地方では出るらしいんだ。それも連合の地球以外の地球からやって来たんだと」
「え、向こうはここの以外のゲートもあるんですか?」
『無駄話はそこらへんにして、もう一度。もう三度も全滅してるんだぞ?』
「「「申し訳ありません」」」
うまいこと取り入った伊丹が第三偵察隊とヴァーチャルトレーナーで模擬戦をしている一コマ。無駄話中にスピーカー越しにしかられた。
「あんなのがタクラスの八分の一くらいの値段で売られてるってのはズルいよなぁ」
「ですよねぇ」
「あの、隊長。もっとわかりやすいたとえをしてもらえます?」
「じゃあ、高機動車二輌分」
「え!? あれそんなに安いんですか!?」
「そ。でもって、あのパンテオンより弱いわけないだろうしな……」
「『戦え』と命じられないことを祈りましょう」
「……というか、どうやって仕入れたんですその情報」
「ん? こっちの漫画本とのバーター取引」
撮影可能なところで演習をしているVACを記録しながら、会話する第三偵察隊。
「……うーん、俺たちは上の命令が無ければ動けない。でも、動けそうな連中に伝手はある」
「本当か、イタミ殿!?」
「確実に動いてもらえるとは言えないから、あんまり期待しすぎないでほしいけどね」
落ち込むヤオを見ていられず、とある外交官を思い浮かべながら助け舟を出す伊丹。
13: 名無しさん :2018/11/13(火) 23:10:43 HOST:p413239-ipbf305imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「狭間陸将は許可を出す代わりに、第三偵察部隊に炎龍駆除の情報収集を命じられた」
「つまり向こうのヘリに、第三偵察部隊が同乗させてもらえるように交渉して来いと」
「お前たちだけじゃなく、米軍の人員の分もだ。まったく……お前どうやって向こうの外交官に取り入った?」
「え? それはその……同好の士というやつですので」
檜垣三佐と伊丹のやり取り。
「わかりました。ではこちらで傭兵たちに求人を出しておきます」
「ありがとうございます!」
「ああ、話は変わりますがそちらにいるエルフの少女なんですが、こちらで一度診てもらったほうがいいのではないでしょうか?」
「え? いいんですか?」
「ええ、儲け話を持ってきてもらったサービスということで」
例の外交官と伊丹の会話。
「伊丹! なんでダイヤの話を大洋に持って行った!」
「あのねえ、この状況で大洋か
アメリカを無視して、日本が独自に動いて利を全部かっさらったら後がこわいだろ。だから檜垣三佐通して、陸将とこっちの外交官とあっちの外交官に話を通したんだよ」
食って掛かる柳田に、説明する伊丹。
「話はまとまった。ダイヤモンド鉱床だが、日本の取り分は25%、傭兵ギルドの分が10%、あのVACとかいうロボットのパイロットふたりに5%づつ。そしてお前には2%と手付のダイヤモンドとヤオという例の彼女に関する権利、残りが大洋の取り分だそうだ」
「待ってください三佐! なんで自分の名前がでてくるんですか!?」
「さあな。二匹目のドジョウを期待してのことかもしれん」
檜垣三佐の発言に驚く伊丹。
「初めまして、デュラン陛下」
「――おぬし、何者だ?」
夜のベンチで出会う大洋外交官とエルベ藩王国国王。
14: 名無しさん :2018/11/13(火) 23:11:36 HOST:p413239-ipbf305imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
以上です。
最終更新:2018年12月02日 15:32