297: 弥次郎 :2018/05/01(火) 22:38:25
大陸SRW 証言録IF「戦術機開発最前線」


「一片滅びた方がよくないか?」
「それな!」

  • マブラヴ世界を評して、とある夢幻会メンバー達



「なるほど…キャンセルや中断が出来ないから、先読みが出来ないと駄目なわけだな」

  • マブラヴ世界のOSと操縦系を体験して、タケミカヅチ。



(なんだ、あの男の色は…!?)

  • タケミカヅチの色を見て、クリスカ・ビャーチェノワ。鋼鉄と血と硝煙と泥をミキサーにかけたような色は、流石に見たことが無かった。



「粋がるな、小僧が」
「っち!」

  • 演習で激突するウィリアム・ハンターとユウヤ・ブリッジス。



「これならば、あるいは…」

  • 次世代概念機「蜃気楼」を見て、フランク・ハイネマン。


「…?ステルス機といったが、丸見えだぞ?」

  • ラプターとの演習で、C.E.世界のパイロット。



「き、消えやがった!何処だ!何処に逃げた!」
「探せ、どこかにいるはずだ!」
「くそ、このラプターが後れを取るとは…!」

  • ミラージュコロイドを搭載したMSとの演習で、ラプターの小隊。



「猿轡かまされて手枷と足枷を付けられて、フルプレートの鎧を着て、動けない動けないと騒いでいたわけね…」

  • OSとソフトウェアの技術差を理解して香月博士。



「そ、それはなんだ?!」
「は?」

  • 休憩時間中に携帯端末で音楽を聞くC.E.世界の人員に対して、ユーコン基地スタッフ。



「我々の世界ではこのように人型兵器での戦争をかなり経験していまして…いやはや、技術差というのは残酷ですな」
「」
「」
「」
「」

  • 単純な技術差と経験の差に呆然とするマブラヴ世界の技術者たち。

298: 弥次郎 :2018/05/01(火) 22:40:07

次世代概念戦術歩行戦闘機「蜃気楼」

頭部20mm近接防御機関砲×2
対小型種跳躍地雷
Type-101 複合兵装型突撃銃(90mmマシンガン 80mmグレネードランチャー)
Type-101S 120mmロングレンジライフル
Type-301 背部マルチランチャーユニット
Type-201 バトルブレード
Type-200 ショートブレード

概要:
マブラヴ世界に対して技術輸出を始めるにあたり、C.E.世界において大日本帝国から供与された戦術機「不知火」を土台にして開発された概念機。
名前の通り、次世代機の概念を広めるためのモデル機となっている。

基本設計自体は不知火であるのだが、一方で肝心の駆動系やOSを含むソフトウェアと操縦系であるハードウェアは殆どがC.E.世界のそれに置換されている。というのも、当初は不知火に付けたしを行うことで完成させるはずが、肝心要の根幹をなす技術が思った以上に技術格差と世代格差が存在しており、おまけにノウハウの積み重ねが違い過ぎて、下手にミックスした場合不具合や信頼上の観点から見て問題が起こることが明らか過ぎたのであった。
なので、これは不知火の設計をC.E.側が自前の技術で可能な限り再現した別物ととらえた方が正しい。

OSの基本骨格はキャンセル・コンボ・再入力に加えてUC系の学習型コンピューターの概念も盛り込まれており、それに応じて操縦系の簡略化を実現。訓練期間の大幅な短縮を実現できると予測されている。

防御面は、装甲材の大幅のグレートアップによってより無茶な機動での戦闘が可能となっているほか、突撃級はともかくとしても、要撃級や戦車級程度の攻撃では早々に致命傷とはならない防御性を獲得した。
レーザーへの防御手段として臨界半透膜を全面的に採用することでこれを殆ど影響のないものとすることができる。

武装面においては、基本的にマブラヴ世界の一般的な武装の構成を踏襲している。
一方で、強化されている駆動系や主機のパワーの向上によって大口径の銃火器が採用できるようになっており、また、携行できる弾数に関しても大幅に増大。結果として一機当たりの発揮できる火力と継戦能力は大幅に改善された。
モデル用の銃として90mマシンガンとグレネードランチャーを搭載した突撃銃を採用しているが、従来の突撃砲に置き換えた場合、機体の損傷を考慮しなければ3倍以上の戦闘時間を実現できるとされる。さらに、小型種に包囲乃至取りつかれた際に対処するための小口径の防御機関砲と跳躍地雷が採用されている。ぎりぎり戦車級を殺せる程度の火力であるが、総弾数が多く、歩兵の支援を問題なく行うことができ、蜃気楼が相手ならばこれによって張り付いたBEATを安全に撃破できるなど、生存性は大きく向上している。
格闘兵装はオーソドックスな編成であり、取り立てて大きな変化はない。OS面でのアップデートや発揮できる馬力の向上によって格闘戦の難易度や危険度が大きく下がっていることを考えれば、武装面でへんに弄る必要はないと判断されたためと思われる。

本機は不知火の提供元である大日本帝国と、色々と反省したアメリカ、そしてアラスカのユーコン基地を経由することで欧州各国にも概念を伝えた。
ソ連に対しても一応は技術や概念の供与はあったのだが、色々とすったもんだがあったと思われる。
その後の発展であるが、ユーコン基地においてJRSSの搭載が行われたほか、試験的ではあるがビーム兵器や新型推進機関の搭載などを行った。

299: 弥次郎 :2018/05/01(火) 22:40:46
以上、ご一笑くだされば…
+ タグ編集
  • タグ:
  • 憂鬱SRW
  • 融合惑星
  • 設定
  • Muv-Luv
  • β世界
  • 証言録
最終更新:2023年08月20日 00:03