961: yukikaze :2019/02/23(土) 21:35:18 HOST:176.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
豊臣
夢幻会世界での日露戦争のセリフ集が出来上がりましたので
ご笑納ください。
もはや清など何の役にも立たん。
見ておれ。ロシアを宗主国とすることで、清にも倭奴にも吠え面をかかせてやる。
――――朝鮮王国高宗。駐留ロシア軍司令官との会談後のセリフ
「何とも気前がいいですな。原住民は我らの家の鍵を差し出しました。」
「オンボロな家だが、まあ多少は我慢しよう。すぐに黄金の国に引っ越しするしな。」
――――駐朝ロシア公使と駐留ロシア軍司令官との会話
あの愚かな朝鮮王め。よくも大清をコケにしてくれたな。(※1)
――――高宗の一方的なロシアへの帰属を聞いた西太后の一声
予想通りとはいえ、あの国は我が国への嫌がらせだけは天才的だ。
まあいい。二度目はないと警告はした。あとはもう躾の時間だ。
――――朝鮮側の行動を聞いた豊臣慶秀の国家安全保障会議でのセリフ
戦時には歩兵22個師団に騎兵4個師団。おまけに砲兵師団も5個か・・・
あの時代の連中が聞いたら卒倒するだろうよ。
――――十河大将、国防大綱による軍備拡張計画(※2)を見て
「これは極東アジアに対する侵略行動に他ならない。今すぐ止めなさい。」
「満州で火事場泥棒をして居座り続けている貴国の自己紹介かね?」
――――国防大綱への駐日ロシア公使の抗議と、伊藤外相の返答
ポートアーサー。遂に我らは不凍港を得たのだ。
――――ロシア太平洋艦隊司令長官。旅順への着任の第一声。
「新型戦艦(※3)・・・間に合いそうか?」
「1903年までに6隻。意地でも間に合わせます。」
――――新型戦艦建造に関する山本海軍長官と斉藤海軍次官の会話
ロシアは金持ちだな。戦艦を1ダース作ってもまだ足りないようだ。
まあ、精々旧式艦を量産してくれ。
――――真野中将。ロシア海軍の拡張計画に対する感想
日本との同盟? ふむ? それで我が国に何の利益があるとでも?
我々にとっての利益とは、日本とロシアが消耗することだよ。
――――イギリス外相。日英同盟の打診に対して(※4)
流石ブリカス。相も変わらず2枚舌は健在のようで。
では・・・遠慮会釈なくむしり取ってあげましょう。
――――郡子爵の嫡子(※5)。タイムズでのイギリス外相の双方へのリップサービスを見て
「極東のサルなんぞ鎧袖一触だろ? そもそもサルに何故配慮する必要がある」
――――宮廷顧問官ベゾブラーゾフ。ウィッテによる批判を受けて
さあ。御一新の総決算だ。
――――国家安全保障会議での日露開戦を決定した時の豊臣慶秀総理の発言
962: yukikaze :2019/02/23(土) 21:36:06 HOST:176.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
「君たちは余に嘘を言ったのか。連中は戦争など起こしませんと言ったのは誰か」
「皇帝陛下。サルの行動は、人間では理解不能です」
――――ニコライ二世の指弾に対する、ロシア外相の返答(※6)
最優先課題は日本海の制海権維持である。
まずはウラジオ艦隊を潰す。陸軍さんの輸送船は一隻も沈めさせるな。
――――真野連合艦隊司令長官。旗下艦隊司令官への訓示。
この一撃が歴史を変える。
――――伊101艦長小林 躋造大尉の旅順口待ち伏せでの発言(※7)
スタルクの阿呆は何をしていたのだ。掃海すらまともにやっておらんかったのか。(※8)
――――アレクセーエフ総督。2隻の戦艦が旅順口で轟沈した報を受けて
「難攻不落とはよく言ったもんだ」
「まあまともに攻めなければいいだけの話です」
――――旅順攻略軍を指揮する長谷川大将と内山参謀長の会話(※9)
全く・・・一体全体、これからの戦争はどうなるんだろうね。
――――長谷川戍吉少佐。飛行船によるシベリア鉄道爆撃作戦に参加して(※10)
軍総力を挙げて夜襲を行う。全軍を上げて今夜半、太子河を渡河せよ。
――――黒木第一軍司令官。第一軍への指令
クロキはどんな魔法を使ったのだ・・・
――――第一軍に饅頭山を確保され、日本軍に攻囲されつつある事を知ったクロパトキン大将のセリフ
第一命令。追撃せよ。
第二命令。追撃せよ。
第三命令。追撃せよ。
決して追撃の手を緩めるな。
――――十河満州軍司令長官。ロシア軍退却に際しての全軍への命令(※11)
「予定通り、ロシア極東軍は遼陽で大打撃を受けました。我が軍は奉天まで進軍しています」
「すぐにロシア本土から増援が来ます。満州軍に補給と増援を切らさないように」
――――大山統合幕僚長の報告に対する豊臣慶秀総理の返答
兜町は大商いだ。
さて・・・ロンドンとパリとベルリンはそろそろ紐なしバンジーの階段の中腹位か。
――――郡子爵の嫡子。遼陽会戦の大勝の報を受けて
極東に増援を送れ。それとクロパトキンは更迭だ。グリッペンベルグに指揮を取らせよ。
――――ニコライ二世。遼陽会戦での大敗を受けて
「艦隊は一体何をしているのだ。貴官らは置物か何かか」
「艦隊に犬死をせよと命じることはできんよ」
――――ステッセル関東軍司令官とマカロフ太平洋艦隊司令長官のやり取り
サルども。男らしく戦え!!
――――食料や医薬品の不足が目立ち、徐々に痩せ衰えていく旅順要塞守備兵の悪罵
艦隊の穀潰し共の配給は減らせ。
やつらが船で寝ている間も、こっちは腹をすかせながら戦っているんだ。
――――補給が絶たれ、食料品の備蓄が減少している報告を聞いたステッセル司令官の罵り。
非戦闘員が籠る旅順への食糧補給を認めよ。これは人道的な問題である。と。
成程。では非戦闘員を直ちに城外にだし、赤十字の立ちあいのもとに、我らのもとに送るとよい。
我らは武士道に基づき、礼節を以て相対し、彼らの財産を一切犯さず、中立国経由で祖国に帰還させよう。
――――ステッセルの抗議に対する長谷川大将の返答。(※12)
出撃する。ただし、親が生きており兄弟のいない者。それと30歳未満の者は全員降りよ。
――――マカロフ司令長官。皇帝からの督戦を受けて出撃を決定した後の発言
「飛行船『翔鯨丸』から入電。ロシア太平洋艦隊に出撃の動きあり」
「よろしい。今日は大漁旗を用意しておけよ」
――――潜水母艦『千歳』での小倉鋲一郎潜水隊司令の発言(※13)
「ペレスヴェート被雷。ポベーダ沈んでいきます!!」
「参謀長。君は生きてこのことを伝えてくれ。日本海軍は潜水艦能力で我が国の10年先を進んでいると」
――――マカロフ司令長官。艦隊壊滅を目の当たりにした最後のセリフ(※14)
ロシアの猪に陣地戦を教えてやるか。
授業料は高くつくがな。
――――十河満州軍司令長官。予定通り、奉天郊外において進軍を停止し、陣地を作成する。
「ここは難攻不落の要塞じゃなかったのかよ」
「サルどもめ。俺達を耕す気かよ」
――――重砲による砲撃を受けた旅順要塞守備兵の会話(※15)
「我慢できずに出撃してきたか。予定通りだ」
「ひきつけるだけひきつけろ。殺しの間に入ったら遠慮なく撃て」
――――ロシア軍出撃を見た旅順攻囲軍前線部隊の会話。
もう守れん・・・
――――出撃したロシア軍が全滅した方を受けたステッセルのセリフ(※16)
「ロシア人め何をやっているんだ」
「バルチック艦隊とロシア本国からの増援がありますよ。まだこれからです」
――――旅順陥落の報を受けたロンドン市場でのやりとり(※17)
963: yukikaze :2019/02/23(土) 21:36:58 HOST:176.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
ウラル軍団、カザフ軍団、コーカサス軍団の精鋭50万人。これだけあって負けたらどうしようもない無能だろうよ。
――――ハルピンに着任したグリッペンベルグ司令長官。全軍を閲兵して
長谷川の部隊が来るのはもう少し時間がかかるか・・・
越冬準備はしつつ、連中の動きに目を向けろ。連中は冬でも構わず戦争をするぞ。
――――グリッペンベルグ着任を聞いた十河満州軍司令長官の命令
大軍に小細工は必要ない。一気に押しつぶせ
――――奉天会戦におけるグリッペンベルグの訓示
第一防衛線に拘るな。損害に目を配りつつ、第二防衛線への移行の機会を逃すな。
ただし、第二防衛線からは絶対に引くな。絶対にだ。
――――ロシア軍の大攻勢に対し、第一防衛線からの援軍要請に対する児玉総参謀長の回答
ミシチェンコに伝えろ。最後の一押しをかけてやれ
――――グリッペンベルグ。押し切れない現状を受け決戦兵力であるミシチェンコ騎兵軍団に対し攻勢を発令
知らなかったのか? 切り札は先に見せた方が負けなのだと。
――――十河満州軍司令長官。野戦重砲兵司令部に対し、ミシチェンコ騎兵軍団に全力砲撃をするよう指示
慶長の試し戦の如く、いざ傾けぇ!!
――――柳生第二騎兵師団長。攻勢限界に達したロシア軍への包囲戦を行うための突撃時にて
死して皇帝陛下にお詫びを
――――グリッペンベルグ。秋山騎兵軍団を先鋒とした長谷川第五軍の突破を防げず、包囲が確定されたことを受けて
カーター卿は自殺したか。心の弱い方だ。
まだバルチック艦隊があるではないか・・・
――――奉天会戦でロシア軍が大敗北を喫した報を受けた翌日のロンドン市場での投資家の台詞
「連中はどこを目指すのか・・・」
「イギリスめ。ロシアに石炭を売ったことを後悔させてやる」(※18)
――――バルチック艦隊の予想進路を議論する海軍幕僚本部の一コマ
「悩む必要はない。連中をここに来させればいい。餌は撒いた」
「東京湾に鉄の鯨が多数目撃されているようですからな。英仏独は食いつきますな」
――――連合艦隊旗艦『扶桑』の司令長官室で、真野司令長官と加藤参謀長、碁を指しつつ
最も恐るべき潜水艦は東京湾だ。全艦隊、ツシマ海峡を突破せよ。
――――ロジェストヴェンスキー提督。潜水艦部隊が東京に集結しているという極秘電報を受けて
何だ・・・あの戦艦は・・・
――――扶桑型戦艦を見たイギリス観戦武官の第一声とされるもの(※19)
悪夢だ・・・悪夢を見ているのだ、私は・・・
――――第一巡洋艦隊エンクウィスト少将。バルチック艦隊の主力が30分足らずで壊滅したのを見て
ロシア海軍の最新鋭艦と精鋭を以てしてなお、奴らの主力艦を1隻も沈めることができなかったのか。
ならば老朽艦と疲れ果てた将兵で構成された我らで戦うのは無意味だな。
――――ネボガトフ少将。連合艦隊主力に包囲されたことで降伏を決意した時のセリフ
「今日何人目だ。テームズ河に浮かんだのは」
「5人目からは数えるのを止めましたよ。警部」
――――日本海海戦での日本の完全勝利が報じられた翌日のテームズ河のほとり(※20)
「率直に聞く。日本の艦隊と戦って勝てるか?」
「今計画中の新型戦艦の数が揃えば勝てるでしょう」
「ちなみにそれはいつかね?」
「最低でも5年後ですな。無論、日本が何もしないという前提ですが」
「手仕舞いだな。全く、私はどうやら帝国最悪の首相として名が残りそうだ」
――――日本海海戦での日本の完全勝利が報じられた翌日の、英国首相と第一海軍卿との会話
964: yukikaze :2019/02/23(土) 21:37:30 HOST:176.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
「ロシアめ!! あの役立たずめ!! 無能な連中め」
「・・・・・・(無能は貴様だ。せいぜい清や倭に高く売りつけるか)」
――――ロシアの大敗に激昂する高宗と、それを冷ややかに見る重臣達
「朝鮮の宗主権はこれまで通り認めていただけると・・・」
「無論です。躾のなっていない駄犬の群れの取り扱いは、よく御存じでしょう」
――――清国上層部に対する駐清日本公使のセリフ(※21)
「一にぎりの土地も、一ルーブルの金も日本に与えてはいけない」
「陛下。では私めは御辞退させていただきます。とてもではありませんが自信がありません」
――――講和交渉に対するロシア皇帝の訓示と、全権大使のウィッテの返答(※22)
満州に関しては約束通り、
アメリカ資本『だけ』を入れる。ハリマンとシフに親書も渡す。
いいか。ここでスケベ根性を出すなよ。日本人はビジネスの約束は必ず守るという事を連中に刷り込ませろ。そして約束違反はどうなるのかという事もな。
――――豊臣慶秀総理。外務省の一部の動きに対して、伊藤外相に釘を指した際のセリフ(※23)
グレイト。ジャパニーズとは今後も良いビジネスができそうだ。
――――親書で、日本が満州でのハリマン及びシフの資本進出許可を確約したことへのハリマンのセリフ
「我々はまだ負けてはいない。我々はまだ戦える」
「カイザーを頼んでいるのなら無駄ですよ。こちらにも歯の浮くような親書を送っていますから」
――――第一回講和交渉でのウィッテと伊藤外相のやり取り
「半島と満州の利権は認めよう。その代りウラジオは返してもらう」
「話になりませんな。半島も満州も交換条件にはなりませんよ」
――――第二回講和交渉でのウィッテと伊藤外相のやり取り
「日本は無理難題を言って戦争を継続しようとしている。これは平和への罪である。」
「それまで散々戦争を煽り続けてきた貴国の自業自得では」
――――世論を味方につけようとするウィッテに対し、ハリマンの息のかかった新聞記者の揶揄
「賠償金が不満というのならば、捕虜の厚遇への謝意金とされればいかがか。まあ、これ以上ごねるのならば、ウラジオをどこかに売却するだけですがね。」
「シャイロックめ・・・」
――――第三回講和交渉でのウィッテと伊藤外相のやり取り
「・・・・・・・・・平和を回復した」
「我々は平和を愛するものです。故にロシアから領土を得ようとは思いません。平和を維持するために、沿海州の武装制限と東シベリアにおける兵力の告知義務と配備制限を求めたのがその表れです。なお、ロシア皇帝陛下より、捕虜に対する厚遇の謝意金をポケットマネーでいただきました。
日本政府を代表しまして深く御礼申し上げます」
――――ポーツマス講和条約締結による共同記者会見(※24)
965: yukikaze :2019/02/23(土) 21:38:00 HOST:176.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
※1 この時の西太后の怒りと屈辱は凄まじく、それが朝鮮王室の三族皆殺しに繋がっている。
※2 1897年に制定された国防大綱のこと。陸軍は平時13個師団、戦時17個師団だったのを、平時17個師団、戦時22個師団に拡張している。なお、砲兵師団も2個師団増設されたがそれ以外にも野戦重砲兵旅団が3個増設されている。
※3 扶桑型戦艦のことである。
※4 なお、この時の外相であったランズダウン侯は「英国凋落の戦犯」と名指しで批判されている。
※5 豊臣家の財政担当として名を馳せていた郡家の嫡男である政信のこと。後に大蔵省及び財界で辣腕をふるい「財界の魔王」と畏怖されることになる。
※6 ロシア帝国の外交的無能さを示す例として有名
※7 この時、旅順口にいたのは伊101号潜水艦(史実E級潜水艦類似)6隻
※8 ロシア海軍は戦艦2隻喪失を、機雷によるものと判断していた。(実際は魚雷攻撃)
※9 砲撃ラインぎりぎりに布陣して以降は徹底的に補給を遮断し、兵糧攻めに入っていた。
※10 世界初となる飛行船の軍事利用。コストの割に効果はなかったが、クロパトキンの神経を消耗させた。
※11 追撃戦で、ロシア軍は全体の4割と重装備のほとんどを失う敗北を喫していた。
※12 流石にステッセルや海外メディアもぐうの音も出ず、長谷川が西洋人から見ても「紳士的な態度」を非戦闘民に見せたため、却って日本の評価が高まった。
※13 なお、万が一の為に、後詰として真野率いる第一艦隊も出撃していた。(ウラジオ艦隊は既に消滅)
※14 この直後、旗艦ツェサレーヴィチが被雷し、マカロフも運命を共にした。
※15 この時使われた砲は、32年式臼砲(シュコダ30.5cm臼砲をモチーフにしたオリジナル兵器)で、その威力から、ロシア守備兵の恐怖の対象であった。
※16 2個師団の壊滅以上に、信頼していたフォークとコンドラチェンコ2名を失ったことが大きかった。
※17 パリやベルリンでも同じような会話が繰り広げられていた。
※18 ロシア劣勢に焦ったイギリスが、ダミー会社を通じてロシアに良質な石炭を販売したこと。
なお、ドイツ皇帝がばらしてしまい、日本海軍の英国に対する悪印象が決定的なものになる。
※19 当該観戦武官は戦死。奇跡的に生き残っていた乗組員の証言によるものである。
※20 ロンドン株式市場は大暴落を起こし、多くの投資家が破産し、その被害額は、当時の財務大臣が卒倒する額であった。なお、フランスでは投資家が一斉にロシアから手をひき、ドイツでは取り付け騒ぎが頻発することになる。
※21 「朝鮮民族を養うなんてまっぴらごめんだ」という嫌悪感で官民統一していたことによる。
※22 現実感のない皇帝に対する冷や水とも、本気でやりたくなかったが故の発言とも言われている。
※23 満州独占派の急先鋒であった小村寿太郎外務次官は、この直後に更迭を受けている。
※24 ポーツマス条約の内容は以下のとおり
1 朝鮮については、これまで通り清国に宗主権があることを認める。
2 ロシアは満州での全利権を日本に譲渡する。
3 ロシアと清の国境からロシア領50kmまでは非武装地帯に設定(軍およびそれに類似する組織の駐留を認めず)
4 沿海州におけるロシア軍の駐留を最大3個師団にまで制限する。75mm以上の重砲禁止。要塞も廃止。
5 東シベリアにおける総師団数を6個師団に制限。他地域から呼ぶ場合は日本に事前に通知。
6 日本の満州駐留は2個師団に制限。他地域から呼ぶ場合はロシアに事前に通知。
7 捕虜厚遇の謝意金として、30億円(戦費をやや上回る)を支払われる。
8 日本はウラジオ周辺から速やかに撤兵する。
3の非武装地域設定と実質的な賠償金を除けば、ロシアにとってはある意味現状追認な内容です。
なにしろ満州軍とその増援軍合わせると30万人近くが戦死・負傷しており(捕虜で25万人ほど)ロシア陸軍は、西方正面部隊を除けば背骨をへし折られました。
966: yukikaze :2019/02/23(土) 21:57:55 HOST:176.228.242.49.ap.seikyou.ne.jp
取りあえずなんちゃって日露戦争終了。
まあ何というか、10年先取りして第一次大戦経験したロシア軍お疲れ様と。
以下解説。
豊臣
夢幻会の軍備増強ですが、歩兵師団数をそれなり(最初から3個連隊だが)にする反面、機関銃の比率と砲兵火力の増加に勤しんでいます。
ロシア軍にしてみれば、砲火力でアウトレンジ食らいまくっていまして、新型砲ですら日本陸軍の砲兵部隊に完敗しています。
まあ95式野砲モドキに、砲兵師団用の105mmカノン砲に155㎜カノン砲、止めに30.5cm臼砲とかも用意していますので(全て最大射程は1万越え)、ロシアにしてみりゃあ鉄の嵐だったかと。(砲弾もふんだんに用意されていましたし)
日露の陸戦でのハイライトである奉天会戦では、ロシア軍砲兵が前線部隊擁護の為に砲撃をしたせいで戦役中盤時には砲兵が壊滅してしまい、砲兵師団全力の擁護による長谷川軍の突貫を防ぐことができませんでした。
ポーツマス条約の条件が温いように見えますが、正直、制圧したウラジオなどは日本にとっては「領土にしても旨みがない」地域でして、満州の利権と金さえあれば問題ありませんでした。
半島の宗主権を清国に委ねたのも「あいつらの面倒なんか誰が見るんだ。俺は嫌だぞ。あいつらを臣民と呼ぶのは」という慶秀のセリフに、議員が全員頷くなど、半島への嫌悪感が高まっていたのと、半島の鉱山の採掘権や鉄道敷設権など利権確保は出来ているのが大きいです。
清国にしても、日本が清朝の面子をたてているのは理解しており、第二次天津条約で半島を譲渡したのも「日本の面子が完全につぶれており、面子を守るために清に戦争吹っかける可能性が高い」という点を清が完全に理解していたのも大きいです。
最終更新:2019年02月25日 15:28