55: 弥次郎 :2019/03/25(月) 21:58:08 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp


大陸SRW IF 融合惑星ε世界編「Battle of Mali」





      • 融合惑星γ世界 アフリカ大陸 マリ 



 アフリカの大地と空は、交わされる砲火で焦げ付いていた。侵攻側である神聖ブリタニア帝国軍と防衛側であるISAFの戦闘は、大規模であり、容赦がなく、広い範囲にわたって繰り広げられており、ぶちまけられる血や破壊された機体の残滓など数えるのも億劫なレベルであった。
互いの軍が互いをむさぼり合うように、あるいは命をさらけ出しての潰し合いを展開し、凄惨な戦場という舞台を演出していく。
 何しろ、KMFを大きく超える機動兵器であるKGF「サザーランド・ジークⅡ」を主体としたKGF部隊とフロートを搭載した航空KMF部隊、さらに大地を埋め尽くす勢いで展開される陸上戦艦を根幹とする陸上部隊を惜しみなく展開していたのだ。
陸上部隊には新型の陸戦型KGF「サザーランド・パピルサグ」が多数配備されており、また火力面においてもサンダーボルトを配備し、空に負けず劣らずの圧力を持って前線を押し上げようとしていた。ここまでの戦力が投じられたのも、再侵攻計画を練るにあたり、ブリタニア側も敵側の戦力を甘く見積もることをやめ、また戦訓の反映や戦術の切り替えなどを行っていたことに由来し、またここマリ戦線を早期に片づけることで、次なるアルジェリア戦線へと転戦し、戦局を大きく優位に傾ける必要があるという、戦略的な重要性もあったために、ブリタニア帝国軍は総力を挙げて戦っていた。
 だが、そう簡単にISAFも押されているわけでもない。ベヘモスとその派生型を中核とした機動戦力を展開し、さらには改良を進めた各種レイバーおよびASを投入。
防衛側であることから十字砲火点などを予め設定し、随時そこに敵戦力を引き付けることで効率的な撃破及び殲滅を図っていた。
また、ブレイズルミナスなどの防御兵装への対処手段としての面制圧火力、ショットガンやレーザー兵器、荷電粒子砲などを機動兵器に持たせ、強引に破ることで撃破数を確実に増やしていた。
 しかしながらも戦局としてはブリタニア側に天秤がやや傾いていることは間違いのない状態であった。ISAFには決め手、あるいは戦場の中核となるような戦力に欠いていたのだ。全体としての質こそ均一ながらも、ブリタニア軍を押し返す決定打が無い。
前線を支えるベヘモスなどはおれども、押し返す圧力にかけていた。



      • ISAF 前線司令部


「ポイントR-16、増援要請が!」

「ポイントD-6からもです!敵の大型兵器を食い止めきれません!」

「ベヘモスをそちらに回せ!対空攻撃を怠るな!」

「η航空隊、損害甚大につき再編の要ありとの報告が!」

「くそ、このままではじり貧だぞ!」

 ISAFの指揮官が吐き捨てるのも無理はない。じわじわと消耗を強いられている状況で必死に戦線を支えているのだから。
押し切られてはいないが、拮抗しているわけでもない。こちらの方がダメージレースで負けている状態が続いている。
やがては数的優位を赦すことになって、各個撃破をされてしまう可能性がある。
 この前線を放棄して後退するという手もなくもないであるが、この状況からうまく撤退させることなどかなり無謀で、最前線の戦力を実質的に見捨てる決断であった。しかも、これで必ずしも状況がよくなるとは考えにくいというおまけつき。
 つまり端的に言えば、負ける数歩手前ということである。

56: 弥次郎 :2019/03/25(月) 21:59:17 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

 司令部内に濃密に漂う「敗北」の気配。
 恐らく最前線はさらに絶望的なのかもしれない。
 焦りがどうしようもなくでてきて、司令部の内部へと充満していく。このままではまずい、しかし、何もできない。
 それがピークに達しようかというとき、レーダーに自軍の後方から急速に接近する機影が映った。

「後方より大型輸送機を複数確認、IFF応答あり!これは友軍……いえ、これは」
「どこのだ!?」
「ハ!後方より傭兵の輸送機が複数展開、機動兵器を投下した模様!国籍は……大洋連合です!」
「大洋連合、だと?」

 大洋連合。名前は知っているし、ブリタニアの侵攻に対して義勇軍を派遣してくる、というのは聞いていた。
 だが、このタイミングでこの戦場にやってくるとは。そして、通信回線が開き、淡々としたオペレーターの声が響いた。

『こちら大洋連合麾下、大日本企業連合 ムラクモ・ミレニアム所属リンクス「虎鶫」専属オペレーターです。
 大洋連合およびISAFとの雇用契約により、戦線に参加いたします』
「雇われた…?傭兵か!?」
『分かりやすく言えばそうなります。これより戦力を以て前線支援を行います』

 正規軍ではなくて、その傭兵。意外すぎる出自の増援に目を白黒させる司令部の面々に対して、オペレーターは淡々と事実だけを伝えていく。
 同時に、上方のリンクがなされたのか、司令部に新たな情報の山が送られてくる。それをオペレーター達が慌てて捌き始める。

『こちらでただいま前線に二機の精鋭を送りました。その二機が戦闘を開始後、こちらも戦力を多数展開させる予定となります』
「増援に感謝する。だが、敵軍の数は多く、こちらは正直なところ劣勢だ。

 確かに後続の輸送機の数はかなりのものだ。そこから展開される戦力を前線に残っている兵力とあわせれば拮抗まで持ち込めるかもしれない。
 だが、いきなり精鋭だからと言って少数の、たった二機の戦力を敵陣の真ん前に放り込むような真似をするだろうか。

『いえ、問題ありません』
「だが、たかが二機なのだろう?」
『されども二機のネクストですから。疑問はもっともかと存じますが、少し派手にやりますので、前線からは少し兵力を下げた方がよろしいかと存じます』
「は?」
『ネクストの戦闘能力には、既存のASやレイバーなどでは到底追従できないと推測されます。
 下手に護衛をなどをしようとすると逆に足を引っ張りかねませんので」

 流石にカチンと来た指揮官は軽く挑発するように言った。

「大した自信だな。大きな口を叩くならば簡単だが、戦場で口を叩いた分働けるのだろうな?」
『ご心配なさらず。我々は企業です。結果で示すことが最善で最も分かりやすいかと』

 終始落ち着き払ったオペレーターとの通信が切れ、指揮官はため息をつきながらもモニターへと目を移す。

「ムラクモ・ミレニアムのネクスト二機、戦線に加わりました……!?」

 丁度、ネクストとやらが戦線に加わったことが報告されたのだが、圧巻はそこからだった。

「なんだ……これは!?」

 敵機を示すマーカーが、モニター上から次々と消えていく。
 片方のネクストはどうやら移動しながら砲撃若しくは狙撃しているのかいくつもの敵機を撃ち落としており、もう片方は敵陣に恐れずに突っ込んでいき次々と敵を屠っていく。文字通り瞬く間だ。崩れかけている戦線が介入によって持ち直し、
逆に押し返し始めているのが見える。

「なんなのだ、これは…これが、現実なのか!」

 叫びを肯定するように、ネクスト二機は戦い続け、それを司令部の人間につきつけていた。

57: 弥次郎 :2019/03/25(月) 22:00:40 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

      • マリ戦線 最前線 上空


 戦場に投下された四脚型ネクストは、空中で既に狙撃態勢に入っていた。
 左背部にビルドインされている高性能レーダーが敵機の位置や速度、相対距離などを瞬時に測定し、得られた情報はタイムラグなしにリンクスに伝達され、
背部武装二つを占拠する巨大な砲塔「トライデント・ランチャー」とそれを制御するコンピューターへと上方をもたらし、照準を定める。

『流石ブリタニア…数は多くより取り見取りってところか。そこだ!』

 虎鶫の咆哮と共に、JPNT-011 YORIMASAⅡ「水破兵破」の背部武装のトライデント・ランチャーがレールキャノンモードで発砲。
開幕の一撃は、展開されていたブレイズルミナスごとサザーランド・ジークⅡを貫通、撃破してのけた。
ブレイズルミナスといえども、絶対無敵のバリアではない。高出力の一点特化、尚且つ艦砲クラスの大口径砲のレールキャノンともなれば、受け止めることよりも回避を選んだほうが賢い選択となるレベルの射撃、否、砲撃であった。
 まあ、それを察知しろという方が酷な話である。確かに輸送機からネクストの投下は確認されていたとはいえ、それは敵陣のはるか後方であり、いきなり初手から前線を飛び越えて精密狙撃をしてくるなど完全な想定外だ。まして、攻撃は極大射程(オーバーロングレンジ)、初見殺しにしてはあまりにもひどすぎる一撃であった。
 そしてさらに悪いことに、虎鶫の一撃は決して一発では終わらない。威力と引き換えにリロードとリチャージという手間のかかるレールキャノンから、トライデント・ランチャーはレーザーキャノンモードへ一瞬で変更、テスラドライヴの仮想砲身が形成され、予めチャージされていたエネルギーで、爆発的という言葉を具現化したようなレーザー砲撃が次のサザーランド・ジークⅡを貫いていた。

《掠めただけで、だと…!?》

 航空KMFのパイロットがそう呟いた通り、レーザーキャノンはサザーランド・ジークⅡを撃破するついでに、その余波だけでKMFを2,3機撃墜してのけた。
KMFがKGFよりも防御面で劣っていることを考慮に入れたとしても、十分に異常な火力だ。砲撃の度にまとめて数機吹き飛ばすなど、ましてこれだけ彼我の距離がある状態でこれだけの威力を発揮できているなど、とんでもないものだ。艦艇のハドロン砲でもこうはいかないだろう。
それを察し、隊長機が注意を呼びかけようとした次の瞬間、次なる弾丸がそのKMFを貫通し、撃破していた。

『すまんね、両目がマスターアイで両利きなんでな』

 水破兵破の左腕にあるスナイパーライフルが、迂闊にも動きを緩めてしまった敵機を見止めた使い手の命じるままに発砲され、仕事を果たしたのだ。
これによってブリタニア側の航空戦力の一角が崩れ、尚且つ指揮系統に間違いなく混乱が生じていることであろう。
 だが、狙撃手たる虎鶫の仕事はまだ終わってなどいない。前線にはまだKGFや攻撃機が複数展開しており、KMFも飛んで戦闘を継続している。
それらがISAFの前衛と激突し、押されていることは既にブリーフィングで十分に把握していることだ。後方に陣取る狙撃手として、これから自分がやるべきことは非常にシンプルで分かりやすい。

『悪いがこれも仕事なんでね、仕留めさせてもらう』

 戦力の一角が崩れたことで敵機が散開し、回避を選んでいくのが見える。悪くない反応と対応だ。高度を一時的に下げることで、こちらの射角の外側に逃れ、密集形態から散開することでレーザーキャノンによる一撃でまとめて消し飛ばされる確率を下げる。
機体同士の距離があくことで回避運動も容易くなり、こちらからは狙いを定めにくくなるというわけだ。
KGFやKMFでは決して届き得ない距離であるからこそ、無理に前に出るよりも回避を選んだ。悪くない判断だ。
望遠機能でさらに後方を見やれば、航空艦隊はブレイズルミナスを展開させつつ、こちらも回避や防御に動いている。
要塞砲か何かのような一撃を見れば当然の対応だ。

『だけど、甘いな』

 だが、ブリタニア側の誤算はいくつもある。
 まずこの狙撃を行ったのが固定砲台などではなく、一つの機動兵器によるものだということ。しかもそれがこれまでの戦場で見られたモノ、レイバーやASなどではなく、機動兵器の中でも機動力や展開力において大きく上回るアーマドコア・ネクストであり、自由自在に射角や位置を変更してそういった動きに対応できてしまう点。
 さらにもう一つ、見え据えた精密砲撃を見せつけることで敵がどのような対応に出るのかを、狙撃する側が十分理解し、その対応策に対してさらにメタを張る形で戦力の展開を行っていた点にある。次なる狙撃ポイントに移動するために、その背中に搭載されたオーバードブースターを起動した水破兵破は、はるか上空、自分より遅れて戦場に投下された1つの機影を捉えていた。

58: 弥次郎 :2019/03/25(月) 22:01:59 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

 そしてそれは、同じく背中から爆発的な光を放ち、隙間だらけとなって狙いやすい状態になった艦隊やKMF部隊へと吶喊していく。

『行け、ミカ!』

 軽量二脚ネクストらしい、圧倒的な速力を発揮してブリタニアに襲い掛かるその機体のリンクスの名を、虎鶫は叫ぶ。
 応じるようにして、撃破していくことで生じる爆炎や火花が空を彩り始めた。
 制空権を握るためには、二つのステップがある。
 まず一つ目に、敵陣営が展開している航空戦力ないし制空権を担う存在を駆逐若しくは数を減らす段階。
 二つ目に、自軍の航空戦力で以て、一段目の段階で生じた空白地帯を埋め尽くすという段階である。
 虎鶫の行った狙撃は一つ目の段階の、そのまた始まりに過ぎない。現在進行形で高速機動しながらの狙撃を行い、厄介なKGFを牽制乃至撃破、さらに攻撃機や制空KMFを撃破していく。だが、それだけではまだ足りないし、射角から逃れるなどして回避手段はいくらかある。
だからこそ、後退や退避などを行わせる余裕を与えることなく敵機を撃破する存在が必要だった。
 低空に散開し、まばらとなり、空対空攻撃の密度が下がらざるを得なくなったブリタニアの航空艦隊。そこに襲い掛かるのは、日企連のリンクス「アマツミカボシ」が操るネクスト「ノース・セブンス」だった。

『おおっ……!』

 アマツミカボシの攻撃は連続で、流動的で、終わりがない。QBを連発することで敵機のブレイズルミナスの死角に回り込み、
ショットガンとアサルトライフルで吹き飛ばし、あるいは腕に内蔵されているレーザーブレードで引き裂く。
大型の敵、KGF相手には大型のバトルメイスで殴りかかる。これがまた、とんでもない一撃だ。
ブレイズルミナスを展開し、電磁装甲でさらなる防御の上乗せをかけているはずのサザーランド・ジークⅡが、一瞬の拮抗を経て、一気にぶち抜かれ、穿たれ、形を失っていくのだから。
 慌てた動きで止めに入るKMFであるが、機動力、攻撃力が、防御力が、何もかもが違い過ぎた。
音速を容易く振り切り、AMSによる人外の如き反射能力と判断で動き、尚且つ的確にKMFの叩いていくノース・セブンスを、誰も止められない。もはや視認すら追いつかないほどだ。ただでさえQBは瞬間移動とまごう如き加速であるというのに、それが連発されて、止まらないのだから当然だった。弾幕を張ろうが、展開した次の瞬間には範囲外に逃れられているのだ。

《クソ、どうする!》
《どうするっていったって、どうすれば!?高度を下手に上げると狙撃されるぞ!おまけにブレイズルミナスを使ったら目立つ!》
《だが、かと言って低空でアイツを止められるのかよ!》
《後退すると艦隊にも被害が及びかねない、奴を何とかして止めるん…!?》

 隊長機からの通信は、途中で途切れざるを得なかった。
 虎鶫が風穴を開け、アマツミカボシが寸断したことで、ブリタニアの航空機や航空艦隊の維持していた制空権は揺らがざるを得なかった。
 そこに殺到したのが、日企連が展開した飛行ノーマル部隊だ。ハイエンドノーマルも交えたそれは、質こそネクストに劣るが、暴力的な数を伴ってブリタニアから空を奪うべく殺到してきたのだ。連携さえとれば下手なネクストを凌駕できるハイエンドノーマルを相手に油断はならない。
早速対応しようとした一団があっという間に蹴散らされるのを見て、若干怯みが出る。だが、ここで逃げ出しては騎士の名の折れ。

《各機、対応急げ!》

 応答の声も聞く余裕がないままに、彼等は否が応でも戦闘を開始せざるを得なかった。
 絶望的なほどの暴力に、決死の覚悟で挑む。だが、それは悲しいことに蟷螂の斧のような、もはや蛮勇に近いものであった。

59: 弥次郎 :2019/03/25(月) 22:02:46 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

      • 再び、ISAF前線司令部




「……信じられん」

 モニターに表示されている戦局を何度も見直しながら、ISAF指揮官は茫然と呟いた。
 たった二機の機動兵器が参戦しただけで流れが変わった。全体を支配するにまでは至らなくとも、間違いなく流れを変える機転となった。
二機が戦線に加わってからあっという間に敵機を示すアイコンが地図上から次々と消えていくペースにも驚いたのであるが、
やはり僅かな戦力がこれまでの戦場の流れを一騎に変えたことに驚きを隠せなかった。一騎当千。まさにその言葉が似合う。
嘗ての英雄英傑とは、このように容易く戦場を覆したのだろうか。そんなことをぼんやりと考えてしまう。

「司令!」

 部下の呼びかけにハッと我に返り、慌てて戦局を確認する。地図上において後続の部隊が確実に敵陣の圧力を押し返した。
しかも、損耗状態にあるISAFの戦力が安全に対比するだけの時間を稼いでいる。だとするならば、やることは一つだ。

「この間に戦力を再編する!前線からの報告を上げて、部隊の統廃合を行え!補給も今のうちに済ませろ!」
「了解!」

 各所に指示を飛ばしながらも指揮官の目は前線で神話の英傑の如く暴れる兵器に向いてしまう。
 今戦場で起こっていることがとてもではないが現実のものとは思えず、しかし、それが現実であるとモニターや各種レーダーは示している。
その戦いぶりに、一種の神聖さ、あるいは美しさを感じ、届かぬとわかっても憧れに近い感情を抱いてしまうのは何故なのだろうか。

(いや、これは……)

 ただ力が振るわれる光景に、神を見たのだ。
 理論ではなく、直感でそう悟った。力こそ神であるのだと。
 指揮官である自分でさえ、魅了されかけたのだ。最前線の兵士たちは、さぞ圧倒されていることだろう。そう思いながらも、ISAFの指揮官はそんな最前線の兵士たちにある種の嫉妬を覚えながらも、指示を出し続けた。

60: 弥次郎 :2019/03/25(月) 22:03:30 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
《メカニック紹介》


  • JPNT-011 YORIMASAⅡ「水破兵破」

《ステータス》
サイズ:M 移動力:7 地上:S 空:A 海:C 宇宙:A

《装備》
銃装備 剣装備 コジマ機関 テスラドライブ バリア(PA) EN回復(中) ノイズメーカー

《武装》
ロングライフル 属性:P C 射程:1~6
スナイパーライフル 属性:- 射程:2~8
レーザーブレード 属性:P C 射程:1~2
「トライデント・ランチャー」レールキャノン(SBM) 属性:P 射程:3~8
「トライデント・ランチャー」レールキャノン(LBM) 属性:- 射程:4~12
「トライデント・ランチャー」レールキャノン(LBM) 属性:MAP 射程:4~15 (座標指定広範囲無差別型)
「トライデント・ランチャー」レーザーキャノン(SBM) 属性:P B 射程:2~7
「トライデント・ランチャー」スナイパーキャノン 属性:- 射程:4~11
「トライデント・ランチャー」レーザーキャノン(LBM) 属性:B 射程:3~10

《概要》
 日企連のムラクモ・ミレニアムの四脚型ネクスト「YORIMASA」のベース機を新型標準機である「SUSANOWO」に交換し、
各種アップデートを行ったネクスト「YORIMASAⅡ」を元に日企連の上位ランカーリンクス「虎鶫」の専用機としてアセンブリしたもの。
 同企業はスタンダート且つ高性能で汎用性の高いネクストの開発・製造に積極的である一方で、他企業とのニッチの差別化のため、あまり極端な、よく言えば一芸に特化したタイプのネクスト開発には相対的に消極的であった。というのも、無理に自社開発するよりも、専門分野に特化した他企業のネクストのパーツをアセンブリした方が楽であり、極めて効率的と考えていたためであった。
実際、本ネクストの母体である「YORIMASA」もコアパーツと内装などを除けばBFFのパーツによって構成されており、実質他企業のネクストであるとも言われているほどであった。
 しかしながら、自社防衛軍の拡張や戦訓の反映の必要性、運用思想における微妙な違い、さらに兵站管理や自社防衛軍内部での需要拡大から、旧型の標準機を自社製パーツへの置き換えを行いつつ、特化パーツを求めるリンクスたちの需要に合わせたネクスト開発が始まった。
本ネクストはその言わばリビルドプログラムによって開発されたネクストをベースにしている。

 再開発にあたって立案されていたのが、既存ネクストとの明確な差別化であった。機動兵器たるネクストを後方からの火力支援役に割り当てる以上、搭載できる火力や武装については既存のACなどを超えることが求められた。これを既存の武装の改良のみでは実現しえないと考えた日企連では、レールキャノン、スナイパーキャノン、レーザーキャノンの三種をまとめた背部武装を開発し、これを搭載することによって、状況や標的に合わせた高い火力支援が可能となるようにしてある。本来ならば銃身を三つと機関部を三つも束ねれば機構が大型化し、重量過多や整備性の悪化は免れないものであったが、テスラドライブの仮想砲身形成の技術を利用することによって、
砲身の短縮化およびショートバレルモードとロングバレルモードへの可変を実現。取り回しや連射性などが求められる中距離と、射程と精度を要求する傾向のある長距離での火力の両立を図った。また、テスラドライヴの恩恵による慣性制御によって、砲撃の際に生じる反動を抑えることにも成功しており、射撃精度の向上と機体の安定性を大きく高めた。
 代償として背部武装をこれ一つしか搭載できなくなるというデメリットも生じているのだが、総合的な火力などを鑑みて問題ないと判断された。
また、砲身の無い左側に関しては索敵能力などを補うためとバランサーを兼ねたビルトイン式のレーダーが内蔵されており、長距離支援がたやすくなるようになっている。
 もっとも、この「トライデント・ランチャー」の扱いは戦局に合わせ瞬時に使用する武装を選択し使いこなすだけの技量が必要であり、上位ランカーであり名うてのスナイパーである虎鶫などに先行して配備された。

61: 弥次郎 :2019/03/25(月) 22:04:36 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
以上、wiki転載はご自由に。
虎鶫&アマツミカボシペアの参戦であります。
アマツミカボシ君のネクストの紹介については次話で…できたらいいなぁ(願望

96: 名無しさん :2019/03/26(火) 08:15:28 HOST:101-141-119-82f1.osk3.eonet.ne.jp
投下乙です
ちょっと気になった点がISAF軍ってなってますけど、ISAFってIndependent State Allied Forceの略なんで「軍」要らないです
全体組織としての略もISAの方が正しいかなぁ、でもややこしいからそっちは変更無しでもいっか

97: 弥次郎 :2019/03/26(火) 19:15:42 HOST:p2729046-ipngn201308tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
96
乙ありです
あー、なるほど、確かにISAFだと軍とつける必要はありませんねぇ…
てっきり同盟の名前かと思って軍と付けたんですが…まあ、このままISAF表記にしていこうかなと思います

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最終更新:2019年03月27日 14:25