298: 名無しさん :2019/05/04(土) 09:03:42 HOST:om126208157023.22.openmobile.ne.jp
すいません、駆け足をしてました。

それではどうぞ


『臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます。帝国海軍は、ハワイ方面のアメリカ艦隊並びに航空兵力に対し決死の大空襲を敢行し、シンガポールその他をも大爆撃しました………』

1941年12月8日、日本はアメリカ及び連合国に対して宣戦を布告。長きに渡る戦いを繰り広げる事になる。
橋本は第三水雷戦隊司令官として小沢中将の南遣艦隊に組み込まれていた。

(遂に始まってしまった……やれる事はしたけども……)

短い期間だったため橋本ら三人がやれたのは25ミリ単装機銃の配備・電探の実験配備(42年1月)・対潜兵器の開発・後は何故か瑞雲の早期開発開始だった。
ちなみに松田大佐は新型戦闘機の方にも口を出しており松田大佐の行動に異を唱える者はいたが日向艦長に追いやったと認識していた。
なお、松田にしてみれば「瑞雲のフラグまでに俺は諦めんぞ!」と逆に意気込んでいる。

(まぁ三水戦は元より駆逐艦に単装機銃を追加装備出来たのは嬉しいな)

出師準備をしていた事もあり三水戦や他の水雷戦隊の駆逐艦は差異はあるものの25ミリ単装機銃を6~10挺を搭載していた。また、橋本の旗艦である川内も同単装を12挺搭載して対空能力は僅かではあるものの上がっていた。

(何とかやんめぇとよ……MIで加賀が沈むからなぁ……何とかしたい……)

艦これ提督である橋本は嫁艦の一人を失うのを恐れていた。が、こればっかりはどうなるかは分からない。

(……待てよ、これを同人と捉えたらNTRされる加賀とか……イケるな)

何を持ってイケるのかは分からない(強弁)
橋本がそう思いながらマレー作戦をする中、ウェーク島では微妙な歴史改変に遭遇していた。

「敵機だ!?」

攻略部隊と共に退避していた駆逐艦如月の上空に45キロ爆弾を抱えたF4Fが如月に向かって急降下してきたが25ミリの機銃員が咄嗟に射撃した事でF4Fは爆弾を慌てて投下するも如月に命中する事はなく水柱をあげるだけだった。

「危ないところだった……」

六水戦司令官の梶岡少将は如月を見てそう呟く。

(やはり機銃が増設されておいて良かった……)

主に睦月型で構成された六水戦は対空能力が極端に低かったので安堵の息を吐く梶岡であった。
後にウェーク島を攻略すると梶岡は上に具申として対空火器の増設を申し入れるのである。
なお、如月の生還に橋本らは微妙な表情をしていた。

「対空機銃の増設で如月が生き残ったのは良いけど……」
「もう一隻の追風は史実通りに沈んでいるからな……」
「やはり瑞雲が必要だ!」
「「いや、そうじゃない……のか?」」

首を傾げる橋本と五藤であった。

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最終更新:2020年01月05日 10:35