627: 加賀 :2019/05/31(金) 12:09:56 HOST:p2376131-ipngn200804osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
遅くなり申し訳ありません
それではどうぞ




「五藤君が負傷したがヘンダーソン基地の砲撃は成功した」
「史実では第二飛行場に気付かなかったですが今回は気付いてましたからね」
「半数は不発弾にして叩き込んで時間を第二師団上陸を稼いでますからね」
「ここいらで決着をつけんと消耗戦に巻き込まれるからな」



 サボ島沖海戦後の9月25日、金剛・榛名を主力としたガ島挺進隊がガ島泊地に突入して徹甲弾と三式弾を叩き込んだのである。事前偵察で第二飛行場も確認していたので挺進隊は二つの飛行場に砲撃を敢行、駐機していた93機のうち76機が破壊され滑走路も暫くは使用不能となるのである。
 この砲撃で陸軍も第二師団の揚陸に成功、第二師団は史実の計画(一個戦車連隊は無理があったので三個戦車中隊に変更)と同じく正攻法での攻撃を企図したのである。だが米軍も第23歩兵師団ことアメリカル師団から二個連隊をガダルカナルへ移送し武器弾薬の輸送もしていた事で第二師団に万全の態勢で迎え撃つ事になった。
 そのため、10月5日に行われた第二師団の総攻撃は苛烈を極めた。海岸線を進んでいた住吉隊は二個戦車中隊を先頭に突撃したが37ミリ対戦車砲等側面からの攻撃で二個戦車中隊は壊滅した。しかし、壊滅する代わりにマタニカウ河に展開していた米軍の対戦車砲や75ミリ自走砲も壊滅させる事に成功。まさかの展開に住吉隊は飛行場付近まで進出するも壊滅するのである。
 海軍も陸軍支援のため軽巡由良や駆逐艦秋月がルンガ沖に突入、住吉隊への艦砲射撃を行うも米海兵隊が苦し紛れに敷設した機雷に触雷、逆に由良が撃沈されてしまう。
 第二師団は一時は飛行場の滑走路を占拠するも米軍の反撃や弾薬不足となり結局は撤退してしまうのである。

「やっぱ米帝は米帝」
「津波起こしたのは正しかったなぁ」

 激務による激務で頭の回転がおかしい阿部大佐を無視しつつ転生者達は会合を開いていた。

「それで陸軍は増援を送るので?」
「今のところは第38師団をと予定しているがまぁ出さないだろう」

 阿部大佐の返答として田辺中将はそう答えた。

「ニューギニアからも撤退をしなければならない。そのためにも海軍さんには支援してもらいたい」
「陸軍さんはニューギニアからも手を引くので?」
「自分の職と引き換えにね」
「田辺中将……」

 乾いた笑いに阿部らは何とも言えなかった。

「山本長官には私から説明しましょう。ですガ島の米海軍をある程度叩いてからですな」
「……南太平洋海戦と第三次ソロモン海戦を行うのですか?」
「ニューギニアから陸軍さんを撤退させるためだよ」

 阿部の言葉に古賀はニヤリと笑うのである。10月、大本営で陸海軍の協議の結果、ソロモン方面、ニューギニア方面からの撤退が決定されラバウルは連合軍を消耗戦にさせる布石のため引き続き陸海軍が駐屯する事になる。
 ガダルカナルからの撤退に山本長官は難儀を示したが大和を筆頭に戦艦を投入して飛行場を徹底的に叩く事は承諾したのである。軍令部やGF司令部としてはガダルカナルに拘り過ぎては艦艇の喪失に繋がるので頭を抱えなくて済むのである。
 陸海軍はニューギニアからの撤退を悟られるのを防ぐために再度ガダルカナルに兵員を上陸させようとする動きを示す事で米軍の関心をガダルカナルに向けさせようとしていたが米軍もそれに乗ってしまう。

「ジャップめ、またガダルカナルに上陸しようとする気か。そうはさせねぇぞ!」

 ゴームレー中将の代わりに新しく南太平洋部隊司令官に就任したハルゼーはかき集めるだけの戦力を集めたのである。戦力としては唯一残っていた正規空母『エンタープライズ』(まだ修理中なるも『ヨークタウン』の事例の如く修理員を乗せながら来航)や戦艦『ワシントン』や『サウスダコタ』等がヌーメアに集結して日本軍の出方を待ったのである。

「ふむ……やはり『エンタープライズ』は沈めんとな……」
「ミッドウェーで散った『赤城』と『蒼龍』に良い報告をしませんとな……」

 空母『瑞鶴』の艦橋で南雲中将と市丸少将はそのように会話していた。第二次ソロモン海戦で空母『翔鶴』『龍驤』『瑞鳳』が損傷してまだ第三艦隊に復帰はしていないものの、ミッドウェー海戦で損傷、修理改装をした『飛龍』と『加賀』が復帰した事で戦力的には然程変化はしなかった。

(ニューギニアの撤退のための南太平洋海戦か……面白い、楽しくなってきたな……)

 南雲は人知れずニヤリと笑うのである。



 第三艦隊
 第一航空戦隊
 『瑞鶴』『龍鳳』
 第二航空戦隊
 『飛龍』『加賀』
 第五航空戦隊
 『隼鷹』『飛鷹』
 第十一戦隊
 『比叡』『霧島』
 第七戦隊
 『鈴谷』『熊野』
 第八戦隊
 『利根』『筑摩』
 第十戦隊
 『長良』
 以下駆逐艦艇

628: 加賀 :2019/05/31(金) 12:15:09 HOST:p2376131-ipngn200804osakachuo.osaka.ocn.ne.jp
  • 第二師団、やっぱり負けた
  • ニューギニア及びソロモン方面からの撤退決定
  • オォイエ~。ソロモンは陽動、本体はニューギニアと来たぜぇ?(若本風
  • 『加賀』『飛龍』の復帰(やりました
最終更新:2019年06月10日 09:38