648: 加賀 :2019/06/02(日) 00:15:37 HOST:softbank126159192040.bbtec.net
「まさか金剛型を全て投入と大和か……」
「栗田さんが強く主張したおかげですね。その代わりに負傷して療養生活ですけども……」
「橋本も武勲を立てたし案外戦隊司令官の就任も早そうだな」



 南太平洋海戦後、米海軍は太平洋に展開する空母を全て喪失する羽目になってしまう。大西洋にはレンジャーがいたがまだ回航させるか悩んでいたが11月2日に回航する事が決定された。
 日本軍は日本軍でガダルカナル島から撤退するための第二作戦としてガダルカナル島砲撃のため第五次挺進隊が編成された。主力となったのは金剛型の第三戦隊だったが司令官の栗田中将は大和型投入を強く主張した。

「此処は一つ、大和型を投入すべきです。何のための戦艦なんですか?」

 大和型投入に黒島らGF参謀らは難色を示したが第二艦隊司令長官の近藤中将やGF参謀長の宇垣少将らも大和型投入を主張した事で山本長官も大和型の投入も認めた。ただし、万が一の別艦隊を警戒して武蔵はトラックで待機となった。

 第五次挺身隊
 指揮官 栗田中将


 先遣隊
 第十一戦隊
 『比叡』『霧島』
 第十戦隊
 『長良』
 第六駆逐隊
 『暁』『雷』『電』
 第十六駆逐隊
 『天津風』『雪風』
 第六一駆逐隊
 『照月』

 本隊
 第一戦隊
 『大和』
 第三戦隊
 『金剛』『榛名』
 第四水雷戦隊
 『朝雲』
 第二駆逐隊
 『村雨』『五月雨』『夕立』『春雨』
 第二七駆逐隊
 『時雨』『白露』『夕暮』

 母艦支援隊(指揮官 山口少将)
 第二航空戦隊
 『加賀』(搭載 零戦30 九九式艦爆12 九七式艦攻18)
 第五航空戦隊
 『隼鷹』(搭載 零戦36 九七式艦攻12)
 第八戦隊
 『利根』
 第二水雷戦隊
 『五十鈴』
 第一五駆逐隊
 『早潮』『親潮』『陽炎』
 第二四駆逐隊
 『海風』『江風』『涼風』
 第三一駆逐隊
 『高波』『巻波』『長波』

 なお、母艦支援隊の加賀の搭載機は残存機で構成されていた。二隻とも半数を零戦で占めており上空警戒に余念は無かった。なお、レカタの水上基地もガダルカナル方面への偵察は存分に行っていた。このうち、瑞雲こと試作二号機がガダルカナル島泊地に戦艦を含む艦隊が停泊しているのを確認した。

「先遣隊は敵艦隊を排除する。飛行場砲撃は本隊に任せる」

 試作二号機の情報により第十一戦隊司令官の阿部中将はそう決断した。11月12日2000、先遣隊は25ノットでサボ島沖へ突入を開始する。しかし、米海軍もそれをレーダーにて補足していた。

「来たなジャップめ。叩き潰してやる」

 重巡『ポートランド』の艦橋で第67任務部隊第四群司令官のキャラハン少将はニヤリと笑う。彼が率いる任務部隊の軽巡『ヘレナ』が最新のSGレーダーで先遣隊を捉えていたのだ。だがキャラハン少将の余裕の表情は直ぐに変わった。徐々に聞こえてくるのは飛行機の爆音だった。

『ジャップの水上機です!数は凡そ10!』

 レーダー員は悲鳴の報告を上げると同時に辺りが照らされ出したのだ。飛行機はレカタの水上基地から発進した瑞雲隊3機と零水偵7機だった。

「吊光弾!?まさか奴等は……」

 次々と投下された吊光弾は先遣隊も視認しておりその光の中に第67任務部隊第四群を発見したのだ。

649: 加賀 :2019/06/02(日) 00:16:08 HOST:softbank126159192040.bbtec.net
「探照灯照射!目標、敵艦隊!準備出来次第撃ち方始めェ!!」

 『比叡』、遅れて『霧島』は射撃を開始する。最初に狙ったのは真っ先に探照灯に照射された軽巡『アトランタ』だった。『アトランタ』は35.6サンチ砲弾五発が命中し、うち一発は弾薬庫を直撃した。
 『アトランタ』は瞬く間に大爆発を起こして爆沈した。

「撃ち返せ!探照灯を照射している艦を狙え!」

 それでもキャラハン少将は負けじと反撃した。この砲撃で『比叡』の探照灯に直撃が喰らい、探照灯照射が出来なくなった。それを見た第六駆逐隊司令の山田大佐は探照灯照射を命令した。
 駆逐艦『暁』の探照灯は旗艦『ポートランド』を照らした。それを確認した『霧島』が射撃し、『ポートランド』は大破した。逃げようとしたキャラハン少将だが接近してきた駆逐艦『夕立』が発射した酸素魚雷三発が『ポートランド』に命中、更に『夕立』が放った砲弾が『ポートランド』艦橋に直撃してキャラハン少将以下を戦死させた。
 司令官と重巡を葬った先遣隊だがその代償もあった。探照灯を照射していた『比叡』はほぼ全ての艦艇からの敵弾を受けて炎上、阿部中将や西田艦長を負傷させた。しかも一発の砲弾が舵を破壊した事で更に事態がややこしくなる。
 駆逐艦『暁』は探照灯を照射していたため『比叡』の次に敵弾を受けた。探照灯を照射してから15分後に波間に没していた。だが『暁』の自らを犠牲にする行動が無ければ『ポートランド』撃沈は無かった。なお、『夕立』は史実通りに暴れて大破し航行不能となる。
 先遣隊は一旦サボ島北の海域に退避するも『比叡』が舵故障をしているので旋回運動しか出来なかった。勿論『比叡』でも舵の応急修理が行われていた。

「航空部隊の支援を要請だ」

 阿部中将は母艦支援隊に支援を要請、『加賀』『隼鷹』から述べ48機の零戦が上空警戒に就いた。また、レカタの水上基地からも瑞雲3機が飛来して『比叡』を攻撃しようとしたSBDやPTボートを撃墜・撃破している。
 結果として『比叡』は舵の応急修理に成功した。本隊の栗田中将は『比叡』を退避させる事を命令、四水戦が護衛しながら『比叡』は漸く鉄底海峡から離脱する事が出来たのである。

650: 加賀 :2019/06/02(日) 00:16:48 HOST:softbank126159192040.bbtec.net
(何とか『比叡』は生還したか。後は『霧島』だな)

 『比叡』離脱の報告を聞いた栗田中将は内心、安堵の息を吐いた。本隊は先遣隊の『雪風』等と合流している。態勢を整えた本隊は15日に鉄底海峡へ突入を開始した。
 この時、待ち構えていた米艦隊はリー少将の戦艦二隻を要していた。
 2300、米艦隊は距離16000にて巡洋艦をレーダーで探知した。これが橋本が乗る『川内』だった。

「ファイヤー!」

 『ワシントン』が川内に向けて砲撃を三斉射したが『川内』には命中しなかった。

「おぉ、こぇぇ……」

 40サンチ砲弾の水柱に橋本は冷や汗をかく。それでも橋本は並走させて魚雷を発射させた。そのうちの一発が『サウスダコタ』の機関部に偶然命中、浸水により速度を低下させるのである。

「探照灯照射だ!」

 『霧島』は『比叡』と同じく探照灯を照射し『サウスダコタ』を映し出した。『霧島』は砲撃を開始し35.6サンチ砲弾が『サウスダコタ』の三番砲塔に命中して作動不能となり、艦橋にも被弾して操艦の指示が遅れだす。更に被弾が続く『サウスダコタ』に『川内』以下の三水戦が突撃、距離2200にて魚雷を発射した。
 『サウスダコタ』は回避しようにも日本軍必殺の酸素魚雷で無航跡で突き進む酸素魚雷を発見する事が出来ず四本が命中してこれが致命傷となる。
 一方で『ワシントン』と砲撃をする『霧島』だが至近距離でもたちまち六発の40サンチ砲弾が命中して大破した。

「よし!あと一息だ!」

 そう鼓舞するリー少将だったが突如、激しい衝撃に転倒した。

『新たな戦艦です!ジャップの新型戦艦と思われる!』
「な、何ィ!?」

 見張り員からの報告にリー少将は愕然とした。『ワシントン』を襲ったのは大和の46サンチ砲弾であり、至近弾ながらその威力は40サンチ砲より上だった。

「『霧島』を救え!」

 栗田中将の『金剛』と『榛名』も『ワシントン』に向けて突撃を開始、『大和』は後方にいながらも着実に『ワシントン』に命中弾を与えていた。

「た、退避だ!?」

 リー少将は遅まきながらも退避を命じるもその命令は遅かった。『ワシントン』は『大和』からの砲撃を受け大破炎上、海戦が終わる頃には波間に没するのである。
 新型戦艦二隻を撃沈した日本軍だが、『金剛』の艦橋に不発弾が飛び込み栗田中将が負傷してしまう事態が発生。後方にいた近藤中将は戦艦二隻を撃沈したので『金剛』と『霧島』を下がらせつつも『大和』と『榛名』でガダルカナル島泊地に突撃、輸送船団を壊滅させつつも飛行場を砲撃し甚大な被害を与えるのであった。

651: 加賀 :2019/06/02(日) 00:17:36 HOST:softbank126159192040.bbtec.net
艦これのイベントでE-4のJマスで躓いているので気分晴らしに投稿
最終更新:2019年06月10日 09:40