869: 635 :2019/07/12(金) 20:07:02 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
銀河連合日本×神崎島 一発ネタ 石狩湾上陸演習前夜
北海道石狩湾 PM4:43 戦艦大和甲板
「明日は演習ですね、一佐。」
「そうだな、しかし演習とはいえ俺が大和の艦長か…。」
日が傾き掛けた石狩湾に戦艦大和が停泊していた
その甲板上で海上自衛隊藤堂定道一佐と香坂裕一一尉は会話をしていた。
そこへ艦隊司令官を務める艦娘・神崎大和がやって来た。
「藤堂大佐に香坂大尉、こちらにいらっしゃいましたか。どうですか大和の乗り心地は?」
「家のいずもと比べても遜色ないですよ。むしろこちらの方が良いかも?」
「というか神崎中将、我々は一佐と一尉ですよ。」
「申し訳ありません。いつものくせでつい。」
香坂の苦言に大和はころころと笑いならが答えた。
そんな二人を横目に藤堂は戦艦大和の艦橋を見上げた。
大和の艦橋は模型や某宇宙戦艦のような塔型艦橋に測距儀を備えた見慣れたものではない。
海自のミサイル護衛艦や
アメリカのイージス艦の様なフェイズドアレイレーダーを備えたこんごうやあたごの艦橋を大型化したものが鎮座している。
前方を見えれば大和といえばこれだと言わんばかりに四六センチ三連装砲二基が目に入る。
今回は例の試験艦のこともあるので甲砲はお休みだ。
一時的とはいえ自分が大和の艦長をするその実感が今になって浮かび、喜びと共に武者震いが収まらない。
今回の演習だけだが神崎島が来なければこんなことなかっただろう。
明日の演習はゼルシミュレーターを広域展開して実戦さながらの演習が陸海空全自衛隊を動員して行われる予定である。
陸では神崎島陸上部隊の合流により戦力が充足したことで対ソ連戦を意識していた冷戦時を上回る規模の全部90式と10式な重機甲師団に99式大増産の戦場の神たる特科が展開。
神崎島製の機関銃を装備し普通科も装備、士気ともに充実。
空はF-15J、F-2の改修が完了、F-35も配備が進んでる。
しかも近接航空支援用に神崎島からA-10と爆撃用に富嶽も借りているそうだ。
我ら海上自衛隊に目を向ければ臨時であるが神崎島の戦力を組み込んで頂き凄まじいことになっている。
空母や戦艦がいっぱいである。
将来の為のお勉強だそうだ。
「しかし、なんだかなあ。」
「どうされました一佐?」
「いや一応海自の指揮下扱いにしてもらっているとはいえ一時的にせよ艦種変更はいかがなものかと。」
「あら藤堂一佐、海上自衛隊なのだから『護衛艦』でないとだめでしょう?」
「間違いではないですがね。神崎大和『海将』殿。」
藤堂が嫌味を込めて言った言葉にも大和は相も変わらずころころと笑っている。
「確かに全部護衛艦と言われてもなんだかなあですよね。」
「香坂もそう思うか!!」
「でも各艦乗り込んでいる海自の方やネットでは好評なのですけどね。大型護衛艦やまとの名称。」
本演習において神崎島の艦艇は一時的ではあるが護衛艦を名乗っている。
石狩湾上陸演習と共に大型護衛艦やまとが発表された際には掲示板やつぶやきのアクセス数がえらいことになっていた。
またやまとを筆頭に
大型護衛艦ながと
航空護衛艦あかぎ
航空護衛艦かつらぎetc
というネタ?ネタなのか?と言わんばかりで大きな騒ぎとなった。
ちなみに相手には自衛隊側がブルーチームなのに対してレッドチームのコードが振られている
神崎島の艦艇で構成された戦艦オクチャブリスカヤ・レヴォリューツィヤを旗艦としてセルゲイ・ゴルシコフが指揮する水陸両用艦隊だ。
レッドチーム各艦にも臨時識別コードが割り振られレッドチームの戦艦陸奥には『解放』、空母加賀には「統一」のコードが割り振られている。
揚陸される戦車部隊にはT-90が配備され、空にはSu-35JやMig-35Jが空を舞う予定だ。
「それから忘れてはいけませんが貴方は『藤堂』でしょう?一佐。」
「…忘れてたかったorz。」
「藤堂一佐が艦長務めると公表された時えらい騒ぎでしたからねえ…。架空戦記界隈が。」(遠い目)
「まあそれは置いといてもうじき夕食ですから食堂に行きましょう?」
「そうですね…。」←なんとか立ち直った。
「そういえば夕食は?」
「今日は金曜日それが答えです。」
そんな話をしながら艦内へと入る三人。
なお大和の夕食の量に藤堂香坂両名は目を見開き唖然となるのをこの時の二人はまだ知る由もなかった。
871: 635 :2019/07/12(金) 20:25:50 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
ついでにレス見て浮かんだネタを。
神崎島逸糸市市庁舎 通称小クレムリン
「調子はどうかね?同志偉大なる若き指導者殿?」
『全くちょび髭と共謀して指導者役押し付けやがって。』
「ふむ、生前のちょっとした趣返しといった所だよ提督。」
『まあ確かに内戦の想定も入っている以上相手の政治家も必要か…。』
「分かって貰えて嬉しいよ。あの帝国を勝利に導いた提督ならば本土の二藤部総理達にとって良い経験になるだろう。」
『だからってモスクワまで再現するこんな小芝居必要か?』
「様式美というやつだよ。同志提督。」
レッドチーム司令部 コードネーム『豊原』
「全く筆髭のやつにも困ったものだ…。」
「ファーダ同志偉大なる若き指導者、モスクワはなんと?」
「ヴェルデオ大使、君も乗らなくて良いのだぞ。」
「イエイエ、ファーダ同志。仮想とはいえ地域国家内戦などティエルクマスカではないことですからな。発達過程文明の研究の上で貴重な経験ですよ。」
「ヴェルデオ司令いえバウルーサ内務省長官のおっしゃる通りでデス。ファーダ同志、やるならば全力で与えられた役を全うせネバ!」
「フェルフェリア君まで。全く…、まあやるからには全力で行かせて貰おうか二藤部総理?」
「ファーダ同志、ワタクシのことはヤーマ神崎島民主主義人民共和国書記とお呼び下サイ。」
「では妾はヘイル国家保安省長官じゃな。」
「では私はニコラエヴナ外務省長官かしら?」
「はあ…。」
日本国東京首相官邸
「これだけ政治も含めた大規模な演習とすることになるとは…。」
「まあ、南の島の跳ねっ返り共への牽制にもなりますからなあ。総理。」
「なんでも神崎島共産党書記長の提案だとか。」
「しかし柏木、フェルさん北側で別れちまったがいいのか?」
「ん?ああ、この演習後で神崎島で編集してドラマ仕立てにするらしくてえらい気合入ってたぞ。」
「なんで?」
「なんでも並行人類学で地球のifの歴史にティエルクマスカ諸種族がいたら的な感じでティ連で放映するらしい。」
「恋人が国家に分断されるとかティ連じゃなさそうだからなあ。」
「見てみたいが…日本のテレビじゃ流せねえな。」
「あー、三島先生よかったら神崎島に映像焼いてもらえるよう頼んどきましょうか?」
「しかし神崎島、ハリウッドとの繋がり深いからって有名所の監督や妖精化した映画監督を投入するとはなあ。」
「セブンサムライと星戦争の監督までいるじゃねえか(汗)。」
「それよりネタな神崎島人民共和国プロパガンダ放送『サハリンローズ』が吹雪の中の人な件。」
「喜々としてオファー受けたそうだぞ。」
最終更新:2019年07月14日 11:17