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銀河連合日本×神崎島 ネタ 公安


「ソウいえばアダムスカサンはドコの国の方なので?」

「なんだセマル藪から棒に。」


公安の山本達&セマルは缶コーヒーを飲みながら話をしている。
日本人の山本達、イゼイラ人のセマルの他に一人の人間がいた。
神崎島鎮守府の日本でいう公安に当たる組織に属する人間である。
彼は神崎島と日本の協力の一環として公安へ派遣されここにいる。
ちなみにセマルとは同じウェスタン好きで仲がよい。


「ん?ああ私の血筋ということか?」

「そうだろうな。」

山本の部下の下村も話に加わる。

「で実際どこの国なんだ。」

「母はイギリス系アメリカ人、父はロシア人だ。育ったのはロシアだな。」

「多国籍だなあ。」

「今時珍しくもないだろう?」

「いやアダムスカは聞いた所戦時中の生まれだそうじゃないか。あの時代じゃ珍しいだろ?」


山本のもう一人の部下長谷部も話に入ってきた。


「しかしまあアダムスカを含め神崎島の公安は多国籍だなあ。」

「日本人、中国人、ドイツ人、ロシア人にイギリス人。」

「他にもいらっしゃいますからホントに多いデスネ。」

「今は日本に帰属している以上全員国籍は日本だぞ。」

「アダムスカそういう意味じゃねえよ。人種的な意味で言ってるんだよ。」

「下村仕方ないと思うぞ。神崎島の公安は特高、ドイツのゲシュタポなど様々な世界各国の組織が母体だそうだからな。」


山本達に神崎島の公安と呼ばれるこの組織、日本の特高、ドイツのゲシュタポ、旧ソ連のチェーカーなどなど
各国の秘密警察、防諜組織、国内情報機関を母体として誕生した組織である。
深海棲艦との戦争中は活動がほぼなかったが、現世へと島が戻ったことで活動を再開、
日本の公安と共に日夜各国の諜報組織と暗闘を繰り広げている。


「しかし公安も特高の流れを組むとはいえ特高やゲシュタポはあまりいいイメージないなあ。」

「長谷部、そんなこと言ってられないのは分かっているだろう?」

「分かってはいるんですけどね…。」


日本を取り巻く状況は悪化を辿っている。
現在敵対関係にあるといっても良い大陸に半島南、他にも色んなスパイどもが目白押しある、
ヤルバーンの情報、技術を少しでも入手するためだ。
最近ではヤルバーンに加え神崎島も対象となっており、お陰様で公安は毎日満員御礼の忙しさである。
ついでに国内の左翼の過激なのやら、盾を称する自称市民団体とか日本赤軍の残党の影響受けた未だしつこく生き残ってる学生運動家とか、
そこへ加わったのが質、量共に揃った神崎島である。
日本の公安は神崎島に足を向けて寝られない。

309: 635 :2019/10/10(木) 07:06:09 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp

「しかしゲシュタポや特高の話はよく聞くが他にはどんな組織が母体となっているんだ?」

「時代も国も様々だな。ロシアだけでもソビエト時代のチェーカーにGPU、古くはロシア帝国時代のオフラーナの人間までいる。」

「おいおいロシア帝国って戦前のソ連以前じゃないか!?」

「トーゴー元帥がいるのだ。不思議ではあるまい。」

「そりゃそうだが…。」

「つまり各国共、自身の防諜組織を相手にしてるということか。」

「そういうことだな。」

「なんか各国が哀れになってくるな。手の内を知られた相手がいるというのは。」

「まあ時代も変わっているからかつてと同じとはいかないがな…。」

「つまり神崎島が味方でヨカッタということデスネ。」

「まあそういうことだな。さてそろそろ仕事に戻るとするか。」

セマルと山本が話を締める。
男たちの仕事は今日も終わらない。


「ちなみに今は肉体的拷問とかはしていないからな。」

「なんでだ?」

「深海棲艦の艤装を近づけ脅せば大体吐く、後脳内をスキャンすれば済むことだ。」

「戦艦棲姫の艤装とかモロ化物だもんな…。」

「ティ連の技術じゃな…。」

「デモアダムスカサンて拷問のスペシャリストのリボルヴぁ、モゴっ!」

「セマル、それ以上はいけない。」

「こないだ訓練で見たリロードはレボリューションだったな(小並感)」

310: 635 :2019/10/10(木) 07:07:29 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
以上になります。
転載はご自由にどうぞ、とりあえず各国のスパイは難易度が急激に上昇したから泣いていいと思います。

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最終更新:2019年10月12日 08:53