491: 657 :2019/12/13(金) 00:29:29 HOST:180-144-53-122f1.kyt1.eonet.ne.jp

憂鬱SRW・OG支援ネタ 『お茶会と思い出語り』

トヨアシハラ ラウンジにて

「それでAFのことについてはわかったかい?」

「はい、ありがとうございます、タケミカヅチ殿」

『我々にとっても他世界との人間との交流は貴重な経験となります、感謝しますリンクス タケミカヅチ』

「しかし…AFのことについてはよくわかりましたが、特機…それにMSやAC,VFですか…本当に多種多様な機体が運用されているのですね。」

「それだけ敵の存在が多種多様…、それに立て続けだったからだな…ヒューマノイド型の異星人、怪異生物、異星生物、機械知性体とか…」


今まで襲来した驚異

「異星生物…BETAのようなものですか?」

『それについては私のライブラリーから機密になっていないものならすぐ用意できます。よろしいですか?』

「ああ、頼むトヨアシハラ。異星生物だからELSの映像を出してくれ。」

『了解しました、ELSの詳細を表示致します。』 (テーブルの中央に立体ディスプレイが展開される)

「これは…鏃…?」

「これが一年ほど前襲来した宇宙金属生命体…」

『Extraterrestrial Livingmetal Shapeshifter…地球外変異性金属体通称ELSと呼ばれる存在です。』

『彼等は現在我々の世界の太陽系に存在していますがその性質は驚異の一言につきます。』

『無機物、有機物問わず、自身を取り付かせ同化を行うことが可能であり、同化したものの情報を全てコピーし、他の個体へと即座に伝達することが可能です。』

『当然、有機生命体は強引な同化を全身に受ければ即座に死亡する事が確認されており、一部を除き救命することは困難です。』

「そんなことが…しかし、情報伝達ということはBETAのように…?」

「いや、俺達から言わせればBETAの対応能力ははっきり言って低い。」

「確かにレーザー属種は驚異ではあるが、そもそも何故20年以上経過しているのに対戦術機クラスのBETAが出現していないことが証拠だ…」

「対戦術機級…ということはこのELSは?」

「その通り…トヨアシハラ、ELSとの戦闘を表示してくれ。」

『了解しました、リンクス タケミカヅチ』

492: 657 :2019/12/13(金) 00:30:23 HOST:180-144-53-122f1.kyt1.eonet.ne.jp

ELSの驚異

「こ、これは…!?」

『これは土星圏でのELS主力との戦闘を記録した映像です』

『この戦闘が行われる前、連合は外宇宙から飛来する巨大な金属反応を検知し調査艦隊を送り出していました。』

『当時は度重なる外宇宙の驚異と怪異生物などが立て続けに襲来している最中で緊張状態が続いていた時期です。』

『そのため調査艦隊は意思疎通と迎撃、両方の側面で対応するつもりでしたが…』

(映像には鏃のような小型ELSにフィールドを突き破られ同化されるMS、大型のクラゲのようなELSに取り込まれる艦艇が映される)

「うっ…」

『結果は圧倒的多数によるELSの先行部隊の襲撃を受け、艦隊は一部脱出した戦力を除いて壊滅します。』

「これで、ELSは敵対的な存在へと連合軍は認定したわけですか?」

「いや、少し違う、連合の一部の人員…後から説明されると思うが、一部特殊な能力を持つ人間がELSが何かを伝えようとしていることが判明した」

『はい、そのため連合は襲来するELSの迎撃と対話両方を試みるスタンスが取られることになります。』

『連合軍は迎撃作戦を施設の被害が少ない土星圏で迎撃網を構築します。当時実用化されたばかりの量子ワープを使った大規模転移が行われました。』

『そして、迎撃網構築から一週間後…彼等はやってきます』

493: 657 :2019/12/13(金) 00:30:56 HOST:180-144-53-122f1.kyt1.eonet.ne.jp
戦闘の開始

『最初に行われた作戦は長距離ミサイルとビーム砲による艦艇、AFによる一斉攻撃でした。』

『実体弾は取り込まれる危険性があり、光学兵器主体、ミサイルは近接信管による爆発で少しでも数を漸減する作戦でした…しかし…』

(大量のミサイルが炸裂し、ビームがそのまま叩き込まれる…しかし…)

<<っ…ELS健在です!?なんらかのシールドを展開した模様!!>>

<<まさか…奴ら、我々のEフィールドの特性を理解して!?>>

「短期間でここまで理解したというのですか!?」

『その通りです。戦力差は5000対1…連邦との技術交流がなければ1万対1という予測でしたが…更に広がることになりました。』

『そして…ここから本当に恐ろしいことが起こります。』

(鏃型の小型ELSが複数集まり同化していく…そしてあっという間にMSやACに変貌していく)

(そのままELSMS達は手にライフルを形成し、ビームを放ち始める)

(更に大型のクラゲELSが集まり連合軍の艦艇へと変貌する)

「そんな…もうここまで戦闘に対応するのですか…」

「その通り、既にこちらの艦艇、主力MSやACの武装などは全て理解されているといっていい状況だった。」

『機動戦闘に対応したELSの存在により、こちら側のMS部隊の損害が大きくなっていきます。』

「これがタケミカヅチ殿が言っていたBETAの対応能力が低いという理由ですか…」

「その通り、まあBETAがここまでの対応能力を発揮していればこの世界の人類は早々に滅亡していたと思うがね…。」

『では、休憩を挟んで我々がどのようにELSに対処していったか説明したいきたいと思います。』

494: 657 :2019/12/13(金) 00:31:55 HOST:180-144-53-122f1.kyt1.eonet.ne.jp
投下終了 ちょっと長そうなので前編後編に分けさせていただきます。
しかしこの無理ゲーに原作00は軍縮直後にぶち当たったんだよな・・・

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最終更新:2019年12月21日 23:39