680: ナイ神父Mk-2 :2020/01/19(日) 22:16:18 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
憂鬱スパロボ 台詞集その46
MD時期混合惑星ネタ
トヨアシハラにて傭兵とは
タケミカヅチについて
「そう言えば気になって居たのですが…」
「何かあったか?」
「その…タケミカヅチ殿は何故傭兵に?貴方の腕で有れば軍で有っても今と同じ階級まで上がれたと思うのですが…」
「色々理由は有るが…傭兵の方が有る程度自由が有るからだな」
「自由…ですか?」
「そうだ、軍と成るとどうしても既製品のカスタムや汎用機になりがちでな…極一部の例外クラスなら兎も角、早々個人向けにカスタムと言う物が許されないものだ。その点、リンクスであれば自分のネクストをアセンブルで自由に用意する事ができるんだよ」
「そんな事が…しかし、それでも傭兵と言うのは…」
「その言い方だと傭兵と言う存在にはやはり隔意があるか?金の為に戦う存在は信用できないと…」
「ええ、まあ傭兵と言うとどうしても…あっ、ですがタケミカヅチ殿がそうだとは…」
「いや、そこら辺は傭兵としては如何しても付いて回る評価だから仕方が無い。それに傭兵の仕事の評価はやはり貰う報酬で決まるからな…だが、傭兵が居なければ防衛も儘成らないと言うのも又事実だ。」
大陸世界の傭兵に種類に関して
「俺達の世界での傭兵はこの世界で言えば企業の私兵何かに近いのも含まれている。俺や他にユーコンに向かう様なリンクスやレイヴンの多くは日企連の専属に近い傭兵だな…」
「不勉強で申し訳ないのですが以前から気になって居たのですが、そのリンクスやレイヴンと言うのは如何言った物なのでしょうか?傭兵の話をすると良く耳にはするのですが…」
「其処を説明して居なかったか…この呼称は簡単に説明するとその傭兵が如何言った機体を使っているかを解り易くする為の指標だ。ACネクストを扱うパイロットをリンクス、ノーマルACを使うレイヴン、そしてVACを扱うミグラントだな其々管理する公式組織も違ってくるからこれで如何言ったパイロットを雇いたいかも自然と解って来るんだ。」
「そうなのですか…そうなるとリンクスがやはり人気の傭兵なのですか?」
「いや、そうでも無い。性能自体は確かにネクストが高いが数が必要時や戦場が市街戦の場合はレイヴンや更に数の多いミグラントが重宝される。特にミグラントは特定勢力に属して居てもそれ自体が巨大なPMCで多くがストーカーと言う運び屋との一セットで運用されて居るから個人でのフットワークはかなりの物だ。」
「個人単位で動ける傭兵部隊のミグラントに対して性能の分簡単に動かせないリンクスですか…」
「まあ、それ以上の問題としてリンクスには膨大な依頼料が有る上に大企業の防衛大綱に組み込まれている以上その企業が動かないと動かしにくいと言うのもある。」
「企業が防衛と言うのは如何言う事なのでしょう?」
681: ナイ神父Mk-2 :2020/01/19(日) 22:16:56 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
企業の兵力に関して
「余りイメージが湧かないかもしれないが大企業とも成ると独自の警備部門を創設して大規模な工業地帯やコロニーなどに張り付けて居る物なんだ…トヨアシハラの第三区画を見た事は?」
「来るときに少し…」
「其処に停泊していた空母4隻と砲戦型巡洋艦含む打撃艦隊は全てムラクモミレニアムの警備部門の物だ…他にも工業コロニー防衛用の宇宙艦隊や工業都市防衛の陸上戦艦、機動性を重視した富嶽級やホエールキングで構成された空中機動艦隊も有している。こうした戦力は別に珍しい物じゃ無い、大企業で有れば普通に所有している範囲に過ぎない程度の代物だ…」
「あの…警備…ですよね?」
「ああ、警備部隊だ。とは言え対象が対象だからな…嘗ての大戦の折には本来地方を警備するべき州軍の類も敵の圧力を減らす為に戦線に投入されて後方には企業の警備部隊が当たるしか無かったと言うのが事実だ。特に転移技術を保有する勢力はこれが顕著に出た形だな…」
「転移ですか?」
「所謂転移戦法と言うのは攻められる側に何らかの妨害装置でも無い限りは戦線を無視して戦力を後方地帯に出現させられる。
そう言った勢力による攻撃は本当に脅威だったんだよ、特に初期に侵略してきたエアロゲイターは戦略攻撃も可能な5km近い大型船を地球中に展開して攻撃を行ってきた…そう言った教訓から軍が敵を抑える事に力を入れた反面都市への侵攻等に対して企業が警備部隊を展開する事で対抗する様に成った訳だ。自社の設備や社員を守るためにな…」
「後方への直接攻撃…BETAの地下侵攻の様にですか?」
「効果としてはそれ以上だ。この世界で例えるならニューヨークにいきなりハイブかそれに比肩するBETAが出現するとでも考えれば良い…」
「…」
「国軍は全て前線の敵主力の防衛に裂きながらそれが起き得るんだそうなれば頼り出来るのは自由戦力として動ける傭兵や企業の警備部隊と言う事になる。これが俺達の世界で傭兵が急拡大した理由になる。傭兵と企業の警備部隊は後方を守る最後の砦としてその役割を果たす為にこれだけの戦力とそれによって人命を守る義務が与えられているんだ。」
企業の戦力に関して
「前のお話で企業の戦力保持の理由は理解しましたが一体どれだけの戦力を企業は保有して居るので?」
「具体的な事は機密等も有って詳しくは言えないがこうしたアシハラナカツクニ等や海上防衛等に力を入れるムラクモミレニアム
含む日企連や艦隊戦力に定評の有るBFFで有れば地球だけで海軍主力12個艦隊、ワークホースの駆逐艦だけでも600隻近くを一企業で有している事になるな…」
「それだけの物を企業が…」
「日企連は実質的にハワイ周辺までの太平洋全域が警戒範囲に含まれる事も事実だ、BFFに関しても欧州付近等や東シナ海を警備するのに必要数を求めた結果では有るなこの他に大洋だけでもオーメルやアルゼブラ等が其々陸空の戦力配置等を行っている。
開拓されて海の生れた火星やコロニー等も艦隊警備が配置されている事を考えると単純な艦艇の数は更に増えるだろうな」
「我々も其処まで辿り着けるのでしょうか?」
「これからの努力次第だろうな…未来の事もそうだが先ずは目の前の事から片づけて行こう。この後の予定は確かシミュレーションだったか?」
「はい…、確か対人の防衛を主題としたものでミッション名はアルテリア・クラニアム防衛だとか…」
「あれか…シュミレータで補正を受けているとは言え戦術機では厳しいかも知れんな…兎に角生き残る事を目指すべきだ。」
682: ナイ神父Mk-2 :2020/01/19(日) 22:17:37 HOST:p20048-ipngn601akita.akita.ocn.ne.jp
以上ですWIKIへの転載は自由です取り敢えず少し大陸世界に
置ける傭兵や企業の話をば…
最終更新:2020年01月20日 21:25