409: 弥次郎 :2020/02/03(月) 00:19:49 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
憂鬱SRW IF マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」証言録




「何だよ、みんなそろいもそろって中佐と中尉に賭けやがって…」
「どうやってアルゴス小隊が勝つビジョンを見ろってんだよ…」
「まあな。さて、エンゲージから何分持つかね…?」
「8分持ったら奇跡だろ」

      • 大西洋連邦の出向群の整備士たちの会話




『これは巌谷中佐から聞いた話なのですが…篁中尉はタケミカヅチ君と公私ともに親しくしているようですよ』
『へぇー、タケミさんとですか』
『なんともまぁ…あいつについに春が来たのかな?』
『彼もなんだかんだ言いますが面倒見はいいですし、根は真面目で噛み合うところがあったのでしょうね。
 帝国からしても、タケミカヅチ君の様な有力者との伝手が手に入るので推していることでしょう』
『ふむ……問題となるのは武家としての地位がタケミカヅチにはないことだが…何とでもなりそうではあるな』
『ロンダリングはお手の物でしょうしね。ともあれ、日企連としては前世とは異なりリンクスの自由恋愛を基本としておりますし、彼女の人格や経歴を鑑みれば問題は今のところないですね。問題は、本人たちの気持ち次第、ですね』
『外堀を埋めるくらいは…やってあげましょうかね』

      • リンクスのお茶会にて、タケミカヅチを含まないいつもの面子の話。



「今さらこのようなものを売り込まれてもな…」

      • ボーニング社が売り込んできたF-15SEの資料を前に巌谷中佐。
 大日本帝国はF-4Jの更新にXF-15Vの国産バリエーションである陽炎改の導入をほぼ決めている段階で横やりを入れられた形であり乗り気ではなく、対BETA戦闘においては役に立たないステルス技術を主体とするF-15SEは無用の長物以外の何物でもなかった。




「前線向けのアップデートキットが後方配備が多いとはどういうことだ……!」
「結局わが身の可愛さというわけですか……如何します?」
「セカンドプランがある、問題ない。大洋連合にも協力を要請して実行に移せ。
 こちらは前線兵士に手を差し伸べたが、後方で安穏としている連中のために労力を割いたわけではない」

      • Su-27Dが意図的に後方に多く配備されていることに気が付いたユーラシア側の高官の会話。
 セカンドプランとして用意されていたMig-27FがSu-27Dと共に前線にばらまかれることとなる。




「是非ともタイフーンの改修に協力を願いたく……」
「我らが誇るラファールの改修と配備を進めることで欧州奪還の先駆けとなることは間違いないでしょう」
「あ、あの、できればMig系列でお願いしたいのですが」
「……」
「我々は便利屋ではないのですがな…」

      • 意見の統一が全くできていない欧州側の事情に静かに切れるユーラシアと困惑する大西洋連邦の外交官達。

410: 弥次郎 :2020/02/03(月) 00:20:30 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp

「イーニァとは近いうちに会えそうな気がするんですよー」
「そうだといいね。その時は仲良くしてあげてほしいな」
「はーい」

      • カミヤマとアナの会話。アナの予告通り、イーニァ達との邂逅は間近に迫っていた。





「大西洋連邦---アメリカの同位体国家の衛士でも、あそこまで近接戦闘でやれるなんてね」
「正直、意外でした…アメリカのドクトリンは射撃戦がメインと思っていましたから」
「そう?アタシの意見としては最前線ではそんなドクトリンなんて役に立たなかったのかもしれないわ」

      • 武とハンターの模擬戦を見ながら香月博士とまりもの会話。
 ループ時の経験値から圧倒的な格闘戦技能を有する武に真っ向から格闘戦で張り合うハンターの姿は、まりもの米国への印象を大きく変えることになる。




「えーっと、極東ロシアのハイヴがアプサラスによって消し飛びましたね」
「知ってた」
「原作でも厚さ1kmのジャブローの岩盤を打ち抜くだけの出力があったんだからな。
 フェイズ2のハイブは岩盤が350メートルしかないうえに、アプサラスが原作以上の出力を持っている改良型だから……まあ、そうなるな(師匠並感」
「是非もないよネ!」
「どーすんですか、極東の軍事バランスが崩れちゃいましたよ?」
「そんなことより、BETAの進化などは?」
「今のところは特になしです。超重光線級のようなBETAの新種も見られず、レーザー級の攻撃もこれまで通り……案外適応力はひくいですね」

      • ユーコン基地戦力に代わり派遣されたアプサラス隊の戦果報告を受けて夢幻会。
 大洋連合的に見れば、この程度でハイヴが攻略できたならば万々歳であった。




「大洋連合だと…というか、地球連合だとサムライもニンジャも現役なんだよな」
「侍はともかく、忍まで、ですか?」
「多分篁中尉の想像するものとはちょっと違う。師父……一目連のようなちょっとした超人の呼称なんだがな…」
「ちょ、超人、ですか…?」
「生身で戦術機を刀一本で解体するって言えばわかりやすいかな…しかも動いて攻撃してくる戦術機をな」
「(絶句)」

      • トヨアシハラでの雑談の中で、生身S勢についてのタケミカヅチと唯衣の会話。



「はい、では軽めの食事でもお楽しみください」
「……おいしそう」
「気前がいいんだな、連合ってのは!」
「ええ。総天然もののスイーツですので、ごゆっくりお楽しみを」
「「えっ」」

      • 演習場の様子を移すモニターを前にしたアルゴス小隊にさらりと投じられる爆弾。



「……本国の連中よりも連合の方が頼りになる日が来るとはな」

      • 大量の補給物資や天然食料、改修型の戦術機などの大量の支援に加え、アプサラスによる間引きやハイヴ攻略などを見せつけられ、ラトロワ中佐。
 彼女の率いるジャール大隊も戦術機の更新や新型装備の配備が始まり、それまでの環境が一変し始めていた。


412: 弥次郎 :2020/02/03(月) 00:21:13 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp


《メカニック紹介》


Mig-27F型 アリゲートルF型 пеликан(ピリカン)

《諸元》
設計・開発:ミコヤム・グルビッチ設計局 ユーラシア連邦
世代:第2.5世代戦術機
装甲材:強化スーパーカーボン材
搭乗員:1名
OS:ユーラシア連邦製XM-3亜種型OS

《固定武装》
頭部12.7mm近接防御機関砲×2
前腕部モーターブレード×2
頭部ワイヤーカッター

《基本武装》
A-97突撃砲若しくはA-99突撃砲×2(サブアーム懸架2門搭載)
肩部ショットガンサブアームユニット×2/肩部36mmチェーンガンサブアームユニット×2
Type-201S バトルブレード改
Type-200S ショートブレード改
腰部3連装対小型種跳躍地雷発射管ポッド×2

《概要》
 ユーラシア連邦がソ連側に対して非公式に供給した戦術機のアップデートキットを採用したMig-27の姿。
 ユーラシア連邦とソ連の間における支援などをめぐる交渉が不調であり、また供与した改良型の戦術機が政治的思惑から後方に優先配備されるなど、ソ連によってユーラシアにとって不本意な扱いがされていた。これに業を煮やしたユーラシアは、セカンドプランを実施、即ちミコヤム・グルビッチ設計局から入手していたMig-27およびMig系列の設計図と実物を土台とした前線向けのアップデートキットを作成。
 これを大洋連合を通じて極東カムチャツカの基地へと「忘れ物」という体でばら撒き、Su-27Dの穴埋めを狙った。
 基本的な性能自体はMig-27アリゲートルを基本としているが、OSおよび関節部を中心とした剛性強化を図っており、また同時期にソ連へと供与していたSu-27Dと共用の部品と武装を採用することによって、前線での融通が利くように取り計らわれている。
 全体としての大幅な性能向上は果たしてはいないのだが、前線将兵曰く、ちょっとしたところでの反応性が違う、と評価を受けている。
また、実際の運用においてもほとんどの部品がMig-27から逸脱しておらず目立ったトラブルは初期不良を除けばほとんど発生していないという。


《武装解説》

  • A-99突撃砲
 ソ連向けに開発された新型突撃砲。
 36mmチェーンガンと120mm滑腔砲という構成そのものやパーツについては基本的にA-97突撃砲を踏襲している。
 新要素としては材質の変更による耐久性の向上、さらに銃剣の装着機構の追加などである。ショートレンジで使うことを前提にしているため、銃身長などは敢えて据え置かれており、あくまで近・中距離のソ連のドクトリンに合わせていることが窺える。

413: 弥次郎 :2020/02/03(月) 00:22:12 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
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最終更新:2020年02月04日 23:26