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憂鬱SRW・OG支援ネタ 『ZoT幕間Ⅱ』


「「このOSを作ったのは誰だあ!!」」

横浜基地 99番格納庫 連合区画
技術協力に出向していたフェレシュテ所属メカニックであるシェリリン・ハイドとウロボロスS.M.Sのアイシャ・ブランシェット特務少佐の怒号。
XM-3開発協力のためにTC-OSの初期のモーションデータやVFのOSデータを持ってきていた彼女達であったが、戦術機のOSのあまりの出来の悪さ、そのくせ巧妙に仕込まれたハッキング用のバックドアの存在に気付き、香月博士の執務室に殴り込んでいる。
その後、二人は霞のOS構築に協力し、霞が組み上げた新OS、XM-3のブラッシュアップとTC-OSのモーションデータを組み込み、早期にOSを仕上げている。



「くっそ…!これでも崩せないのか…!」

「長刀逆手持ち二刀流とは…なるほど、機体負荷を抑えるための徹底的な一撃離脱戦法か…!」

横浜基地演習エリア XF-15Vヴァリアブルイーグルの実機テスト、白銀武とハンターの模擬戦。
新型OS、XM-3のモーションデータ収拾のための模擬戦であったが、2人の模擬戦は白熱。
武は2005年の崩壊後の記憶から引っ張り出した変則長刀二刀流による一撃離脱戦法を行い、ハンターもそれに答える形で長刀を装備し、帝国軍や近衛軍とは異なる大西洋連邦式の近接戦闘を行い激しくぶつかり合った。

952: 657 :2020/01/30(木) 21:09:11 HOST:180-145-41-169f1.kyt1.eonet.ne.jp
「イーニァ…中尉にもうあの子とは話をしては駄目だと言われたでしょ!」

「ごめんなさい、クリスカ…でもアナがいってたの、ほんとうのひとのこころのいろってとってもきれいなにじいろだって。」

「そんなの、あの子の言ってた出鱈目よ。私達も沢山リーディングしてきたけど、そんな色は見たことなかったでしょ?」

「でも、アナのしりあいのバナージやアキトはみたんだって。わたし…アナがうそをついたとおもえないよ…」

ユーコン基地ソ連区画 イーニァ・シェスチナとクリスカ・ビャーチェノワの会話。

アナとの交信に断りを入れていたことにイーニァが気付き、咎めるクリスカであったが、イーニァの内心はアナの言っていた宇宙(そら)の色は本当は碧い事…、人の心の虹の話を聞き、強い興味を持つことになる。



「アキト、バナージ…イーニァは交信した者以外の名前を出したのだな?」

「はい…あの、中尉?」

「いや、ご苦労だった。貴様は戻っていい。」

「(アキト、バナージ…つまり連合は性別問わず、ESP能力者を確保しているということか…一体どれほど差があるというのだ…)」

ユーコン基地ソ連区画 クリスカとサンダークの会話。
イーニァとアナの会話を推察したサンダークは既に連合がESP能力者戦力化し、多数抱えているという事実に頭を抱えることになる。



「ふぅん、あの忌々しい妖精の片割れとS.M.Sはアラスカに来るのか。」

「我等の事は露見してはいないと思うがな、どうする?」

「ええ、せっかくこちらの領域に来てくれたのですもの。盛大に歓迎してあげないとだめでしょう?」

「あわよくば、全員を抹殺できるか…どうせその頃には準備も整っている、許可しよう。どうせあの連中を使うのだろう?」

「ああ、あの愚か者達は簡単に踊ってくれているよ。ちょっと囁いてやれば、すぐ賛成するだろうしね。」

アメリカ国内 ギャラクシー船団首脳部電脳貴族達の会話。
マクロスF最終決戦後、首脳部の一人で部外者であったマンフレート・ブランドを生贄し戦域を離脱後惑星融合に巻き込まれていた電脳貴族達は、AL5委員会を利用し、アメリカ国内やAL5移民船団を密かに掌握し戦力やインプラント製造施設を拡大させていた。
アラスカにシェリル・ノームとS.M.Sマクロスクォーター隊が来訪すると知った電脳貴族達は怨敵でもある彼等を抹殺するため陰謀を画策し始める。

953: 657 :2020/01/30(木) 21:11:23 HOST:180-145-41-169f1.kyt1.eonet.ne.jp
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ウロボロスS.M.Sの扱いはまだ決まっていなかったと思いますが、もし変更があるならウロボロスS.M.Sの部分を修正させていただきます。

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最終更新:2020年02月04日 23:27