664: アイサガP :2020/02/18(火) 21:40:16 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
東アジアの統一中華戦線グダグダ戦記

廈門奪還作戦終了後(統一中華戦線編)

「まずは台湾海峡の安定化を祝い…乾杯」

「「「乾杯」」」

「新型OSの性能はすさまじいものだな…
 まさかあの程度の戦力で制圧が完了するなど想像もつかなかった…」

「うむ、他の国に先駆けて運用実績を上げれたのもさらに幸運だったな」

「後援地の役目を果たす為の投資だけでなく、工場や企業の誘致も進むというものだな」

「いっそ東アジアの生産拠点を造ってもらうのはどうだ?
 廈門なんぞ共産党にくれてやっても良かろうよ」

「流石に油断が過ぎるぞ、連中に独自の拠点と軍勢など預けてみろ
 遠くないうちに台湾に侵攻、制圧を計画して実行に移してもワシは不思議に思わんよ」

「それに東アジアが台湾に生産拠点を造ってくれるとは今は思えん
 余計な雑音が多すぎる」

「国連とアメリカか…流石にあの司令官の態度は無いぞ…」

「最近は連合が各国に支援していてアメリカの企業の売り上げが落ち始めてるそうだからな
 今更尻に火が付いたのだろうさ」

「今まで作れば売れる殿様商売だったのだ、いい気味だ」

「笑ってばかりもいられん、廈門は今は東アジアだけが拠点化と環境回復のために駐在しているが
 そのうちに共産党と国連が駐在を希望するぞ?」

「あの司令官は更迭されるかな?」

「編入しようとした言い分はともかく、更迭されるほどの失態とは言いきれん、
 続投されるとみるべきだな」

「全く…アメリカの政治将校を気取るならばもう少しやり方を考えてほしいものだ」

「共産党共々こちらで調整するしかないだろう…
 なんでこんなめでたい席で頭を抱えたくなる案件ばかり考えなきゃならんのだ…」

台湾某所、国民党の会合にて

廈門攻略により台湾の安全圏化が進んだことで
後援地としての機能を上げるべく、各国に台湾への投資や工場の移転、増設を求める事

共産党と国連軍との折衝を行うべく国民党閥の将官と子飼いの部隊を廈門に駐在させる事

東アジアひいては連合と国連軍の和解の仲介をどうすれば行えるのか
各々の話を聞いて調整、調停を頑張ることが決定した

665: アイサガP :2020/02/18(火) 21:41:06 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
「本土奪還の夢は正夢になろうとしているな…!」

「湾岸部のみといえど本土は本土、早く戻りたいものだな
 やはりまだ帰還は無理なのか?」

「東アジアから放射能汚染と重金属汚染の浄化作業があるので現状は無理だと…」

「作業員はこちらから出すという話はどうなった?」

「軍事上、政治上の機密に触れかねない資材や機具を使用する為、無理という事でして…」

「むう…やはり警戒されているとみるべきか」

「まあ散々無理を言ったうえに、国連がやらかしたからな…」

「…やはり東アジアの支援の下、重慶までは統一中華戦線の戦力だけで解放するべきではないか?」

「今回の結果を見れば出来ない事は無いだろうがやった後が問題だ
 国民党は我々を使い潰そうとするだろうし、福建省維持の為の人材が足りん
 まずないとは思うが西のマンダレーハイヴから侵攻が発生した場合詰みだ」

「そもそも東アジアが我々の面倒をいつまでも見てくれるとも思えん
 彼らの支援が前提の作戦を立て続けるのはさすがに拙い」

「国連を味方につけなければならんか…」

「出来るのか?」

「…流石にアメリカの意向があろうが、
 BETAから地球を守る大義を破るとは思いたくはないが…」

「いっそ国連を通さずに日本、大東亜連合、出来れば豪州も巻き込んで独自の軍事行動を起こすというのは?」

「夢物語に過ぎるぞ……まあ各国に話はしてみようか」

「重慶の単独攻略も国民党との会合で議題には出すか」

*1

台湾某所、共産党の会合にて

今回の大勝利に浮かれ、積極的な案が飛び出し続けるも
現状の情報だけでは現実的ではない、夢物語ばかりであり

若手の共産党閥の人間と首脳部の間に秘かに溝が生まれつつあった

666: アイサガP :2020/02/18(火) 21:42:04 HOST:zaq3d7d53a8.zaq.ne.jp
以上になります
次回が一番面倒くさいというかどういう動き差せればいいのか困る国連と
無邪気に喜んでる現場の描写になるのかな…?

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最終更新:2020年02月19日 21:38

*1 (どれも、どこもまともに受けるわけないだろ…