687: 弥次郎 :2020/02/28(金) 00:00:34 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
憂鬱SRW IF マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」外伝 証言録「欧州事情エトセトラ」




「急造の機体よりも信頼性あるF-15やF-16の方がよいのでは?」

  • 欧州のコンペティションに図々しくも乗り込んできたボーニングの担当者の発言。
 その後、持ち込んだF-15SE(※)が演習でF-5EVにぼこぼこにされた後に、会場から参加国及び企業の満場一致で叩き出された。


「F-5のアップデート機程度に負ける戦術機など役に立たんわ、間抜けめ」

  • 上記のF-15SEと、企業連合が技術披露のために作ったF-5EVの演習後のオーメル担当者の発言。
 簡単なアップデートながらもOSと駆動系の改修に伴って第2世代を凌駕するスペックを得たF-5EVにF-15SEはなすすべなく破れた。



「焦土戦においては展開力も必要だ、だとするならばこれは便利だな…」
「いや、しかし衛士に長時間の作戦行動を強いることになる。便利なだけとは限らんな」
「輸送車両を揚陸させるよりもてっとりばやい。これをまとまって運用すれば機動的展開も可能だろう」

  • β世界初のSFSであるFB-01 フライトベースを前に各国技術者及び衛士たち。


「高出力のレーザーがまるで効いていない…!」
「これならば戦術機の制限が大きく取り払われるぞ!いや、それ以上の価値がある!」

  • 実演される臨界半透膜技術を見せられた各国重役たち。



「四本も足がある、か」
「整備は大変そうだが、安定性や積載能力は段違いだそうだ。おまけに戦車よりも素早い陣地転換もできるとか」
「火力は180mmを2門…艦砲射撃までとは言わんが、前線のBETAを丸ごと吹き飛ばすのにはちょうど良いな」
「連合の企業が提供した脚部を採用したそうだぞ。あちらの考えることは毎度ながら驚くな」
「ああ」

  • 西ドイツがBFFらと共に開発したFSA-03 トーネードFDS4を見ながら。




「畜生め!F-15SEで勝てるわけないじゃないか!」

  • コンペ半ばで叩きだされたボーニング社の人間、自社の戦術機との絶望的なスペックさを見せつけられ、昼間からパブでやけ酒を呷りながら叫ぶ。




「オール戦術機ドクトリンに反していないか?」
「連合の指揮官の証言によれば、機動兵器だけでは補いきれない分野がどうしても出てくるそうだ。
 だからこそ、こういった大型の兵器で支援してやる必要があるんだとさ」
「なるほど」

  • 指揮車両としても使用可能な砲撃支援兵器であるジウーク1型をみた欧州指揮官たち。

688: 弥次郎 :2020/02/28(金) 00:01:28 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp


「……確かにスペックは優れているな」
「ああ。軽戦術機とは思えない。おまけにレーザー兵器やレールガンまで実用化しているとは……」
「問題はコストと技術だな…」
「……ああ」
「財布の底に穴が開くぞ、これは…」

  • アクアビットの協力の元グリペンが改装されたストリッツヴァング104は先進的な技術を盛り込んでいたが、その分コストや整備性、導入のハードルが高く、各国は評価しながらも導入には消極的な姿勢を見せた。




アメリカと違って良心的な契約でこちらに技術を供与してくれるというが…本当か?」
「ああ、間違いない。大体、連合が今回明かした技術はその気になればアメリカでも、最前線国家でも実用化できるものばかりだ。
 それが作れたのになぜ我々の手元にないと思う?アメリカでも開発したという話は聞いたこともない」
「……まったく、発想や想像力で負けているな、我々は」
「いや、それ以上に新技術をなかなか公表してこないアメリカもアメリカだ。あいつらは真面目に戦う気があるのか?」
「ふむ、言われてみれば確かに…」

  • 政治屋たちの密かなる会談。連合の手広い支援と鷹揚な態度は米国のそれと比較され、連合へ協力を仰ぐ方向へと動く一助となった。




「こんな装備(超大型砲)で大丈夫なのか?」
「とても丈夫です、問題ありません!」

  • 有澤のブースを訪れた軍人と有澤の社員の会話。



「これも評価のためには必要だからな…(もぐもぐ)」
「うむ…(ずずっ)」
「天然食品はやはりうまいな、合成品とは比較にならん」
「連合が用意した人工島(実際は群体式AF)で生産されているらしいぞ。これでうまいものが前線にもいきわたる」
「どこかの国と違って安価で提供してくれるからな、はっはっは!」

  • 戦闘糧食のコーナーで評価を行う衛士たち。大盛況だった模様。



「OSはオーメルのコピー…?」
「なんだか機体構造はEF-2000Bを簡素化しただけにも見える…」
「色々と変更して進化させたと言っているが…変わっているのか、これは?」
「……モンキーモデルか?」

  • 前評判は上々だったラファールⅡであったが、実際のところの性能や評価は肩透かしも良いところであった。
 また、フランスは「親切な連合の手を取ることもできないほど間抜け」という評価を受け、影響力が低下してしまうことになる。



「……やはり?」
「これらの機体が出回ることはアメリカに悪影響だ。予定通り行動に移す」
「了解しました。では、潜入員(モール)にも連絡を…」

  • やはりというか、よからぬことを考える連中もいた模様。



※中途半端にF-15・ACTVのデータを設計に取り込み、聞きかじったXF-15Vを真似た、率直に言って劣化機であった。

690: 弥次郎 :2020/02/28(金) 00:02:50 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
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最終更新:2024年06月01日 18:47