124: 弥次郎 :2020/04/19(日) 22:35:12 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
憂鬱SRW IF マブラヴ世界編SS「Zone Of Twilight」証言録4 -機動兵器実演編2-
『この手のセリフを言うことになるとはね……いけ、ビット!』
「な、なんだ!?」
「何かが飛んでいったと思ったらターゲットが破壊されている…?」
- 大気圏内でも運用可能な遠隔誘導攻撃端末であるイクシードオービットの実演。最初はβ世界の人間では目が追いつかず、驚愕を以て受け入れられた。
「あれは対BETAというよりも対人装備だな…」
「しかし、あれだけのサイズのものが複数同時に飛び回って襲い掛かってくれば逃げ切れるかどうか…」
「対応可能か?」
「……イーニァと私ならば、衛士のリーディングを行えば事前に察知は出来るでしょうが、そうでなければ…」
「……そうか」
- イクシードオービットの本質を見抜いたサンダークとクリスカの会話。ある種のNTにちかいクリスカならば察知は出来たが対応は難しかった。
「これが、これこそがスーパーヒーロー着地!いやぁ、決まるとカッコいいものだな!」
「腰に悪いですけどね」
- もはやパワードスーツともいえるほどに進化している連合のパイロットスーツのデモンストレーションにて、ハンターとユノー。
「敢えてレーザー級に攻撃させるのか…これを」
「確かにレーザー級は飛行する物体を優先的に狙う習性があるが……まさかそう考えるとは」
「対レーザー技術が発展している連合ならではだな、UAV自体は存在していたが、これまではほぼ撃墜されていたのだし」
- レーザー級のヘイトを稼ぐためのUAV「キッパー」を見て各国衛士。技術の違いがそのまま思考の違いに繋がっていた。
「物量はパワーです。数は確かに負けていますが、ユニットごとの能力は勝っていますし、BETAの動きは単調。
ならば、こういった無人機でも十分に対処が可能ですな」
「こ、これだけの数を送り出すのか…」
「これでもほんの一部にすぎませんよ。もっともっと多く投入しないとBETA以上の相手では戦線が支えられませんから」
- 持ち込まれた膨大な数の無人機を見て言葉を失うβ世界の指揮官たち。
125: 弥次郎 :2020/04/19(日) 22:36:05 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
「今度は空中に浮かぶ楯…!?」
「資料によれば実弾も光学兵器も受け止める力場を形成するらしい…ほら、実際に防いでいるぞ」
「無茶苦茶な…」
「どういうことだよ…」
- アンドロメデ・ドレッサーのノイエ・プラネイトディフェンサーの実演の様子。
「あれほど自由に動かせる理由はフレームの構造にある…?
なるほど、だからウィンダム・パルサーなどは人型に近い構造を…人の動きをするには人の形が最適ということ…!」
- 資料を閲覧しながら、連合の機動兵器の動きの滑らかさ、自由度の高さの仕組みの一端に気が付くハイネマン。
「見ろよ、戦術機…じゃなくてMSだったか、それで肉弾戦をやっているぜ」
「まるで人間のように素早く動いて、それでいて滑らかね…」
「そういえば、俺との演習でハンター中佐も戦術機で近接格闘(CQC)染みた動きをしていたな…」
「インペリアル(大日本帝国)とかだと近接格闘戦を重視するってきいたことはあるけど、別次元の動きだな…もっと根本的に違う」
- 徒手での取っ組み合いを実演するMSを見てアルゴス小隊。戦術機では到底不可能な生物的な動きは驚きであった。
「前から思っていましたけど、よく人型兵器を液体燃料で動かしていましたね」
「いや、あの…一応戦闘機だから…」
「ああ、いえ。別に責めているわけではないのですけどね?発揮できる馬力とか限界ありそうだなと思っていたんですよ」
「…むしろ核融合炉なんてものを載せられる方がすごいんだけど…」
- 連合とβ世界の連合のメカニック班同士の交流にて。何気ない一言がβ世界側のSAN値を削る。
『おう、ヨナ!もっと動いてみせろ!』
『くっ、こっちはザクⅢ改だっていうのに…無茶を!でもやってやる!』
『それでこそだ!惚れた女の、ベルナル少尉の前だからな、気張れ!』
『んなっ!?』
- 模擬戦を行うモノケロス隊小隊長のとヨナ・バシュタ少尉の会話。NT同士の読み合いや激しい牽制合戦を展開した。
「そう緊張なさらず。ただ、彼女には万が一のためにいてもらうだけですから」
(…彼女もESP能力者ということか)
(複雑な事情があるのかな…この人…)
- リタ・ベルナルを傍においてサンダークと会話するカミヤマ。当然、サンダークはリタがESP能力者(NT)であると理解できた。
126: 弥次郎 :2020/04/19(日) 22:36:51 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
《人物紹介》
ユーリ・シーガー
所属:大洋連合 村雨研究所 ユーコン出向群
役職:モノケロス隊パイロット(モノケロス1)
搭乗機:陸戦型サザビー(モノケロス隊仕様)
階級:中尉
概要:
モノケロス隊の小隊長を務める男性。
元々は大洋連合軍に属するごく普通の軍人であったが、戦いの中でNT能力に開花したという経歴。
ELSとの戦いで乗機を浸食され、飲み込まれる直前でELSとの対話が完了して一命をとりとめるなど悪運も強い。
本人としてはNT能力への信頼は高いとは言えないのだが、たたき上げの軍人であり、歴戦であることから能力の差を覆す技量を持つ。
割と豪快な性格で、部隊を引っ張っていくタイプの隊長である。
ヨナ・バシュタ
所属:大洋連合 村雨研究所 ユーコン出向群
役職:モノケロス隊パイロット(モノケロス2)
搭乗機:ザクⅢ改
階級:少尉
概要:
機動戦士ガンダムNTに登場した主人公ヨナ・バシュタの同位体。
こちらにおいても軍人となっていたが、NTの素養を見出されて村雨研究所に出向している。
NTとしての能力およびパイロットとしての技量はさほど高くはないが、一般的な倫理観をよく理解しているため、NT達の精神涵養や情操教育、あるいは世俗とのかかわり方などを教えられる人材として重宝されている。
モノケロス隊においてはザクⅢ改を受領して任務を遂行しており、戦闘時には前衛を担当する。
リタ・ベルナル
所属:大洋連合 村雨研究所 ユーコン出向群
役職:モノケロス隊パイロット(モノケロス4)
搭乗機:ドーベン・ウルフ
階級:少尉
概要:
機動戦士ガンダムNTに登場した主人公の一人であるリタ・ベルナルの同位体。
元々は村雨研究所の被検体であったが、後に軍に出向することになった。
NT能力はモノケロス隊の中でもアナ・マキサカとトップを争うもので、ともすれば電波的ともとられるが、間違いなく本物。
ヨナ・バシュタとは幼馴染であり、幼い頃に地球を襲う幾多の侵略者の存在を予言していた。
元々同位体ということもあって
夢幻会が着目していたが、原作同様に素養を見せたことで村雨研究所にスカウトされた。
127: 弥次郎 :2020/04/19(日) 22:37:26 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
《メカニック紹介》
〇対レーザー級デコイ型UAV「キッパー」
全長:5~20m
動力:航空機燃料(ヘリおよび戦術機用の燃料を転用可能)
防御塗装:臨界半透膜
開発:大西洋連邦
概要:
大西洋連邦が開発したレーザー級を炙り出すための囮を担当するUAV。
レーザー級が飛行している物体を優先的に狙うという習性を逆に利用するという発想で開発された。
目立つのがこのUAV最大の特徴である臨界半透明を施した大型のシールドである。これはレーザーを受け止めるシールドとしての他に、ある種の観測装置も兼ね備えている。方法としては単純で、このシールドにあたったレーザーの角度と方角をコンピューターで計算することで、その戦場におけるレーザー級の配置と数を導き出し、データリンクによって戦域の戦術機及びCPに共有する。
これにより、厄介なレーザー級の排除である光線級吶喊(レーザーヤークト)の成功率を高めることが可能となっており、地形データとあわせて計算することでどこまでがレーザー級の攻撃を受けない安全地帯・安全高度であるのかを把握できる。
そのほか、電子戦における中継器や戦場を俯瞰するカメラとしての機能もあり、戦場の状況を共有して部隊の動きをより有機的にする役目もある。
実戦投入はユーコン基地およびイギリスでのコンペティションの前から極東ロシア、欧州戦線、アフリカ戦線において連合の支援の下で行われており、レーザー級の攻撃による被撃墜数を大きく低下させることに成功させ、また、全体的な未帰還機の低減にも役立てられた。
〇陸戦型サザビー
《性能諸元》
形式番号:MSN-04G
開発:大洋連合
全高:23.0m
重量:35.5t
世代:第4世代モビルスーツ
動力炉:プラズマジェネレーター
特殊機関:テスラドライブ
装甲材:ナノマシン装甲
防御機構:Eフィールド
その他:バイオセンサー
《固定武装》
頭部60mmバルカン砲×2
腰部メガ粒子砲
《携行武装》
ビームショットライフル
ビームソードアックス×2
シールド(ミサイルランチャー)
ファンネルビット(大気圏内運用型)
多連装ミサイルポッド
128: 弥次郎 :2020/04/19(日) 22:38:03 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
《概要》
大洋連合が開発したNT専用MSであるサザビーを一般兵でも扱えるように改修・量産化したモデル。
元々高級機でエース向けであったサザビーは同時に指揮官機としても使われることが多く、こういったバリエーションの開発はある種の必然であった。
本機はその中でも陸戦型、即ち地上圏での運用を前提として各所をマイナーチェンジ及び改修したものである。
まず地上圏での運用ということから各所の装甲のスマート化と脚部のホバー機動に最適な形状ヘの変更が実施された。
また、ファンネルラックを兼ねるバックパックは新たなものに換装されており、搭載可能な兵装をファンネルだけから、ミサイルもしくはイクシードオービットに由来するビットの二択に変更した。これに合わせてウェイトバランスの見直しも行い、同時に1G下での跳躍・飛行に必要な推力を確保するための大型スラスターをバックパックに搭載した。
そのほかの武装については基本的にサザビーを踏襲しており、大きな変更などはない。
《武装紹介》
大洋連合系のMSの一般的な防御火器。
サザビーの主兵装。ショットガンモードとライフルモードの2種で使い分けることができる。
ビームサーベル、ビームアックス、ビームピックの3種の形態で使用可能な近接格闘兵装。
取り回しの良さを追求したシールド。各種コーティングの他、Eフィールド発生装置が仕込まれている。
腰部に内蔵されている射撃兵装。射角こそ狭いが威力は高い。
イクシードオービットの技術を転用することによって大気圏内でも運用が可能になったファンネル。
ただし、宇宙でのファンネルと比べれば自由度が低くなってしまっている。本機においてはあくまでも補助兵装的な意味合いが強い。
ファンネルラックと換装することによって搭載可能なミサイルポッド。
〇陸戦型サザビー(モノケロス隊仕様)
《諸元》
通常の陸戦型サザビーに準じる
《概要》
モノケロス隊に指揮官機として配備されたサザビー。こちらはNT向けにサイコフレームやサイコミュを搭載しており、完全にNT専用機で、本来のスペックを発揮可能となっている。
129: 弥次郎 :2020/04/19(日) 22:38:52 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
以上、wiki転載はご自由に。
月曜が、月曜日が来てしまう…これは…面倒なことに…なった…(スティンガー並感
174: 弥次郎 :2020/04/20(月) 21:53:29 HOST:p2580066-ipngn200609tokaisakaetozai.aichi.ocn.ne.jp
修正を…
127
誤
《性能諸元》
形式番号:MSN-04G
開発:大洋連合
全高:23.0m
重量:35.5t
世代:第3世代モビルスーツ
正
《性能諸元》
形式番号:MSN-04G
開発:大洋連合
全高:23.0m
重量:35.5t
世代:第4世代モビルスーツ
最終更新:2020年04月24日 14:33