874: モントゴメリー :2020/05/06(水) 00:43:15 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
戦艦リシュリュー(1980年代大改装後)

全長:320m
全幅:45m
喫水:約11m
基準排水量:11万トン(公称。第二種防御区画を秘匿)
      約14万トン(実数)
兵装:55口径41cm4連装砲 4基
   60口径15.5cm3連装砲 4基
   65口径12.7cm速射砲 14基
60口径7.6cm速射砲 18基
70口径3.7㎝機関砲 20挺
90口径2cm機関砲 40挺
   ミサイル垂直発射管 224基 
装甲:対51cm対応防御(第一種防御区画)
   対20cm対応防御(第二種防御区画)
(両区画で船体の約95%を防護している)
機関:ディーゼル・ガスタービンエンジン混載
   (公称最大出力28万馬力)
速力:32ノット/時
航続力:14ノット時1万1000海里
艦載機:各種ヘリコプター5機(定数、格納庫搭載)
乗員数:2500名


1. 概要
FFRの象徴とも言える戦艦リシュリュー。その大規模改装後の姿である。
1980年代初頭というFFRの発展期入り口に行われたものに相応しく、「FFRの総力を結集した」と形容されるに足る能力を与えられ生まれ変わった『海の女王』である。
FFRでは『再構築改装』と呼ばれているが、OCU圏では某ブラウザゲームの影響から『美魔女化改装』と呼ばれている。


2. 艦体全景
艦首から艦橋にいたる艦前半部分の印象は改装前とさほど変わっていない。
4連装2基の主砲塔から艦橋へと続く全般配置はそのままである。これは意図的なもので、国民に対して「この艦はリシュリューの名を継いだ新造艦に非ず。生まれ変わったリシュリューそのものなのだ」と訴えかけているのである(無論、OCUに対する申し訳という側面もあるが……)。
ただし、変化した部分もある。第二主砲塔側部後方の両舷には副砲が追加された。
尤も、これは建造当初の設計案にあった配置なので改装により「本来の姿になった」とも言える。
また、第一主砲塔前方には垂直発射管が設置されている。
艦中央部も大まかな配置は変わらない。前部艦橋にMACKと一体化した後部艦橋である。
勿論、双方とも改装前の雰囲気を残しつつ現代的にリファインされている。外見で最大の特徴は、合計8基装備されたフェイズド・アレイレーダーであろう。
艦後部は最も構造が変化している。副砲塔は3基から2基に減少したが、主砲塔が2基前部と同様の配置で新設された。
さらに、ヘリ格納庫と飛行甲板も装備され独力での航空作戦が可能となった。また、垂直発射管の半数も艦後部に配置されている。
艦体や艦橋を始めとした艦上構造物はレーダー反射率を抑えるために垂直部分を可能な限り排している。
特記すべき事として、艦橋を中心とした造形をFFRが誇るモダニズム建築の権威「ル・コルビュジエ」の手で行っている(無論、各種機能を損なわない範囲であるが)。
このことから、リシュリューには『世界一刺激的なモダニズム作品』という異名が追加された。


3. 兵装
 3.1.主砲
主砲は新設計の55口径41cm砲である。口径自体は改装前と変化ないが、新設計の超長砲身砲である。
アムステルダム条約により口径を制限されている現状では、非効率ではあっても威力向上には長砲身化しか方法がないのである。
しかし門数の制限はされていない。そのため、技術陣は艦前方に集中していた主砲レイアウトを発展させ艦後部にも4連装砲塔を2基設置し門数を改装前の2倍である16門とした。
砲弾に関しても威力向上のため創意工夫がなされた。改装後のリシュリューに搭載された主砲弾は主に3種類である。

  • ロケットアシスト付き誘導砲弾
  • 榴弾
  • 超々大質量砲弾

ロケットアシスト砲弾は先制攻撃用であり、射程は200㎞を超える。
誘導装置に加え、ロケットモーターまで装備しているため炸薬量も弾頭重量も大きく減少してしまっている。
とは言え41㎝砲弾であることは変わらないので、各陣営の装甲巡洋艦を一撃で下す能力を秘めている。
榴弾は対空・対地用である。射程は対地で70㎞、対空で30㎞である。
超々大質量砲弾は所謂『決戦用」であり、オランダの「ネーデルランド」級や日本の「大和」型と殴り合うために開発された。
射程は50㎞と妥協されたが、その砲弾重量は通常の5割増である1680㎏である。これは、「ネーデルランド」級の46㎝砲弾に匹敵する。

875: モントゴメリー :2020/05/06(水) 00:44:02 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
3.2.副砲
副砲として、「シャトールノー」級軽巡洋艦の主砲である60口径15.5cm砲を搭載している。
当初搭載は考慮されておらず、後述する12.7cm速射砲で充分とされていた。
しかし、古参乗組員達の考えは違っていた。彼らは言う「第二次ゼーラント沖海戦において、日本海軍の水雷戦隊はこちらの10㎝クラスの砲弾を浴びても前進を止めなかった。そして、1万mの近距離で必殺の誘導魚雷を放ったのだ。彼らを止めるには、最低でも15㎝クラスの砲が必要である」と。
この意見により同砲の搭載が決定した。これには、アムステルダム条約により本艦の護衛をするべき軽快艦艇の数量も限定されているためある程度自力で敵軽快艦艇に対応しなければならないというFFR海軍の事情も関係していた。
砲弾は対地・対空用の榴弾、対艦用の超々大質量砲弾、そしてロケットアシスト付き誘導砲弾の3種類である。
射程は以下の通りである。
榴弾:対空15km、対地30km
超々大質量砲弾:40km
ロケットアシスト付き誘導砲弾:80km

3.3.対空火器
対空火器は、長距離用に12.7cm速射砲を18基(片舷9基)、中距離用に7.6㎝速射砲を20基(片舷10基)装備している。
そして最終防御用に20㎜機銃を40挺(片舷20挺)を、20㎜機銃と7.6㎝砲のギャップを埋めるための37㎜機関砲を20基(片舷10基)装備している。
なお、これらは全て国産兵器である。37㎜に関しては、ボフォース40㎜機関砲のライセンス生産も考慮されたが「何故スウェーデン人を儲けさせなければならないのだ」という意見のより却下された。
各火器の諸元は以下の通りである。
12.7cm速射砲:射程10km(対空)、発射速度毎分40発
7.6㎝速射砲:射程7km(対空)、発射速度毎分70発
20㎜機銃:射程1.5km(対空)、発射速度毎分900発
37㎜機関砲:射程4km(対空)、発射速度毎分400発

3.4.ミサイル
ミサイル兵装として、垂直発射管を合計224基搭載している。当初は被弾時の誘爆を考慮し搭載は見送られるか、搭載するにしてもここまで多数である予定ではなかった。しかし、「誘爆が怖くて戦艦に乗れるか」という古参乗組員の意見と艦隊防空能力への不安から限度一杯までの搭載が決定した。また、誘爆に関しても第二種防御区画内に設置することで防ぐことも可能と判断された。
弾頭種類は対空・対潜・対艦とし、一通りの目標に独力で対応できるようになっている。
しかし、対艦に関しては本命の主砲が存在しかつ当初は考慮しなかった副砲の搭載も決定された。
なのでミサイルに関しては対空・対潜を重視すべしという意見が挙がり、搭載比率は定数で5:3:2となった。
だが、実際には対艦ミサイルに割り振られた発射管は平時には未装填状態となっており一種の空間装甲となっている。
これは誘爆への恐怖を捨てきれなかったが故の処置であり、「決戦時」には装填されることが規定されている。
(ただし、弾頭が対艦であるかは未定)

3.5.その他兵装
特記すべきものとして、6連装380㎜対潜ロケット砲を片舷に4基、合計8基搭載している。
これは敵潜水艦を直接狙うのではなく、敵魚雷を水圧により破壊乃至は誘導の妨害を意図したものである。
またチャフやフレア、(赤外線妨害を目的とした)煙幕弾射出機としての能力もある。
(むしろ、運用側としてはこっちがメインである)


4.電波兵装
レーダーについては、まず航海用を前部・後部艦橋に正副計4基搭載している。
射撃管制用レーダーも配置は同様である。しかし、こちらは主砲と副砲用を別個に用意しているため計8基である。
そして、本艦電波兵装最大の特徴は国産防空システム「アッキヌフォート」を搭載していることである。
OCUが開発した防空システム「草薙」に対抗するために開発されたシステムであり、フェイズド・アレイレーダーが外見的特徴である。
フェイズド・アレイレーダーは前部艦橋4面設置されており、本来はこれで十分である。
しかし、被弾時の冗長性確保と同時補足数拡大のために後部艦橋にも4面設置されている。

877: モントゴメリー :2020/05/06(水) 00:44:52 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
5.航空艤装
艦載機として、各種ヘリコプターを5機格納庫に搭載可能である。
これらを運用することにより、リシュリューは連絡・哨戒・対潜といった航空作戦を独力で遂行できる。
また、対艦攻撃や弾着観測機としての運用も想定されている。しかし、制空権確保が前提となるため小規模紛争ならばともかく、「決戦時」には通用しないと運用側は考えている。


6.航続力
航続力に関しては、改装前の15ノットで9500海里から14ノットで1万1000海里まで延長された。この数字は「無補給でツゥーロン-エスト・デ・パリ間を航行できる事」を目標に設定されたものである。
これは「本国は決してエストシナ地域を見捨てない」という現地住民に対するメッセージが理由の大部分を占めていた。


7. 防御力
『リシュリューは沈むことを拒絶する』
これは、第二次ゼーラント沖海戦終盤でリシュリューが発した電文である。彼女はこの文を発した直後、「未来への脱出」とフランス国民に語り継がれることになるオランダ帝国本国艦隊、その戦艦戦隊単縦陣に対する中央突破を敢行しそれを成し遂げたのである。
(日本では「ジャンスール提督の退き口」、オランダでは「ジャンスール・アーンヴァル」として知られる)
この言葉はフランス国民の胸に刻まれ、リシュリューの代名詞的扱いを受けていた。
大改装を実施するにあたり、政府からは「この言葉の具現化」が求められた。技術陣もこれに応え、リシュリューは当時のフランス造船技術…否、フランス科学力の全てが注ぎ込まれて防御力の強化が図られた。
詳細は後述する通りであるが、特徴を一つ挙げるならば「集中防御方式の『不採用』」がある。

7.1. 船体防御
リシュリューの船体防御は大きく二つに分けられる。「第一種防御区画」と「第二種防御区画」である。

7.1.1. 第一種防御区画
第一種防御区画は俗に言う「ヴァイタル・パート」に相当する。つまり艦の重要部である弾薬庫や機関部、司令塔といった箇所である。本区画の耐弾防御要求は「51cm砲弾に対して18kmから30kmの範囲で安全圏を有し、かつOCU各国の現行対艦ミサイルの直撃に抗堪し得る」というものであった。遭遇確率の高いオランダ帝国海軍「ネーデルラント」級戦艦の46cm砲弾では無く、世界最大である日本海軍「大和」型の51cm砲弾を想定している所に当事者たちの意気込みが見て取れる。さらに言うなら、想定しているのは「大質量砲弾」である。
当時は日蘭両国共に戦艦の新造が予測されていた。よって一部からは対56cm防御などのより強固な装甲にするべきではないかという意見もあった。しかし、情報部から「日蘭新戦艦の主砲口径は最大でも51cm」という報告がなされ対51cm防御に落ち着いた。
このようにして決定された目標に従い、各部に施された装甲厚は以下のようになる。
舷側装甲には傾斜した600㎜の装甲板を装備。その外側に対ミサイルを主眼とした鋼板・セラミック複合装甲が垂直に配置されている。そして更に外側に弾片防御と空間装甲を兼ねた船体外板が緩やかな傾斜を描きながら存在している。
甲板装甲は中甲板部分に300㎜の主装甲を配備し、その下の下甲板にも最終防護用の80㎜装甲板が存在している。また上甲板も断片防御と空間装甲のために30mmの装甲板で製作されている。
艦橋下部に位置する司令塔には、前面及び側面に800㎜+複合装甲、上面は500㎜+複合装甲が施されている。また、艦橋と接する後面も600㎜の装甲板が存在している。

878: モントゴメリー :2020/05/06(水) 00:45:41 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
7.1.2. 第二種防御区画
第二種防御区画は主に艦首や艦尾部分である。船体全体から見た割合の6割強がここに該当する。ワシントン条約以降に建造された戦艦たちのほぼ全ては、この箇所には本格的な装甲を施していない。いわゆる「集中防御方式」である。
しかし、リシュリューの再生に携わった技術者たちは敢えてその時代の流れを否定した。
なるほど確かに集中防御方式は一撃死の可能性を薄めてくれる。しかし、重要区画が無事ならば沈没しないという訳ではない。艦首が折れれば航行困難となるし、艦尾が被弾すれば舵が損傷しこれまた航行不能となるだろう。また、非装甲区画であろうともそこで発生する火災や浸水は艦の体力を確実に奪っていく。艦の血液とも言える乗組員もまた失われるだろう。
その先に待っているのは一撃死を回避した後の衰弱死や失血死である。技術者たちはその運命を甘受する事を否定したのである。
また、古参乗組員たちからのインタビューもそれを後押しした。
曰く、第二次ゼーラント沖海戦では重要区画にも数発被弾した。しかし、それ以外の区画はその10倍は被弾したのだ。そちらの方の被害が(物的・人的共に)深刻であった。
ここに方針は決した。リシュリューは沈むことを拒絶する。そのためには艦体全体にくまなく装甲板を張り巡らせるのが最善である。今回は新造時と違い排水量制限は無いのだから…。
本区画の耐弾防御要求は「20.3cm砲弾に対して1kmから20kmの範囲で安全圏を有し、かつOCU各国の現行対艦ミサイルの直撃に抗堪し得る」というものであった。
流石に本区画まで対51cm防御にするには建造ドックの能力が不足していた。そこで、遭遇確率が戦艦よりも高い各国の装甲巡洋艦を仮想敵に設定したのだ。
各部の装甲厚は、舷側装甲に傾斜した180㎜装甲板を主装甲として装備。その外側は第一種防御区画と同じ構成である。
甲板装甲は中甲板部分に120㎜の主装甲を装備し、上甲板は第一種防御区画と同じ30mmの補助装甲である。

7.2 水雷防御
喫水線下の防御については、舷側部にバルジを設置している。また、舷側装甲を艦底部まで延長することにより耐久力を確保している(流石に厚さは喫水線上部分の半分以下である250㎜まで削減されているが)。
それらが突破された時のために、水雷防御隔壁(厚さ80㎜)が4重(機関部は5重)に渡って設置されている。また、それら隔壁と交互になるように燃料タンクと何もない空間が存在している。これにより、液層防御と空層防御を構成している。
艦底部は3重底となっている。最外部はそれほど強固ではないが、第2部と第3部は装甲化されている。構造的には「2重底にバルジを追加した」と言えるかもしれない。
これにより、魚雷の艦底爆発に対する抗堪性を確保した。

7.3 主砲塔
主砲塔の基本構造は改装前と変わっていない。
つまり、「連装砲塔を2基組み合わせて、その中間に被害抑制用の仕切り板として装甲板を設置した」と言うものである。
ただし、装甲は対51㎝防御対応になるように増厚されている。具体的には
正面防楯:800㎜+複合装甲
側面:450㎜+複合装甲
後面:350㎜+複合装甲
天蓋部:400㎜+複合装甲
バーヘッド:700㎜
となっている。
また、改装前には「防御の穴」と指摘されていた弾庫・装薬庫の配置も是正されている。
揚弾・装填機構も改善され射撃間隔は改装前の32秒から20秒に短縮された。
(ただし、事故率を下げるために通常は30秒に1発と規定されている)
「仕切り板」こと中央隔壁であるが、計画時には撤廃も議論された。
しかし、第二次ゼーラント沖海戦の生き残りたちから猛反対されてそのまま継続となった。
あの日、第一主砲塔は「ネーデルランド」の46cm砲弾に防楯を貫通された。
しかし、隔壁のおかげで被害は左側の2門に抑えられ右側2門は海戦終了まで稼働し続けたのである。

879: モントゴメリー :2020/05/06(水) 00:46:37 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
7.4 副砲塔
副砲塔も外見は改装前とさほど変わっていない。これは、国民に対する心理的効果を企図して意図的に為された。
当初はこちらも対51cm防御を施すという正気をどこかに置き忘れたかのような予定であった。
しかし、「副砲は旋回能力を重視すべき」という古参乗組員たちの意見により辛うじて軌道は修正された。
その結果、防御は対20.3cm砲弾対応として設定された。各部の具体的装甲厚は
正面防楯:200㎜+複合装甲
側面及び天蓋部:100㎜+複合装甲
後面:50㎜+複合装甲
バーヘッド:150㎜
となっている。
射撃間隔は最短2.4秒。一分間に25発発射する事が可能。

7.5 対NBC防御
仮想敵国であるOCUやBCがNBC兵器を使用する事を予想し、リシュリューにも対NBC防御が備わっている。
(特にイギリス人に対して、フランス人は彼らを理性に期待する事を初めから考慮していなかった)
換気設備や各区画の密閉度確保はもちろん、被弾時の曝露に備えて全乗組員分の防護服を備品として備えている。

7.6 その他防御
ダメージ・コントロール能力においても、当時のフランスが持ち得る全ての知識が注ぎ込まれた。
古参乗組員たちからのインタビューやその他の艦での事例調査はもちろん、友好国となったテキサス共和国を介して旧アメリカ海軍の知識も収集した。
また、4カ国同盟時代の人脈を駆使してイギリス海軍の知識を、果ては公開情報や元水兵の回想録などからOCU系列のダメコン知識を収集して参考にしている。
一例を挙げると、主要通路の天井や側壁を装甲化し戦闘時に通行不可能になる可能性を減少させている。
また、フランス艦艇の特色として舷側主装甲と外板の間とバルジ内部、弾火薬庫部分の水雷防御区画の衝撃吸収層には「ヌーベル・エポナイト・ムース」と呼ばれる不燃性ラバーフォーム発泡剤が充填されている。
これは、改装前のリシュリューに用いられていた「エポナイト・ムース」をリファインしたものである。被弾時の衝撃吸収と浮力維持、そして浸水や火災の抑制効果を期待された。

8. 機関
機関には、ディーゼルエンジンとガスタービンエンジンの混載方式を採用している。
低速・巡航時はディーゼルエンジンにより航行を行い、高速航行時にはガスタービンエンジンに切替える方式である。
これにより、航続距離と加速/高速性との両立を図っている。
問題としては、低速・巡航時にはガスタービンエンジンが、高速走行時にはディーゼルエンジンがデッドウェイトになってしまうという点がある。
しかし、あまり軽量化してしまうと現状の攻防性能ではトップヘビーの問題が出て来てしまうため、むしろ好都合ととらえられた。
機関出力は公称28万馬力とされ、最大速力は約32ノットである。

9. 指揮統制機能
艦中央部には「戦闘指揮所」が存在する。ここはリシュリュー個艦単位の戦闘はもちろん、本国艦隊を全艦統制できるほどの艦隊指揮能力を有する。
また、これとは別に「戦略指揮所」も存在している。こちらは本土失陥時の大統領一時避難所として使われる事も考慮され、海軍のみならず陸・空・宇宙軍その他FFRに存在するほぼ全ての軍事力に対する連絡・指揮能力を(最低限ながら)有している。
そのため、大統領だけでなく各軍トップも乗艦することを想定して作られており、「浮かぶ最高戦争指導会議室」の別名がつけられている。
有事において円滑な運用ができる様に、平時においても各軍から連絡士官が配備されている。
これらの設備は「第一種防御区画」内に存在するが、それとは別個に80㎜の装甲板で覆われており、換気系も独立している。

880: モントゴメリー :2020/05/06(水) 00:50:28 HOST:210-20-68-140.rev.home.ne.jp
以上です。
ウィキ掲載は自由です。

今夜はもう寝るので、感想返しは明日でご容赦を。
この作品に、ひゅうが氏とyukikaze氏への感謝と
昭和玩具の人氏への謝意を込めました。

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最終更新:2020年05月10日 16:02