98: ホワイトベアー :2020/06/01(月) 09:36:29 HOST:om126161127085.8.openmobile.ne.jp
アイオワ級戦艦(再就役後)
全長 :280m
全幅 :38.9 m
基準排水量:63,000トン
満載排水量:74,450トン
機関方式 :COGAG方式
:MT30ガスタービンエンジン×8基
:可変ピッチプロペラ(5翔)×4軸
最大速力 :30kt(公称)
乗員 :1,921名
武装
:50口径40.6cm三連装砲×3基
:62口径155mm先進砲システム・ライト×6基
:Mk.110 CIGS×6基
:RAM×2基
:CIWS×4基
:4連装装甲ボックスランチャー×12基
:MK.57 VLS×128基
・ESSM
・SM-2
・SM-3
・タクティカル・トマホーク
・トマホーク ブロックⅣ
・RUM-139 VLA
レーダー
:AN/SPY-3B 多機能式
:AN/SPY-4X 多機能式
:Mk.13 射撃管制
:AN/SPS-67対水上捜索用
:AN/SPS-73 対水上/航海用
ソナー
:AN/SQS-60 中周波式×1基
:AN/SQS-61 高周波式×1基
:AN/SQR-20 曳航式×1基
99: ホワイトベアー :2020/06/01(月) 09:37:19 HOST:om126161127085.8.openmobile.ne.jp
概要
ゲートの開通と並列世の大日本帝国群(以下日本連合)による同盟国である日本の占領、戦艦を含めた大艦隊の史実日本への駐留と言う国際状況の急激な変化に対応する為に、アメリカ海軍が戦艦「アイオワ」、「ウィスコンシン」のアイオワ級戦艦2隻に4年にもおよぶ長期間かつ大規模な近代化改修を施した上で現役復帰させた姿。
機関は全て最新のMT30ガスタービンエンジンに置き換えられ、竜骨の延長を含めた大規模な改修が施された結果、全長が10メートルほど、全幅が5メートルほど拡張されており、その形態は細身なそれまでのアイオワ級とはうって変わって史実大和型やモンタナ級に似た形式となっている。
船体を変更した結果、従来のような高速性を発揮するのは船体上難しくなっているものの、それでも最大で30ノットと言う速さで動くことができる。
三連装3基の主砲配置や大まかな副兵装の配置に変化はないが、近代化改修にあたり6基あった12.7cm連装砲を全てアーレイ・バーグ級の主砲として売り込まれているAGS-Lに換装し、さらに2基のSeeRAMと沿岸戦闘艦構想で開発されたCIGSを6基が増設された。
また、新装備として船体前後の二重船殻の間隙部にMk.57 VLS、208セル搭載しており、ESSM(発展型シースパロー)はもちろん、艦隊防空用のSM-2、大陸弾道弾迎撃用のSM-3、対地攻撃用のタクティカル・トマホーク、対艦攻撃用のトマホーク ブロックⅣ、RUM-139 VLAなど多種多様なミサイルを運用する事を可能としている。
これらのVLS内のミサイルと艦橋に装備されているAN/SPY-3Bレーダーと合わせることにより、戦艦でありながらも圧倒的な艦隊防空能力を発揮でき、また、MD任務にも対応可能となっている。さらに、VLS内のミサイル構成しだいでは、主砲と合わせて圧倒的な火力を敵地や敵艦隊に放つことも可能となっており、アーセナル・シップ的な運用も可能である。
レーダーやソナー、それを統括するシステムは予算を少しでも削減するためにその多くをズムウォルト級のものを流用しているが、アイオワ級に合わせるためと言う名目で多くの改修が行われており、そのスペックは《予定されていた状態》のズムウォルト級に匹敵する。
AN/SPY-3Bを搭載する為に艦橋の形状も変更されており、当初の面影こそ残っているものの、よりステルス性を重視した見た目となっている。
また、合わせてCICを主機操縦室や群司令部指揮所(TFCC)の機能も包括させたSMCに変更するなど船内の大規模な改修も行われている。
主砲の射撃指揮装置は旧来のものから、AN/SPY-3を基に新たに開発されたAN/SPY-3Bに変更されているものの、搭載されている主砲は建造時変わらず、Mk.7 50口径16インチ砲のままである。
これは当初予定されていた新型の50口径18インチ砲の完成が遅滞している為の暫定的な処置であったが、後に50口径18インチ砲はポスト アイオワ級に搭載する事が内定し、本級の主砲は16インチ砲のままであった。しかし、技術の向上によって砲身の寿命など、いくつかの性能は向上している。
使用される砲弾は主に非誘導の弾道型長射程砲弾とGPS/INS誘導・ロケット補助推進を導入した長距離対地攻撃砲弾の二種類に分けることができ、さらに対艦用の劣化ウラン弾、対地攻撃用の榴弾、戦略攻撃用の核砲弾の主に3種が用意されている。
100: ホワイトベアー :2020/06/01(月) 09:38:42 HOST:om126161127085.8.openmobile.ne.jp
副砲としては当初はバーグ級にも搭載されておる62口径127mm速射砲を搭載する予定であったが、ただでさえAN/SPY-3に16インチ砲を対応させるなどと言う無茶な注文をしており、さらに
「62口径127mmも対応させて」
などと宣おうものなら死人が出かねない状態であった事と、これ以上、追加の仕様を出して開発の期間が伸びることを軍はもとより政府や議会も恐れた事から、多少のコスト増大は許容しても近代化改修の完了を急がせる為に62口径155mm先進砲システム・ライトを搭載させることになった。
砲弾はズムウォルト級のものと共有化しており、この決定の後にズムウォルト級の砲弾の値段を低下させると言う攻撃力の向上以上の副次的な効果をアメリカ海軍にもたらした。
対空兵装としてはVLSに搭載されているミサイル以外にMk.110 70口径57mm単装速射砲を左舷3基、右舷3基の計6基搭載し、さらに対ミサイル用近接防御火器としてファランクスを艦橋左右に2基ずつ計4基、ASMD(対艦ミサイル防御)用ミサイルであるRAMを1基ずつ計2基搭載している。
これらとVLS内の対空ミサイルを合わせて遠中近全ての領域で濃密な防空能力を発揮する事が可能となっている。
その他の兵装としては対艦ミサイルであるハープーンを4発格納している4連装装甲ボックスを左右に6基ずつ搭載しており、単艦で圧倒的な数のミサイル飽和攻撃を行う事もできる。
装甲は旧帝国海軍が運用した大和型の主砲に耐えれる様に、旧帝国海軍大和型と同様の規模の艦舷400mm、甲板190mmにまで厚くしするなど改装前と比べると単純な装甲厚だけでも極めて向上している。また、バイタルパートなど一部重要施設に使用する装甲として従来のクラスAに戦車用の複合装甲を基に新規開発された複合装甲が追加されている。
レーダーはズムウォルト級向けに揮発されたAN/SPY-3レーダーに主砲管制能力を付与したAN/SPY-3B 多機能式レーダーを2基6面搭載する他に、一度は開発が中止されたSバンドを使用するAESA式広域捜索レーダーであるAN/SPY-4も4面1基搭載している。また、その他のレーダーとして、主砲管制のサブレーダーであるMk.13管制レーダーを1基、SAM射撃指揮用のAN/SPG-62管制レーダーを6基、航海用のAN/SPS-73 対水上/航海用レーダーを2基、AN/SPS-67対水上/低空捜索用レーダーを1基搭載している。
また、共同交戦能力(CEC)に対応しており、友軍艦艇や早期警戒機から共有されるデータを基に攻撃を実行する事も可能としている。
航空機の運用の為に飛行甲板と給油機能こそ持つが、ハンガーを有しておらず、限定的な航空機運用能力しか有していない。
アイオワ級で最後まで現役であった「アイオワ」と「ウィスコンシン」は上記の改装が施された上で現役に復帰、両艦とも太平洋艦隊直轄艦として配備され、同艦隊の司令部が存在し、姉妹艦であるミズーリが保管されている真珠湾海軍基地を母港として活動を再開した。
これほど強力な戦艦を建造することができたのは政府・軍・議会が日本連合の戦艦に対して抱く恐怖を共有する事ができたからであるが、本級の登場によりアメリカ議会内では、対日本連合用の戦艦はアイオワ級で十分と言う楽観論が浸透し始め、たびたび海軍の新規戦艦建造計画が脅かされることになる。そして、アメリカ海軍と議会による新規戦艦建造計画の綱引きは日本国自衛隊にて《するが型水上打撃護衛艦》が登場する、いわゆる《するがショック》がおきるまで続いていった。
なお、余談であるが、本級の登場は戦艦同士の戦闘を一切想定していない日米枢軸に大きな衝撃を与え、近代化改修の為に本国のドック入りしていた大和型戦艦三番艦「信濃」の改修内容を大きく変更させ、海軍内で新型戦艦の設計を開始していく契機となった。
101: ホワイトベアー :2020/06/01(月) 09:40:30 HOST:om126161127085.8.openmobile.ne.jp
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最終更新:2020年06月03日 15:26