255: 名無しさん :2020/06/05(金) 22:16:59 HOST:p373066-ipbf408imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
OGクロス会話集融合惑星編5
「段間先輩、お久しぶりです」
「オウ、元気だったか?」
「大尉、こちらの方は?」
「段間 獏少佐。僕の大学時代の先輩です」
「段間だ。A-01部隊の規模拡大の手伝いに来た。よろしくな」
大洋からの追加人員とA-01部隊の顔合わせ。
「しかしひでぇな、これ」
「ええ。アジ化鉛の使い方を覚えたとして、それをパイロットが活用しなければならない状況に追い込まれてるなら国は滅んでいますよ」
「カリキュラムを再構築か……きついな」
訓練カリキュラムの見直しに頭を悩ませる太洋パイロットたち。
「ええ!? レスリングの金メダリストだったんですか!?」
「まあな。ついでに言えば本田も柔道73kg級で高校と大学の時に2回金取ってるし、世界選手権の無差別級と全日本選手権も制したことがある」
「無差別級もですか!? そんな方がなぜここへ?」
「戦争のせいですよ。僕らだけじゃない。ハンター中佐の部隊にも、何人かメダリストがいたはずです」
「連合もお前さんたちが思っているほど、余裕があるわけじゃないんだ」
休憩時間のA-01内での雑談。
「頭部が無い……」
「ええ。センサー類を胴体他に配置することで、武装を頭部に当たる部位にも置くことができるんです」
「タンク型としては、正解例のひとつと言ってもよいでしょうな」
「持ち上げ過ぎですよ社長」
「いやいや君のような社員には、いつも助けられているよブルックリン」
有澤の技術者と日本帝国技術者の会話。
「ここから先はウォルター・フェン少佐に説明してもらう。フェン少佐は海兵隊の二等兵として入隊後、歩兵部隊から出来たばかりの機動兵器部隊へ転科。様々な試練を乗り越え、海軍第11特殊機甲強襲連隊ストライク・ワイバーンズのナンバー2にまで上り詰めたという人物だ。さらに言えばつい最近まで、SOCOM直轄特殊機甲分遣隊バーゲストの隊長に乞われそちらに出向していた。フェン少佐、どうぞ」
「ウォルター・フェンだ。よろしく頼む。みんな楽にしてくれ」
(無理言うな!)
ウォルター・フェン少佐の紹介。
「光学兵器も実弾も効かない敵を、どうやって倒したんです?」
「近接戦だ。実体剣、ビームサーベルさらには中世の騎士のモーニングスターのようなハンマー。そして四肢を用いた格闘」
「格闘!?」
「そう。他人の言葉を借りるなら『拳一つで戦えるとは言わん。だが、拳一つを甘く見るなよ』だ。それで勝てるならそれが正義さ。任務達成のためには死ぬことも許されない戦いだった。命がけで戦うなんていうのは、実戦にでるなら全員やっていることだ。我々に求められたのは、どんな戦いでも生き延びて勝利をもたらすことだった」
ユーコン基地の衛士の質問に答えるフェン少佐。
「いい腕ですね、バシュタ少尉 」
「そうかい? せいぜい中の上ってところじゃないか? 撃墜数もようやく100を超えた程度だし」
「……え?」
「うん? どうかした?」
ヨナの言葉に驚愕するホワイトファング隊。
256: 名無しさん :2020/06/05(金) 22:17:29 HOST:p373066-ipbf408imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「太洋では100機撃墜すると、青銅撃墜章というのがもらえる。これが撃墜王と呼ばれるために必要な、最低限のラインだ」
「そして200機で白銀撃墜章がもらえ、300機で黄金撃墜章がもらえて1000機で白金撃墜章がもらえるの」
「ついでに言うと、ラル中佐とタケミカヅチ少佐は白金もってる」
「うぇっ!?」
「……マジかよ」
「そして最高位の絢爛舞踏章には、10000機の撃墜が必要となる」
「じょ、冗談ですよね?」
「衛士の鼻先に人参をぶら下げるにしても、そんな非現実的な――」
「それがね……絢爛舞踏章を与えられた人はふたりもいるんだ」
「ふ……ふたり?」
「ドミナント と白き流星。私たちの目標」
「特に白き流星はね」
「信じられん……」
「議員の合間にパイロットやって、白金撃墜章持ってる赤い彗星っていうのもいるな」
「……はぁ?」
モノケロス隊と各国衛士たちとの雑談。
OGクロス設定
人物設定
段間 獏
非転生者。段間伯爵家次期当主。
村雨研究所所属のNTパイロット。大学時代の本田の先輩。
風貌と面倒見の良さからゴリさんのあだ名で親しまれている。
情勢が悪化する前には、村雨研究所にはほぼかかわらずに軍の体育学校に所属していた。
レスリングフリースタイル125kg級で2度金メダルを獲得。高校時代にはクラスメイトとの付き合いでボクシングジムにも通っており、プロライセンスも取得している。
タダノとアムロとの模擬戦では全敗しているが、一度も撃墜判定を受けたことは無い。
ブルックリン
転生者で有澤重工所属の技術者兼傭兵。
技術者に見えないがっちりした体格の持ち主。
名前の通りガンヘッドを見てロボットファンになった経歴の持ち主。また、野球好きでもあり、ドジャースとバッファローズのファン。
工業系大学卒業後、有澤重工に入社。
まだ二十代中盤だが技術者として今までいくつかの機体を設計してきた。
傭兵としてもかなりの腕前で、フォーリナーとの戦いでは巨大生物の巣をつぶした実績を持つ。
現在は有澤社長の補佐として融合惑星にいる。
夢幻会の一部からは、某俳優似のため『高嶋』というあだ名で呼ばれている模様。
機体設定
ガンヘッド
スタンティングモード
全長6.1m
全幅5.8m
全高5.3m
タンクモード
全長8.7m
全幅5.4m
全高2.5m
ブルックリンが制作したタンク型VAC。
外見は規格を守りつつ、できうる限り映画や漫画のガンヘッドに似せられている。
他のタンク型と比べると大きく違うてんがふたつ。
ひとつめは胴体へセンサー類を持ってきたことにより、胴中央上面に兵装を乗せることが可能であること。
ふたつめは変形機構をもち、タンクモードとスタンディングモードの切り替えができるということである。
このおかげでタンクモードでは、今までのVACでは輸送できない方法での輸送、移動できないルートでの移動も可能になった。
タンクモードでも砲台となる上半身は360度回転可能。
そして搭載されているAIは非常に人間臭く、合成音声は男臭い。
257: 名無しさん :2020/06/05(金) 22:18:01 HOST:p373066-ipbf408imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
以上です。
長くなってすみません。
最終更新:2020年06月07日 16:08