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憂鬱SRW ファンタジールート 設定集【魔導パワードスーツ「マギリング・パーソナル・フレーム」】(改訂版)



マギリング・パーソナル・フレーム

概要:
 F世界において、地球連合の派遣組織である「シティシス」が、F世界の技術と地球連合のPS技術を組み合わせて開発したPS。
主敵としてネウロイを想定し、ウィッチの上位互換を目指して開発され、その後ストパン世界で普及した。


開発前史:
 ファルマート大陸の外側に進出した地球連合は、所謂ストライクウィッチーズ世界やナイツ&マジック世界(以下、ナイツマ世界)との接触を果たした。
どちらの世界でも、大気中あるいは人体に存在する仮想器官から得られるエーテルを用いた技術が発達しているのが特徴であった。
 特にストライクウィッチーズ世界(以下、ストパン世界)では、ネウロイと呼ばれる怪異に対し、素養のあるウィッチが専門兵科として戦っていた。
素養のある適齢期の女性のみが仮想器官から魔力を放出可能で、オカルト方面から見ても非常に興味深いものであった。

 しかし、そのような特性を持つウィッチがネウロイに対して有効であるということから、少数精鋭を強いられ、戦場での負担が重くのしかかっていた。
他の兵科の戦力が決して無力というわけではないのだが、キルレシオや費やされるコストを鑑みると、割に合わないと言わざるを得なかった。
ネウロイが小型から大型まで存在し、その戦闘力が非常に高いのに対し、ウィッチの火力などが時代相応でしかないのもこれに拍車をかけていた。

 これを問題視し、シティシスでは現地の「ストライカーユニット」にナイツマ世界の技術と連合のPS技術を投入し、互換戦力を生み出すことを決定。
ウィッチという個人の才覚に依存した不安定な戦力を補える、数と質を両立できる兵科の誕生を企図した。


開発:
 開発にあたっては、ストパン世界各国の技術者、特にストライカーユニットの権威である宮藤博士や航空機メーカーが協力。
さらに主として扶桑皇国などから集められたウィッチ及び兵士たちがプロジェクトに参加し、テスターなどを務めることとなった。

 前述のように、技術としては他の世界のモノを取り込んでいるため、ストパン世界の水準の上を行く形となっている。
特にMPFを開発する中において試作されたYPFシリーズはその傾向が強く、現地国家の運用を考慮せず、データ収集などを第一義に開発された。
実戦配備型となるMPFにおいては、ストパン世界でも運用が可能なように簡略化や現地への技術指導などを積極的に行ったうえで普及が行われている。


構造・性能:
 原型となっているのは連合の一般的なパワードスーツであるが、流用されているのはそのフレームなどに限られている。
内装面や外装の一部はストライカーユニットやシルエットナイトの技術が導入されているため、そちらの影響が強い。
完全に体を覆い尽くすというよりは、ウィッチのストライカーユニットのように部分的に装甲で覆い、機動性や自由度の高さを優先した設計となっている。
 また、結晶筋肉(クリスタルティシュー)や金属内格(インナースケルトン)を採用することにより、外見以上の耐久性などを獲得している。

 基本の能力としてはパワードスーツのように人間の能力を拡張するほか、魔導式光学兵器及び実弾兵器、バリア、慣性制御を含む飛翔能力を有している。
 ストライカーユニットからの改良点として、装着者の魔力供給に依存した方式ではなく、エーテルリアクターからの供給方式を採用した。
これにより、最悪魔力の無い男性でもPSへの適正があれば運用が可能になっている。
MPF後期のモデルでは補助用の小型エーテルリアクターを追加搭載したほか、エーテルバッテリーとのハイブリット方式が採用された。

 また、積載量も大きく向上。固定武装や大型兵装の運搬が可能となり、予備弾倉の携行数も大幅に増えているなど継戦能力についても大きく改善がみられている。
 オプションとしては、追加アーマーや追加ブースター、大型火器運用拡張フレーム、魔導式リアクティブアーマーなど多岐にわたる。
これもMPFの活動域が極寒の地域から湿度の高い地域、高温の地域などあらゆる環境を想定している証拠と言える。

810:弥次郎:2024/08/31(土) 20:38:07 HOST:softbank126116160198.bbtec.net

陸戦型の開発:
 ストライカーユニットが基礎にあるために基本的には飛行パワードスーツであるが、飛行能力を排した代わりに陸戦に特化したタイプも開発・生産された。
後にMGF(マギリング・グランド・フレーム)というシリーズとして独立・発展を重ねることとなる。


さらなる発展:
 一般的なMPFの普及後、後にファントム・フレームと呼ばれる、機動兵器を人サイズに落とし込んだシリーズが開発されることとなる。
根本的な設計の土台を変えたことにより、従来のMPFのスペックなどを軽く超える高性能機として誕生することとなった。
これはネウロイ側が学習と強化を行ってきたことへの対応策であり、同時にMPFへの慣熟が済んだことによるステージの格上げを意味している。



各部構造及び機能:

  • エーテルリアクター/エーテルバッテリー
 動力源となる小型の発電機関。
 空気中に含まれているエーテルを獲得し、そこから発電を行い、さらにはエーテルを用いた光学兵器をドライブさせるのにも使われる。
 初期のMPF以降はエーテルバッテリーとのハイブリット方式を採用。さらに補助の小型エーテルリアクターの搭載などが行われた。
これは高性能化及び重武装化に伴ってエーテルの必要量が増えたことを補うためのものである。


  • 魔導噴流式飛行義肢
 要するに魔力で動くジェットエンジンを内蔵した四肢パーツ。
 ストライカーユニットの技術が応用されており、高い推力と運動性を発揮する原動力となる。


  • ヘッドバイザーユニット
 頭部を保護するためのヘルメットに、HUD(ヘッドアップディスプレイ)の機能を組み合わせたもの。
 照準補正やズーム、レーダー画面、敵味方識別、稼働可能時間、フレームのコンディションなど一切の情報がここに反映される。
同時に動作の入力系、つまりOSと装着者の意識をダイレクトに読み取る機能も備えており、「思った通りに動く」という機動兵器の要素を補っている。


  • アーマーユニット
 装着者の身体を保護するアーマー部分。
 動力であるエーテルリアクター、結晶筋肉、駆動系、シルエットナイトで言う魔導演算機などを納めている。
 空戦機動に必要なスラスターやバランサーなどもここに含まれており、MPFがMPFたる能力を保持している部分と言える。


  • マギリング・フィット・スーツ
 マギリング・パーソナル・フレームの装着時に着るアンダースーツ。
 簡易の生命維持機能の他、これ自体が魔力による最低限の防護を施し、戦闘機動に際して人体を保護する役目がある。
 また、パラシュートやGPSといった緊急事態に備えた装備も各種取り揃えられており、最悪これだけでも生存が可能なようになっている。
 重要なことだが、パンツではない。パンツではない。むしろ全身〇ラグスーツに部分的に装甲なので煽情的になっていr(殴


  • エーテルエンチャント装甲
 エーテルによる分子レベルでの保護を与えることで、剛性や耐久性などを向上させ、耐環境性を向上させた装甲材。
魔導反応装甲と並んでMPFの装甲を形成している。主としては軽金属などが使われているが、耐久性は比にならないほど強くなっている。
MPFでは内部構造を担う結晶筋肉や金属内格と合わせることにより、破格と言っていい防御性能を発揮できる。


  • 魔導反応装甲
 エーテルエンチャント装甲の一種。
 攻撃が飛来するのを検知すると、それに合わせ装甲に張り巡らされた回路にエーテルが流され、強度を向上させる。
 ただし、コストが高いために普及率ではエーテルエンチャント装甲に劣っている。

811:弥次郎:2024/08/31(土) 20:39:14 HOST:softbank126116160198.bbtec.net

以上、wiki転載はご自由に。

以前に書いた設定がだいぶ古い常識で書いていたので、改めて書き直しました。
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最終更新:2024年10月26日 17:00