764: 635 :2020/08/04(火) 07:09:22 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
名前:名無しさん@架空戦記ファン 投稿日:
演習というか北海道舞台の実写化架空戦記だコレ
名前:名無しさん@架空戦記ファン 投稿日:
当初想定されてた演習名の石狩湾の字は何だったのか…
名前:名無しさん@架空戦記ファン 投稿日:
日本政府に自衛隊、ヤルバーンに鎮守府のオタ共と演習のゲームデザインに協力した御大がハッスルし過ぎて演習範囲が拡大し続けた結果がこれだよ
とあるスレにて
銀河連合日本×神崎島 ネタ 続?石狩湾上陸演習 陸上編
支給された対戦車擲弾(RPG)を立て掛け、監視塔から双眼鏡を覗いた。
国民皆兵であるが故に覚悟をしていた事であるがこうしてこの部隊に陸自から出向中の友人が言うところの"こちら"の軍人としてこの場にいる姿なぞ設定上において
"南"生まれの自分には想像出来なかっただろう。そこへ相棒の白人が声を掛ける。
「マサカズ何か見えたか。」
「いや何もいないな、セルゲイ。」
「そらそうだ。ここはルモイとクシロを結んだ線の上で前線はもっと先だからな。」
ゲラゲラと笑いながら旧ソ連軍人であるロシア系妖精は手元の自動小銃を弄る。
旧ソ連の社会主義労働英雄称号を持つ逸糸の戸裏造兵廠の妖精が設計した無故障銃だ。
安く、操作が簡単、整備性も良いと三拍子揃い、陸自でも予備火器や予備自衛官への補充用として採用が検討されているとかなんとか。
"こちら"の東側に近い軍装と武装、状況設定から自分が"1994年の北海道"の最前線にいる気分とは陸自友人の弁だ。
「しかしウォッカ飲まないんだな?」
「…あ?今は業務中だぞ。飲まんのは当然だろ?」
「いやロシア人は酒ばかり飲んでるイメージがな…。」
「ここはシベリアでもなけりゃ真冬の東部戦線でもねえ。ウォトカ飲んで温める必要もねえよ。」
ロシア妖精、セルゲイはひらひらと手を振り否定する。
"こちら"に感化された"南"の民間人という設定の青年。マサカズはなるほど体を温めるためかと納得する。
実際は島で高官をしている妖精の親戚がおり共産主義者モドキ(共産趣味友人談)である共産連盟員に目を付けられてたので親戚を頼って"島"へ移住した訳であるのだが、
家族の生活の為に自ら軍に志願したが南国な"島"とは一変日本の北の果て留萌と釧路を結ぶ線の近くで"こちら"の兵士やってることにちょっと疑問を感じてたりする。
そんな事考えてるとセルゲイは真面目な顔をした。
「それになここはある意味新たな祖国防衛の最前線だ。手は抜けねえよ。」
「ソノ通リダ、同士セルゲイ。」
「大尉…、け、「同士マサカズ、任務中ニツキ敬礼ハ不要ダ。」」
その身に日本の植生の迷彩柄のアフガンカを着用し鱗状の肌とエナメル質の肌を併せ持つマサカズの部隊を指揮するダストール人女性が姿を表した。
背中にセルゲイの持つ自動小銃ベースの狙撃銃なんぞ背負ってらっしゃる。
「同士マサカズ、同士セルゲイノ言ウ通リダ。今回ノ演習ノ目的ハ"南"ニ祖国防衛ノ為、実戦サナガラノ経験ヲ積マセルコトニアル手ヲ抜クナド許サレナイゾ。」
"南"と言っちゃったよこの人。
この女性を始め、ダストール人全般に言えることだが東側染みたというか"こちら"染みてると言うべきか実に"こちら"の服装と言動と行動が実に合ってたりしている。
おかげで架空戦記界隈ではダストール人な共産国家がスタンダードになりつつあるとかないとか。(陸自友人談)
この基地には他にもティ連諸種族や他の妖精もいたりする。
配備されてるT-90や肩が赤い機甲騎兵、カエル顔と渾名されてる友人曰くパニックな方なM型コマンドローダーを整備するグレイなサマルカ人やら、
"島"の倉庫から持ち出した対戦車ライフルを担いで歩哨をする獣人でロボットスーツなカイラス人やらがいる凄い光景だ。
ちなみにカイラス人が抱えてる対戦車ライフルの種類を聞いたら九七式自動砲(M61用20×102mm弾仕様)だった。
アカだけに欲しかったデグチャレフとシモノフは今回の演習で大人気で在庫切れだったとカイラス人は悲しそうな顔をしていた。
さらに疑問なのは妖精の戦車部隊である。
プラウダやシュヴァルツヴァルト(黒い森)とかいう名前の機甲部隊が駐留しているのだが、シュヴァルツヴァルトは名前からゲルマン系やろ?と思ったが、
どうも東なゲルマンの義勇軍という設定なそうな…それでいいのか?指揮官の西住まほさんや妹のみほさんを始め全員若い日本人女性にしかみえないのだが…。
765: 635 :2020/08/04(火) 07:09:53 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
そしてもうすぐ主戦場に定められた演習コード『石狩湾上陸戦』で、"南"の第2機動任務群と"こちら"の赤衛艦隊の水陸両用部隊の激突が開始される。
主戦力たる21世紀仕様の"超大型護衛艦"もとい戦艦大和が"解放"(東側21世紀仕様想定兵装)…陸奥と激突。
またMig-35やSu-35日本仕様を搭載した加賀扮する"統一"と"航空護衛艦"を名乗りF-35Cなどを搭載する鳳翔との機動部隊決戦も見ものであろう。
ちなみに赤城は鳳翔に加賀との対決を譲ったそうだ。陸自友人曰くネタ的な意味でおいしいとか、なんのネタだ?
友人は巡戦"独立"たる榛名と打撃護衛艦"きりしま"の姉妹対決も捨てがたいとか言ってた。
そういえば空母と陸上基地に極少数だがヤル研製のCFAだかXFAだかコード持つ試製戦闘機も配備されてるとか。
ヤル研に出入りしたことのある友人曰く「演習で大陸戦争や環太平洋戦争でもする気か?」とのこと。
今度は現代戦な太平洋戦争でもするのか?
後、"こちら"のラスボスとして"島"が構築した"バーバヤーガの目"なる観測システムと連接した"リヴァイアサン"というコードの戦艦、
ヤル研と逸糸工作部の試製20インチ三連装砲を搭載した戦艦水鬼・改を投入との噂もある。
この20インチ砲とは欺瞞でより大口径で戦艦水鬼・改自体の改装と合わせ某技官艦娘が計画していた超超超弩級戦艦(ウルトラスーパードレッドノート)ではとは友人談だ。
ついでに"トハチェフスキー"とか言ってたが今回の演習にも来ている旧ソ連のお偉いさんがどうかしたのか?
そんな事を考えながら再度双眼鏡を覗き込むと違和感を感じた、遠く雪が煙の様に舞い上がる。
「敵襲!!敵襲!!」
いつもの訓練の様に自分は大声を上げ叫んでいた。
再度双眼鏡を覗き込めば遠く地平線に雪煙を上げながらこちらに迫るヒトマル(10式戦車)に歩兵戦闘車、装甲兵員輸送車の大群が姿が目に入った。
「マサカズ!敵か!?」
「ああ、物凄い数だ!『司令部!司令部!応答願う!敵襲だ!』」
「『こちら司令部、敵規模は?』」
「陸が3分に敵が7分!いいか、陸が3分に敵が7分だ!!地面を埋め尽くしてやがる!』」
「やつらなんつう量を持ってきた…ホッカイドウでクルスクでもやるつもりか…。」
「いやセルゲイ、こっちも同じくらい戦車揃えてるからな?」
無線機越で司令部に報告をするとセルゲイにツッコミを入れた。
基地内にサイレンが鳴り響き敵襲を全体に知らせる。
対戦車擲弾を担いで降りると監視塔前に停めてあるT-90より声を掛けられた。
「マサカズ!」
「ウェーバー軍曹!?」
「敵を襲撃前に発見したそうじゃないか!人民英雄勲章ものだぞ!」
自分の良く面倒見てくれるドイツ系の戦車乗り妖精がニヤニヤしながら声を掛けてきた。
今回の演習でネタがどうとか言ってた陸自友人は微妙そうな顔をしている。
「(黒騎士がソ連の戦車乗って人民英雄とか言っちゃってるよ、おい…。)」
なんかボソッと言ってるがどうしたのか?
軍曹は話を続けた。
「ハハ、しかしノモンハンの機甲戦で惨敗した日本が東側相手にロスケ顔負けの物量戦(スチームローラー)するとは凄い時代になったものだな。」
「同意します軍曹。ノモンハンには私もいましたが本当にその通りですな。」
軍曹の言葉にセルゲイは同意した。
ドイツ系がロシア系相手に露助と発言するのはエラい違和感を感じる。
第四帝国の政治家が聞けば人種差別とちょび髭の如くツバを飛ばしながら非難することだろう。
766: 635 :2020/08/04(火) 07:10:40 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
「どちらにしても"南"は前線機甲部隊を壊滅させたということだ。」
「そうでしょうな。"南"はルモイ-クシロ線以北に戦線を押し上げるために来てるのでしょう。」
「『総員傾注!西住准将より訓示を行う!』」
軍曹とセルゲイがそんな話をしていると拡声器より西住准将の訓示を告げる声が聞こえた。
西住准将は色んな意味で変り種の多いこの基地を纏め上げている女傑だ。
「リアルIEMOTOの訓示とは…。」
「というかリアルIEMOTOの戦車道見れるだろうな今回、出撃するらしいし。」
「マジで!?」
「軍神とIEMOTOの親子共演とは胸が熱いな…。」
そこいらでこんな話が聞こえた。
大半が臨時編入や志願で"こちら"に来た本土の陸自の連中などだ。
「『勇敢な人民諸君、我々は迫る敵を前に資本主義の豚のような逃亡という道は無ありません。』」
「『撃てば必中、守りは堅く、進む姿は乱れなし。鉄の掟、鋼の心、それが神崎島陸軍のあり様。』」
「『総員出撃!資本主義の亡者共に目にもの見せてやりなさい!』」
「「「了解!」」」
「「「Ураааааааа!!!」」」
全員が准将の訓示に答えたのだが、日本語で答えた自分やティ連系にソ連ドイツ妖精に対しなんで陸自関係者とかはロシア語で応えるのか…。
そしてすぐに基地の兵士はたちは行動を開始した。戦闘員は戦闘への準備を必要以外の非戦闘員は後方への退避を。
ある者は戦車、装甲車へ乗り込み、ロボットスーツを装着し、ある者は狙撃位置へ塹壕へと移動する。
自分たちにとって本物の戦争より本物らしい演習がこれから始まるのだ。
「『Panzer vor!!』」
「「「『『Jawohl!!!』』」」」」
戦闘開始を告げる准将の声に今度はドイツ語で全員が応えた。
さあ戦争を始めよう。
767: 635 :2020/08/04(火) 07:13:46 HOST:119-171-231-231.rev.home.ne.jp
以上になります。転載はご自由にどうぞ。
日本のオタ×御大×ティ連×鎮守府の合わせ技を想像したら生み出された悲劇(笑)のネタです。
演習が拡大してますが気にしないで下さい。多分ティ連が宇宙でしてる演習の方が数百倍ヤバイですから(火力的な意味で)
最終更新:2021年04月02日 12:59