372: 名無しさん :2020/08/15(土) 10:40:23 HOST:p420159-ipbf308imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
OGクロス会話集・未来編その2
「彼らを戦場から遠ざけることはできないのでしょうか?」
「今それをやるのは危険なのですよ、バーンスタイン嬢」
「危険……ですか?」
「ええ。彼らは今まで、死と隣り合わせの緊張状態で過ごしてきた。
いきなり平和な世界へ放り出せば、平穏がストレスとなり暴発するでしょう」
「そんな……」
「ですから訓練や教育を通して、少しずつ慣れさせるのです。
普通の世界でもやっていけるように」
鉄華団を闘いから遠ざけ様とするクーデリアを諫めるブラフマン。
「ユージン本気か!?」
「ああ、俺は大学を受験する」
「ね、熱は無いよな?」
「変なモン食ったとか?」
「んなわけあるか! 俺はのし上がる!
そのために学が必要なんだよ! オルガには負けねえ!」
「ああ、オルガへの対抗心か」
ユージンの通信制大学受験宣言。
「色々大変そうだな」
「あのな昭弘。指揮系統ははっきりさせるべきだが、考えることができるブレインは多い方がいい――んだそうだ。だから俺とビスケット、ユージン以外にも大学行くやつは増やしてえ」
「今の所一緒に大学を受けてもらおうと考えてるのは、三日月とシノ、そしてお前だよ昭弘」
「な、なんで俺!?」
「言っただろ。学のあるやつは多い方がいいんだよ」
「だ、だからって――」
「兄貴、大学行くの!?」
「え、えーと、その……考えさせてくれ……」
オルガ、ビスケットそして昌弘に追い詰められる昭弘。
「護衛対象を勝手に連れ回すな!」
「す、すみません……」
「……ごめんなさい」
「まあ今回は、出る前にだったから許してやる。次からはきちんと報告して、許可を得てからにしろ。
他の会社と提携している事業なんだからな」
農場にクーデリアを連れ出そうとして、アルゼブラ側から叱られる三日月たち。
373: 名無しさん :2020/08/15(土) 10:41:03 HOST:p420159-ipbf308imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
「おやおや、随分と物々しいねぇ」
「あ、桜ちゃん」
「初めまして。アルゼブラ警備部の者です」
「あー、よそから来た企業だった? 何の用だい?」
「護衛任務の一環です。我々のことは、案山子とでも思っていただきたい」
農場についてきたアルゼブラの陸戦隊に、目を丸くする桜・プレッツェル。
「しかし三日月の阿頼耶識システム見て吐くとはねぇ。
とんだナチュラリストだ」
「ピアスとかしないのかね?」
「ピアスも禁止だろうな」
「高校の校則かよ」
農場からの帰路での陸戦隊たちの雑談。
「え? トウモロコシをおたくの企業で買い上げたいって?」
「ええ、価格は1トンでこのくらいでどうですか?」
「……桁、間違えてるんじゃないだろうね?」
「いえ、このくらいが適正かと。今までの取引先とは、こちらで話をつけましたのでご心配なく」
トウモロコシの買い付けに来たアルゼブラ社員と桜・プレッツェルの会話。
「ほう……なかなか肝が据わった男だな」
「あんな小船でよくもまあ」
「だが、大義名分はこっちにあるんだよなぁ」
名瀬・タービンとアルゼブラ現地代表とのやり取りを傍聴する傭兵たち。
「それで、年少組もついてくることに?」
「ああ。一緒に暮らしてきた家族を置いてはいけないそうだ」
「つまり鉄華団年少組の護衛も、任務に含まれることになったと」
「そういうことだな。本社から追加報酬もでるから我慢しろ」
ブラフマンと部下たちの会話。
「うめぇ」
「アイスなのに良く再現されてるな」
「ハズレがないのがいいね」
ガリガリ○火星ヤシ味を楽しむ鉄華団。
374: 名無しさん :2020/08/15(土) 10:41:42 HOST:p420159-ipbf308imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
以上です。
転載はご自由に。
375: 名無しさん :2020/08/15(土) 10:47:02 HOST:p420159-ipbf308imazuka.yamagata.ocn.ne.jp
372
訂正 スペース忘れ
「兄貴、大学行くの!?」
「え、えーと、その……考えさせてくれ……」
↓
「兄貴、大学行くの!?」
「え、えーと、その……考えさせてくれ……」
最終更新:2020年08月17日 08:46