766： 弥次郎 ：2020/08/17(月) 00:07:28 HOST:p1758235-ipngnfx01sasajima.aichi.ocn.ne.jp
憂鬱SRW 未来編鉄血世界 証言録「華の咲いた影に」
「コーラル三佐、連合の監察軍から至急の連絡が」
「あのうさん臭い連合からだと？」
「は！企業連合の提携先のCGSに対して事前の警告もなしに治安維持行為を超えた行動をとったのは如何なる意図か、と」
「ば、馬鹿！今は…！？」
「……到着早々、面倒ごとか？」
「あるいはな」
- ガエリオ、マクギリスを出迎えたタイミングで企業連と連合から直接の問い合わせ。コーラルの進退は決まった。
「てめぇら何者だ！」
「CGSの提携企業であるアルゼブラのものだ。CGSの諸君、同行願おう。言っておくが、これは命令だ」
「なんだと！？調子にｎ……グフ！」
「選択権などない。抵抗するならば、相応の処置をとる」
- のこのこ戻ってきた一番組をアルゼブラの陸戦隊がお出迎え。抵抗を許さず捕縛し、連行した。
「敵前逃亡、契約の無断破棄、依頼主の放置、業務提携先のアルゼブラに一言の連絡もなし…。どうする、臨時社長？」
「首だな。お前らの退職金もなしだ。CGSに泥を塗りやがって！」
「トド！てめぇ、裏切ったな！」
「てめぇらこそ、ギャラルホルンと分かったら逃げ出したじゃねぇか！命とらねぇだけありがたく思え！」
- 臨時社長のトドより首を言い渡される一番組。デクスターらを除くほぼ全員が退職金などなしに放り出されることに。
「……あいつら、報復して来るんじゃないですか？」
「大丈夫だ。全員にナノマシンでマーカーを付けた。ここに近づけばわかるようになっている」
「もしかして連行してきて武装解除した時…！」
「無痛注射器っていってな。刺されたこともわからないほど細い針で撃ち込んだ」
- 追い出されていく元一番組の面々を見ながらオルガとアルゼブラの社員の会話。企業に抜かりはなかった。
「ひとまずCGSはこちらの人員とあわせて再編、三番組については別のPMCとしてアルゼブラが預かることにしたい」
「へ、三番組を？」
「少年兵を大々的に扱っているとなると、こちらの信用や評判にも響く。無論、新しくなるCGSにとっても」
「しかし、それだとCGSから人がいなくなるんじゃ…」
「社員についてはカラールの支社からも派遣する。くれぐれもよろしく頼むぞ」
「ああ、最近景気がいいカラールからねぇ…なるほど、お宅らの…」
- トドとクロードの会話。新生CGSはトドを代表にアルゼブラのクリュセ支社の下請けという形で傘下に納まることに。
「おいおい、これ全部CGSのものかよ…」
「ニコイチ、サンコイチして暫くは運用してもらう予定だ。解析が終わり次第、パーツはアルゼブラから納入する」
- 鹵獲された大量のギャラルホルンMW「NK-17」を前に雪之丞ら。
「うわぁ…ナノラミネートが綺麗に切れているよ……」
「こんなふうにMSを切り裂くってどうやっているんだろうな」
「さぁな」
- 同じく回収されていくグレイズ。特にネクストがばらしたグレイズはフレームごと綺麗に切られていた。
768： 弥次郎 ：2020/08/17(月) 00:08:07 HOST:p1758235-ipngnfx01sasajima.aichi.ocn.ne.jp
「クランク二尉！我々の処遇はどうなりました？」
「捕虜として扱われ、しかる後にギャラルホルンへ返還されることになった……」
「捕虜……」
「ああ。少なくとも、扱いについては人道に乗っ取るそうだ」
「……ギャラルホルンに銃を向けた相手とは、思えないですね…」
「悪意ではなく、あくまで互いの仕事の結果と言っていたな。荒くれものとは、どこか違う…」
- エウクレイデスの捕虜収容区画にて、クランクとアイン。ありえた可能性よりはましな結果に。
「ヒゲ付きっていったら、私たちもそういうことになるな」
「え？」
「ほれ、ここが施術箇所。ここで機体と繋がる」
「嘘だろ…」
「ネズミなんて下卑するな。成功率3割以下を乗り越えた証だ。自分ができることに自信を持つんだ」
- PMS施術の後を見せるセントール。大人と恐れる子供たちに少しは受け入れられることに。
「やれやれ、想像していたけど、この環境はひどいわねぇ…」
「まずは掃除からだな。むしろ、殺菌？」
「ナノマシン散布機はいりまーす」
「続いて洗浄機はいります。どーん」
- セントエルモスの一般医療班および衛生・食料担当班。劣悪なCGSの拠点の環境を改善すべく行動開始。
「……どうだ？」
「どうもこうも、みんなそろいもそろってまともな食事を受けていないし、健康管理もなっちゃいないみたい。
とりあえずローテーション組んでエウクレイデスの設備で治療と指導かな」
- CGS三番組のフィジカルデータを採取した一般医療班。劣悪な扱いが分かるデータばかりで、いそぎで改善を図ることに。
「君は痩せすぎ」
「はぁ」
「逆に君は太り気味だね、どうしてこの環境で太れるの？」
「さ、さぁ…？」
「君は鍛えすぎかな…筋肉が付き過ぎても良くないから」
「……うす」
「君は……なんというか、偏っているね、栄養。ジャンクフードでも食べてる？」
「うげ…」
- チャド、ビスケット、明弘、ユージンらにつきつけられる彼らの健康状態。最新機器にかかれば一発であった。
「阿頼耶識を3回！？」
「うん」
「……嘘だろ、成功率3割以下を3回連続で成功。確率としては2.7%だぞ…？」
「そんなにスゴイの？」
「すごいというかなんというかな……ものすごい幸運な奴だよ」
「ふーん」
- 阿頼耶識担当班から聞き取りを受ける三日月。この件をきっかけに、鳥の候補者として目されることに。
769： 弥次郎 ：2020/08/17(月) 00:09:08 HOST:p1758235-ipngnfx01sasajima.aichi.ocn.ne.jp
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とりあえずかけるところまで書きました。
美麗刹那・序曲！原作の流れは加速する…！ただし死世界・凶獣変生は勘弁な！
最終更新：2023年06月07日 19:23
