528: 194 :2020/08/25(火) 21:10:30 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その5 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 第二次日本海海戦その2


-日本海上空-


同じ頃、日本海上空の空域には「独島上空の制空権の確保」の任を受けた戦闘機群が、竹島上空を目指し飛行していた。
最も、超大陸化の影響で島の位置は大きく東に移動しており、そのままでは島まで届かない。
その為、保有する空中給油機を全て動員し、全機大型増槽を装備して無理矢理飛行距離を伸ばしていた。
以下が、今回投入された航空機の内訳となる。

F-35A 4機
F-15K 40機
KF-16 100機

保有する戦闘機の中で、有力と思われる機体は動員出来るだけ動員している。最も、彼等の整備能力の関係上かなりの無茶を重ねた上での動員で有り、ニコイチ等は当たり前。
酷い物だと、何機かの機体はパーツ取り用として使われ、飛行不能と化している。
何より、今後の運用・整備計画を完全度外視した状態で有り、この作戦の行方に関係無く運用に重大過ぎる悪影響を及ぼすのが確実なのであるが、相手を考えると一機でも有力な機体が
必要な事、何より独島奪還・対日戦勝利という大義名分を前に、それ等の事を完全に無視する事とされたのである。

因みに、上記の機体の他にF-4ファントム・F-5タイガーⅡも保有しているが、空中給油能力に限界がある事。そしてそれ以上に相手の事を考えると、出撃させても獲物を差し出すだけという
(彼等にしては)極めて真っ当な判断がなされた結果、「北への備え」という名目で出撃が見送られている。
戦後、一部のキムチから「何故これ等の機体をこの戦いに出撃させなかったのか」という声が出たが、それ以外の者達からは「賢明な判断だった」と評価されている。
最も、仮にこれ等の機体を出撃させたとしても、この後に起きた悲劇を防げたとは到底思えないのだが。更に言うと、その後の戦争の展開でこれ等の機体も呆気無く失われてしまったのだから、
失われるのが遅いか早いか、という違いだけだったのだ。


韓隊長(F-35A搭乗)「各機。もう少しで独島上空に達する。警戒を怠るな!」

韓僚機「了解」

韓隊長「我々の目的は、あくまで独島上空の制空権の確保だ。仮に敵の哨戒機を発見したとしても、無闇に戦いを仕掛けるな!」

韓隊長「まだ宣戦布告が為されていないし、何より余計な空戦をしたら独島上空までたどり着けても、直掩任務が果たせない。そうなったら、俺達の負けだ。本分を全うせよ」

韓隊長「慈・殷(じ・いん)少尉。お前は特に目の前の事に気を取られやすい。冷静に、頭を冷やして行動しろ」

慈・殷(F-15K搭乗)「・・・・・了解」


本当に理解しているのだろうか?隊長は、内心不安を隠せないでいた。
確かに彼は、パイロットとしての腕前は悪くない。実際他の同期のパイロット達と比べても、呑み込みが早く上達スピードも中々の物だった。
だが彼には、パイロットとして極めて重大な欠陥があった。余りにも視野が狭過ぎたのだ。それ故、少尉という階級で燻っているのだが、本人は功績を立てる機会が無かったからだと思い込んでいた。
実際隊長自身も、彼が酒の席で「功績さえ立てれれば、俺はもっと上に行けるんだ!!俺が上に行けないのは、上の連中が手柄を立てる機会を奪っているせいだからだ!!」と気勢を上げている
光景を目撃している。
本来ならばもっと早い段階で、誰かが適正の無さを指摘して他の道へと進ませるべきだったのだろうが・・・・・。
残念ながら、彼の前にそういう人物は遂に現れず、このままズルズルと来てしまったのだ。
その事に思いが行き、暗影とした思考に囚われる隊長。だがその時、僚機からの緊急電がコクピット内に響き渡る。

529: 194 :2020/08/25(火) 21:11:03 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
僚機A「11時方向に日本機!機数は4、機種はF-35Aと思われます!!」


見ると、日の丸を描いたF-35Aが四機が此方に向かって来ていた。


隊長「・・・!!日本機からは、何と言って来ている!?」

僚機A「英語と韓国語で、『ここから先は日本国の領空である。直ちに引き返せ』と言って来ています」


この時日本側は、竹島航空隊に警戒飛行を命令。飛行集団にF-35A4機を。海上の艦隊にP-1哨戒機1機を派遣。同時に、洋上の艦隊及び艦載機部隊・近隣航空基地の各機体に
出撃準備を命令。不測の事態に備えていた。


日隊長「見えた。各種戦闘機100機以上。連中、本気でやる様だな」

日僚機A「我々だけで手に負える数では無いですね。どうします?」

日隊長「事前の指令通りだ。まだ宣戦布告は成されていない。領空からの退避を呼びかける。それで引き返すなら、それで良しだ」

日僚機B「とても帰るとは思えませんけどねぇ・・・。もし宣戦布告に関係なく撃って来たら?」

日隊長「回避に専念し、そのまま退避だ。どの道アチラさんが数的に優勢だ。戦っても勝ち目はない。上からも、『生還に全力を尽くせ』と言われているしな」

日僚機C「ですね。こんな連中相手に、勇敢に戦って死ぬ事が出来るのを示すのは御免ですからね」

日隊長「そうだな・・・。よし、呼び掛けを開始するぞ」


日本機からの呼び掛けに、僚機からは不安な声が聞こえて来る。


韓僚機B「隊長、どうします?」

韓隊長「・・・このまま直進、独島上空に突入する。今引き返したら、再度此処まで来る事は出来ない。それに・・・ここでおめおめ引き返したら、家族の身に危険が及ぶ」

韓僚機C「しかし、奴等が攻撃して来たら・・・」

韓隊長「宣戦布告が成されてない以上、向こうからの攻撃は無い。だが、此方から攻撃して卑怯者の汚名を祖国に着せる訳にh」

慈・殷「俺はもう我慢出来ねぇ!!奴等に攻撃する!!」

韓隊長「慈・殷!?止せ!!早まるな!!」

慈・殷「あんたの言う通りにしてたら、手柄なんて立てられやしねぇ!!ここでチョッパリに天誅を加えて、祖国の英雄になってやる!!」

韓隊長「やめろ!!祖国に卑怯者の汚名を被せる気か!!」

慈・殷「手柄を立てた上でこの戦争に勝利すりゃ、誰も文句は言えねーよ!死ねぇ!チョッパリィィィィィ!!!」

530: 194 :2020/08/25(火) 21:11:40 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
日本側のF-35Aに襲い掛かる慈・殷のF-15K。かくして、日韓の戦いの火蓋は竹島近海上空から始まった。


日僚機A「レーダー照射!!攻撃を仕掛けてきます!!」

日隊長「各機ブレイク!!散開しつつ退避!!」


F-15KからAIM-120が放たれる。F-35各機はチャフをばら撒きつつ回避行動に移る。
幸い、ミサイルはチャフにより逸れた為、被害を被った機体は居なかった。事前の取り決め通り、4機のF-35は韓国空軍機からの攻撃を知らせつつ、退避にかかる。


慈・殷「クソッ!!チョッパリのくせに生意気な。撃墜してやる!!」

韓隊長「止めろ!!逃げる敵を追いかけるな!!」

慈・殷「手柄が目の前に有るんだ!!誰にも邪魔はさせねぇ!!」


制止する韓隊長を無視し、慈・殷は退避するF-35の追撃を始める。


同じ頃。竹島近海にて・・・。


艦長「閣下。日本の哨戒機が接近。此方に領海外への退避を呼びかけています」

提督「・・・やはり来たか。宣戦布告はどうなっている?」

艦長「今の所は・・・」

少佐「何を躊躇っているのです?」

提督「少佐!?」

少佐「奴らは明確な敵です。さっさと撃ち落として、独島へと突入するのです!」

提督「何を言っている!?まだ宣戦布告は」

少佐「それがどうかしました?宣戦布告は、同じ人間同士の間で成立する物です。そんな事も知らないのですか?」

艦長「何を言っている!?」

少佐「チョッパリ共は人間では有りません!かの中国もそう言っているでは無いですか。ならば、宣戦布告という文明国同士の約束事も必要有りません!!」

提督「正気か!?君は祖国に、卑怯者の汚名を被せる気か!!」

少佐「なに、余計な手続きを踏まなくても勝てばいいのです。ましてやチョッパリ共は人間ではない。仮に一人残らず滅ぼしたとしても、何処からも文句は来ませんよ。寧ろ、世界中が我が国の義挙に喝采を挙げるに
違いありません!!」

艦長「狂ったか、少佐!!」

少佐「私は至って正気ですよ。さぁ、攻撃を開始するのです!!」

通信士「か、艦長!!大変です!!」

艦長「どうした!?」

通信士「じょ、上空の直掩機隊が、日本のスクランブル機に攻撃を仕掛けたとの事です!!」

提督「何だと!?」

少佐「フム、空軍は敢闘精神旺盛な様ですな。艦長、提督。我々も攻撃を開始しましょう。既に、賽は投げられたのですぞ?」

2人「「・・・・・」」

531: 194 :2020/08/25(火) 21:12:16 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
とうとうルビコン川を越えてしまった事に、頭を痛める二人。作成遂行の為、哨戒機の迎撃を行う事となった。


副機長「レーダー照射、奴ら撃ってきます!!」

機長「退避、退避ー!!」


慌てて回避行動に移るP-1哨戒機。妨害装置を稼働させつつ懸命に回避するも、至近距離でミサイル1発が炸裂。エンジン1基を損傷した。
不幸中の幸いは、射程距離ギリギリだった為にそれ以上の追撃が無かった事、また死傷者は一人も出なかった事で、這う這うの体で退避していった。


少佐「ウェーハハハハハハ!!思い知ったかチョッパリィ!!我々は無敵だぁぁぁぁ!!!」

2人「「・・・・・」」


気勢を挙げる少佐に対し、二人の表情は暗い。当然だろう。自分達はもう、引き返す事の出来ない所にまで来てしまったのだから。


一方、再び竹島上空。
慈・殷少尉は制止を呼びかける無電を絶つ為に、通信機をオフ。1機のF-35を追撃し続けている。


日僚機C「糞ッ!!こいつ、しつこい!!」

慈・殷「逃がさねぇぞ、チョッパリィ!!俺の躍進の、糧になりやg」


突然、高速の機体が彼の目の前を通過する。
慌てて確認すると、彼の機体の周りに見た事の無い小型無人機が取り囲む様に飛行している。
見ると、味方の編隊の周りにも同じ機体が多数舞っている。
何だ!?これ等の機体は何処からやって来たのだ!?


其処から南方の空域。
遥か高空に、巨大な全翼機が飛行している。
それは、衝突が起こる数日前に突然霧と共に出現した、アーセナルバード擬き・大鳳級超大型無人機空中運用母艦「大鳳」だった。
韓国機を取り囲んでいるのは、この大鳳から発進した機体達だったのだ。
かくして・・・。傲慢の代償の支払いは、空から始まる事となる。

532: 194 :2020/08/25(火) 21:12:47 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
以上です。遂に戦闘の火蓋が切って落とされる事となりました。
今回出て来た名有りのパイロットの元ネタは、これまたみんな大好き・宇宙世紀で機動戦士なアニメに出て来たジオンの戦犯第一号のあ奴ですw
勇んでやらかすキャラと言われて思い浮かぶとしたら、まずコイツだろうと思いますし。
なお、原作と違って無人機自体には攻撃能力は有りません。代わりに各種高性能観測機器を搭載して、味方機の攻撃をサポートします。
i FIGHTERの基本コンセプトも、そんな感じだったと思いますし(違ってたらゴメンナサイ(汗))
戦闘の描写ですが、何分初めてという事も有り正直読むに耐える物か心配だったりします(汗)。出来れば「ここはこうしたらいい」等のアドバイスを
いただけたら、本当に助かります。
次回はいよいよ、日韓両戦闘機隊の激突となります。とはいえ・・・余りに一方的過ぎて、ちゃんとした戦闘になるのかどうか(汗)
世界初の第六世代戦闘機の無双振りを、お楽しみに。
wiki掲載は、自由です。

548: 194 :2020/08/25(火) 23:00:33 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
因みに、マスゴミが検挙される直前ですが、こんな感じに↓

女性キャスター「日本軍が韓国軍を虐殺しているとの事です」

コメンテーター「何と言う戦前の再来。断固謝罪と賠償をするべきです(ドヤァ)」

メインキャスター「国民の皆さん、今こそ反戦と平和の声を挙げるのです!!」

公安「ここか。利敵行為を行う放送局は」

3人「「え!?」」

公安「この放送局に、外観誘致罪の疑いありとして逮捕状が出ました。ご動向を」

3人「「何だって!?!?」」

男性キャスター「それは冤罪だ!!」

公安「言い訳は署で聞きましょう。連れて行け」

男性キャスター「は、離しなさい!国民の皆さん、これが国の本性です!!言論の自由を弾圧すr」

ザザー(砂嵐)


      • みたいな感じで(ヲイ)

550: 194 :2020/08/25(火) 23:03:30 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
547
あ、言われてみればそうだった(滝汗)
では、修正の要請をorz

  • 誤 僚機A「英語とハングルで、『ここから先は日本国の領空である。直ちに引き返せ』と言って来ています」

  • 正 僚機A「英語と韓国語で、『ここから先は日本国の領空である。直ちに引き返せ』と言って来ています」

wiki掲載時に、修正をお願いします。

579: 194 :2020/08/26(水) 10:16:36 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
528ですが、通りナンバーが間違っていたので、修正をorz

528
  • 誤 短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その5 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 第二次日本海海戦その2

  • 正 短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その6 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 第二次日本海海戦その2

重ね重ね申し訳有りませんが、修正をお願いします。

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最終更新:2020年08月27日 23:23