775: 194 :2020/08/28(金) 22:15:31 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その10 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 海戦後の各国の反応


第二次日本海海戦(日本側正式呼称「竹島沖海戦」)。その結果は、世界各国に強い衝撃を与えた。
当然だろう。曲がりなりにも西側でも上位に来る軍備を持つ韓国空海軍が、たった一日でほぼ全滅させられたのだ。
特に、無人機と連携しレーザー砲を浴びせる第六世代戦闘機や、10000トンの(満載)排水量を誇るイージス艦を一撃で沈めるレールガンの火力を前に、
各国政府・軍首脳は、対策に頭を抱える事となる。また、米国の場合は「一応」自陣営の一国である韓国が暴走、日本に殴り掛かるという愚行にも頭を痛めていた。
ここでは、各国首脳のそれぞれの反応を見てみる事とする。
まずは、アメリカから見て行こう。


大統領「・・・・・全く、かの国はどこまで我が国の足を引っ張れば気が済むんだ」

国務長官「・・・報告によると、かの国の首脳は日本が精神の面でも変化したのを理解しないまま、つまり以前の様な『領土を不法占拠されようが国民が拉致されようが動こうとしない腑抜け』という判断を持って、
今回の暴挙に及んだ様です」

大統領「・・・・・仮にそうだとしても、あれ程の反則的軍備を誇る国に喧嘩を売る考えが理解出来ん!!まさか、『自分が撃たれる可能性等無い』とでも思っていたのか?だとしたら、どうしようもない愚か者だ!!」

国防長官「全くです・・・。それで今回の海戦の結果ですが、我が軍としましてはレーザーやレールガンはもちろんの事ですが・・・。それ以上に無人観測機との連携や、無人機の搭載母艦ともいうべき巨人機の存在に
注目しています」

大統領「・・・確か、今回の衝突が起こる数日前に、霧と共に送り込まれてきた追加戦力の一つだったな」

国防長官「はい。無人機によるデータリンクやミサイルの誘導補助。これらの概念に関しては、我が軍でもある程度の研究は進んでいます。どの道レーザー砲やレールガンの早期実用化は困難ですから、まずは無人機による
高度なネットワークとデータリンクの技術・それを可能とする高性能コンピューターの実用化から進めて行く事を、軍は提案します」

大統領「とはいえ、あれ程の巨大な空中母艦等、我が軍には無いぞ?」

国防長官「その辺りは、世界各地の我が軍の基地や空母等で代用すればよろしいかと」

大統領「ふむ・・・。まずは其処からだな。よろしい、何とか予算を付ける事を約束しよう」

国防長官「有難う御座います」

副大統領「しかしF-35が呆気無く負かされたのは、本当に頭が痛いですな。導入予定国の中には、今後の導入計画自体の見直しすら噂されている国もあるとか」

大統領「・・・その辺りは、ロッキード・マーティンのセールスマンに頑張ってもらうしかないな。幸い、かのメーカーにはこの前の売上金もある訳だし、性能向上計画も進め易いだろう」

財務長官「・・・・・また予算の確保で苦労しそうですな」

大統領「だが、事が自国の安全保障にも関わるから、議会に潰させる訳には行かない。此方も日本からの技術移転の交渉等を進めていくから、現場の方も努力を重ねて欲しい」

一同「「「「「ハッ」」」」」

776: 194 :2020/08/28(金) 22:16:01 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
日本にチート軍事力に頭を痛めつつも、状況を改善すべく動き出す米国。とはいえ、彼等の場合は日本と同盟関係にある事も有り、他と比べると遥かに楽な方だった。
問題はそれ以外の国・・・特に日本と対立している周辺国だろう。当たり前ながら、技術移転等望む事は出来ない。全て一から開発しなければならない為、その難易度の前に皆悲鳴を上げていた。
次は、ロシアの様子を見てみよう。


大統領「・・・・・とんでもない力を持つ事になったな。ヤポンスキーの連中は」

首相「全くです。・・・何より、今回の現象のせいでオホーツク海の聖域をほぼ失ったに等しいですしな」

大統領「・・・北方領土だけならまだしも、クリル諸島やサハリン南部まで奪われたからな。土地は大幅に増えたが」

首相「しかし、油田の事といい今回の事態を引き起こした神とやらは、何故こちらにも一定の配慮をしたのでしょう?日本の神なら、わざわざ此方に遠慮する必要も有りますまいに」

大統領「・・・・・恐らくだが、領土問題で必要以上に我が国と事を荒立てる面倒を嫌ったのかもしれんな」

首相「どういう事です?」

大統領「領土問題を抱えていたのは、何も我が国だけじゃない。中国や韓国とも問題を抱えている。どちらも我が国以上の反日国家だ」

首相「確かに」

大統領「我が国の場合と違い、かの二か国には全く配慮していない。それどころか、露骨なまでの敵対化だ。遠からずぶつかる事を予見していたはずだ。現に韓国は暴走までしている」

首相「という事は・・・」

大統領「我が国がドサクサに紛れて漁夫の利を得ようとするのを未然に防ぐ為に、我が国を懐柔しようとしたのだろう。全く、舐められたもんだな・・・・・」

首相「しかし大統領。現実問題として、かの国にはどう対応するのです?現実には、我が軍の力ではとても勝ち目はなく、アメリカンスキーやチャイナスキーと手を組んでも尚、勝てるかどうかは・・・」

大統領「・・・私の予想だが、米国は同盟関係を堅持しつつ技術援助を要請していくだろう。中国は・・・既に神崎島とも敵対している。最悪の場合、国家の破綻覚悟で大規模軍拡を行って対立するだろうな」

首相「・・・もし中国が破綻したら、間違い無く億単位の難民が押し寄せて来る事でしょう。その時は・・・」

大統領「国境を固く封鎖して追い返すしかないな。最悪、核を使用してでも極東地域に入られない様するしかあるまい」

首相「日本に対しては?」

大統領「将来的にはともかく、当面は友好関係を深めていくしかないな。幸い、相手側も頑なになる理由が無くなった。関係改善は難しくないだろう」

777: 194 :2020/08/28(金) 22:16:34 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
メンチハゲな大統領の賢明な判断に、首相は内心ホッと胸を撫で下ろす。もし敵対化や戦争の道を選ぼうものなら、あの凶悪な軍備を持って瞬く間に極東地域を無力化されるからだ。
ましてや今の日本には、異星人国家のティ連や神崎島までいるのだ。日本に露骨なまでに肩入れしている神とかいう存在も、どんな戦力をプレゼントするか、分かった物では無い。
憲法で禁じられている海外派兵についても、必要ならば時限式の特別立法等で何とか出来なくもないのだ。そんなのが相手では、幾ら戦力が有っても全く楽観出来ない。
取り敢えず当面の問題として、強制退去させられた住人達の保証の件を考えつつ、先の事を模索するロシア首脳陣だった。


所変わって、今度は北京の中南海・・・。


主席「クソッ!!何なのだ、小日本に立て続けに起こる現象の数々は!!まるで、我が中華に無様に滅ぶべきだと言っている様な物では無いか!!」

取り巻きA「・・・・・お言葉ながら、最早大きさ的に日本は小国では有りませんぞ?」

主席「元々小さかった物が、見た目だけ大きくなっただけでは無いか!!小日本で有る事には変わりは無い!!」

取り巻きA「ハッ!!も、申し訳有りません・・・・・」

主席「折角資源が埋蔵された蓬莱島を何とか奪うべく悪戦苦闘している所に、今回の現象だ。しかも魚釣島まで離れて行ってしまい、領土だと主張するのも困難と来た!」

主席「しかもこれ見よがしに、かの島には多数の油井が立ち並び数百万の日本人まで住み着いている!!忌々しい!全く持って忌々しい!!」

取り巻きB「それで、如何様に対応を?朝鮮の馬鹿共のやらかしを通じて、日本の凶悪な軍事力がはっきりと示されましたが?」

主席「・・・残念ながら、現時点で正面からぶつかっても勝ち目はあるまい。ならば対外宣伝で、日本と日本軍の脅威を国際社会に訴える」

取り巻きC「・・・短時間で成果を出すのは難しいですな。とはいえ、民の目も有ります。軍備の強化と併せて実施して行くしか無いでしょうな」

主席「欧州のリベラル勢力とも連携して、日本の力を削がなければならん。そして、最終的には日本と蓬莱島を我が手中に収めるのだ。もししくじれば・・・・・」

取り巻きD「間違い無く、我々は吊るされるでしょうな。・・・美国やロシアにも様々な工作を行っていくべきでしょう」

主席「全く・・・、今回の事をやらかした神とやらは、とんだ邪神だ!いずれにせよ、我が国は絶対に負けない。必ずや奴等を下しこの地球の、いや、この宇宙の覇者になって見せる!!」

778: 194 :2020/08/28(金) 22:17:04 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
キムチ達同様、自国の統制の為に引くに引けなくなっている共産支那の面々。
その後、上記の活動+日本へのスパイ活動を積極化させていくが、日本の防諜能力も各段に向上しており殆どの工作が不発。彼等の血圧を無慈悲に上げて行く事となる。
その一方、彼等の工作に同調する存在も少しずつ出始めており、日本側も対策に追われて行く事となる。


次は、北のキムチ達の様子を・・・。


元帥様「南の馬鹿共は、何を考えているんだ!!どこをどうしたら、あの様な血迷った暴走をしでかすんだ!!」

側近A「げ、元帥様。落ち着いて下さい」

元帥様「これが落ち付いていられるか!!奴らは暴走し、しかもまごう事無き完敗を喫したのだぞ!もし奴等が南の馬鹿共を叩くついでに我々に矛先を向けよう物なら、我が国は文字通り一瞬で消し飛ばされるぞ!!」

側近A「し、しかし改定された憲法でも、海外派兵は禁じているみたいですが・・・」

元帥「そんな物、必要ならばどうとでも出来るだろうが!何せ最悪の場合、南中を制圧してあの底抜けのアホを捕まえないといけないのだからな!!」

側近A「た、確かに・・・」

側近B「つくづく南朝鮮の傀儡は愚かとしか言い様が有りませんな。・・・元帥様は如何様に対応を?」

元帥様「・・・・・・・遺憾だが、此方も貴重な外交カードを切るしかあるまい」

側近A「ま、まさか・・・・・」

元帥様「拉致した日本人の全員返還と、核・弾道弾技術の全面廃棄だ」

側近B「お、お待ちを!拉致した連中の返還はともかく、核や弾道弾技術の廃棄は・・・」

元帥様「それ位しないと、日本の連中は耳を貸そうともしないだろう。全く、あの馬鹿共のせいで貴重なカードを・・・」

側近A「・・・では、今後はそれ等を材料に日本と交渉を?」

元帥様「そうなるな。よし、日本側と接触を持て。何とか話を付けて、最低でも軍事行動の停止。あわよくば何らかの支援を勝ち取るぞ」

側近達「「ハハッ!!」」


それ以外にも、何とか日本と繋がりを得ようと懸命に動く英国や、ナチを許さずと宣言して日本(正確には神崎島)と対立しつつあったドイツでは軍部が頭を抱え、政府はリベラル()連中と共に
日本を非難する声明を発表しようとしているが、その辺りは割愛させていただく。
各国が様々な思惑で動く中、日韓双方がそれぞれの宣伝合戦を開始。
事態は更に混迷を深めて行く事となる。

779: 194 :2020/08/28(金) 22:17:35 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
以上です。予定を変更し、今回は日本の周辺諸国(南のキムチを除く)の様子を描写しました。
米は好意的な中立、ロシアは関係改善を試みながらの様子見、支那は宣伝工作、北は生き残る為の極秘の交渉に走り始めました。
日本が火の粉を振り払うべく行動した影響は、周辺国にも影響を及ぼし始めています。
さて次回ですが、日本側の公式発表とそれに対するキムチの斜め上の宣言となります。出来るだけ不自然にならない様頑張りますが・・・。
どうなる事やら。
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最終更新:2020年09月01日 12:37