355: 194 :2020/11/19(木) 15:53:22 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
~東京都内・某高級料亭~
神崎「総理。浜官房長官。会見お疲れ様でした」
二藤部「ええ。取り敢えずは事の推移と、我が国が被害者だという主張を、国際社会にしっかりと訴える事が出来たかと」
三島「そうさな。しっかし、浜さんも大変だったな」
浜「ああ、質問の時間のアレですか。今回はこれまで以上に、此方に食って掛かって来ましたからね」
近衛「あの手の輩は、『自分に都合の良い事実』以外は認めようとしませんからな。いずれにせよ、お疲れ様です」
柏木「まずは此方が先制点、といった所でしょうか。問題は、この後の連中の動きですが」
辻「間違い無く斜め上の反応をするでしょうね。どんな馬鹿げた事を言って来る事やら・・・」
山本「海軍としては、参加艦艇の整備・修理等をしつつ臨戦態勢を取り続けています。捕虜の収容等も少しづつ進めておりますが、やや手が回らないのが」
東条「そこは、陸軍からも手を貸そう。今の所、陸軍には出番はない訳だし」
山本「助かります」
霞「それはそうと・・・・・、私達ってここに居て良いの?」
朝霜「あたい等だけ、めっちゃ場違い感が有るんだけど」
大淀「気にする必要は無いですよ。皆さんも頑張った訳ですし、その事へのご褒美だと思えば」
大和「フェルフェリアさん、シエさん。海戦時の援護、本当に有難う御座いました。艦隊を代表して、お礼申し上げます」
フェル「気にする必要はないデスヨ、大和サン」
シエ「アア。国民ヲ守ル為ニ戦ッテイルンダ。友人トシテ、助力ヲ惜シム事ハシナイサ」
大和「・・・・・有難う御座います」
柏木「まぁともかく、暫くはアチラの出方待ちです。取り敢えず、今の内に英気を養って、次の事態に備えましょうか」
二藤部「そうですな。では皆さん。竹島防衛の成功を祝って、乾杯!」
一同「「「「「カンパーイ!!」」」」」
356: 194 :2020/11/19(木) 15:54:00 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その11 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 海戦後の日韓両国の動き・日本編 改訂版
日韓激突。そのニュースは、衝撃を持って瞬く間に日韓両国に広がって行った。
続く海戦の結果、見事なパーフェクトゲームという展開に日本中は安堵し、キムチ達は表現不能な程の怒りに駆られていた。
まずは日本側だが、海戦の結果が齎されるや否や、
夢幻会の助言も有り緊急の公式会見を行う事となり、今回の出来事の経緯と海戦の結果を発表。先手を取る事とした。
会場に入場し、日本国旗に一礼する総理。全ての日本国民が注目する中、午後二時丁度に公式会見が始まった。
二藤部「日本国民の皆さん。内閣総理大臣を務めております、二藤部新蔵です。去る〇月×日午前10時15分、竹島近海に置いて、韓国軍による我が国の航空機に対する攻撃を発端として、日韓間での武力衝突が発生いたしました」
二藤部総理により改めて知らされた事実に、騒然とする会場。進行役はしきりに「静粛に!!」と呼びかけている。
場が静まるのを待って、二藤部は会見を再開する。
二藤部「事の発端は、我が国の超大陸化現象により、かの国に不法占拠されていた竹島が我が国に復帰した事です。今回の出来事を引き起こした存在は、超大陸化の際に日本固有の領土に不法滞在する住民を国外に退去しました。
これは竹島のみならず、千島列島及び南樺太でも同じ現象が観測されています」
二藤部「しかしながら、韓国側はその事実を不服とし、話し合いの場を設ける事無く再び竹島を奪おうと、軍隊を集結・竹島に侵攻させたのです。此方の衛星写真をご覧下さい」
そう言って、釜山上空の衛星写真を見せる。
写真には複数の海軍艦艇や、揚陸艦に乗り込む上陸部隊の姿。また、近郊に集結する韓国空軍機の姿がハッキリと写されている。
二藤部「これは二日前に撮られた画像です。画像を分析した結果、政府は領有権を主張するパフォーマンスでは無く、竹島を強奪する為の軍事行動と判断。国防軍に、防衛準備を命令しました」
防衛準備の命令。その言葉に、マスコミ各社は一斉に、総理の姿をカメラに収める。
カメラの撮影が有る程度収まるのを待って、再び総理は続ける。
二藤部「我が国は駐日韓国大使を呼び、事の説明と軍事行動の中止を求めましたが、大使からは『我が国の固有の領土を回復する為の治安活動に過ぎず、逆に日本側の要請は内政干渉である』といい、此方の要求を受け入れませんでした」
二藤部「我が国は最悪の事態に備え、第一機動艦隊及び第八機動艦隊に念の為の出動命令を命じました。また、当時沖縄にて慰霊活動を行っていた、戦艦大和を中心とする艦隊が第一機動艦隊に合流。共同で事態の解決に動きました」
二藤部「そして当日。竹島近海で韓国海軍及び空軍の部隊を発見。竹島からスクランブル発進した空軍のF-35Aが空軍部隊に、海軍のP-1哨戒機が韓国艦隊に引き返す様に通告しました」
二藤部「ところが、宣戦布告も何も無いまま、それぞれの機体はミサイルによる先制攻撃を受けました。幸い死傷者は出ませんでしたが、P-1哨戒機の四基のエンジンの内一基が破壊される被害を被りました」
韓国側からの先制攻撃。しかも宣戦布告が無い状態での暴挙に、会見場が再び大きなざわめきに包まれる。
進行役「静粛に!静粛に!」
佐古田「わ、わくわく動画の佐古田と申します!総理!韓国側の先制攻撃というのは、まぎれもない事実なのでしょうか?」
進行役「質問の時間ではございません!現時点での質問は規則違反です!!」
佐古田氏に注意する進行役を手で遮り、総理ははっきりと述べる。
二藤部「はい。まぎれもない事実です。空軍機のフライトレコーダーにも、その時の様子がはっきり記録されています」
佐古田「何と・・・・・」
二藤部「・・・・・その様な事が発生した為、出撃準備を終えていた国防軍に、友軍機の救出及び竹島と竹島の住民を守る為に、止む無く防衛を命じました」
マスコミ達「「「「「・・・・・」」」」」
357: 194 :2020/11/19(木) 15:54:30 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
日本が戦後初めての戦闘を決意した。その事実に、マスコミの記者達は一時言葉を無くすも、事の重大さを理解した途端、大急ぎで記者クラブへ。
カメラのフラッシュも、眩い程光り続けている。
二藤部「戦闘の結果ですが、今回の現象で生えて来た戦力による性能差も有り、韓国軍を完全に撃破。空軍機の全てと海軍艦艇の大半を撃沈・一部を拿捕いたしました」
マスコミ「「「おお・・・・・」」」
二藤部「対して我が方は、海軍艦艇に極めて軽微な損傷を負ったのみで死者はおらず、僅かな軽傷者が出たのみです。一方、韓国側の生存者ですが・・・・・短時間で次々溺死した為、残念ながら空軍パイロットは半数・
海軍の将兵に至っては一割しか生き残れませんでした。彼等は現在戦時の捕虜として扱いながら、収容しております」
マスコミ「「「・・・・・」」」
鎧袖一触。従来の軍備と今回生えて来た次世代の軍備の差が齎した圧倒的な結果を前に、記者達は言葉を無くす。
二藤部「現在我が国は、今回の紛争の早期解決を目指し、韓国側との交渉を積み重ねて行く予定で有ります。どうか国民の皆様には、流言蜚語に惑わされる事無く冷静に対応して頂く事を、宜しくお願い申し上げます。私からは、以上です」
総理が会場の裏に戻るのと入れ替わりで、今度は浜幹事長が会場入りする。
進行役「ではこれより、記者の皆さんの質問の時間となります。時間ですが、この後も公務が多数ありますので、三十分とさせていただきます」
一部の記者から不満の声が上がる。しかし、現実問題として韓国への対応等の問題も有り、余り時間を割く事が出来ないのが現状だった。
まずは先頭を切って、産業新聞の大竹記者の質問。
大竹「産業新聞の大竹です。韓国側から先制攻撃を受けたとの事ですが・・・・・、宣戦布告がなされていないというのは間違い無いのですね?」
浜「はい。今現在までに、韓国側からそう言った通知は全く御座いません」
大竹「という事は、正当防衛が成り立っていたという認識で、間違い無いでしょうか」
浜「我が国の政府の認識として、国土・国民の防衛の為の行動であり、法的に問題は無かったと認識しております」
次に手を挙げたのが、朝晴新聞の吉川記者。
吉川「朝晴新聞の吉川です。今回の戦いにおいて韓国軍の大半を撃破したとの事ですが、流石に過剰防衛だったのではないでしょうか?」
浜「アチラ側は戦闘終盤まで降伏する事が無く、もし一機・一隻でも突破を許したら竹島の住民達に大変な惨禍が齎される危険が有りました。故に、住民達を守る為にも全力で戦わざるを得ない状態でした」
吉川「しかし、空軍で半数。海軍に至っては九割が失われています。ここまでする必要が、有ったのでしょうか?」
浜「相手が降伏の意思を見せていない以上、やらなければ此方に被害が生じます。我が軍の兵士達も、家族や友人達を持つ人間でも有ります。韓国人の命を気にして、我が軍兵士の命が失われては本末転倒で有ります」
吉川「しかし」
浜「貴方は、兵達に外国の軍の兵士の命を守る為に死ねと言えるのですか?その兵士の家族や友人達に、『外国の兵士を守る為に死ねと命じました』と、胸を張って言う事が出来るのですか?」
吉川「・・・・・」
幹事長の正論に、口を噤む記者。
今度は、わくわく動画の佐古田氏が質問する。
佐古田「わくわく動画の佐古田です。今回の戦闘の結果ですが、数々の近未来兵器がこの戦果を齎したみたいですが、どの様な活躍振りをしたのでしょうか?」
浜「申し訳有りませんが、現時点で詳しくお話しする事は出来ません。ただし、後日戦闘の様子を記録した動画をネット配信する計画が浮上しています」
佐古田「それは凄いですね。配信を楽しみにしています。それと気になる事が・・・。視聴者様からのコメントで『エースコンバット7のアーセナルバードによく似た巨人機が飛んでいるのを目撃した』と有りまして、
証拠の画像がSNSに上がっているのですが・・・、政府の方は何かご存じでしょうか?」
浜「(目撃者がいたのか・・・・・)現時点では、機密に触れる事も有りお答えする事が出来ません。仮に何かが有ったとしても、現時点で発表出来るかどうかは未定です」
佐古田「・・・・・わかりました。最後になります。今後の我が国の防衛に関してですが、必要ならば軍事的オプションも辞さないとの認識で間違い無いでしょうか?」
浜「我が国の政府といたしましては、基本的には平和裏に解決出来る様に今後も努力を重ねますが、自らの選択肢を縛る様な事をしない。との認識で一致しています」
佐古田「成程。有難う御座いました」
358: 194 :2020/11/19(木) 15:55:00 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
そして・・・、記者クラブの名物()記者・塔興新聞の月望 詩居子(つきぼう しいこ・通称SI子)が手を挙げた。
SI子「塔興新聞の月望です。今回の軍の暴走は、近隣諸国に深刻な恐怖を与える事となりましたが、その事をどうお考えですか?」
浜「質問の意味が分かりません。今回の軍の行動には、法的な問題は何も御座いませんでしたが?」
SI子「今回の件は明らかに軍の暴走です。過剰な虐殺数が、それを物語っていると思いますが?」
浜「先程も言いましたが、軍は暴走等しておりません。法的な問題は何も犯しておらず、したがって暴走では無いと断言出来ます」
SI子「ですが、今回の虐殺が周辺諸国に恐怖を与えています。その事に対する罪悪感等は無いのですか!?」
浜「あくまで防衛戦の結果であり、貴女が仰る様な虐殺の事実は御座いません。また、恐怖を感じるか否かは周辺諸国が決める事です。貴女が決める事では有りません」
SI子「虐殺では無いと仰いましたが、ならば何故自衛隊に被害者がいないのですか。騙し討ちをして、虐殺したのではないのですか!?」
浜「話を聞いておられますか?何度も言ってますが虐殺をした事実は御座いません。騙し討ちは寧ろアチラがやった事です。それと、自衛隊では無く国防軍です」
その後も延々と似た様な質問が続き、新たに生えて来たマスコミ達はもちろん、既存のマスゴミからすら「お前いい加減にしろ!!」との声が立ち始める。
そうこうしている内に、制限時間が来てしまった。
進行役「大変申し訳有りませんが、お時間が来てしまいました。会見を終えさせていただきます」
進行役の宣言に、マスコミ記者達から不満の声が再び上がる。当然だろう。阿保な記者一人が質問時間の半分以上を食い潰したのだから。
なお、例のSI子はと言うと・・・・・。
SI子「逃げるな!質問に答えろ!!ふじこ!?ふじこ?!ふじこっこー!?!?!?!?!??!?!?!??」
完全にファビョっており、記者達は
記者達)
と、侮蔑を通り越して可哀そうな物を見る目で見つめているのだった・・・・・。
とまぁ、その様な事が有ったものの国内はどうにか落ちついていた。
不気味なのは、キムチ達から反論なり何なりが何も無い事だが・・・・・・・。ずっと気を張り続けるのも得策では無い為、今回駆けずり回った面々の慰労も兼ねて
酒の席を設ける事となった。
359: 194 :2020/11/19(木) 15:55:30 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
乾杯から、一時間後・・・・・。
霞「ちょっとぉ~。ちゃんと聞いてるの?柏木のおっちゃん」※顔を真っ赤にして酔っぱらっている
柏木「き、聞いてますから!ってお、おっちゃん!?」
霞「おっちゃんじゃない!いい~?女性って生き物はね~、もっと大事に扱わないといけないのよ?分かってんの?」
柏木「は、はい。分かっております!!」
柏木(まさかの絡み酒とは・・・・・)
すっかり出来上がった霞に絡まれ、すっかり辟易としている柏木。
すると、今度はフェルに絡み始める霞。
霞「フェルさんも、もっと積極的にアプローチしないと駄目よー?ちゃんとアピールとかしてんの?」
フェル「は、はいデス・・・」
霞「・・・・・まぁ、それでもうちの司令官と比べたら、キチンとお互いの気持ちに気付いているだけましね」
柏木「ん?どういう事?」
霞「うちの司令官って、仕事は本当に優秀なんだけど・・・・・如何せん、唐変木な所が有るのよ~」
フェル「そ、そうナノデスカ・・・?」
霞「惚れて以降、私が色々アプローチかけても全然気づかないし~。姉妹艦同士で~、司令官を巡って対立したりとかもあって~。結局、最後は全員で『責任取ってお嫁さんにしろ!!』って言って漸く解決を見たのよ~」
柏木「お、おう・・・・・」
霞「だから~、あんた等はウチの司令官みたいになっちゃ駄目って事よ~。分かる~?」
2人「「は、はい・・・・・」」
流石に勘弁してくれな状態の二人。見ると、他の娘達も程度の差は有れど色々とカオスな状態となっている。
雪風は、
雪風「雪風は~沈みませんよぉ~!?」
と、頭を前後にふらふらさせながら飲み続けているし、朝霜は、
朝霜「前々から思ってたけどぉ~何喰ったら、そんな胸になるかねぇ~!?」
浜風「ちょ、ちょっと!?胸揉まないで!?」
てな感じでセクハラをしたり。そんな光景に、神崎提督は若干頭を抱えている状態で、他の政府関係者も苦笑していた。
神崎「えーと・・・。うちの娘達が、本当にすいません・・・」
二藤部「ははは。まぁいいじゃ無いですか。皆さんも楽しんでいるみたいですし」
三島「そうだな。今回の席を設けてよかったと思うよw」
神崎「・・・そう言っていただけると、助かります」
辻「でも良かったですよ。軍艦だった頃の悲しい想いと決別出来たみたいですし」
山本「ずっと気にしていたみたいだったしな。だからか、心から楽しんでる様だ」
そんな事を語りながら見守る面々。だが、この直後に秘書から連絡が。
秘書「楽しんでいる所を申し訳有りません。韓国政府からの公式発表が有りました」
二藤部「!!・・・・・彼等は何と?」
秘書「・・・・・それは、実際に見て貰った方が早いです。何分、余りに常軌を逸しているので・・・」
その報告に、嫌な予感しかしない面々。その後、かの酋長のコメントを見る事となるのだが・・・・・。
余りに非常識な内容に、一同は酔いも冷めて頭を抱える事となる。
360: 194 :2020/11/19(木) 15:56:00 HOST:ai126244192056.61.access-internet.ne.jp
以上です。スイマセン、キムチの公式発表までいけませんでしたorz
取り敢えずは、日本側の発表の場面とその後の記者達との応酬、そして、慰労会の様子をお届けしました。
艦娘達の酔っ払った様子ですが、あくまで個人的な想像ですので、実際にこんな酔い方するかは分かりません(汗)
かつての心の傷を克服して、今以上に前を向ける様になった彼女達ですが・・・・・キムチ達の予想の斜め上を行くコメントには、
酔いも完全に醒めてしまう事となります。一体何を言ったのか。それは次回で描写いたしますので、お待ち下さい。
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最終更新:2020年11月20日 10:21