452: 194 :2020/09/04(金) 16:05:33 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その19 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 修羅の国(笑)と戦略艦砲射撃


首都・ソウルに対するEMP攻撃から一週間。市内の電子機器類が完全に死んだ状態から、未だ復旧出来ずにいた。
その事実に、かの酋長は怒りを露わにしていた。


大統領「この臭いの酷さはどうにかならんのか!!こんな臭い中で、マトモに仕事など出来るか!!」


悪臭漂う青瓦台に、かの酋長の怒声が響き渡る。
空調も完全に死に、全開にせざるを得ない窓から入り込む排泄物の臭いに包まれながら、僅か数日でめっきりとやつれた側近Bが、疲れ切った声で報告する。


側近B「・・・・・鋭意努力中です。現在、上下水道と送電関係の復旧を最優先で進めておりますが・・・」


側近Bはそう答えるが、現実には全く復旧の見込みが立つ様子が無い。
処理出来ない汚水は溢れ返り、流せない排泄物が道端に次々と捨てられる。
回収されない生ごみがうず高く積まれ、悪臭と蠅にまみれる等、衛生環境が急速に悪化していた。
ぶっちゃけ日本に併合される前の状態に戻りつつあるのだが、『誇らしき韓民族の歴史』において併合前にも『先進的で文化的な生活を送っていた祖国の姿』を学んでいた彼等には、想像すら出来なかった。


大統領「そのセリフは一週間前からずっと聞いてるぞ!にも拘らず、復旧する様子が無い!!これはどういう事だ!!」

側近B「復旧に必要な資材を各地から取り寄せようとしていますが・・・。メーカーからは、『日帝の妨害のせいで資材の生産・輸送がままならない』の一点張りで」


各メーカー・業者達は、問い合わせに対して判で押した様なセリフを返すのみ。資材価格の高騰を当て込んだ隠蔽との噂と言われる有様だ。
まぁ現実問題、連日連夜、日本海・黄海両海域に展開した日本海軍機動部隊の艦載機による、嫌がらせを目的とした小規模な爆撃が繰り返されているのは本当なので、完全な嘘では無いが。
しかも厭らしい事に、スクランブルをかけるとすぐさま防空圏外に離脱する。逆に無視すると、領内に入って道路や橋に爆弾を落とすのだ(非公式名称・ピンポンダッシュ作戦)。
最初こそ「チョッパリ共はまともに空爆も出来ない」と嘲笑っていた彼等だが・・・、何度も攻撃されている内にその狙いが分かり、震撼した。
彼等は決して適当に爆撃しているのではない。流通インフラの寸断を目的としていたのだ。
原材料が届かなければ、工場も只の建物に過ぎない。工場で部品・製品が完成しても、それを必要な場所に届けられなければ、それはただの在庫品である。
更に食糧の搬入が途絶えれば、あっと言う間に都市部で食糧事情が悪化する。
これ等の攻撃の影響で、各都市の治安は急速に悪化。略奪や打ち壊し、飢餓状態に陥る者が続出する等、都市機能の急激な崩壊の兆しが見え始めている。
加えて、ソウルの場合は電気も上下水道も壊滅状態で有り、一部で疫病すら発生しつつあるのだ。まさに、かの国は修羅の国(笑)と化しつつあった。

453: 194 :2020/09/04(金) 16:06:03 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
大統領「おのれ、日帝めぇぇ!!!姑息な手段で我が方を苦しめるとは・・・。とにかく、一刻も早い資材の生産と搬入を指示しろ!!もし、資材価格の高騰を目論んでいたら・・・」

側近B「も、目論んでいたら・・・・・?」

大統領「軍を動員してでも、無理矢理資材の確保をしろ!!それでも逆らうなら、親日派として資産を没収する!国家の危機にも拘らず非協力的な企業には、一切容赦するな!!」

側近B「お、お待ちを!!そんな事をしたら、政権の支持を失う事に・・・」

大統領「資材高騰を当て込んで隠蔽しているという、そういう情けない噂を知らない訳では無いぞ!!利敵行為を行う企業を許す訳にはいかん!!最後通告として、各企業に伝達しろ!!」

側近B「・・・・・ハッ」

大統領「全く!!上下水道も電気も駄目!自動車は軍の一部車両を除いてスクラップ!食事は非常食ばかりで、蝋燭以外の明かりも無い!こんな状況では、マトモな執務等出来ん!即急に対応するんだ!!」

側近B「・・・・・分かりました」


胸中で荒れ狂う怒りの感情を吐き捨てながら、側近達に指令を出す大統領。
苛立ちの原因はそれだけでは無い。上で書いた攻撃のせいで、連日連夜臨戦態勢を取らざるを得ない空軍は、ただでさえ酷い稼働状態を更に悪化させており、状況の打破を求めて
悲鳴を上げ始めているのだ。海軍は海軍で、残存潜水艦の整備を懸命に行っている物の、先に書いた攻撃の影響で整備部品が届かず、半ば打ち捨てられた状態になりつつある。
にも拘らず打つ手が全くない現状に、大統領は更に機嫌を損ねていた。
そんな時、大統領はふと、思い付いた事を口にする。


大統領「・・・こうなったら、釜山に一時的に首都を移すしか無いか」

側近B「だ、大統領閣下!それは!」

大統領「仕方無いで有ろう!この有様では、聖戦を完遂する為の指示もままならんではないか!!」


国家の脳髄部分がマヒし、血流の方も徐々に止められつつある。最早、戦う力自体を失いつつあるのだ。
かといって、今更講和(という名の条件付き降伏)も出来ない。これまでのやらかしのせいで、講和の仲介をしようとする国等無い。
しかも下手に講和を口にしようものなら、怒り狂った国民にたちまち吊るし上げられる未来が確定する。
完全な八方塞がり。そういう状況に置かれた大統領のやけっぱちな発想に、側近達が慌ててブレーキを掛ける。


側近B「しかし、我が国の首都は有史以来このソウルと決まっているのですぞ!!それを軽々しく変えるなど・・・」


そう。確かにそうなっているのだ。
最前線から僅か60㎞前後という場所に首都を置くという、狂気の沙汰が此処まで罷り通って来たのも、それが理由なのだ。
如何なる政権をもってしても実現出来なかった難事を、戦時の不利な戦況下で出来る筈もない。しかも、釜山は日本本土に近すぎるのだ。
それ等の事を考えると、とても現実的ではないこの意見に反対するのは当然の事だ。だが、この大統領にはそんな事など関係無かった。


大統領「それがどうした!?」

側近B「か、閣下!?」

大統領「かつての6・25戦争では釜山を臨時首都にしていたでは無いか!どの道ここで手をこまねいていては、戦う事も出来なくなる!!分かったなr」


とその時、側近Aがドアを蹴破る様な勢いで入って来た。


側近A「だ、大統領閣下!に、日帝が釜山に攻撃を!!」

二人「「!!??」」


釜山への攻撃。
その報告に、両者は顔を引き攣らせた。

454: 194 :2020/09/04(金) 16:06:33 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
-釜山沖合-


山本「遠慮するな。情けも掛けるな。連中は我が国の国民を虐殺し、それを悪びれもしない侵略者だ!!」


業火に包まれる釜山の港を眼前にしながら、指揮下の艦艇に檄を飛ばす山本。先の失態による汚名を返上すべく、自ら志願。
今回の攻撃作戦の総指揮を執っていた。
その檄に呼応するかの様に「むさし」以下の各艦艇が吼え、釜山の海軍基地を、港を、悉く瓦礫の山へと変えていく。それに憐れみを感じる者は、この艦隊には殆どいなかった。
一方、共同で攻撃をかけている菊水艦隊の旗艦「大和」は、複雑な思いを抱いていた。


大和「・・・・・」

有賀「大和さん・・・。つらい様でしたら、後は我々に任せて」

大和「・・・・・いいえ。私は、私の意志でここに居ます。ならばこそ、最後まで見届けます・・・!」

有賀「・・・・・ハッ!!」


大和(・・・・・ごめんなさい。貴方方自体は何もしていない。けど・・・・・このまま放置すれば、あの竹島の悲劇がまた日本の何処かで繰り返される。しかも、其方から全面的な奴隷化の
要求を言い渡されました。ならば、出来る事は全てやらないといけない。それが、日本と日本国民を守るたった一つの方法なのです。情けを掛ける訳には・・・・・行きません!!)


その様な思いに駆られながらも、愛する神崎提督を、日本に住む人々を守る為に、大和以下菊水艦隊のメンバー達も攻撃を加える。
一際大きなクレーンを土台事吹き飛ばし、倉庫群を跡形も無く吹き飛ばす。更に停泊している韓国海軍残存艦艇を、片っ端から炎上させていく。
近隣の航空基地も、艦砲射撃や巡航ミサイルの餌食となり、機体諸共その機能を失っていく。
激しい艦砲射撃の前に、釜山の港湾都市機能は完全に崩壊。修理よりも、一から立て直した方が早い程の損害を被った。周辺地域の航空基地も壊滅した。
以後、この釜山を皮切りに、朝鮮半島の港という港や各地の航空基地、果ては小さな漁村や仁川を始めとする民間空港も次々破壊されていく。
仕上げに、無事だった釜山市内に潜水艦「さつま」によるEMP攻撃が、艦隊が撤退した四時間後に炸裂。釜山の電気・上下水道のインフラも壊滅した。
それと前後して、予定されていた済州島・鬱陵島への上陸作戦が発動。そもそも軍が駐留していない鬱陵島は無血開城。海軍基地のある済州島では小規模な陸戦が有ったが、制空・制海権を確保している
日本軍の前に、現地韓国軍は徒手空拳で戦っている様な状態だった。
日本の侵攻に備えて僅かに配備されていた戦車も何の役にも立たず、30式戦車の複合砲によるレールガン射撃を喰らい、柘榴の様に弾け飛んで撃破。それを見た韓国軍兵士は戦意を喪失、白旗を挙げて降伏した。

これ等の破滅的攻撃の前に韓国の海運・空運能力は完全に破綻。海上封鎖も手伝い、何処からも資源や食料を輸入する事が出来なくなった。
そして、これ等の被害を復旧するだけの力は、彼等には残されていないのだった。

455: 194 :2020/09/04(金) 16:07:03 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
以上です。日本・神崎連合艦隊による戦略艦砲射撃と、潜水艦「さつま」によるEMPチェスト(二度目)で、釜山は完全に壊滅状態になりました。
以降の描写は割愛していますが(汗)、各地の港や空港でも似た様な光景が展開されています。
これによって韓国軍は愚か、韓国という国家自体が崩壊へと向かいつつあります。あと、コリョの原発の解体ですが、次回に回そうと思っています。
原発を解体されて、頭を抱えて発狂するキムチ達の姿をお楽しみにw
wiki掲載は、自由です。

457: 194 :2020/09/04(金) 16:33:38 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
誤字発見(汗)。修正をorz

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  • 誤 改修されない生ごみがうず高く積まれ、悪臭と蠅にまみれる等、衛生環境が急速に悪化していた。

  • 正 回収されない生ごみがうず高く積まれ、悪臭と蠅にまみれる等、衛生環境が急速に悪化していた。

wiki掲載時に、修正をお願いします。

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最終更新:2020年09月06日 12:48