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短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その20 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 禁断の暴走


キムチ1「無能な政府と軍は責任を取れー!!」

キムチ2「独島を奪還し、チョッパリ共を絶滅させろー!!」

キムチ3「軍の無能共を粛正して、聖戦を完遂せよー!!」


釜山攻撃から始まった日本の一連の報復攻撃が終了した次の日。青瓦台周辺にキムチ達の絶叫が木霊する。
憔悴の色を浮かべた大統領は、軍高官達を招集。
彼等を睨み、全身で「下手な誤魔化しは許さない」というオーラを浮かべながら説明を求めた。


大統領「・・・・・それで、釜山はどうなった?・・・・・一連の攻撃で、どれ程の被害を被ったのだ!!」


沈痛な表情を浮かべながら、軍高官達は重い口を開き、順に説明していく。


陸軍高官「・・・・・戦艦を中心とした大艦隊の艦砲射撃により、釜山の港湾機能は完全に消滅。しかも艦砲射撃から四時間後に、駄目押しのEMP攻撃が行われ、都市のインフラ機能も麻痺しました。
電気及び上下水道機能が死んだ事で火災を消し止められなくなり、港湾地区の火災は市街地に飛び火。手が付けられない状態です。もはや釜山は・・・・・」

空軍高官「・・・・・これまでの少数の艦載機による襲撃で疲弊していた状態で、敵艦隊による艦砲射撃や巡航ミサイルによる激しい攻撃を受けました。一連の攻撃で各空軍基地ばかりか仁川を始めとする
民間空港も壊滅的打撃を受けました。稼働機も九割を消失、基地や空港の復興もままならない状態です・・・」

海軍高官「・・・釜山のみならず各地の港という港は、激しい艦砲射撃に晒され壊滅。残存艦隊ばかりか漁船すらも全て破壊され、我が国が外洋に出る為の全ての手段を絶たれました・・・」

海兵隊高官「・・・一連の攻撃に呼応して行われた上陸作戦で、済州島・鬱陵島が奪われました。鬱陵島はそもそも兵力は皆無。済州島には警備隊が駐屯していましたが、日帝の新型戦車によって
配備していたK2戦車は敢え無く爆散。士気の崩壊により降伏する事となりました。連中は、住民達に当座の食料と水を渡した状態で、ヤルバーンの転送技術で本土に送り付けています。その為、
住民達によるレジスタンスも不可能な状態に・・・・・」


それ等の絶望的な報告に、大統領の顔は見る見る赤くなっていく。


大統領「・・・・・おのれ、おのれ、おのれぇぇぇぇぇぇぇ!!??!??!?!?!?」

大統領「この様な非道な行い、許される訳が無いで有ろう!!国際社会に、日帝の残虐さと暴虐非道振りを訴えるんだ!!」


そう叫び、報復を固く決意する大統領。必ずや日王を祖国の大地に跪かせ、祖国に齎された悲劇の償いをさせると。
この大虐殺を世に知らしめれば、それも容易に叶うと。
だが、その願望は呆気無く打ち砕かれる。


外交官「・・・・・既に世界各国に訴えましたが、反応は芳しくありません」

大統領「何故だ!?これ程の虐殺行為なのだぞ!?世界中が日帝を非難してしかるべきでは無いか!!」

外交官「・・・・・これまでの我が国の行動の結果、我が国の主張にまともに耳を貸そうとしない状態でして・・・・・」

大統領「・・・おのれぇぇ!!チョッパリ共に買収されたかぁぁぁ!!!」

側近B「・・・・・そ、それで如何なさるおつもりですか?既に国内の治安も危険水域。軍の再建は愚か、国家としての機能も崩壊寸前ですが・・・」

大統領「・・・・・確か、在韓米軍基地には大使やその家族を始めとした、各国の人間が避難していたな」

側近A「はい。我が国との軍事同盟破棄後、撤収準備をしつつ固く門を閉ざしている米軍の保護下に有りますが・・・」

大統領「・・・その在韓米軍基地を接収し、米軍の兵器と物資を奪え!そして米軍将兵と各国の人間共を人質とし、各国に『対日世界大同盟』の参加を促すんだ!!」

軍高官達「「「「な!?!?」」」」

側近B「お、お待ち下さい!?そんな事をすれば、世界の敵となってしまいますぞ!?」

大統領「我々の味方をしないのなら、それは敵も同然だ!!それに人質さえいれば、チョッパリ共に買収された連中も我が国を救援せざるを得なくなる。更には、米軍の装備で
軍備を補う事も出来る!!もはやなりふり構っている場合では無い!!」

側近A「流石にそれは、希望的観測過ぎますぞ!!」

大統領「ならば、他に打開策が有るのかね!?逆転の妙案が有るなら、今ここで聞かせて欲しい!!」

一同「「「「「「・・・・・・」」」」」」

578: 194 :2020/09/05(土) 14:06:00 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
勿論、そんな妙案等ある訳無い。
かくして、駄目押しというべき蛮行を行う事が決定されてしまったのである。


-東京・首相官邸-


二藤部「一連の報復攻撃、本当にお疲れ様でした」

東条「なに、今後必要となるかもしれない半島への上陸の、予行演習みたいな物ですからな」

山本「各港湾と航空基地も徹底的に叩きました。最早連中は、本土の制空権も制海権も喪失しています。・・・・・竹島で死んだ方々に、少しは顔向けが出来たか・・・」

春日「それで、韓国側に降伏の動きは?」

三島「残念ながら、その動きは無いな。相変わらず、徹底抗戦を叫んでいやがる」

近衛「軍どころか、国家の維持すら困難になっているのに・・・・・。まだ何かする気でしょうか?」

辻「此方の想定の斜め上を行くのが連中ですからね。打てる手は打っていかないと」

秘書官「た、大変です!!」

二藤部「どうしました?」

秘書官「か、韓国大統領がとんでもない宣言を」


その知らせに嫌な予感を覚えたが、何を言って来るのかを確認する為、中継を見る事に。


大統領「韓国国民及び全世界の皆さん。私は大韓民国大統領・在文寅(ジェン・ムンイン)と申します。我々が現在遂行している対日聖戦において、かの日帝は人類史上最大の暴虐を、我が国に対し行いました!!」

大統領「奴等は我が国の港という港、空港という空港を破壊し、我が国・我が民族を半島内部に閉じ込めたのです!!更にはEMP攻撃という非道極まりない攻撃により、ソウルをはじめとする都市機能をマヒさせ、
道路や橋を破壊して物流を遮断!我が民族に対する民族浄化を行っているのです!!」

大統領「この様な悪逆非道の行いを、かのナチスをも超える民族浄化という非道を、国際社会に生きる我々は決して許してはなりません!!そこで、世界中の国々にご提案します!!」

三島「・・・・・何を言う気だ?この馬鹿は・・・」

大統領「かの悪逆非道の日帝を滅ぼし、真の世界平和を実現する為に、全世界による『対日世界大同盟』の結成と、日帝に対する軍事制裁をここに宣言。各国に参加を要請します!!」

三島「はぁ!?」

近衛「何を言い出すのかと思いきや・・・・・」

辻「とうとう夢の世界の住人と化しましたか・・・・・。まぁ、それでも手加減はしませんが」

大統領「この崇高なる同盟に世界中の国々が参加する事を、我が国は心より切望しております!!しかし日帝に買収され、我が国に対し敵対行動をとる場合、我が国は相応の対応をせねばなりません!!」

大統領「具体的には、現在在韓米軍基地に保護されている敵性国家の民衆を、我が国へのスパイとして拘束しなければなりません。これは、我が国にとっても苦渋の決断なのです!!」

大統領「勿論、日帝の傀儡としての楔を打ち破り、我が方との同盟を決意した場合は、即座に解放し母国へとお返しする事を確約します!!」

大統領「そして、現在我が国内で不法滞在の形で在留する、在韓米軍に告げます!!現在保護している外国人の引き渡しと、保有する兵器・物資の譲渡を要求します!!」

大統領「在留するスパイを適切に拘束しなければ、我が国の国民に危険が及びます。それ故の必要な処置なのです。また、兵器や物資の譲渡は我が国への軍事援助の一環としての要求とし、
善意の協力を強く要望します。なおこれ等の援助の代金は、この聖戦完遂後に責任を持って支払う事を、ここに宣言します」

大統領「この世から悪しき日本人を絶滅させ、聖戦の完遂と真の世界平和を実現する為に、各国が賢明なる判断の下にこの大同盟軍に馳せ参じる事を、我が国は心より願っております!!」

大統領「世界の皆さん!!どうか、我々と共に聖戦の完遂と真の世界平和の実現を、共に成し遂げていきましょう!!ウリナラ・マンセー!!!」

「ウリナラ・マンセー!!!」
「ウリナラ・マンセー!!!」
「ウリナラ・マンセー!!!」

579: 194 :2020/09/05(土) 14:06:30 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
一同「「「「「「・・・・・・」」」」」」


余りに身勝手且つ一方的、そして正気を失ったこの宣言に、一同は顎が外れそうな位に口を開け、唯々唖然としていた。


二藤部「・・・・・彼等は、何か薬でもやっているんでしょうか?(二度目)」

三島「こいつ等・・・・・何でこう、自殺行為を喜んでしたがるんだ?」

近衛「・・・・・間違い無く、味方する国は居ないでしょうけどね(呆れ)」

柏木「・・・・・ここまで来ると、別の意味で可哀そうになって来たんだが(呆れ)」

辻「・・・・・とはいえ、これで連中の死亡は確定しましたね。何せ、世界を敵に回したのですから。東条さん、陸軍の準備の方は?」

東条「それに関しては問題無い。順調に準備は進んでいる。問題は、危機に晒されている在韓米軍と民間人達だが・・・」

フェル「大丈夫!そこは我々ティエルクマスカに任せるデスヨ!!」

柏木「フェル!?」

シエ「先程、本国カラ通信ガ有ッタ。本国カラ彼等ノ救出ニ全力ヲ挙ゲヨトナ」

二藤部「おお、それは頼もしいですね。では、その方針で・・・」

辻「あっ、ちょっと待って下さい」

一同「「「「「「?」」」」」」

辻「どうせですから、今回のやらかしに対する連中へのお仕置きをしましょう。私に腹案が有るのですが・・・」


その後、辻から語られた腹案に一同は同意。その策の実行の為、日本へと向かいつつあった工作艦を急遽動員する事となった。


パウル「ふーむ、ヤルマルティアと交戦状態にある、韓国とかいう国のヂレール核裂エネルギー発電所の解体処分ですか・・・。中々面白い提案ですね」

パウル「それでは、その韓国に取り残されているチキュウ人の皆さんの救出、そしてヂレール核裂エネルギー発電所の解体作戦を開始します」

オペレーター達「「「了解」」」


かくして、ティ連史上初となる敵地上空での救出兼制裁ミッションがスタートした。

580: 194 :2020/09/05(土) 14:07:00 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
-韓国ハンフリーズ基地・在韓米軍司令部-


司令「本国からの指令は?」

副官「現在、議会にて宣戦布告に関する議決を取っている所だとか。まず間違い無く可決するとは思いますが・・・」

司令「その前に、韓国軍に基地に雪崩れ込まれてしまうぞ。奴等は飢えた夜盗も同然。我々が保有する兵器や物資は垂涎の的だろう」

副官「今の所、それ等の確保の為も有ってか、連中も強引な行動はとっていませんが・・・。このままでは」

司令「本国の動きが遅すぎる・・・!!何か、何か手はないのか!?」


そう思い悩んでいたその時、連絡将校が副官に何かの紙を渡す。


副官「どうした?・・・!!司令!!日本及びティ連から連絡です!!」

司令「日本とティ連からだと!?何と言って来ている?」

副官「ハッ、読みます!!『貴軍上空にティ連の大型工作艦を派遣、人員及び基地施設・兵器類を転送装置で回収する。それまでの間、持ち堪えられたし』と有ります!!本国も、この申し出を承認したとの事です!!」

司令「オオ!!差し詰め騎兵隊の登場って訳か!!よし、彼等が来るまで少しでも交渉を先延ばしにするぞ」

副官「ハッ!!」


一方、韓国陸軍・ハンフリーズ基地包囲部隊司令部では・・・。


指揮官「連中からの返事は?」

副官「それが・・・・・言を左右にするばかりで、マトモな交渉が成立しません」

指揮官「クッ!奴等め、此方が下手に出れば調子に乗りおって!!」

副官「どうされます?」

指揮官「奴等に時間を与える訳にはいかん。強引にでも開城させ、各国の民間人共や兵器・物資を接収するぞ!」

副官「・・・・・よろしいので?」

指揮官「このまま手をこまねいていては、我が軍の沽券にかかわる。早急に準備せよ」

副官「・・・・・ハッ!!」

伝令「た、大変です!!」

指揮官「どうした!?」

伝令「ハ、ハンフリーズ基地上空に、ティ連の物と思われる宇宙船が!!」

指揮官「何だと!?」


ハンフリーズ基地上空に姿を現した、二隻の工作艦。基地上空に到達するや否や、転送装置で人員諸共基地施設を回収していく。


副官「ハ、ハンフリーズ基地が!?」

指揮官「いかん!奴等基地と人員をまとめて回収する気だ!!何としても妨害しろ!!」


韓国軍は激しい攻撃を加えて妨害しようとするも、シールドをうち破る事が出来ない。
そうこうしている内に、基地及び人員の回収に成功。跡には、広大な空き地だけが残っていた。
ティ連の大規模介入に衝撃を受ける韓国。だが、事はそれだけでは終わらなかった。


パウル「さぁ、これから解体作業を開始します!!もちろん、データの方はキッチリ回収しながらですよ!!」

オペレーター「作業員の方はどうします?」

パウル「すぐ近くの市街地に、三日分の水・食料と共に転送しちゃいましょう。流石に一緒に分解する訳にはいかないし」

オペレーター「了解です」


かくして、解体作業が開始される。搭載するディスラプター砲が時に繊細に、時に大胆に照射され、分子単位で解体されていく。
転送された作業員や町の住民達は茫然と見守るしかなく、解体が終わった跡には更地のみが残されたのだった。
こうして、韓国の起死回生の策()は見事に不発に終わるばかりか、逆に世界の殆どの国から国交断絶・・・・・ならまだいい方で、少なくない国から
(形だけとはいえ)宣戦布告を受ける羽目となったのだった。

581: 194 :2020/09/05(土) 14:07:30 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
以上です。キムチの酋長・二度目の妄言と、パウル艦長初登場の巻の回でした。
キムチ達はとうとう、世界の敵として認定されましたwそして、米軍基地と民間人達を丸々回収。それぞれの母国へ無事返す事に成功しました。
駄目押しに、各所に有る原発を解体。致命的な電力不足にも陥る羽目に。このアイデアを出して下さった読者様に、この場を借りて感謝を申し上げます。
稼働している原発のデータも取れて、パウル艦長もホクホク顔な状態になってます。
次回は、極秘裏に接触してきた北のキムチとの交渉劇になる予定。漸く終わりが見えて来ました。
wiki掲載は、自由です。

599: 194 :2020/09/05(土) 18:47:08 HOST:ai126162148238.56.access-internet.ne.jp
誤字を発見しかも二か所orz修正の方を。

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  • 誤 辻「どうせですから、今回にやらかしに対する連中へのお仕置きをしましょう。私に腹案が有るのですが・・・」

  • 正 辻「どうせですから、今回のやらかしに対する連中へのお仕置きをしましょう。私に腹案が有るのですが・・・」

  • 誤 パウル「それでは、その韓国に取り残されているチキュウ人の皆さんの救出、そしてヂレール核裂エネルギー発電所の解体作戦を開始すます」

  • 正 パウル「それでは、その韓国に取り残されているチキュウ人の皆さんの救出、そしてヂレール核裂エネルギー発電所の解体作戦を開始します」

wiki掲載時に、修正をお願いします。

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最終更新:2020年09月06日 12:51