683: 194 :2020/09/06(日) 14:55:30 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
短編ネタ 現代日本大陸化&銀連神崎島クロスSS ある日、日本が『超』大陸と化してしまった件その22 かの国は如何にして考えるのを止めて、手の込んだ自殺をするに至ったのか 最後の南北首脳会談


大統領「何故だ!!何故だ!!何故だ!!何故日帝では無く我が国が、世界の敵と認定されなければならないのだ!!!」

側近A「だ、大統領閣下。落ち着いて下さい」

大統領「これが落ち着いていられるか!!日帝があれだけ悪逆非道な振る舞いをしているにも拘らず、何故日帝が糾弾されない!?何故我が国だけが非難される!?」

側近A「・・・・・」

大統領「軍も軍だ!!独島の奪回とチョッパリ共への懲罰を成せないばかりか、我が国土を良い様に蹂躙されているでは無いか!!我が軍は、世界最強では無かったのか!?」

軍高官達「「「「・・・・・」」」」

大統領「世界の大半は敵に回り、チョッパリ共と敵対している中国やドイツすら、我々を救おうとはしない!!このまま見殺しにする気だ!!」

大統領「何故我々がこの様な目に遭わねばならない!!我々が得て当然の権利を得ようとしただけで、何故この様な結果となる!!何故!!何故!!何故!!」

側近達「「・・・・・」」

軍高官達「「「「・・・・・」」」」


民族特有の症状を示しながら、喚き続ける大統領。心療内科の医師なら躊躇う事無く入院を勧める程の常軌を逸した狂乱振りだが、それを指摘する勇者はおらず、皆が皆、ひたすら息を殺して
嵐が過ぎ去るのを待つだけだった。

自分達は正しい。
自分達は正義だ。
悪の権化たる日帝は、我らの前に跪き、全てを差し出して許しを乞うべき存在なのだ。
それなのに・・・・・。

何故世界は、我々の行いを否定するのか!
何故世界は、我々が得て当然の物を差し出そうとしないのか!
何故世界は、我々が酷い目に遭っても手を差し伸べようとしないのか!!
何故!!何故!!何故!!

684: 194 :2020/09/06(日) 14:56:00 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
常軌を逸した民族の宿痾。何故かの様な有様となってしまったのか、疑問に思う人もいるだろう。
だが、ある理屈を当て嵌めると、簡単に解説出来てしまう。
もう一度思い出していただきたい。第二次日本海海戦前日譚で、彼等の性質を二藤部総理に説明する際に、東条が語ったセリフを。
該当箇所を引用しよう。


東条「此方の世界にやってきた後に読んだ、史実・・・失礼、超大陸化する前の戦後日本が朝鮮戦争に参戦するという架空戦記本で、かのマッカーサー元帥がかの民族の事でこう述べているのですよ」

東条「『終戦時の日本人の精神年齢を十二歳とするなら、彼等の精神年齢は漸く乳離れが済んだ三歳児に過ぎない』とまで言ってるんですよ」

東条「理由としては、『彼等はまず自己主張すれば、物事の善悪すら自分の思い通りに出来ると考えている。欲しい物が有れば泣きわめく。酷い目に遭って、相手が守ってくれるのであれば、どの様な相手にも笑顔を見せる。
相手が強ければ形振り構わず逃げる。相手が弱ければ、善悪の概念無く痛めつける。そこには克己の精神や矜持といった物は欠片も無い』と言っています」


そう。このセリフを元に考えれば、連中の宿痾も簡単に説明出来てしまうのだ。
三歳児の幼児は、物事の善悪以前に自身の欲求を抑える術を知らない。欲しい物が有れば泣き喚き、時には暴れてでも手に入れようとする。
かの民族の精神レベルとは、その程度でしかないのである。
これでは、「相手が大人」という前提で話をしても会話が成立する筈が無い。交渉事にしても、彼等は自分達が欲しい物を得る事だけに注力し、相手の事を鑑みようとしない。
そもそも、三歳児にそれ等の事を期待する事自体が酷なのだ。
本来なら、誰かが親となりしっかりと躾と教育を施していかなければならなかったのだが・・・・・、不幸にして彼等にそういう親となるべき存在は、遂に現れなかった。
歴代支那王朝はガツンと殴りつけて後は放置するだけだったし、日本の場合は日本人化するという物で教育や躾と行って良いのか分からない上に、僅か36年で終了。
米国に至っては緩衝地域として機能すればよいので、碌に教育を施さなかった。
その結果が、今回のかの国の暴走であり末路なのだ。こうなるのは必然だったと言えるだろう。
更に不幸なのは、彼等がその事実に遂に気付く事無く、ただひたすら自分達に都合が良い理屈と欲求を世界に押し付けようとした事だ。
誰にも理解されないし、当然ながら拒絶される。そしてその理由を彼等は遂に理解出来なかった。
これ等の悲劇の要員の根深さは余りに深く、もし矯正しようとするならば、それは長い年月・恐らく1000年以上かけないと、不可能なのではと思われる。

話が逸れたが、かの酋長はただただ周りに当たり散らすだけの存在と化しており、最早何かを成す事は出来なくなりつつあった。
周りの側近・軍高官達も、最早降伏する以外に道が無い事が分かっていながらも、家族諸共粛清されるのを恐れ、それを言い出す事も出来ない。
完全に末期状態。無論、彼等が自ら選んだ選択による結果であり、彼ら自身が選んだ道なのだ。
こればかりは、周りがどうこう言う事は出来ないだろう。
そんな所に、外交官が入室してきた。

685: 194 :2020/09/06(日) 14:56:30 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
外交官「だ、大統領閣下・・・・・」

大統領「・・・・・何だ?」

外交官「・・・先程、北韓から緊急の南北首脳会談に要請が来ました」

大統領「・・・北韓から!?」

軍連絡員「・・・ほ、報告します!南北国境線沿いに、北韓の大部隊が展開しつつあります!!」

陸軍高官「何だと・・・!?」

海軍高官「今になって何故・・・!?」

大統領「・・・・・そ、そうか!!」

側近B「大統領?」

大統領「遂に北の同胞が、我が国の苦境を見かねて立ち上がってくれたのだな!!」

空軍高官「ええ!?」

陸軍高官「し、しかしそれなら何故、国境線上に軍を展開させているのですか!?」

大統領「決まっている!!日帝共への誇示と、我が民族の結束の強さをアピールする為だ!!」

海兵隊高官「ど、どうしてそうと言い切れるのです!?」

大統領「もし我が方へと侵攻する気なら、わざわざ首脳会談等する必要など無い。現に侵攻して来ていないのが、その証拠だ!!」

大統領「で、外交官よ。会議の場所の指定は?」

外交官「ハッ。・・・・・板門店にて会談を行いたいと」

大統領「分かった。今すぐ板門店へ向かい、民族大合同を果たすのだ!!」


かの酋長はこの会談に希望を見出した。いや、希望なのだと思い込もうとした。だが・・・・・。
それがあっさりと切れる蜘蛛の糸に過ぎなかった事を、彼はこの後知る事となる。

686: 194 :2020/09/06(日) 14:57:00 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
-板門店・平和の家-


希望に満ちた表情で、北の元帥様を待ち侘びる酋長。
彼の頭の中では、民族大合同の下日帝の首都・東京に核弾道ミサイルを撃ちこみ、この聖戦を奇跡の大逆転勝利に終わらせるという、薔薇色()の未来の光景が映し出されていた。
そんな事を考えている内に、北の元帥様が部屋に入って来た。
早速立ち上がり、彼の手に固く握手する酋長。


大統領「おおっ!!お待ちしておりましたぞ、元帥様!!」

元帥様「・・・・・」

大統領「分かっております!!我が国と民族による大同盟を結び、チョッパリ共を征伐するのですね!!」

元帥様「・・・・・」

大統領「貴方方が開発した核と弾頭ミサイルさえ有れば、さしものチョッパリ共も降伏せざるを得なくなります!我が民族に、輝かしい未来が齎される事でしょう!!」

元帥様「・・・・・」

大統領「・・・元帥様?」

元帥様「・・・・・貴様達は、何か勘違いをしている様だな」

大統領「・・・・・は?」

元帥様「誰が貴様達と同盟を結ぶと言った?沈没直前の泥船に、誰が乗り込むと言った?」

大統領「げ、元帥様!?」

元帥様「我々が来たのは、そんな下らない事をする為ではない。最後通告に来た」

大統領「な!?」

元帥様「分かりやすい様にハッキリと言おう。今すぐ日本と停戦し、和睦を結べ!!朝鮮半島に、これ以上の惨禍を齎すな!!国境線に並べた戦力は、断じて貴様達の救援の為では無い!!」

大統領「わ、和睦ですと!?」

元帥様「どう見ても貴様らに勝ち目等無い。万に一つもだ!もし我々の要求を飲まないなら、世界平和を乱す反動分子として、貴様達の領土に侵攻。無理矢理にでも講和文書にサインさせる!!」

大統領「な、何をおっしゃるのです!?我々と共に組み、貴方方のミサイルを東京に撃ちこめば、この戦争を大逆転勝利にする事が出来るのですぞ!!」

元帥様「底抜けのアホウか、貴様は!!我々が保有する全ての弾頭弾を撃ち込んだ所で、連中の迎撃レーザーシステムに撃ち落とされて終わりだ!!そして結果の如何に関わらず、我が国は日米をはじめとする
世界の国々に消されて終わりだ!!そんな亡国の選択等、取れる訳が無いだろうが!!」

大統領「や、やって見なければ判らないでは有りませんか!?」

元帥様「貴様の国の巡航ミサイルも、呆気無く撃墜されて一発も届かなかったでは無いか!!そんなのを見せられたら、やる前から結果が見えておるわ!!」

大統領「あ、貴方方は同じ民族である我が国を見捨てるのですか!?」

元帥様「コチラに言わせれば、貴様達と同じ民族等と思いたくも無い!!私は国を滅ぼした無能な男になる程、愚かな男では無いわ!!貴様もいい加減、現実という物を直視しろ!!」

大統領「・・・・・た、例え今連中に媚びたとしても、周りは貴国を滅ぼすに決まってますぞ!!滅びを迎えたくなければ、我が方と組み、聖戦を完遂するしか道は無いのですぞ!!分かっておられるのか!?」

元帥様「・・・・・何も知らないというのは、本当に罪だな」

大統領「・・・は!?」

元帥様「既に日米ロ三か国と話はついている。拉致被害者の全員返還と核・弾頭弾技術の放棄、そしてこの戦争を終わらせる事を条件に、我が国の国家体制の維持の黙認を、日本側が確約している。更に、無事戦争を
終わらせれば、米ロにも承認させると言って来ている。我が方は、その条件を飲む事にした。自らの生き残りの為にな」

大統領「なぁ・・・!?」

元帥様「貴様達の味方という存在は、貴様達の頭の中にしか存在しないという事だ。・・・最後のサービスとして、特別に教えてやろう。日米ロによる南朝鮮本土への上陸作戦が三日後に迫ってきている。我が国も
それに合わせて全力で南進する」

大統領「・・・・・そ、それでも降伏を拒否すれば・・・?その口約束も、反故に・・・?」

元帥様「その場合も心配はない。その場合、我が国は日米ロ三か国と期間限定の軍事同盟を結ぶ事と決定している。食糧・燃料・弾薬も必要な分だけ、ティ連が提供してくれる事となっている。代わりに、報酬として
此方が持つ旧ソ連兵器のデータを対価として提供する事になるがな」

大統領「・・・・・」

元帥様「では、私はこれで帰らせてもらう。これ以上、手間を掛けさせない様にな?」


そう言い残して、元帥様一行は退室。帰国していった。


大統領「・・・・・」

側近B「だ、大統領閣下・・・・・」

大統領「・・・・・ア」

側近B「ア?」

大統領「アイゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!?!?!??!?!??!??!?!?!??!!?!?」


魂の絶叫が、板門店・平和の家に響いたのだった・・・。

687: 194 :2020/09/06(日) 14:57:30 HOST:ai126213028071.77.access-internet.ne.jp
以上です。連中の民族としての本質と、最後の南北首脳会談の様子でした。
連中の宿痾の深さは、もうどうしようもないですね。悪夢世界で北が悲鳴を上げたのも、無理無い事だと理解したり(汗)
最後の首脳会談と書きましたが、この後キムチ達は「独立する価値無し」な判定を受け、亡国となります。
次回ですが、予定通り降伏ルートの描写をして、余裕が有れば本土決戦ルートの描写をしようかと。
酋長の末路とかも、その時に書きますのでお楽しみに。漸くエンディングが見えて来た(白目)
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最終更新:2020年09月11日 17:28